初代キットの構造について

前回のアンケ(本家・・・・初代キットに関するもの)は、頂いたお便りをきっかけに行ったものでしたが、ここでは特化した回答をいたします。
まずは頂いたお便りを再掲。
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ゾイドのプラキットが今後、タカラトミー本社からリリースされるとして。
三式さんは、以前のキットの再販とリニューアル、どちらをお求めになりますか?
また、その理由を教えて頂けましたら幸いです。

HMMの展開は素晴らしいです。タカラトミー本家のキットへの原典という思い入れから時折不満の声も聞こえますが、それでも概ねは受け入れられており、コトブキヤさんはよくやっていると思います。

そして、本家としてはマスターピースという嬉しいものを創り出してくれたのが今年でした。
あれを見ると、欲が湧いてくるんですよね。
……リニューアルして欲しいな、と。
マスターピースは高すぎる。しかしあそこまで行かなければ何とかなるのではないか。
ガンダムのプラモデルがHGとしてリニューアルするように、刷新もできるのではないか。
そんな欲が湧いてくるのです。

どうでしょう。それとも、それよりは思い出の再現の方に気持ちが傾くのが性でしょうかね。
よろしければ御回答下さいませ。

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改めまして良いアンケを行えましたので、きっかけを与えていただいたことに大感謝です。
ここから更に発展的に考えていきたいなと思います。

さてあくまで私個人のという事でお答えします。
以下は私個人の意見ですので、言うまでもなく決定的なものではないし、同調せよと圧力をかけるものでもありません。
いち意見としてだけ読んでいただければと、そのうえで何か発展的な議論ができればなあと思っています。


再販とリニューアル仕様が同時にリリースされればどちらを買うかというと多分「両方」になるかなあ・・・というのは回答になっていないと思うので(笑)、片方のみ選ぶとしてお答えします。
初代シールドライガーとMPシールドライガーが片方しか手に入らないとすれば、初代シールドライガーを選ぶかもしれませんね。
私はゾイドキットが欲しくて欲しくてたまらないと思っていますが、同時にシリーズは子供の為のものでもあって欲しいなあとも思っています。
なのでそう考えるならばMPは構造からして大人の為のゾイドとして理想的ではあるが子供のおもちゃとしてはならない。やはり初代キットの構造であると思います。

もしも子供向けという前提でリニューアルしたキットが出るとすれば、それは見てみたい気がします。
ただ初代キットの構造を考えるにつけ、リニューアルは必要なのかとも思います。
「気の利いた所にハードポイントを足す」とか、「ゼンマイをレブラプタータイプの美観を求めたタイプに変更」くらいの改修はあるかもしれませんが。

思い入れ補正で大きく美化している所はあると思いますが、でも初代キットの完成度はリニューアルが必要ないくらいに高クオリティと思っている部分は多いです。
リニューアルというとガンプラですが、旧キットと現在リリースされているものの違いとして大きいのは
「接着剤が不要」「色分け」「合わせ目」「クリアパーツ」
だと思います。
接着剤や色分けは昔のプラモの宿命ですね…。が、ゾイドはこの点をクリアしています。
ただしキャップの材質についてはリニューアルして欲しいかな…。劣化するし塗れないし。
ゴムに代わる何かがあれば良いのですが。

合わせ目に関しては、まぁ、あるといえばあるんですが、ゾイドはとてもよく考えられていると思います。
というのも、例えば頭部にはたいていコックピットハッチがあるから合わせ目がないようになっている。


ボディにも各種装備があり、上手い具合に合わせ目の露骨な露出を防いでいます。


もちろん目立つ部分も機種や場所によってはある(例えばレッドホーンの尾部は完全なモナカで合わせ目が分かりやすい)んですが、たいていにおいては致命的でないと思います。

個人的には、「初代キットは合わせ目は出来る限り目立たないように構造されている。ただし初代キットは価格を下げる宿命も持っているから、一部には割り切っており目立つ場所もある。それでもそれは尻尾などデザインとして比較的注目されにくい箇所に限られている」
と思います。
たぶん合わせ目に配慮した構造にリニューアルしたとして、あまり変わらないんじゃないかな。
ゾイドのパーツ分けや構造は、あれだけパーツ数を抑えているのに素晴らしく匠です。

クリアパーツに関しては、やはりクリアパーツがあるとえもいわれぬ高級感があって良いですね。
ザクのモノアイがクリアパーツだったりジムのバイザーがクリアパーツだったりすると一気に見た目が引き締まる。
さてゾイドは小型ゾイドに至るまでほとんどがクリアパーツを持っているので特有の高級感・満足度が高いです。
大型のものは電飾まで持っているから、これはもう最強です。

という風に感じるので、もはやリニューアルのしようはあるのかな? と思ってしまうのが率直な感想だったりします。

これら以外での弱点を探すと、よく指摘されるのは金型の精度ですね。
これは個人的な感想としては、一般的なゾイドの精度は問題ないんじゃないかなーと思っています。十分に綺麗だと思う。
モデラー的な精度ではないんですが、玩具としては極めて十分。
ただ新世紀以降の一部の機はグチャグチャなのがあってそれは良くないと思うんですが…。極端なところでいえばガンスナイパー初回版とか。
同機はリニューアルが繰り返されたがけっきょく他のゾイドに比べて一段低い精度のまま終わってしまったと思う。
また、古い機はさすがに金型がくたびれているものが多いので、それは調整していただければなーとは思います。

次に肉抜きです。これはカスタマイズパーツで「肉抜きにフタをするパーツ」が出ないかなーと思っていた記憶がある程に弱点と思っています。
小型機の足とかは・・・気になるよね・・・。
美観的に大問題なので、ここを改善したリニューアルキットが出るならば欲しいなと思います。
肉抜きはゼンマイ機に多いので、歩く歩数が減ったりギミック追加に制限をかける気もしますが、、この辺は微妙な調整が必要な気もします。
ゾイドがあそこまで肉抜きをしたのは「長く歩かせたい」という事でバッサリと割り切ったからでしょうね。
ただ新世紀ゾイドのライトニングサイクスは、肉抜きにフタをするパーツが用意されていて思わずうなりました。
ああしたものはぜひ欲しいです。

次に塗装済みパーツです。これは一部の機のみですが、あんまり好きじゃないです。
特にライトニングサイクスは酷かった。あのレベルのものは改修されて欲しい…。

総合的にはこんな感じかなあ。
一部には難のある機種もあるものの、総合的にいえば凄くレベルが高いと思います。初代キットは。
もはやリニューアルするならデザインにアレンジを加えるくらいしかない気がするんですが、それをしたらしたで別の問題も生じるだろうからやっぱり難しい気もします。

ガンプラのリニューアルでも「旧キットのデザインの方が…」と仰る方がおられますが、割合でいえばほとんどが新版に納得しているのかなーと思います。
それはゾイドとは違う事情からデザインが起こされている為だと思います。
ガンダムやザクは当時のアニメで動かす為に線を減らしたデザインになっていて、現在は「アニメでは省略していた細かな箇所にまで検証を加えてディティールを足す」方向だと思います。

一方、ゾイドはアニメ化を断念する代わりに思い切りディティールを増やしたゴチャメカになっているので、元より徹底して細かいです。
なのでディティールをこれ以上足す事が難しく、結果として大胆なアレンジになるのだと思います。
アレンジの度合いがとても高いという事は、全員ないしそれに近い割合が納得するものは作りにくいという事です。

アレンジはアレンジでとても魅力的なものです。それはHMMやMPなどの各種キットを見ていれば説明するまでもない事です。
ですがこれらのシリーズがデザインをアレンジしたのは、「ターゲットが大人だからキットを作り直す必要があった(子供の頃より組み立てを複雑にした模型)(子供の頃より動きを複雑にしたキット)」という事から、「キットを必ず作りなおす必要がある」のだから「デザインもアレンジしてもいいじゃない」という事になります。
一方で、あえて子供向けのキットという同じ土俵に挑むならば、既に良い仕様をしたキットがあるからアレンジしなくてそのまま再販すれば良いんでは? という感じに思ってしまいます。

なおこれは動力ありきでの考えです。
もし「時代はもはや動力じゃないのだよ」という考えを前提とするならば、全面的にリニューアルされても良いのかなーとも思います。
組み立て難度的には既存ゾイドと同じくらい。まあガンプラのHG以下な難度になる感じで。
それでいて頑丈で可動も良ければ子供向けのリニューアルキットたるのかなーとも思います。

動力の無い模型としてみるなら、ゾイドにはMG級のHMMはあるけどHG級の手ごろなのは不在。
もしそういったものが出るならば子供向けとしてリニューアルキットたりえるという考えですね。
そういうのがあるなら見てみたい気がします。

今の子供にとって動力って言うのはどうなんでしょうね。時代遅れなのか今でも通用するのか。
私のイメージだと、今でも子供の玩具といったら何かしらのギミックがあるものが多いイメージなんですが。
スマホの時代だなんだいっても、子供にとっては高級である事は必ずしも必要ではなく、要はキットを上手く遊ばせる例を示して提案すれば良いという気もしているんですが。それが出来れば良い玩具は時代を超えて愛されてゆくというか・・・。

そんな感じです。
子供を向いたゾイドが見たいという感じで、その仕様を考えていたらこんな感じの回答になりましたという感じで、答えになっていれば良いのですが。
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空と海のゾイド

お便りを頂きましたのでそのテーマで!

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飛行ゾイドと水中ゾイドは少ないですよね。特に水中ゾイド。
それらが少ない理由というのは何なのでしょうね?
玩具展開的な事情だと言ってしまえば、身も蓋もないのですが……。
そこに意味があると考えたら楽しいかなとも思います。
どうでしょうか?

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との事でありがとうございます!

飛行ゾイドというと、たぶんマルチロール機化が進んでいるのでしょうね。
もともと軍用機は「戦闘機」「爆撃機」「攻撃機」のように細分化されそれぞれ専用に開発されていましたが、一機種で多用途をまかなえるようにされているのがマルチロール機です。
地球でも時代が進むと共にマルチロール機化が進んでいますね。
主に第二次世界大戦までは専用の機が用意されるのが慣例でしたが、末期頃から徐々に戦闘爆撃機などのマルチロール機的な性能を持つ機が登場しました。
P-47サンダーボルトが代表的な例です。
マルチロール機はコストを大幅に削減できる観点でも望ましい。現在ではどんどん推進されていています。

さてゾイドでいえば「プテラス」「レドラー」がマルチロール機の代表でしょうね。
共に、戦闘機として、爆撃機として、対艦攻撃機として運用されているシーンが確認できます。
おそらくレイノスもマルチロール機かな…? ボディ内部にミサイル収納スペースがあるので、その機になれば爆弾を搭載する事も可能なんじゃないかなあ・・・。
これらの機が優秀すぎたのが新型機が少ない理由かもしれませんね。

あとは、「キット化されるのは戦局にある程度の影響を与えたゾイド」のだと仮定すれば、見えざる部分で地味な偵察機や連絡機といったゾイドが居たかもしれませんね。
地球でも…、華々しい戦闘機や爆撃機はキット化の機会が多く各社からこぞって発売されています。
しかし偵察機や連絡機は細々とキット化されるのみ…。
ガンダムシリーズでも同様の事が言えますね。ガンダムとザク何種類だすねんなという一方で、はよザメルのHGUC出しなはれと思ったりするのが例になるか…。

ゾイドで発売されたゾイドが全てと捉えるのか。発売されているのは傑作機のみで、見えざる機も多くあると考えるかはなかなか分かれ目かもしれないなーと思います。
改造機や試作機はあると思いますが、そうじゃなく戦場に登場した量産機かつキット化されていないゾイドがあるのかと思うと妄想ふくらむ気もしますね。
バトストに登場していない=戦局に直接的には大した影響を与えていないとなってしまいますが、その中で魅力的なゾイドを妄想する余地は大いにあると思います。


さて次に水中ゾイドです。ここでは水上艦も含めて海戦が出来るゾイドについてとして考えます。
これは答えがある程度明確かなと思います。それは中央大陸は陸続きだからです。
日本は周囲がすべて海だから海上封鎖をされればジリ貧になってしまいおしまいですが、中央大陸の地形を考えれば陸上戦力で攻め入る方向に考えがシフトする事がみえてきます。
といっても中央山脈に阻まれ陸路でも困難がある…。そこで共和国軍は海をわたることを計画してある程度の海軍も持った。一方の帝国軍は陸路で攻める事に固執し山を突破できるコングやサーベルを開発し海軍を重視しなかったという事かなと思います。
ただ唯一だけ海軍力が大きく必要になったのがD-DAYで、その時はウオディックとシーパンツァーが登場しています。
まさに必要に応じて帝国軍が海軍力を増強している事が分かります。

ただ不思議なのは大陸間戦争ですね。
このとき、共和国軍は暗黒大陸に戦力を移動させて戦う事をしていました。おそらくは水上輸送が主だったはずなので(タートルシップといえど常に飛行しているわけではないと思う)、暗黒軍が強力な海戦用ゾイドを開発すれば共和国軍が上陸する以前に戦力の多くを漸減できたはずです。
それをせずにむざむざと上陸を許しているのは不思議…。

ただ思うに、共和国軍には飛行ゾイドでもって海上護衛を濃密にしており守りが万全だったのかもしれない。
学年誌の情報ですが、共和国軍にはサラマンダークラスの飛行ゾイドを多数運用する空母も登場します。非ゾイドで通常の艦船のようですが、ウルトラザウルスよりはるかに巨大です。
同誌上では共和国最強空母と呼ばれています。
新ゾイドバトルストーリーにも、おそらくメガフロートであろう洋上基地が登場します。おそらくこうした空母でもって飛行ゾイドを運用して護衛をしていたのだろう。

船が飛行機に弱いのは繰り返すまでもなく。
暗黒軍は国力が低いから、こう考えたのかもしれない。
苦労してウルトラザウルス以上の海戦用ゾイドを開発しても、共和国軍の飛行ゾイドを完全におさえない事には一方的勝利は難しい。
ならばいっそ最強の飛行ゾイドを開発すれば空での戦いに勝利できる=共和国の飛行ゾイドの護衛を排除できる。
更にその最強以降ゾイドに長い航続距離を与えておけば空戦での勝利後に続けてウルトラザウルスやタートルシップを撃破出来ると期待されて、その結果として生まれたのがギル・ベイダーなのかも。


新世紀は、どうでしょうね。
こちらは西方大陸戦争で、暗黒大陸や中央大陸から西方大陸まで戦力を安全に移動させる必要がありました。
なので海戦ゾイドがもっともっと増えても良さそうだったのですが。
ただしこの時の帝国軍がウルトラザウルスやサラマンダーの残存数が少なく脅威になるほどではないと知っていたとすれば、水上艦ブラキオス&上空を護衛のレドラーで十分と判断したのかも。
更に新型飛行ゾイドストームソーダーも計画されており完成の暁には磐石になる…と。
もっともストームソーダーは奪取されちゃうんですが…。

共和国軍はある程度の焦りがあったのかハンマーヘッドを開発していますが…、確かに万能機ではあるものの結果として言うともう少し頑張ってほしかったところですねえ。

アタックゾイドの開発を考える

お便りをいただきましたのでそのテーマで!

アタックゾイドについてのお便りをいただきました。
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アタックゾイドの開発・運用思想について疑問があるのでお伺いします。
共和国アタックゾイドは様々な戦況に対応しそうなのに比べ、帝国は能力が特化しすぎて使いづらい印象があります。土木用なんじゃと思えるものすらちらほら。
ふと大型、特に初期の帝国ゾイドに目を向けると、索敵・部隊指揮・砲撃・格闘…一機である程度なんでもできるような設計になっている印象があります。
資源の少ない帝国なればこそ一機でマルチに活躍できる機体が必要かと思われますが、帝国アタックゾイドがそうならなかった理由とはどのようなものが考えられるでしょうか。
大型と超小型で両国の思想が反転している様に感じます。

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との事で、ありがとうございます!

まず、アタックゾイドを一覧にしてみましょう。

共和国側

ショットダイル、シーバトラス、カマキラー、キャノッサ、
ハイパーシザース、クロスウイング、ウォータースパイダー、サラディン


帝国側

シルバーコング、ゴリアテ、グラップラー、ビーシューター、
クラブラスター、ダムバスター、ヘルダイバー、グランドモーラー

帝国軍のは確かに土木用・作業用と思われる機が多いですね。
特にカブトムシ型グラップラーにいたっては確実にそうじゃなかな。

私の考えではアタックゾイドとは戦闘というより歩兵支援および工兵として運用されていると思っています。
工兵とは……、
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戦闘においては実際に戦う歩兵・戦車・砲兵部隊だけでなく、土木建築などの技術に特化した部隊が求められる。
敵の防禦陣地や自然障礙の破壊、野戦築城や道路の建設、爆破工作、塹壕掘り、地雷原敷設などの能力を持つ。
敵の攻撃に晒されながら爆破・建設などの作業を行うものを戦闘工兵、後方における架橋・兵站整備などを任務とするものは建設工兵と呼ぶ。

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wikipediaより

アタックゾイドが運用されたのは、D-DAY上陸作戦後からです。
この時期に帝国軍は大規模な侵攻を行っています。
一帯を制圧した後の再整備は欠かせない。
ここにアタックゾイド…の中でも工兵として特に優秀そうなシルバーコングやグラップラーが大活躍したんじゃないかなと思っています。
帝国軍が電撃的な侵攻ができた裏にはアタックゾイドの見えざる活躍が大きくあった…!

部隊には戦車、空母、戦闘機といった花形だけでなく、整備用車両、運搬船、病院船などの裏方というか地味なものも数多くあります。
アタックゾイドはこうした部分を埋める存在でもあると考えています。


むろんアタックゾイドには戦闘用として運用されているものもあります。
多分、非力で通常ゾイドを倒す事は難しいと思います…が、例えばウオディックと共に航行するヘルダイバーのように、通常機と共に行動する場面が多く見られます。
通常機と共に行動する事をキーワードに考えてみます。

アタックゾイドの武器では通常機を倒すのは難しい。
せいぜい同クラスのアタックゾイドあるいは歩兵を倒す程度が精一杯と思います。
アタックゾイドは対ゾイド用というより、通常機を支援・補佐する事が目的と考えるべきでしょう。
支援とするなら、
「万能機を補佐するには特化した能力が必要」
「特化した機を補佐するには汎用性が必要」

という事じゃないかなと思います。

分かりやすく示すと、
万能レッドホーンやアイアンコングを支援するには万能でも意味がない(大抵の事はレッドホーンやコング自身が出来る)。特化した能力であって欲しい。
不器用なゴジュラスを支援するには万能が求められる(ゴジュラスに出来る事は少ない)。
という事がアタックゾイドの開発設計に影響を与えているのかもしれませんね。

頂いたお便りから以上のように考えてみました!
アタックゾイド。元々はチョコスナックのオマケだったキットですが非常に研究しがいのあるシリーズですね。
コトブキヤから何かのオマケとかで出ないかなー。
アーマード歩兵が出たくらいだから、ひそかに期待しています。

ライジャー

お問い合わせを頂きましたのでそのお題で!

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公式ファンブックの3巻を入手する機会があり、その新旧ゾイドのコラム画面にて、ジオラマアートという形でライジャーとライガーゼロ帝国仕様が写っているものがありました。
ライジャーが一部でも復活した話は聞いたとことがありません。
ゾイドの世界観において、数の少なくなったゾイドは保護政策がとられるものですが、たとえば数体を研究用に戦闘ゾイド化したりするものなのでしょうか。
帝国においてライガーゼロが兵器開発局所属であることも気になります。

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ありがとうございます!
ファンブック3巻の新旧ゾイドのコラムのページは、色んな情報が載っていますよね。
ギル・ベイダーが大きく載っていたり、ガン・ギャラドが復刻の可能性が高い?と書かれていたり。

あのページの画面は確か全て「ゾイドバトルカードゲーム」の画像が流用されていたと思います。
ゾイドバトルカードゲームは新旧にかかわらずほぼ全てのゲームが登場するという豪華なカードゲームで、ゴッドカイザーやガリウスまで登場します。
あと、アニメ世界ともミックスしていて例えばガンスナイパー・リノン仕様なんかも登場します。
世界観的にはお祭り的な感じですね。
ライガーゼロ帝国仕様&ライジャーが併走している写真も、カードゲームの中の一枚じゃなかったかなと思います。

バトルカードゲーム用として、たぶん深く考えずに登場していると思うんですが、バトスト的に解釈するとどうなるんでしょうね。
ライジャーのスペックならシャドーフォックスと少なくとも互角に近い戦いが出来るだろうし、最高速度の近いライトニングサイクスと戦隊を組めば凄く強そうです。
登場し量産されていたとすれば必ず戦史に名を残している性能の機体だと思います。
なので、私的な解釈では量産はされていないと思っています。

ただゾイドコアボックスに付属する冊子「プロイツェンの反逆」に面白い記述がありまして、こちらの冊子には機獣新世紀ゾイドにて未復刻に終わった「カノンフォート」「マルダー」「シーパンツァー」「ゲルダー」が登場します。
これらのゾイドについては、「旧大戦の生き残りまで戦場に引っ張り出された」とされていました。
ゾイドの寿命から考えるとご老体もいいとこな機体ですが…、最後の一花咲かせるために戦場にかり出されたようですね…。

機獣新世紀ゾイドの世界では多くのゾイドが絶滅したとされていましたが、それは「野生体が絶滅した」という意味であって、もしかすると既に戦闘兵器化されたゾイドについては健在だったのかもしれませんね。
ただし、もはや新造はできない。既存機のみが存在する状況であるが……というような……。
(ファンブック1巻に「戦闘兵器化したゾイドからは子孫を残す機能が失われる」との記述あり)

ゼロ帝国仕様機と併走するライジャーもまた、そんな風な状況の機だったのかも。
また、ライジャーもライガーゼロも帝国製のライオン型ゾイドです。なので技術的なつながりがあると考えても面白いかもしれませんね。

バトルカードゲームはマニアックで良いアイテムでした。ジオラマもどれも気合の入った最高のものでした。
いずれコンプしてみたいなあと思いつつ、その前に多すぎるので種類一覧を把握する事から始めねば…。

全高問題

お便りを頂きましたのでそのお題で。
多分、私だけの考えよりも皆様で色んな意見を出して頂いた方が発展すると思いますのでよろしければご意見賜れれば幸いです!
背の高いゾイドの運用に関してです。

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ただいま、考えていることがありまして。
ZOIDSって、どこまで地形戦をやっているのかなと考えております。
ZOIDSには小型から大型までいますので、地形戦が不可能ということはないでしょう。
しかし、ゴジュラスに代表されるような全高が21mを超えるサイズとなると……。もはや地形戦はできないのではないかなと首をひねってしまいます。

いや、高層ビルの立ち並ぶ市街地や、ZOIDS専用の樹木が生えた森林などなら可能なのかもしれないとも考えます。
しかし、それ以外では?
特に、起伏のある丘などの場合にはゴジュラスサイズまで行くと全高が高すぎてまともな地形戦はできなかったのではないか。
そうなると、もう機体性能だけでゴリ押しする身も蓋もない戦術しか取れないのではないかと考えてしまうのです。

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との事で、ありがとうございます!
んまぁ、確かにゾイドはデカいから発見されやすいっていうのはありますよねー…。



地球の一般的な大きさの戦車と比べるとまぁ、ゾイドのデカいことデカい事…。
(戦車は現在の米軍主力であるM1エイブラムス戦車です。90式戦車もほぼ同じサイズ)


「Mark.1」という雑誌にゴジュラスが偵察を行うエピソードが掲載されています。
「夜間、上空を警戒するシンカーが飛ぶ中、帝国開発研究所に向かうゴジュラス」という感じでした。
その際、シンカーが上空に現れた時には「森に身を隠す」事をしていました。
なので、推測された通り、森林なら身を隠す事もできそうです。
市街も大型のビルならゾイドを隠すには十分かと思います。
バトスト4巻のマッドサンダーが突き崩しているビルの大きさ、そのほかにも市街戦を映した様々な資料から考えるに、ゾイド星にも都心部だと大型のビルがあると考えるのが自然と思います。



問題は仰られるような比較的なだらかな丘などの開けた場所でしょうね…。
全高のあるゾイドは遠くからでも容易に発見されてしまいそう。

これに対する見解として決定的なものは持ち合わせていないんですが、今の所の考えとしては「前傾姿勢」にて移動する事で解決できなくもないかな というものです。
ゴジュラス、ゴドス、イグアンなどはキットとしては直立ですが、前傾にもなれるのかなーと考えています。


こちらは2000年の次世代ワールドホビーフェアで発売されたカレンダーのゴジュラス。アニメ放映時にも映されることがあったかな…。
むちゃくちゃかっこええゴジュラスです。カノントータスも居るし重砲部隊ですね。
こんな風に前傾が可能だと思います。


このシーンのデスザウラーも、ドームの中に身をかがめて潜み、起き上がると同時にドーム天井を突き破ったのかな?

ウルトラザウルスも、ビガザウロと同様に首を下げ状態にも出来るのかなと思っています。
アニメでもグラビティカノンを撃つ際にそのようになっていたし。

なので発見を避けたい際は可能な限り全高を低くして移動。戦闘時には立ち上がって戦うという感じを想像しています。
(…上の戦車との大きさ比較を見るに、かがんだ程度で効果はあるのか? という疑問がないわけではないですが…)

ゴジュラスやゴドスが前傾できるならゴジュラスギガの革新的変形機構はどう解釈するんだと言われそうですが、この点の解釈としては
・ゴジュラスなど旧型は前傾姿勢が「できる」だけ。
 姿勢の変化に要する時間が長く戦闘時に悠長に変形する暇はない。
 また前傾しても最高速度が劇的に上がるような事もない。
・ゴジュラスギガは変形が「瞬時」に行える。
 姿勢を変えてからの追撃や追いついた後に起き上がって格闘戦をする事がシームレスに行える。
 ゆえに有効性が格段に向上しており革新的である。
という感じの解釈です。


あと、もしかすると…、
「機体性能だけでゴリ押しする身も蓋もない戦術しか取れない」との推測はあんがい正解かもしれないとも思いました。
「機体性能だけでゴリ押しする身も蓋もない戦術で構わない」という解釈です。
バトスト1巻にレッドホーンVSゴジュラスの一戦があります。
この際にレッドホーンは砲撃を行った後に突撃をするという戦術を採っています。そしてゴジュラスに破壊されている…。
砲撃を受けながらも、「格闘戦をせざるを得ない距離にまでゴジュラスが接近している」というのは大きく注目すべきです。
レッドホーンの砲撃をマトモに何発も受けながら…、しかも最後の方はかなり接近した位置からも被弾しただろうに、それでも破壊されていないのは脅威でしかありません。
大型ゾイドの大型砲を、しかも至近距離から受けても倒れない。
おそらくですがゾイド星における最強の砲は、やはりゾイドが搭載する砲だと思います。なぜならゾイドのエネルギーを使用して発射できるからです。
さてそんなゾイドの砲撃に耐えられるゴジュラスだから、ごり押しでも構わないという強引なものになったのかも…。

もっとも、後の時代にはコングのミサイルが登場します。これはおそらくミサイルであるからコングから外しても独立運用できる。
このように時代が進み技術が発展するに従い、ゴジュラスの強引な運用は次第に難しくなっていったとも思いますが。


最後、また別の説。
ゴジュラスの全高に関して、「見つかりやすさを承知であえて高くした」ような珍説も一つ。

ゴジュラスはグローバリーIIIの飛来より前に開発されているゾイドです。この頃は緩慢な”アーリータイプ”ですが、大きさは同じでしょう。
この時代のゾイド星中央大陸の戦いと言えば…、まさに前時代的なものでした。
前時代的というのは技術的な未熟でもありますが、戦略と戦術の未熟でもあります。

「History of Zoids」には、「囮部隊を使用した陽動作戦」をゾイド星に伝授するシーンが出てきます。
これにゾイド星人は大いに驚き、陽動作戦を使われた敵はまんまと騙され大敗しています。
中央大陸制覇をかけた全面戦争をしているのに、「この程度の作戦さえなかった」のは何とも。
この辺りは、地球人でいうと「中世の騎士」のような精神を持つゾイド星人ゆえかもしれませんねぇ。

さて中世のような戦いだったとすれば、戦いに誇りや名誉を感じる気風が極めて強かったと思います。
名のある者は愛機に独自の装飾を施したりしていたでしょうね。

合戦において、武士は「名乗ってから戦う」ような事も多かったそうで、これは後々に「誰の手柄だ」というのが分かるように宣言する意味合いがあります。
また、堂々と戦ってこそ武士であると言うか、逆にいうとだまし討ちをするなど武士としてどうなのかという風でもあった。
精神面を尊重する考えは、勝利を目標とするなら甚だ非合理的な選択をさせたりもします。

古来、日本では夜襲は卑怯であると考えられていたそうです。
その為、保元の乱にて源為朝は夜襲を一旦は計画したものの「相応しくないから」と最終的にやめてしまったとの事。

当時のゾイド星人が似たような精神をしていたとすれば、あえて目立つ背の高いゴジュラスを作って、堂々と戦場に赴き戦う事を目的にした事もあり得るのかなーと思ったりしました。
その後、地球人の来訪によって「合理的な」「勝利を目的とし、その事のみを追いかけた戦闘兵器ゾイド」が登場するわけですが、精神面は一瞬で切り替えられるものでもない。
そうした事もあり最後まで肥大化を続けたのかなとも思いました。

色んな背景があってゴジュラスは開発され、そして運用されたと思うと面白いと思いました。
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三式

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