ビームスマッシャーの効果

昨日、学年誌をゲットした記事を書いたのですが、この話では昔から謎だなと思っていた箇所があるのでそこについて。
「ギル・ベイダーのビームスマッシャーをオルディオスが盾となって防いだ」シーンです。


これによってキングゴジュラスは救われた。
同じようなシーンが以前にもありましたね。


「黄金の翼は帰らず」
サラマンダーF2がマッドサンダーを救った一件です。

何が疑問かっていうと、ビームスマッシャーはこの程度で防げるのかという事です。
まあオルディオスはともかく、サラマンダーの翼はなあ…。
薄いからそのまま突き抜けてマッドサンダー切り裂きそうなんだけど…。

「切れ味」に特化したビームスマッシャーだからマッドサンダーやキングゴジュラスさえも切り裂けるわけだけど、これじゃあサラマンダーの翼を切った程度で威力を使い切っている。
まあ、サラマンダーの翼は高出力マグネッサーウイングだから「薄い」というだけでは済まされないものなんですが。

考えられるのは
①オルディオスやサラマンダーはビームスマッシャーの威力を減衰させた。
 キングゴジュラスやマッドサンダーは威力減となったビームスマッシャーを自身の装甲で防いだ。

②オルディオスやサラマンダーに当たってビームスマッシャーは完全に砕け散った。

の二通りかな。
③別に盾にならんでもキングゴジュラスは問題なく防げたんやで (o^∇^o)ノ は却下で…。
というかキングゴジュラスはギル・ザウラー戦でビームスマッシャーで尻尾切られてるし、オルディオスが盾にならなければ本気でヤバかったのだと思う。

さてできれば①の説の方を採用したいかなあ…。
これだとビームスマッシャーの威力を称えつつ・盾となったゾイドの意義を見いだしつつ・キンゴジュやマッドの防御力の高さも示せる感じかなあと思います。

ビームスマッシャーの威力っていうのはどうなんでしょうね。
翼にある円盤状の装備内に荷電粒子エネルギーを成型しながらチャージ。そして放つものです。
薄く成型して更に猛烈に回転させながら撃つわけだから、超重装甲をも切り裂くわけですね。
回転させるのは貫通力の増大と弾道を安定させる為かな。弾道の安定とは拳銃にライフリングがされているのと同じ考えです。

さて猛烈に回転させる事は威力増大や弾道安定と引き換えにデメリットもあると思います。
回転するから常に威力が周囲に拡散するんじゃないかな。


この図はビームスマッシャーと拡散するエネルギーを示しています。

飛距離が伸びると・・・、


こんな感じ。
ギル・ベイダーはマッドサンダーやキングゴジュラスを相手にした時は近距離からビームスマッシャーを放っています。あるいは翼のノコギリ部分を直接ぶつけにいった。
威力減衰状態だと重防御のゾイドは破壊できないのだと思います。

さてビームスマッシャーでゾイドを切る時はどんなものだろう。
「コア」を切ったら、その瞬間においてコアのエネルギーが噴き出すからその影響を受けて威力が大きく減衰するのかもしれない。


青いのがコア。ビームスマッシャーで切った瞬間中身のエネルギーが噴き出す(水色で示している)。
これを受けてエネルギーが減衰する(この図で言えば右の方に吹き飛ばされる)ような事が起こるんじゃないかなあ。

だからコアを撃たせる事は盾として最適。
サラマンダーの翼も高出力マグネッサーウイングだからこれと似たようなビームスマッシャーのエネルギーが減衰する事が起こるのかも。

これはオルディオスやサラマンダーの翼という極めて大きなエネルギーを持つものだったからなし得た事と思います。
小型ゾイド・・・例えばゴドス程度だと盾になってもあまり意味はなかっただろうと。

ゴジュラスが列を成して迫ってきた場合、ビームスマッシャーでは前列と二列目くらいは破壊できてもそれ以降は威力が尽きてしまい破壊できないかも。
ビームスマッシャーはあらゆるものを切り裂く一方で、あくまで点の突破に特化した兵器で面への攻撃力は低いんだなーと思いました。
擁護すると、それでもかなりの効果があるとは思います。
共和国軍は前面にマッドサンダーを置いて防御を固めたいところ。マッドが前にあれば適の砲撃を完璧に防げる。
それをギル・ベイダーで破壊すれば敵の守りは乱れる。あとはデスザウラーなりアイアンコングなりダーク・ホーンなりに撃ってもらえれば良い。
絶対的な盾を失った敵部隊はこれらで甚大なダメージを受けるでしょう。

またギルに対部隊用の攻撃ができないわけじゃなくて、ツインメイザーやプラズマ粒子砲やニードルガンで絶大な火力がある。
あとは爆装すればとんでもない威力が出せますね。敵部隊上空から爆弾の雨を降らしたり…。


そういえばデスザウラーの荷電粒子砲はどうなのかっていう話もありますね。
あれは部隊ごと飲み込みます。ゴジュラスだろうがウルトラザウルスだろうが飲み込んで敵部隊を消滅させます。
ビームスマッシャーのような威力減衰は特に起こっている感じがない。
これについても考えておきたいです。

ひとつ出力はデスザウラーの方が上という点。
あと照射時間が長い事が大きいのかなと思いました。

ビームスマッシャーは撃ったらもうそれでプロセスは終了。いわばボールを投げるようなものです。
ビームスマッシャーは点として飛んでいる。だから何かにぶつかると大きな影響を受けてしまう。

荷電粒子砲は消防ポンプ車が水を出すようなもの。違うのは水(荷電粒子エネルギー)があるうちは撃ち続ける事ができる。
ある地点で妨害があり「その時点」が影響を受けても、撃ち続けているのでさほどの問題はないのだろうと思いました。


今回の文章を書いていて、デスザウラーのやはり底力の凄さ。
それを防いだマッドサンダーの凄さ。
マッドサンダーを突破する為に「点の破壊力・貫通力」に特化せざるを得なかったギル・ベイダー。しかしそのおかげで見事に目標を達した。その強さはキングゴジュラスをも切り裂く。

皆凄いなあと改めて思いました。
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戦力比較表のこと

バトストを見る楽しみの一つが戦力比較表です。
両軍のゾイドが戦ったらどちらが勝つのか!?



さてこの戦力比較表ですが、今にして見返すともう少し掘り下げる事はできないかなと思いました。
私はこの表で一つの疑問を感じました。

表は「パイロットの技量や偶然で違った結果になる事もある」とあります。
という事はパイロットの技量は同じとして計算していると思われる。
片方が新人でもう片方がエースだったらゾイドの質じゃなくパイロットの質で勝負が覆りかねないという意味では正しいと思います。
いやしかしこれは本当に正しいのだろうかと思いました。

ゾイドは配備数があります。
ゴジュラスMK-II限定型は数が少ない。ゴジュラスMK-II量産型は数が多い。
限定型は製造コストの高い特別仕様。量産型は名の通り生産性を重視した仕様。
なので必然的に技量が良いパイロットは限定型に行くだろうし、数の多い量産型はもしかすると本来ならゴジュラス乗りとして十分ではないがギリギリで動かせる程度のパイロットが乗っていたかもしれない。

「パイロットの技量が同じ」というのは一見すると極めて公平なものです。
ですが実際のパイロットの事情と照らし合わせると大きなズレがあるのかも…。
このような事を思いました。

この考えを加味すれば、戦力比較表をどこまで信頼するかにも差が出てくるような気がします。
一応、戦力比較表上はゴジュラスMK-II量産型はそこそこ強い感じになっていたりするんですよね。
それが実戦では… という事も今回の考えに基づいて解釈すれば解決できるかも…と思いました。

ところで戦力比較表は私は新世紀ファンブック2巻の戦力比較の表記が好きです。
メカ生体バトスト1,3巻の表は「レッドホーン1機VSゴルドス3機で互角」のように「1機VS○機」という表記でした。



1機VS1機の次は1機VS2機。
ちょっとざっくりしすぎじゃないかと思います。

1機同士の戦いで互角。その次が1対2で互角って…。
実際は「優位」程度の性能差もあろうから、この表記はちょっとなぁー…と思っています。

新ゾイドバトルストーリーの比較評価らは1機VS1機で戦った際にどちらがどの程度優勢なのかが示されるようになった。


これによって比較表は大きく進化したと思います。

新世紀では細かさがアップした。


なのでこの時期のものが最も良いと思います。

戦力比較表のもう一つの難を言うと完全版が存在しない事だよなーと思います。
メカ生体時代はキングゴジュラスまで含めた豪華完全版が欲しいなー。
更に贅沢を言うと歴史に名を残した改造機もそこに混ぜてみて欲しい。

新世紀もファンブック2巻に載っただけじゃないかな。
んー、エナジーライガーやライガーゼロフェニックスまで含めた完全版が欲しい。
まぁ新世紀はなんていうかギガVSデスザウラーとか無いからこそはかどる妄想ワクワク感もある気もするんですが。

新世紀におけるディバイソンの事

先日から「旋回砲」について書いています。
この話題を掘り下げた事によって、あるゾイドに関する事も思いつきました。

実は長年の疑問であった事の疑問が解消しそうです。
ディバイソンについてです。


ディバイソンというゾイドについて振り返ってみよう。
対デスザウラー用ゾイド第一弾として登場した。
「あのデスザウラーに短期間の内に対抗する」というかなり無茶な要求に強引に応えたゾイド。
パワフルに突撃して17門突撃砲を見舞う。とにかく突撃。強力だがかなり不器用な仕様だと思う。
なにしろほとんどの武装が正面を向いている。正面は角・17門突撃砲・4連バズーカ・ミサイルポッド・衝撃砲と超強力なのだが、それ以外の面への供えが極めて薄い。

そんなディバイソンは対デスザウラー戦においては奮闘して何とか戦線を保った。
マッドサンダー登場まで共和国軍が戦線を保ったのは本機のおかげと言える。

だが暗黒大陸での戦いでは一転して活躍できなかった。
登場数が極端に減り復権しないまま終わった。中央大陸戦争時代、あれだけの数を誇ったのに。
まとまった数の運用が見られたのは、ギル・ベイダーが中央大陸を襲撃した際に防衛部隊として出動したシーンくらいのものだ。

中央大陸の防衛部隊。
もはや一線機というより予備役と言った方が良いほどの扱いだった。


対暗黒ゾイド戦としては、デッド・ボーダーにやられているシーンがある。
暗黒ゾイドはディバイソンへの対策が完璧だ。
ディバイソンの突撃は強力だが軌道は単純で読みやすい。
それでも、デスザウラーは有効な迎撃が難しい。荷電粒子砲を撃つような相手ではないし(また撃とうとしても間に合わない)、かといって他の小型火器では止められない。
ディバイソンは重装甲なのだ。
だからデスザウラーは腕で止めるしかない。それはもう一か八かだ。

同じ事はアイアンコングにも言える。コングの場合は6連発ミサイルを肩に持ちかえれば有効な迎撃ができるかもしれない。
だが対ゴジュラス戦において「コングが接近戦に向けてミサイルを手に持ちかえるその隙にゴジュラスが襲い掛かった」ような記述がある。
なので、全力で突撃するディバイソンを発見してからミサイルを手に持ち替えようとしても間に合わないのだろう。
だからディバイソンは強かったと思う。
(ただしバックパックを持ったMK-IIに対しては分が悪かったようだ。運動性が高いMK-IIは突撃を上手くかわすのだろう)

一方、暗黒ゾイド。
デッド・ボーダーやダーク・ホーンは突撃するディバイソンを強力な砲でカウンターにする。
ジーク・ドーベルやガル・タイガーは高速機なので突撃がそもそも当たらない。
そんな中で、もはやディバイソンは使い物にならない。よって中央大陸防衛の予備役になったと思う。


さてそんなディバイソン。グランドカタストロフ後もそこそこの数が残っていたようだ。
グランドカタストロフ…彗星衝突。これにより多くのゾイドが数を減らし、あるいは絶滅した。
デスザウラーもギル・ベイダーもガン・ギャラドもデッド・ボーダーもジーク・ドーベルも居なくなった。
天敵と言えるゾイドの多くが減った。
なのでディバイソンは強力機と言って良い地位に回復したと思う。

長年の疑問というのはここ。
ZAC2099年に開戦した西方大陸戦争では当初は共和国軍はゴジュラス、ゴルドス、シールドライガーで戦った。
少し遅れてからようやくディバイソンを派遣している。
私はディバイソンの派遣を見た時に「最初から派遣しろよ・・・」と思ったのであった。
だってゴジュラスが激減している状況。数の少ないゴジュラスに任せるよりも比較的数に余裕があるディバイソンをなぜ派遣しなかったか。
ディバイソンこそ主力運用すべきじゃなかったのか。と、そう思っていた。


さて以下、今回これに対する見解として思いついた妄想。

それはもう、派遣したところで活躍できないと分かっていたからなのかもしれない。
なぜなら主力運用するにはディバイソンはあまりにも不器用だからだ。

17連突撃砲は射程が短いので支援砲撃機として運用する事ができない。
射程・命中精度ともにゴルドスに劣る。

ディバイソンは頑丈でパワーがあるのでゴジュラスキャノンを搭載する事はできる。
この仕様ならば支援砲撃機としての運用も可能だと思う。
いやしかし、この仕様はゴルドスでも可能であった。
レーダーがあり命中率が良いゴルドスに積んだ方が明らかに高い成果が出せる。
ゴルドスが居る限り、ディバイソンは支援砲撃よりも最前線での直接戦闘で運用した方が良いのは必然。

では直接戦闘で運用したらどうなるか。
戦場の主力はセイバータイガーやアイアンコングではなく、イグアンやモルガ。数の多い主力歩兵ゾイドだ。
大型ゾイドは敵主力歩兵…小型ゾイド効率よく排除する事が求められる。

レッドホーンは緒戦で最も高い戦果を挙げたとされる。これはレッドホーンが敵主力歩兵ゾイド(ゴドスやガイサック)を排除するのに最高の仕様だからだ。
敵歩兵ゾイドの攻撃に耐える防御力。敵歩兵ゾイドを排除できる砲撃力。しかも砲は多く旋回式のものが多いので極めて効率良く排除できる。
レッドホーンは対歩兵ゾイド用として最高の能力を持つ。

さて敵歩兵ゾイドの排除能力を言うとディバイソンは絶望的だ。
前方は良い。だがそれ以外から来られると…。
歩兵ゾイドは全周囲からにじみ寄る。多方向から攻められるとディバイソンは対処できない。
もちろん防御力は高いのでそうそうやられる事はない…けど敵の排除ができない=いつまでも撃たれ続けるのだから、いつしかダメージが蓄積してやられるだろう。

突撃機でもレッドホーン、エレファンダー、マッドサンダーは旋回砲があるから、包囲されても旋回砲で効率よく敵を排除する事ができる。
だから生還できる。
でもディバイソンは前しか排除できないので極めて危うい。
これは対デスザウラー用として「突貫」で作られたから汎用性がないのだろう。

包囲された場面を想定するなら、ゴジュラスはまだいい。腕や尾に砲を多く持つから多方向に撃つ事ができる。
これらは小口径だがイグアンやモルガには有効だろう。
対小型ゾイド用としてはレッドホーンに及ばないが、ディバイソンよりは有効に使える。

対歩兵ゾイドとの戦い。この危うさは中央大陸戦争時代にはどうだったのだろう。
やはり同じであっただろう。
だが少なくともディバイソンは中央大陸戦争時代には十分に活躍している。
なぜか。

それはアロザウラーだと思う。
ディバイソンとアロザウラーの就役時期はほぼ同じ。共和国軍は一気に主力歩兵をゴドスからアロザウラーに更新した。
これによってイグアンとハンマーロックに苦戦していた状況から一転、アロザウラーは両機を圧倒してみせた。

メカ生体ゾイドでは「ディバイソン突撃隊」なる部隊の内訳が紹介されている。これは「ディバイソン6機、アロザウラー30機、ゴドス15機、ベアファイター15機」で構成されていたそうだ。
単純にディバイソン1に対してアロザウラー5、ゴドス2.5、ベアファイター2.5が共に行動していた計算。
アロザウラーを中心とした新世代の歩兵(補助として旧世代のゴドス)が随伴して弱点をカバーする。これらがイグアンやハマーロックを防ぐからディバイソンは「正面のみ」の攻撃でも不足なく運用できたのだと思う。

では新世紀はどうだったかというと、アロザウラーは激減していて主力歩兵としての運用などできる筈がなかった。
ベアファイターは明確な記述はないものの配備状況から考えるに少数だっただろう。
主力はゴドスであった。ゴドスではイグアンに苦戦する。
これではディバイソンの弱点を十分にカバーできない。
従って運用できないという結論に達したと思う。

この事から、この時代においても中央大陸の防衛という予備役のような状況に置かれていたのだと思う。


そんなディバイソンだが後に増援として西方大陸に派遣された。何故か。
これはイグアンを超える理想的な主力歩兵が誕生したからだと思う。
その名はガンスナイパー。
アロザウラーはこの時期まだ復活の目処が立っていなかった。
だがガンスナイパーがディバイソンの護衛に付けば弱点をカバーしまさに理想的に動けるだろう。
イグアンは当然として新世代の敵主力歩兵ゾイドのレブラプターにも優位を示す。
これによってディバイソンは再び活躍できる目処が立った。

またオリンポス山での戦いを経て帝国軍がデスザウラーの復活を実現可能レベルで計画している事を知った影響も強いだろう。
共和国軍は急遽としてマッドサンダーの再配備を計画したと思う。
だがマッドサンダーは野生体の事情(生き残りが幼体のみだったのでまだ十分に育っていない)から配備はまだ先になりそうだった。
そこで旧大戦時と同じく応急的な対抗機としてディバイソンをたてる計画が並行して行われた。
ただし対デスザウラー用という計画は、帝国軍がデスザウラーを復活させたのがかなり後になってからだったので実現しなかったのだが…。

西方大陸に送られたディバイソンは目立つ戦果を挙げる事はなかった。
ネオタートルシップ甲板上で他機との共同でシンカーを撃墜したことがハイライトだったと思える程に。
見えない所ではガンスナイパーに護衛されながら活躍したと思う。
ただ活躍できなかった理由として、この時期の敵大型ゾイドは旧大戦の大陸間戦争時と同じくディバイソン対策を取り入れていた。この影響は極めて強いと思う。

この時代の帝国大型ゾイドとの交戦を予想。
レッドホーンには勝てるだろう。汎用性は劣っているが直接戦えばディバイソンが優位だ。
だがBGだと苦戦しそうでもある。
ビームガトリングはハイブリットバルカンよりは弱いと思うが…、実際どの程度の威力だろう。
ディバイソンが突撃した。それを察知したレッドホーンBGが全力でビームガトリングを放つ。
なにしろディバイソンの突撃は一直線だからほぼ全弾当たる。この状況を想像すると、ディバイソンが耐えて体当たりをする(勝利)のが先か、撃ちまくられて屈する(敗北)のが先か…。

セイバータイガーと戦えば互角程度だろうか。旧大戦時の”サーベル”タイガーだったら勝てた。同機は最高速度200km/hだったので勝てた。
しかし”セイバー”タイガーはグレートサーベル並に強化された仕様。もはやディバイソンでは動きに追従できない。
ただしセイバータイガーの武装ではディバイソンを破壊する事も難しい。逆にセイバータイガーの装甲ではディバイソンの攻撃が致命傷になる。
セイバーは高い運動性で翻弄できるが決定威力がない。ディバイソンは動きについていけないが防御力と攻撃力は高い。総合的に互角程度だと思う。
セイバータイガーATなら更に動きが良くなる上に8連ミサイルポッドの高い攻撃力があるのでディバイソンが勝つ事は難しいだろう。
動きの良さで翻弄しつつ8連ミサイルポッドで的確にダメージを与える。ダメージが蓄積し動きが鈍ったところで仕上げのストライククローないしキラーサーベルでトドメを。

アイアンコングはノーマルタイプなら互角、マニューバラスターを付けたMSだと勝てない程度だろうか。
ここは旧大戦時の戦力比(バトスト3巻戦力比較表)をほぼそのまま流用して良いと思う。

ジェノザウラーとは絶対に戦ってはいけないと思う。
そもそもジェノザウラーの動きについていけないし、旋回式の強力砲を持つジェノザウラーには勝つ術がないと思う。

余談だがゴジュラスとジェノザウラーはあんがいいい勝負をすると思う。
ディバイソンの装甲は強いがパルスレーザーライフルを撃ちまくればいつか撃ち抜けると思う。
正面に行かないようにすれば基本的にダメージを受けないのも戦いやすい。
強力な砲を持ち速度と運動性で上回るジェノザウラーは常に側面を取りながら戦う事ができる。
だから楽に勝てると思う。

だが、とにかく頑丈で生命力の高いゴジュラスはパルスレーザーライフルでは完全沈黙させる事は難しいと思う。
なにしろエルガイル海岸での戦いにおいてゴジュラスは荷電粒子砲にさえ耐えた。
ゴジュラスの頑丈さ・しぶとさは凄まじい。
完全沈黙させるには、ダメージを蓄積させた後に格闘戦で直接破壊する必要があると思う。
だがそうなればゴジュラス側にも勝機がある。パワーでは上回る。意地を見せひねり潰してしまうかもしれない。

エルガイル海岸でジェノザウラーとゴジュラスは戦った。この一戦を思い出して欲しい。
ジェノザウラーは荷電粒子砲でダメージを与えたが、トドメをさすのはレブラプターの群れに任せた。
これはあんがい、ジェノザウラーがゴジュラスと戦うのは危険として回避したのかもしれない。
あの戦いを見ると、レブラプターの群れは勝利はしたものの何機かは確実に破壊されている。
ゾイドもパイロットも出来るだけ損失したくないだろう。ジェノザウラーが確実に勝てるならそうしたと思う。
なのにそうしなかったのは、ジェノザウラーは絶対に損失させるわけにはいかない。ゴジュラスと戦えばそうなる可能性があるから、ある程度の損失は確実に出るがレブラプターの群れに任せようという判断になったのかもしれない。
なんだかんだいってやっぱりゴジュラスは強い。

さてディバイソンに話を戻す。
そんなわけでディバイソンは不器用さが出てしまいあまり活躍が出来なかったのだと思う。

ただ伸びしろはあると思う。
なにしろパワーがある。だからいっそ17門突撃砲を撤去し、同位置に旋回式の砲塔を付ければ随分と汎用性が増すと思う。
ちょうどカノンフォートのような形で。

ゴジュラスキャノンさえ積める余裕があるのだから、17連突撃砲はそのまま残しつつ、パルスレーザーライフルと同程度の大きさの旋回砲を増設しても良いだろう。
こうすれば汎用性は大いに増す。

そうしたタイプが実現しなかったのは、共和国軍が復興を優先して軍備を最低限に留めたからかもしれない。
共和国軍のゾイドは旧大戦時よりも強化されたものが多い。シールドライガーもゴジュラスも強化されている。だが所詮はある程度の向上だったと思う。
帝国軍のセイバータイガーの様に劇的に向上しもはや別機という程の改修がされた機はなかった。
セイバータイガーもそうだが、私はアイアンコングも大きく向上していると思う。これはキット的に言うとバッテリーボックスが変化しているからという理由だが…。
帝国側の強化を見ると、共和国側の向上はささやかなレベルに留まる。
軍備にもう少しだけでも予算をかけていれば、汎用性を得て理想的に強化されたディバイソンが完成し主力に抜擢されていたかもしれない…。

またifの話だが、共和国軍が早期にアロザウラーを復活するかガンスナイパーの開発に成功して開戦時に間に合わせていれば…、これらがイグアンやモルガを徹底的に排除しその結果としてディバイソンが大活躍していたかもしれない。
活躍の可能性は大いにあったと思う。
なんとも惜しい話だ。

一方で、その不器用さがディバイソンらしさのような気もするのでこれはこれで良いような気もする。

旋回式の砲のこと

「旋回式の砲」についてふと思った事があったので下記します。

ゾイドはリアルだと思うけど砲が旋回できない事だけはどうかなーと思っていました。
多くのゾイドの砲は「正面に固定」して付いています。
仰角がとれるものは多いですが、砲の旋回はできないものが多いです。

戦艦や戦車の主砲は旋回する。なのにゾイドはなぜ? という事は子供の頃からの疑問でした。
砲が旋回すればこそ戦艦は敵艦を正確に狙える。正面にしか撃てないウルトラザウルスは敵を正確に狙えるのだろうか。

さて大人になってこれに対して小回りの問題があるのかなと思うようになりました。
ウルトラザウルスは36cm砲を持っているので、同じく36cm砲を搭載した戦艦金剛と比較してみよう。
金剛の艦自体を旋回させるのに必要な直径は下の通りです。
(戦闘速度を出している想定)



船体よりもかなり長い直径が必要です。これだけの距離を要してようやく一回転できる。

艦の運動性は旋回性と追従性が重要です。
旋回性は先に述べた通り、どれだけの直径で旋回できるかです。

追従性とは舵をきってから実際に艦がその動きをするまでにかかるタイムラグの事です。
艦は舵を切った瞬間に動くわけじゃなく、少ししてから動き始めるのです。

金剛の追従性は手持ち資料に記述がないので不明です…が、一般的に巨艦になるほど悪くなります。
大和だと100秒近くかかったそうです。舵を切って100秒たってようやく動くのですね。

アニメ的な描写に親しんでいると、「敵が魚雷を投下した→やばい、舵を切ってかわすんだ」的なシーンを思い浮かべるでしょう。
しかし実際はそんなのでは全く間に合わないので、敵が攻撃進路に入った時点で舵を切ってようやくギリギリ間に合うという感じなのであります。
爆弾にしても同じで投下されてから舵を切ったのでは全く間に合わない。敵が攻撃進路に入った時点で投下位置を予想しかわす必要があります。

金剛は大和より小さい。なので追従性はいくらかマシでしょうが、あくまでマシという程度で瞬時に動くものではありません。
船とはそういうものです。
例えるなら5秒ほど操作遅延の発生するゲームパッドを使って格闘ゲームをするようなものでしょうか。
操舵は大変です。
そんな中で大和は沖縄特攻に際して数百の敵機を相手に多くの爆弾や魚雷を回避したのだから凄いなあと思います。

話を戻します。
さて戦艦は艦自体が一回転しようとすると時間もかかるし長い距離も必要です。
一方、ウルトラザウルスどうだろう。旋回性と追従性に関して言えば素晴らしい性能じゃないだろうか。
多分、その場で旋回できる。尻尾や脚を上手く使って旋回半径0mでの旋回ができる。
また追従性もタイムラグはわずかだと思う。
生物なので動こうと思った瞬間に動けるだろうし、いかにウルトラザウルスが巨大といっても戦艦に比べれば小さい。
運動性は最高だと思う。
このように高い運動性能があるので、あえて主砲を旋回式にせず前方のみの固定式にしたのかもしれないなあと思いました。

同じ大きさの母体に旋回式の砲あるいは固定式の砲を積むのなら、後者の方が明らかに大きな強力砲を積む事ができます。
旋回式の砲は機構が大掛かりになる=重くなるので仕方がありません。
多くのゾイドは母体が持つ高い運動性に期待して「旋回は母体ごと」という考えをしているのかもしれないなあと思いました。
母体が素早い旋回をするのだから、砲は正面固定式で強力な砲がいいやという考えです。

…と、ここまでは今まで考えていた事です。
そしてここからが、今回ふと気付いた部分です。

基本的にゾイドの砲の考えは上記した通りで正解だと思います。
戦艦や戦車に比べて運動性が高い。だから自身ごと旋回すれば良い(その分大きくて強力な砲を積もう)という考えに基づいていると思います。
しかし一方で旋回式の砲を持つゾイドも存在します。
代表的な所ではレッドホーンとマッドサンダーです。

これらの機種を見て、なるほどと気付きました。
前方固定式の巨砲を持つゾイド…ウルトラザウルスは陸上での任務は後方支援です。
バトストだと至近距離で戦うシーンもあるので勘違いしてしまいがちですが、基本的にウルトラは後方からキャノン砲や旗艦能力で味方を支援する事に真価がある。
「後方」がキーワードです。つまり前に向けて撃っていれば良い。

こうです。

対してレッドホーンやマッドサンダーはその重装甲と角の威力を活かして真っ先に敵陣に突撃する。

こうです。

そして
「突撃後は敵陣の中に留まり、後続の味方部隊が到着するまでその場で耐える」
ような運用も多かったと思います。
両機とも旗艦機能を持ちます。
これは「現場にいち早く突入する機だから、その場の情報を迅速に後続部隊に伝えればその後の戦闘が有利に進む」という意味で重要だったと思う。

敵陣に留まり後続の味方部隊が到着するまで情報を送信し続け耐える。これは大変な事です。
四方八方から猛攻撃を喰らうでしょう。
「だからこそ全周囲に撃てる砲が必要だった」
のではないだろうか。

このようにして戦いながら味方部隊が到着するまでに出来るだけ多くの敵を排除し自身を守る。

レッドホーンの砲はゴルドス以下には十分な威力を発揮します。小型ゾイドなら一撃でスクラップにできましょう。
防御力も、ゴジュラスが出てこない限りにおいては十分でしょう。
マッドサンダーは言うまでもなく。


私は、基本的にゾイドの砲は前方固定式であると思いました。それはゾイド自身の運動性の高さゆえです。
しかし一部の「先陣を切って敵陣に突っ込む」ような「四方八方から撃たれる」事を想定した機に関しては全周囲に向けて撃つ旋回式の砲が用意されているのだと思いました。

この考えにおいて言うとディバイソンやガンブラスターにも触れなければならないでしょう。
どちらも先陣を切って敵に突っ込むイメージです。
ガンブラスターはともかく、ディバイソンはまさに先陣です。

これらの機は前方固定式の砲です。
いやしかし、ディバイソンは対デスザウラー用として苦しい中で開発されたという事情があります。
とにかくデスザウラーだけを倒せれば良いというそれのみを最優先した結果があれなのだと思います。

ガンブラスターも未知の暗黒軍を倒すべく少しでも強力な砲を搭載する・しかも逼迫する戦況は十分な開発期間を許さないという中であのような偏った仕様になったと思います。

他のゾイドを見ると、ブラックライモスは旋回式の砲を持つべきだったかなと思います。
小型レッドホーンとも称される。運用は先陣を切って敵に突っ込む事。
ただブラックライモスは所詮は中型。搭載できる砲の大きさには限界がある。旋回式の砲にすれば更に小型になってしまう。
それでは十分な攻撃力に達しない。
その苦しい事情から前方固定にしたのかもしれない。

レッドホーンの後継機的なゾイドと言えばエレファンダーも忘れてはならないと思います。
こちらは旋回式の砲を持っていて、同じ運用ができる能力を持ちます。
本機の旋回式の砲は、迫りくる共和国大部隊を迎撃したニクシーでの時間稼ぎにおいても大活躍したでしょう。
敵陣への突撃ではなく防衛で使われたのは皮肉でしたが。


あとはジェノザウラーのパルスレーザーライフルでしょうか。
本機は想定する重要な敵の一つがシールドライガーだった事が先回砲の装備理由の一つと思います。
シールドライガーがこちらの突撃をかわした場合でも旋回式の砲で狙えば良い。あるいは旋回式の砲を存分に撃ち敵の行動を制限しその上で突撃・破壊する。そんな使い方です。

また、先陣を切って敵部隊に突撃する任務もある程度は想定していると思います。
ただしレッドホーンやマッドサンダーが重防御で敵の攻撃を跳ね返しながら接近し突撃後はその場に留まり味方部隊の到着まで耐えるのに対し、別の戦法であると思う。
圧倒的な速度(本機はマーダのようなホバーさえ可能だ)で敵陣に潜入し、自在に動くパルスレーザーライフルを全周囲に乱射、スピーディーに出来るだけ多くの敵を葬った後に速やかに離脱する戦法をすると思います。

超スピードでこのような軌道を描きつつ敵部隊内を駆け抜ける。
こうすればある程度の敵を排除できるし敵を大混乱させる事が出来るでしょう。

レッドホーンやマッドサンダーの防御力にものをいわせ「ジックリ迫りドッシリ耐える」戦法ではなく、全てスピーディーに行うのです。
一撃離脱戦法的な運用です。

これと同様の事はシールドライガーやセイバータイガーでも可能だと思いますが、両機の砲は小さいので効果としてはジェノザウラーに比すれば薄いと思います。
ジェノザウラーは正面の敵を爪や牙で破壊しつつ・周囲の敵はパルスレーザーライフルで破壊できる。
シールドやセイバーは背中の砲の威力で劣るので主に爪や牙で正面の敵のみを排除し離脱する事になるだろう。
こうして見るとジェノザウラーの傑作ぶりが改めて思われます。

そんなわけで、今回は前方固定砲と旋回砲を考えてみました。

フランツのミサイル

生身でゾイドに勝てる唯一の男、それはフランツ。


「手持ちミサイルのフランツ」は有名だと思います。
常人では持ち上げる事さえできない巨大なミサイル発射機を軽々と担ぎ、そして発射する。
その様は凄まじいインパクトを残しました。

フランツのミサイルと言えばレッドホーンをぶっ飛ばした一件が印象深いのですが、これって今にして思うと凄いなあと思います。
というのも、フランツのミサイルは人と対比しているからこそ巨大に見えますが、実のところ所詮は人が担いでいるのでゾイドと比べると超ミニサイズである。


だいたいこの位になると思う。フランツの上の赤いのはミサイルの大きさ。
こんなに小さい。

たとえばバリゲーターのミサイルでレッドホーンを撃ってもさしてダメージを受けないと思います。
いわんやフランツのミサイルのサイズでは傷一つ付けられないだろう。

なんであの時の共和国軍は「あの男、手持ちミサイルでレッドホーンを倒しちまった!!」と信用したんだろうなぁ…。
レッドホーン自体は演出の為に「自爆」させられたのだと思いますが、共和国軍が本気でフランツがミサイルで倒したと信じたのはお粗末だなあと思ったりもします。

まぁ、フランツが撃つ前に共和国部隊も攻撃を加えていただろうから「その時点でレッドホーンの装甲はだいぶ弱っていた・トドメをフランツのミサイルが刺した」と判断したのかな。
この直後にヘリック大統領がわざわざ直接会いたいと言った事から、共和国軍は完全にフランツを信じていた。

しかしあえて、フランツのミサイルはこんなサイズだが大型ゾイドを倒す威力を持っているという仮説でも考えてみよう。

もしもフランツのミサイル一発だけでレッドホーンの装甲を貫くなら、どのようなミサイルなのだろう。
「炸薬の代わりに小型ゾイドのコアを仕込んだミサイル」
これならどうか。
着弾の瞬間にコアは爆発する。
爆発力は凄まじいだろうから、レッドホーンやマンモス程度なら破壊できなくもない・・・と考えられるかもしれない。
この時期に既に旧式化著しいガリウスやハイドッカーなどを「有効活用」するような。

そういう外道兵器もゾイド星には存在するのだろうか…?
ただしそういった装備を多くのゾイドに標準装備にすると兵の士気が下がりそうだし、国民の支持にも影響しそうだ。
なのでフランツなどの一部の限られた秘密を守るであろう兵士にのみ託されたのであった……のかもしれない。
(フランツはエリートである)

こうした外道兵器は無いと信じたいところではありますが、共和国軍はアクアドンとフロレシオスを損失前提で大量に囮にした事があるし、大陸間戦争では中性子ミサイルまで登場しているしなぁ。
こういう方面からゾイドを見ると…また違った掘り下げができるかもしれない。
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