空想化科学読本

あんまりムキになるのもどうかと思いますが、私は空想科学読本が嫌いだったりします。
有名な本で、曰くゴジラは生まれた瞬間即死するネタなんかは有名じゃなかろうか。。



なんというか、私はこの手のフィクションを科学的に追求する姿勢で考える本は嫌いじゃない…というか大好きです。
私もデッド・ボーダーの初号機の強さを考えたり、デスザウラーは何故マッドの頭部に荷電粒子砲を撃つのかを考えたりしてるし。
似たようなスタンスは持ってると思います。

ただ何というかこの本は 愛が無い。
取り扱う題材の、基本的な設定すら無視して考察が勝手に進んでいる事が多い。
愛が無いゆえに小バカにされてるようでカチンと来てしまうなぁと思う本です。
もうちっとおおらかになれば良いのだろうけど…。

しかし愛が無い文章はやっぱり嫌いだなぁ…と思ってしまうわけで。
いや、しかしwikipediaによるとこうある。

「科学的な考察の間違いや作品設定の誤認の他、「子どもの夢を壊すような研究をしてどうする」といった意見もあり、評価は分かれる。柳田自身は『ウルトラマン』視聴時にその特撮シーンがとても作りものだと信じられなかったような少年であり、「漫画の世界を否定したいのではなく、実際にやったら、どうなるんだろう? という興味を抑え切れない」や、「空想科学を現実で行うのは大変なこと。科学的に有り得ない物事を考え付くのが人間の空想力の素晴らしいところである」と述べている。複数回にわたって取り上げている『マジンガーZ』も、再放送を毎回正座して視聴するほど好きだったとも書いている」

そう、愛はあったのだ。
科学への深い愛と、そのメディアへの深い愛が。
しかしそれは、最初の方の巻だけだろう。

この本はなまじベストセラーになったのは不幸だったと思う。
そうなると望む望まないに関わらず続編を出す事になる。
読者から扱って欲しい題材の要望なんかも来るから書かざるを得なくなる…。
だからその時点から上っ面の設定だけ調べて急いで書く…という負の循環の中にあるんじゃなかろうか。

余談だが最近はネタ切れ甚だしく、けいおんを扱ったそうだ…。
曰く、「ムギちゃんは自分が社長の娘であることを楽器店店員に示してギターを値引きさせたけど、こんな事してもいいの?」とのこと。
化学関係あらへん。

さて、この本を私が嫌うのは愛が無いからで、その愛が無いというのはそのメディアの基本的な設定すら無視して書いているからという点がやはり大きいのですが、まぁ状況を考えると致し方ないのかもしれないなとは思う。
嫌いは嫌いだけど。

さてこの本の6巻にゾイドが載っている事はあまり知られていないと思う。
今回はその話題を出してみたいです。

さて主に2点あるとの事。

まず「酔う」

そして次に、シールドライガーなどの4足高速ゾイドの走行に関して…、
①4足ゾイドが最高速度で走行した場合、前脚が接地した瞬間、急激なブレーキがかかる。
②後ろ足で地面を蹴った時に加速がかかる
すなわち、高速ゾイドはすさまじい勢いでスーパーブレーキ・スーパー加速を繰り返しているわけで、パイロットにかかる負荷がでかすぎる との事。

なるほどなぁと思ってしまいました。
まあ酔うは置いといて、ライガー系ゾイドの加速・減速は確かにそうだわ。と思う部分もあります。

ただやはりこの点も、この本にありがちな設定の知らなさだなぁと思う部分が多いです。
そう、一見、それは確かに… とならざるを得ない。

ただ、そう、帝国ゾイド第一号であるマーダ。
この機体に、謎は隠されているように思います。
マーダの機体説明を読もう…
「帝国機甲部隊の中核をなす、機動力にとんだ戦闘機械獣。生存率も高く、兵士に信頼度が高い。通常の歩行では速度に限界があり、兵士の疲労度も高いので、VTOLノズルによるホバリングを可能とした」

とのこと。

何と既に、この段階で「通常の歩行では兵士の疲労度が高い」とあるのだ。
驚き。
マーダはこの問題があったゆえにホバリングし、最高速度時は地面をすべる様に移動する方式を採った。

後のゾイドではこの方式は受け継がれず、明らかに接地して歩行している…けども、帝国第一号機であり最初期のゾイドであるところのマーダが既にその問題を扱っているわけだから、それは「新型コックピットシステムにより解決されたのである」等と考えた方が妥当ではなかろうか。

おそらく、ゾイドはメカ生体であるゆえに、ホバリング方式には限界があったのではないかと推測します。
それはつまり、ホバリングで移動するマーダは、脚部を動かさずに移動しますが、その辺が後々の障害になったんじゃないかなあ…と思います。

つまり「足を動かさず移動する」感覚を、ゾイド自身が違和感を持って感じてしまう。
ゾイドはゾイド自身がその本能を生かしてこそ最強兵器たりうるので、やはり脚を動かし腕を振り行動する方が、ゾイドの本能を活かせるシステムになるんじゃなかろうか。
逆に言うとホバリングだとゾイドが違和感を感じ、エラーを起こしてしまうような…。

整理しよう。
①マーダの時代の技術では、脚部を使った歩行では兵士の疲労度が高い
②しかしホバーではゾイド自身の本能を活かしづらい問題がある
③ゆえに、強いゾイドを作るためには、やはり脚部での歩行システムを構築する必要がある

この為、ホバリングを使わずとも(脚部歩行しても)兵士に負担がかからないようなシステムの模索が開始され、後ほど完成した…… のではないかなぁ。。
ちなみに、こちらの問題が解決した次点で「酔う」点は自動的に解決されていると補足します。

ちょっと無理やり臭いですが、私の考えだとこうなります。
少なくとも愛に溢れた考えである自負はあります。

こうやって好きゆえの論が出て、また好きゆえの反論が出て…という感じで続いてゆくのは非常に良いことだなと思います。


なんにせ愛を持つことは重要だなよなぁと思います。
逆に、愛さえあれば別に「ネプチューンの搭乗方式はありえんよなぁwww」というような話も大好きです。
そう、別に固い人間ではないつもりなので、そこんとこは補足しておきたいと思います。
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