一冊逃した話

思わず、あっ!と声が出た事例であります。

某オークションで1984年8月号の小学五年生が出ていました。
84年8月号は、「ゾイド新聞」という記事があり、ゾイドが単独で初めて特集された小五です。
未入手。
(この号は未入手ではあるが、図書館で見たので内容を知っている)

紹介自体は1ページしかなく、情報にも目新しさは無い。まぁ、ゾイドってこんなものですよという紹介で、決して大したものでもないんですが、やはり欲しい。
「最初の」というのは記念碑的でもあり、コレクター魂もあおられる。
よっしゃ頑張るかっ!と思ったら…、



え? 三万…???

これは無理・・・・・・・・。
しかも入札履歴が凄い。この状況だと終盤で更に高騰するだろう…。
それこそ、エイプリルフールネタみたいなのが本当にあったのなら考えてしまうかもしれない。
ただコレクター性分で一応抑えておきたいレベル相当のものとしては、宝くじにでも当たらん限り出せる額じゃない。。。

1984年…というかこの前後の時期の小五は比較的市場在庫が潤っているようで、84年8月号以外はよく目にする。
必然的にそこそこ安価で、運が良ければプレミア化しておらず定価近くで買えたりもする。
なのに何故8月号だけ!?
と思ったので、ちょっと考えた。



もしかして、「あだち充 青空甲子園」が原因では…。
ちょこっと調べてみると、どうも単行本未収録らしい。
あちらにも相当マニアは居るだろうしなぁ…と思うと納得。

そう、学年誌はたまにこういう事がある。
巨匠と呼ばれる漫画家が多く描いており、単行本化されていない幻の一話が掲載されていたりする事も多い。
学年誌の掲載分は、単行本未収録の事が非常に多いのだ…。
ちなみに、学年誌ではないが、「特攻ゾイド少年隊」の単行本も、何話か未収録のものがあったりする。
その為、単行本版では「四天王なのに四人いない」なんていう不具合があったりもする。

また単行本に収録されていても、改訂が加えられている事が多い。その場合、やはりマニアは初稿を欲するわけで。
特攻ゾイド少年隊も非常に改訂が多かった。
比較的最近の「機獣新世紀ゾイド」も注意深く見ると幾つかある。
例を言うと、最初にレイヴンが乗る機体の名前、コロコロでは「サーベルタイガー」になっており、単行本版では「セイバータイガー」になっている。

その…、欲しい気持ちって凄い分かる。
ゾイドの「サーベルタイガー」「セイバータイガー」の例は、単純に当時「セイバータイガーがリネームされる事が決定していなかった」だけの事だろう。
ただセリフの改定や展開の一部差し替えというのは、もっと大きな意味を持つものが多いのだ。
雑誌掲載というのは割と急いで掲載するだろうからそのまま掲載されても、コミックス化の際には、各所から苦情が来ないように再検討され、不適切とされた表現はマイルドに置き換わってしまう。
特攻ゾイド少年隊でもあった。
緊迫感を出すためだろう、主人公を有無を言わさず車に詰め込むシーンは緊迫感を出していた一方、誘拐にも見えた。
そのシーンは単行本化に際してまるまる削除されている。
作者が本当に書きたかったのはどっちかと言ったら、という事。
ファン…というかマニアならどっちをより見たいか、という事。
ファン度、マニア度が高ければ高いほどに。

ただ珍しいけど逆のパターンもある。
87年に、「すすめゴジュラス」という漫画が小一に掲載されていた時期があった。
この漫画は後に「ゾイドバトルコミック」に収録される(この時「ゴジュラス王者伝説」と改題されている)。
バトコミ版はセリフもハードで戦場の雰囲気が割と出ているが、小一版は帝国のセリフがかなり極悪非道なものになっていたりする。
指揮官機のアイアンコングが配下の部隊に対し命令するシーンで例を出すと、
バトコミ版「敵は輸送用ゴルドスだけだ。ゴジュラスもろともたたきつぶせ。」
小一版「グハハ、いいぞ。共和国どもは一匹残らず始末しろ。」
など…。
これは珍しいパターンで、小一でハードな世界を展開してもついてこれない/打ち切られる事からのものだろう。
コミック化にあわせて本来の形に昇華させた珍しいパターンだと。
まぁ、いずれにしろ、「違う」というのは気になるし欲しいものです。

当たり前ですが学年誌を集めるというのはライバルは他のメディアのマニアも含むわけで。
やはり後半戦はこういうジレンマにも遭遇してしまうのだなぁ…と思った次第です。
今回は青空甲子園だったと思いますが、学年誌だと非常に怖いのが「ドラえもんマニア」
ドラえもんはコミック未収録の話や改定があった話がゴロゴロしているのだ…。
しかし私としてはゾイド記事さえあればまぁ良いので、他の同時代の雑誌を収集しているマニアと共同戦線をはれないかなぁと思ったりもするわけですが、まぁそれは妄想の域です。
やはり収集は孤独に地道にやらなくては。
というわけで今回は逃したけど次回は頑張ります。


もしかしたら、ラッキーな事に相場度外視の店に出会う事も無いわけではない…。
ゾイダーからすればアイアンコングPKはプレミア値で当たり前だろう。
ただ地元の海沿いにある田舎の個人店では、割と最近まで2500円くらいで売ってあった。その店にとっては確かに不良在庫でしかなかったのだろう。
田舎なのでマニアも居なく…。

オークションというのはマニアの集いですが、田舎の個人古本屋だと奇跡の出会いもあります。
それに期待して回り続けます。
ただ個人の古本屋はどんどん減っている。
後継者も居なさそうな所ばかり。。。
というか、生き残っていきそうなのはネットオークションにも参加しているような所ばかり。
そういった意味でいうと真に古き良きというかラッキーにめぐり合える古本屋が利用できるリミットも短かろう。
探査を進めたいと思います。
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