保守派から見たカラーリング

カラーリングのアンケートをやったんですが、前々からゾイドのカラバリについて「惜しいなー」と思っていた事があるので、ちょっと書きます。
「新シリーズで再販する際は色を変えるべきか」というのは難しい問題で賛否あると思います。
双方、良い面と悪い面があります。

良い面は新しいカラバリは世界観や想像力を広げる。
例えばバリゲーターはメカ生体時はいかにも海軍を思わせるカラーだったけど、機獣新世紀では沼地を思わせるカラーになっていた。なので戦地の拡大というか、色んな場所をより容易に想像出来るようになったと思う。
悪い面は、これはもう当時品が欲しいユーザーにとっては不満要素となる点に尽きる。

これに対し個人的には「変える必要があるものは変えれば良い」
言い換えれば「変える必要が無いものはあえて変えなくて良い」
と思っています。

「変える必要があるものは変えれば良い」「変える必要が無いものはあえて変えなくて良い」という部分で考えると、新世紀のレッドホーンやセイバータイガーなんかは理想的だったと思います。
「変える必要が無い=全体的なカラーイメージは変わっていない」
が、唯一、メカ生体版は目の色が茶色で視認しにくいという問題があった。
だからここは緑色になりクッキリと見えるようになった。
「変える必要があるものは変える」


ただ赤の色味については思うところが無いわけではないが…。
個人的にはゼネバスレッドであって欲しかったと思うというのと、レッドホーンとセイバータイガーで赤の色味が違うのは統一感としてどうなのよと思ったのは確か。
ただ80年代の時代背景と99年の時代背景を比べると、ゼネバスレッドより鮮やかさを増した赤に変化したのは妥当な気もする。
その方が明らかに子供にアピールできると判断したのだろう。
(…共和国機のキャノピーが茶色からオレンジになったのや、ディバイソンの緑が鮮やかになったのもこのような意図があったと思う)

…まぁ、この程度の差は何て言うか姑のようにネチエチ言うよりも「現地部隊により多少の色の差がある」ような解釈を考える方が良いと思う。

…贅沢を言うとクリアパーツは旧仕様再現用の無色透明も入れて欲しかったが。
今更ながら、無色透明をボーナスパーツとして同梱しておけばカラバリにおける批判は遥かに少なく済んでいたと思う。
まぁ、微妙に「惜しい」所がありはするが、基本的にこの時期のカラー変更は良かったと思う。

ただこういう良い例があった一方で、変えなくても良いものを変に変えた例も多かったと思う。
それはゲーターやゴルヘックスやアロザウラーといった今回のアンケートでも上位に来た機体がその最たる例で、これらは「変えるために変えた」ような側面を強く感じる。
元の色を理解した上で変える必要があるから変えたのではなく、変えなければならないという観念にとらわれて無理やり変えたような気がする。

…ゲーターは、小型ゼンマイゾイドの中でもひときわ小型。
またモルガの様にギミックに秀でているわけでもない。多分、「目立たせなければ売れない」という思いがあって、一機だけ異様に目立つカラーになったのだと推測する。
だがその焦りこそが本流から離れ一つだけ奇抜なものを生んでしまう結果になったと思う。

カラバリではないがダークスパイナーにも、上記したゲーターのような思いが感じられる。
「もっともっと売れるようにしたい。その為には目立つカラー!」
それがあの緑と紫の奇抜なカラーを生んだ気がする。

派手にして売らなきゃ!という思いはゴルヘックスやアロザウラーのカラー変更からも読み取れる。
全てに言えるのは、今一度本流というか「郡」という部分を見直してある程度の規律を保つ必要があったという事だと思う。

惜しいなぁと思うのは…、多分、ゴルヘックスやアロザウラーのカラー変更の不評さは、トミーもある程度反省したのだと思う。
その結果がリバースセンチュリーにおける完全復刻ラッシュだったような気がする。
もう変に変えないぞ。変えなければ文句も出るまい。
ただ個人的に思うのは、いやガル・タイガーは色替えようよ…という事だったりした。

リバセンで復刻したゾイドは・・・・
ゾイドグラフィックスで再販されたものは「初期~中期の規律が取れていた時期のゾイドの復刻」なので、そのままの色で復刻されたのは良かったと思う。
「変える必要が無いものはあえて変えなくて良い」
ただガル・タイガーやキングライガーなどの暗黒大陸編の時期のゾイドは、既にカラーリングの法則が乱れに乱れ無茶苦茶になっていた時期のゾイドだ。
だから、リバセンでいまいちど規律の取れたカラーリングを見直し、そのカラーで復刻したほうが良かったのではないかと思う。
「変える必要があるものは変える」は、こいつ等にこそ適応すべきだったと思う。
もし純暗黒カラーのガル・タイガーや共和国テイストあふれるキングライガーになっていたら、まぁ、もう少し売れていたのではないかな。
そしたらもしかするとバトルクーガーやゴッドカイザーまで頑張れた可能性も多少増えていた気がしないでもない。

要するに、下手だったなと思う部分をけっこう感じる。
変える必要が無いものを変えて、変える必要があったものは完全復刻したような事例が多くあったのが惜しいと思う。


私はけっこう保守的な部分が強いので、なんだかんだで完全復刻を一番喜ぶ癖がある。
以下にカイジのセリフを引用しよう。
地下労働施設にて、金をためるために我慢生活をしようとする主人公カイジに向けて大槻班長が言ったセリフ。

へただなあ、カイジくん。へたっぴさ…!欲望の解放のさせ方がへた。カイジくんが本当に欲しいのは焼き鳥(こっち)。これを下のレンジでチンしてホッカホッカにしてさ…冷えたビールで飲やりたい…!だろ?
だけどそれはあまりに値が張るから、こっちのしょぼい柿ピーでごまかそうって言うんだ。
カイジくん、ダメなんだよ…!そういうのが実にダメ…!せっかく冷えたビールでスカッとしようって時にその妥協は傷ましすぎる…!
そんなんでビールを飲んでも美味くないぞ…!嘘じゃない。かえってストレスがたまる…!食えなかった焼き鳥がチラついてさ、全然スッキリしない…!心の毒は残ったままだ。自分へのご褒美の出し方としちゃ最低さ…!
カイジくん、贅沢ってやつはさ…小出しはダメなんだ…!やる時はきっちりやった方がいい!それでこそ次の節制の励みになるってもんさ!違うかい?


このセリフって結構真理を付いていると思うんですね。
ゾイド再販→ひゃっほぉぉぉぉぉ! →色変ります→俺がホントに欲しいのは当時のカラーなんだよぉぉぉぉ!
みたいな。
再販される事で余計に旧品への憧れが強まるというかね。

ま、でも、いつまで経っても同じままでは進歩が無い。「現状維持では後退するばかりである」というのもあるので、出来るだけ新しいカラーを受け入れる度量を身につけて行きたいなあと思う次第です。
ただ一方で、やはりどんなカラーでもいいというわけでもないし、完全復刻が悪いわけでもない。
新しい要素を加味しつつ、それでも変える必要が無いという結論に達したなら、それはそれで良いと思う。
(何も考えずに完全復刻したなら後退かもしれないが、検討したうえで変える必要が無いと判断したならむしろ前進だと思う)

色んな要素を総合的に捉えて、良い色を作っていって欲しいです。
一ユーザーとして、今後出るであろうカラーを、出来るだけ良いように捉えていきたいと思います。
今後、良いカラバリが出ることに大いに期待します。

あ、でも補足というか余計な事を加える。
やっぱりコレクター性分な所も捨てきれないところはあります。
なので「新シリーズ」では積極的なカラバリを歓迎する一方、かつてのトイズドリームプロジェクトのような完全復刻もおおいに歓迎している状況ではあります。
ま、バランス良いものがあれば最高だと思います。
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