ゲルダーは何故トリケラトプス型か

先日、ゲルダーをレビューして、そこから発展しモチーフは何ぞやという話になり・・・、
ゲルダーのレビュー  ゲルダーモチーフMANIAX

モチーフについて色んな説が出て、アンキケラトプスやアリノケラトプスかなぁという所で話を進めたんですが、
なんと、
「戦闘機械獣のすべて」にはっきりと「トリケラトプス型」と書かれているとの情報が。
確認してみると、あった・・・。

これ以上無いほどハッキリ書いてあるジャナイカ。

おお、あれだけ色んなモチーフを検証したけどトリケラトプスだそうだ・・・が、せっかくあれだけ考えたのだから、もうちょっと考えてみる。

「なんでトリケラトプスを採用したの?」

今回の話は、
レビュー中で書いた「ゲルダー&ザットンは欠陥機説」
前回のゲルダーモチーフMANIAXで書いた「帝国側はマイナーなモチーフを選ぶ傾向にある」
っていう部分が重要になってきます。

さて、確定情報としてレッドホーンはスティラコサウルス型。ゲルダーはトリケラトプス型。
スティラコサウルスは、1984年当時としては割とマイナーに属する角竜で、体長は角竜の中では比較的小型。
トリケラトプスは、1984年当時としてもティラノサウルスと恐竜人気を二分する超ヒーロー恐竜で、体長は角竜の中でも最大級。

モチーフが逆だとスッと納得できるんですが。
なんで「より大きくメジャーな」トリケラトプスが小型ゲルダーになり、しかもあまり有効な働きを示せず退役していったのか。
なんで「より小型でマイナーな」スティラコサウルスが大型レッドホーンになり、しかも長らく主力機として君臨し得たのか。

ゾイドの魅力は「メジャーどころを使いつつも、気の利いたマイナー系も忘れない」そんな所にもあると思っています。
なのでレッドホーンがスティラコサウルスを用いた事は最高だと思っています。
ですが、ここではゲルダーを加えてより深く考えたい。

「メジャーどころを使いつつも、気の利いたマイナー系も忘れない」
これが魅力なのは確かだが、それでもトリケラトプスは超超人気恐竜の切り札モチーフだろう。
小型ゾイドに使い、しかもあまり活躍しなかったというのは、納得しかねる所が大いにある。

ただこれに対し、「帝国側はマイナーなモチーフを選ぶ傾向にある」という事を加味すると、なんとなく納得できるかもしれない説が思い浮かんだ。

帝国は共和国よりもひとつマイナーなモチーフを選ぶ傾向が強い。
代表的なところでは、やはり百獣の王ライオンを使う共和国に対し、二番手トラを使う帝国だろう。
また、ゴジュラスとアイアンコング、ゴドスとイグアンなどを比べても、共和国側は最大級に華のあるモチーフを使い、帝国側はマイナーといかないまでもヒーローという意味では少し地味なモチーフを使う傾向は否定できない。
極初期の虫型を比べても帝国側は芋虫やカタツムリに対し、共和国側はカマキリやサソリだ。

初期の頃の帝国で超メジャーなヒーロー系モチーフを使ったものは、ゲルダー(トリケラトプス)、ザットン(ブラキオサウルス)…、あとはサイカーチスだろうか。
サイカーチスは、ライバルの共和国側ダブルソーダよりメジャーな一番手を使った、極めて珍しい例だと思う。

そしてその三機を見ていると、いずれも「あまり活躍していない」ところで共通している。
ゲルダーはマーダを更新する次世代機として開発されたのに、マーダを更新できなかった。というかマーダの方が後々まで広く運用されている。
ザットンは登場シーンが少なすぎる。
サイカーチスも登場シーンが少ない。ゲルダーやザットンよりは登場数も活躍数も多いが、ライバルのダブルソーダに比べれば大きく水をあけられている。

もしかして、帝国側がメジャーなモチーフ…、すなわち共和国側の領域 に踏み込んだ結果を揶揄していると考えると面白いかもしれないと思った。
帝国側はマイナーモチーフの方が活躍できる…。そんなジンクス。


ただそんな帝国にあって、状況を変えたのはやはりデスザウラーだろう。
デスザウラーはティラノサウルス型である。箱表記は恐竜型だが冊子などではティラノと明記されている。
(個人的には指などからアロサウルスの方が近い気もするが…、いずれにしろ肉食恐竜型であるのは明白だ)

面白いのは、この機体をきっかけに、帝国はメジャーなヒーロー系モチーフを解禁している。
デスザウラーを支援する24部隊には、かつて共和国側にあったサソリ型やカマキリ型がある。
デスザウラー以降は、再びブラキオサウルス型ブラキオスを開発し、こちらは一定の成功を収めている。
ドラゴン型レドラーはプテラスを圧倒し制空権をもたらした。ドラゴンは幻獣。もはや最高級のヒーローモチーフである事は間違いない。
更に、ライジャーでライオン型をも解禁した。
こうして、ついにメジャーモチーフを勝ち得た帝国軍は、それらのゾイドでもって共和国軍を苦しめるのであった…。


というわけで、まあ強引にも程がある説を唱えてみたが、あんがい個人的には納得できるものがあったと思えた。
もともと帝国はマイナー系である宿命に縛られていた。それを越えようとしたゾイドはすべからく活躍できなかった。
だがデスザウラーがその状況を変えてみせ、革命児となった。

というわけでやや話が逸れてきた気もするが、初期における苦しい帝国の事情と、それを解放したデスザウラーという事を、「キット的な方向性」「戦場マップ」の両面で捕らえてみると面白いのかなーと思った。
スポンサーサイト



プロフィール

三式

Author:三式
>HP(本家)はこちら
>掲示板

コメントはお気軽に!
コメントは
 @初めましての方も大歓迎
 @関係ない話題でもOK
 @但し宣伝のみ等はNG
 @名乗って頂けると嬉しい
という感じでお願いします。

リンク
カレンダー
08 | 2014/09 | 10
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
新着記事
最新コメント