バトルストーリー年表③ 第二次中央大陸戦争

バトルストーリー年表の続きです。

バトスト年表① 前史
バトスト年表② 第一次中央大陸戦争

そして今回はバトスト年表③を製作しました。
ウルトラザウルス率いる共和国軍によって、ついにゼネバス帝国は全土が攻略された。
しかしゼネバス皇帝は北の暗黒大陸へ脱出。
その地で軍備を再編させ、戻ってくるつもりなのである…。
帝国軍が中央大陸に帰還したのは、2年後の事であった…。

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補足。ゾイドの(AZ)と書いているのはアタックゾイドで、(24)は24ゾイドの事です。

これを見て思ったのは、ディメトロドンの事であります。
第一次中央大陸戦争において、ゴジュラスやアイアンコングといった強力なゾイドがあるにもかかわらず、両軍とも国境を越えて深く攻め入る事ができなかった。
それは指揮官の不足が主要因であると思います。

ゴジュラスは強力だが、いくら単機で強くても広大な戦場においてはあまり意味が無い。
持てる戦力をいかに効果的に運用するかが重要で、ウルトラザウルスの真価はそこにあったと思う。
部隊を統括できるウルトラザウルスは、戦場を変えた。

当然、ゼネバスもその点は大いに反省した事だろう。中央大陸に帰還するときは…、ウルトラのような指揮管理能力を持ったゾイドが必須だ。
それこそがディメトロドンだと思いました。
実際、バトスト3の戦力比較票によると、ディメトロドンは「司令メカ」に分類されている。
まさに縁の下の力持ちゾイドだと改めて思いました。

あと、もう一つ、けっこう重要なのかなーと思ったのがマッドサンダー参戦後の推移です。
ウルトラザウルスが参戦し、ミーバロス上陸作戦が敢行されたのがZAC2039年。帝国首都が陥落したのはZAC2040年。
デスザウラーが参戦し、中央山脈が突破されたのがZAC2044年。共和国首都が陥落したのは同年。

マッドサンダーが参戦し、共和国首都を奪還したのはZAC2048年。帝国領土に侵攻を開始したのはZAC2049年。そして帝国首都を陥落させたのがZAC2051年。

ウルトラやデスザウラーが短期間で首都を陥落させているのに対し、マッド参戦後の帝国はけっこう粘って耐えている。
やはり、デスザウラーは強かったんだろうなぁと思いました。
マッドサンダーには勝てなくとも、それ以外のゾイドになら圧勝できる。それこそ単機のデスザウラーであっても、複数のゴジュラスが居る部隊相手に圧勝できる。
共和国軍は、侵攻時においてデスザウラーに遭遇するたびに大混乱に陥り、そのたびマッドサンダーの救援を求めていたのではないだろうか。
デスザウラーのロールアウトはZAC2044。マッドサンダーのロールアウトはZAC2048。
最初の頃は、マッドサンダーもまだまだ数が揃っておらず、デスザウラーの方が数が多かっただろう。
なにしろZAC2048年時点で、全損していたデスザウラーなどわずかだ。
生産数が不明なのは無念だが…、就役から4年だ。かなりの数のデスザウラーが居た事は確実だろう。
もう大丈夫だと急ぎ歩を進めた共和国軍が、デスザウラーに鉢合わせし大打撃を…なんていう場面も多かったに違いない。
こういう場面を想像すると、いろんなドラマが思い浮かびます。


さてさて次はいよいよ暗黒軍参戦後の、大陸間戦争を年表にしたいです。

ただ、これはなかなか難航しそうな予感です。
理由は幾つかあるんですが、最大なのは…、第二次中央大陸戦争終結までは、学年誌と4冊のゾイドバトルストーリーにあまり矛盾が無いという事です。
まぁ細かい矛盾は幾つかありますが、容易に解釈できる範囲内です。
ですが、大陸間戦争においては、学年誌と新ゾイドバトルストーリーが解釈できないほどに矛盾しているんですね。
序盤において顕著です。

新ゾイドバトルストーリーだと、
ニカイドス島にて暗黒軍が参戦。

残存する帝国軍を奪い暗黒大陸へ引き上げる。

共和国軍、暗黒大陸への上陸作戦を敢行し失敗する(第一次上陸作戦)。

共和国軍、第二次上陸作戦決行。作戦は成功する。
勝利の要因は、新開発した輸送艦タートルシップと、新鋭砲戦ゾイド ガンブラスターの存在であった。

という流れがあります。

対し、学年誌(&てれびくん)では、
ニカイドス島にて暗黒軍が参戦。

残存する帝国軍を奪い暗黒大陸へ引き上げる。

戦力を増強した暗黒軍は、中央大陸への侵攻を開始し、各地で上陸作戦を展開する。
しかし共和国軍はこれを撃退し、暗黒軍は暗黒大陸へ引き上げてゆく。

共和国軍は、暗黒大陸への上陸作戦を敢行。作戦は成功し、共和国軍は大きな一歩を踏み出した。

という流れがあります。

まとめると、新バトストでは、
①暗黒軍の中央大陸上陸作戦とその失敗が削除されている。
②共和国軍の上陸作戦は、学年誌などでは第一次で成功している(この時点でタートルシップやガンブラスターも確認できる。更にシーマッド部隊まで上陸に成功している)。

というのが大きな違いです。

…どうまとめるべきなのか。これは明らかに矛盾しすぎてるぞ…。
年表が作れない。

新バトストを読むと、いかにも暗黒軍は強力であり、既存ゾイドでは勝てない印象を持ってしまう…が、学年誌などを見るとあんがい、そこまで暗黒軍強くないじゃない? という印象があります。
上陸作戦に失敗して逃げ帰っているし。共和国軍の上陸は阻止できていないし。

これに対し個人的な解釈はあります。

新ゾイドバトルストーリーは、明確に共和国軍を正義とし暗黒軍を悪として書いている。
うがった見方をすればプロパガンダ的な本ともいえる。
なので、正しいのは学年誌版のような、「暗黒軍による上陸作戦を阻止した」「上陸作戦は最初のもので成功した」があったとして、あえて削除したり創作を加えて国民感情を操作した可能性はあると思う。

…これは地球でもよくある事だ。
ソ連がMIG-25戦闘機を開発した際、米軍はMIG-25の脅威を盛んに訴えた。
「MIG-25に勝てる戦闘機が米軍には無いぞ!このままじゃえらい事になる!はやく新型機を開発するんだ」
この声に押された議会は新型機開発の予算を大幅計上。その結果生まれたのがF-15という戦闘機だ。

実はMIG-25は速度が速い以外は大した戦闘機ではなかった。
しかし米軍はそんな事は分かりきっていた。
なのに何故、騒いだのか。
それは新型機開発の予算が必要だったからだ。

わざと「敵は俺らより強い!このままじゃヤバい!」と、不安を掻き立てて予算を計上する事はままある。
最近では、米軍が「計算上、F-15ではロシアのSu-30に勝てない」と発表して話題になった…が、これもまたF-22を増産したい為の見え透いた策略であると言われている。


学年誌やてれびくんは、「毎月掲載されていたリアルタイムの情報なので、ストレートに戦場を映し伝えている」
一方、
バトストとしてまとめる際は、「軍の検問が入り国民感情を操作するために都合の良い改定を加えざるを得なかった」
と考えると、上記の矛盾は解決するように思います。

国民感情を操作する必要があるのか?というと、あったんじゃないかなぁと思うところはあります。
この当時、中央大陸の国民の感情は、「もういいかげん平和になってくれ」だったんじゃないだろうか。
もう70年も戦争が続いている。しかもだんだんと規模がでかくなった。自分の居る場所は、明日には敵の支配下になるかもしれない。
安息とは程遠い不安な生活。
それがようやく終わり、平和が訪れようとしていたのに。

そんな中で、だ。
暗黒軍が参戦したとして、「敵の上陸を阻止できた」「あっさり上陸作戦が成功した」では、戦う理由が薄い。
「はやく講和しちまえ!」という世論になりそうだ。

帝国を下したとはいえ、その戦災は癒えぬものであろう。
出来ればもう、より強力な新型ゾイドを開発するよりも復興に力を注いで欲しい。予算はそれに使ってほしいというのが願いだろう。
だから、「既存ゾイドで行った第一次上陸作戦は散々な結果になり敗北。あのマッドサンダーでも絶対的な力を発揮する事は出来なかったのだ…」という風に改定し、国民に「やばい!また辛い期間が続くが…、でも戦わなければ滅ぼされる!」ような感情を起こさせたのではないだろうか。

軍部としては戦力をどんどん拡張させたいし持てる力で支配域を拡大したい。だがその為には国民を味方につける必要がある…。

…もう一つ。
中央大陸戦争時は、「学年誌と4冊のゾイドバトルストーリーにあまり矛盾が無い」と書きましたが、一部にはあります。
4巻において特に顕著です。

シールドライガー部隊がグレートサーベルに敗北するシーンは、
バトストでは、負傷者救出の為にパイロットが降りた瞬間を狙い、グレートサーベルが攻撃を仕掛ける、です。
学年誌では、ベアファイター部隊の残骸を解析し、敵はサーベルガイガー部隊だと予想します。これにより「サーベルなら勝てる!」と思い追撃したシールドライガーの前に現れたのは強化型サーベルのグレートサーベルだった。
バトストでは、パイロット不在のシールドライガーを撃ったグレートサーベル。
学年誌では、パイロットが居り万全状態のシールドと戦い退けたグレートサーベル。
になってます。

火山島の戦いでも、ディバイソンがデスザウラーに体当たりと17門突撃砲を浴びせ、火山に突き落とす展開がありました。
この時、バトストではデスザウラーはそのまま溶けていったような印象で終わります。
一方、学年だと、溶岩で溶け出したデスザウラーは力を振り絞り強力な爪で火口を破壊。なんとか脱出して撤退します。

この辺は…、「共和国が帝国に押されていた時期だからなぁ…」と考えると解釈できると思う。
当時の共和国国民の感情は、もうデスザウラーへの圧倒的な恐怖だろう。
いつ中央大陸全土がデスザウラー率いる帝国軍の支配下になってもおかしく無い。
そんな中、シールドライガーは希望だったと思います。
かつてD-DAY上陸作戦後、圧倒的勢いのある帝国軍の猛攻を押し返した勇者。
いちどはデスザウラーに敗北するものの、その後は中央山脈に進出した共和国軍の中心となり活躍する。
(共和国軍が山脈を順調に攻略できたのは、やはりシールドライガーの力が大きいだろう)
そのシールドライガーが山岳戦で一方的に敗北した というのはいかにもマズい。
…そうだパイロットが不在の所を狙われたようにしよう…。
シールドライガーの面目もある程度保たれるし、騎士道を重んじるゾイド星人の感情としては、「パイロット不在のゾイドを狙うなど卑怯者である」と思うかもしれない。

デスザウラー火山突き落としの件も…、実際は脱出されていたとしても、
この時期の共和国だから。
ディバイソンは仮にも「対デスザウラー用」として設計されているから。
結末を曖昧にして、「倒した」ような印象で終わらせたとしても、不思議ではないかもしれない。


…あんまりゾイドには…、特にメカ生体期のものに関しては…、軍の腐敗とか政治的な云々は似合わないと思っている。
共和国国民は軍を信頼し、軍はヘリックに絶対の忠誠を誓う。帝国も然り。
その中で戦っている姿の方が良いと思いますが、ふとこんな想像をしてみても、それはそれで面白いことではあります。
ディープな楽しみ方の一つかもしれません。

・・・・ただ、これはあくまで私の想像でしか無いんです。

いや、今までの年表もある程度私の想像・推測で補った部分はある。
だがそれは、自分なりの確証があった上でそうしているものです。
しかし今回のものは、確証や裏づけがあるというよりは、自分なりの解釈を拡大させたものでしかない。
物的証拠が無く状況証拠だけで導いている感じ。

なので記述をどうしようか迷います。

いっそ、「この時期の戦記は彗星衝突による混乱期に大きく失われた。よって様々な説があり確実視される決定的な説が無いのが実情である」とした上で両方の推移を併記するスタイルにすべきだろうか。
うーん、悩みます。
どうしましょう。
これさえ解決すればすぐにでも書き始めたいんですが。
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