ハイパーローリングチャージャーは弱点なのか?

前回のアンケートの内容で読んでてふと思った事をつらつら。

みごと重量級で1位になったマッドサンダーに関してです。
やっぱり超マッド派としてはアレコレ考えたい!


マッドの何かというと、最近特にそういう感じの見解が語られている気がしますが、「ハイパーローリングチャージャーは弱点なのか?」という部分です。これに関してつっこんで考えてみたいです。

デスザウラーは背中のオーロラインテークファンが弱点でありました。
これはもうメカ生体時から明確に言われていた事で、実際にサラマンダーが高高度からミサイルを撃ち見事ファンを打ち抜いた挙句鹵獲した事があります(実際は帝国の罠だったわけですが)。
また、ウルトラキャノン砲を背中に叩き込まれ海に逃げた一件もあります。

ではマッドサンダーのハイパーローリングチャージャーは。



個人的な事を言うと、子供の頃、つまりメカ生体ゾイド当時の88年から「弱点である」と認識していました。
最初に手に入れたゾイドがデスザウラー&マッドサンダーだったのが強い影響だったと思うんですが、当時「強いゾイドには弱点がある」のが認識でした。
なのでギル・ベイダーが出現した時に、「こいつ弱点無いやん…」という感想を抱いた事を強く覚えています。


まぁ、この見解が当時のユーザーの大半の認識だったか私個人のものだったかというのは今更確かめようがないんですが。
一応、うちの周辺…クラスとかはマッドの弱点=ハイパーローリングチャージャー認識ではありましたね。
んー、ただ当時の自分はゾイド博士だったので私の見解が周囲にかなりの影響があったのも否めんのでやっぱり何とも言えん…。
ただ何故、当時こういうハイパーローリングチャージャーが弱点であると思ったのかを説明する事なら出来ます。
理由は二点です。

一つは見た目の問題。
マッドサンダーの灰色部分が装甲であるのは明白。言い換えればそこ意外は防御上で劣る。
もう少し細かく見ると、マッドサンダーは灰色部分が最も強く、そこから色が黒くなるにつれてむき出しのメカニック…当たったらヤバい箇所になっています。
ゾイドの大多数は子供が見てもパッと「ああここが強くてここがマズいんだな」と分かるカラーになっています。
マッドサンダーで言うと、背中から尻尾にかけて超強固にガードしているのにハイパーローリングチャージャーだけは黒い。
しかも、他の黒い部分は被弾しにくいであろう箇所になっているのに、ここだけは当たりやすそうな位置になってる。
なので直感的にデスザウラーのファンと同じくここは弱点だと判断していたというもの。
(・・・・・まあそれ言ったらマグネーザーも黒いよと言われそうなんだけど)

二つ目は学年誌の描写の事。
まあ、これは小学館スペシャルゾイドバトルストーリーには未収録なので、厳密な意味で公式の範疇に入れるかどうかは悩みどころですが…。
コラムでも紹介しているデスザウラーの初陣からしばらくの猛威の記事と照らし合わせつつ書きたいと思います。
デスザウラーは、登場からしばらく猛威をふるいまくって無敵の印象を与え、しかし最後は唯一の弱点オーロラインテークファンを撃ち抜かれて撤退しています。
私が当時購読していた小一では、マッドサンダーもこれと似たような展開があったんですね。この印象は強い。

内容。
初陣からしばらく、マッドサンダーは猛威を奮い、アイアンコングや帝国MK-II部隊を蹴散らし首都奪回に向けて大きく前進します。
ここで帝国は大掛かりな作戦を決行します。
マッドサンダー部隊が橋を渡し始めた瞬間を狙い、ライジャーが部隊を足止めしゴーレムが橋を爆破し部隊を土の中に埋めてしまいます。
唯一、地中潜行能力を持ったマッドサンダーだけが無事で地上に出ますが、そこには万全状態のデスザウラーが待ち構えていたのであった。
デスザウラーが猛威を振るっていた頃は、共和国が大掛かりな作戦でデスザウラーを何とか撃破しようと試みていますが、マッドサンダー出現時には全く逆になっているのが面白いです。
さてこの時のデスザウラーは荷電粒子砲を防がれて敗北。
マッドサンダーの力を見せ付ける結果に終わります。

さて弱点というのはここから。年明けた小一89年1月号。
この戦いの後、首都を奪還した共和国軍は帝国領に向け進撃を開始します。
しかし帝国軍は山岳地帯で死に物狂いの猛烈な反撃を開始した。
デスザウラーがディバイソンを倒す。
マッドサンダーに出撃命令が下った。

デスザウラーを見つけ、突進するマッドサンダー。しかしデスザウラーはこの時を待っていたのだ。
デスザウラーは改造デスザウラー「デスウイング」だった。
ぱっと空中に飛び上がったデスウイングはマッドサンダーの突進をかわし、空から荷電粒子砲を叩き込む。
マッドサンダーは空からの攻撃を受け、大破炎上してしまう。


この描写はよく覚えていて。というのも当時マッドサンダーを手に入れたばかりの私にとって強烈だったのであります。
うぇぇぇぇぇぇぇぇマッドやられちゃうの!???
と、かなり慌てた。

写真を見ると「背中」の中でもハイパーローリングチャージャーの辺りから煙を吹いていますね。
なので、この戦いの印象から「ここは弱点」と強く認識したものであります。
…なおこの後の描写も補足しておくと、新鋭レイノスが現場に急行し見事デスウイングの翼を撃ち抜き撃墜します。

面白いのは、デスザウラーが弱点を晒し撤退に追い込まれたのは1月号。
マッドサンダーが背中を撃たれて大破炎上したのも1月号という事です。
両者とも、圧倒的無敵の期間、および弱点を晒したタイミングは同じであります。

まぁ、そんなわけで当時からハイパーローリングチャージャーが弱点という認識はあったという話です。
新世紀以降でこの点が強調されたのはむしろ当然かなーと思っています。

むしろ新世紀での設定でヤバいんじゃないの?と思ったのは「背部のエネルギー発生装置ハイパーローリングチャージャーにより敵地の真っ只中でも無補給で活動可能」っていう部分だったりします。
ハイパーローリングチャージャーはマッドサンダーのエネルギーを超収束してマグネーザー及び反荷電粒子シールドに効率よく伝道する為のものじゃないのかなあと。
無尽蔵にエネルギーを発生させるものではないんじゃないかなあと思いました。

まぁ、それは置いといて…。

ともかく、自分の中でマッドサンダーのハイパーローリングチャージャーが弱点っていうのはずっと思っていた事でありました。
なので弱点じゃない説を聞いた時は、むしろ「なんで?」と思った所が強いです。

で、これについても考える。

やっぱり大きいのは、バトスト4巻、帝国の天才科学者マイケル・ホバートの「弱点は?どこにもありそうになかった」という描写かなあと思いました。
ただこれは、正面から見ていた…というか正面以外見てないというのが大きいんじゃないかなあと思います。
まぁ、正面から見やたら確かにマッドサンダーは完璧で弱点など無い。
あと、マイケル・ホバートはチェスター教授をかなり神聖視していた所があるんじゃないかなあと思うので、その思いも弱点が無いと思わせたんじゃないかなあと思います。

もいっこ。
塔の上の悪魔アイアンコングには上から撃たれつつ無傷だった実績もありますが、うーん。こっちはよく分からない。
ただキャノンビーム砲や二連衝撃砲も無傷だからなあ…。
あんがい、「なんかあのドリルで突進されたらヤバそう! 頭狙え!!」ってなってたんじゃないかなあと思ったりはします。

更に。
こちらは学年誌資料ですが、帝国が作り出した対マッドサンダー用改造デスザウラーと言えばデスクロスです。
デスクロスは、実は開発経由にちょっと面白いエピソードがあります。
ライジャーが決死の覚悟でマッドサンダー基地に忍び込みマッドサンダーに関する機密情報を盗み出し、その結果、対マッドサンダー用として改造されたのがデスクロスです。
つまりマッドサンダーを知った上で具体的な対抗機になっているというわけで。
しかしその思想はマグネーザーよりも硬い金属で出来たブーメランを思い切りぶつけて倒すというもの。
普通、デスウイングのように背中を撃とうとなりそうなんだけど…。

しかし、これは共和国側にしてもそうなんですが、共和国側はデスザウラーの背中が弱点だと明らかに気付いていながら、ディバイソン何ていう正面からぶち当たるゾイドを作っているし。
なんかゾイド星の思想としては弱点を最初から狙うというのは例外で、あくまで正面から力で押し切ってこそ良いという脳筋全開な思想が深い。

ま、なんか微妙な所もありますが、私個人は総合的に見て弱点と言っていいんじゃないかなあと判断しています。
その砲が妄想する際に都合が良いというのもあるし。

ただ弱点とはいえ例えばマーダの電磁砲撃ってもヤバいのかと言えばそれはないとも思います。
大型ゾイドの大威力のものでなければダメな程度の防御力はあると思っています。
デスザウラーのオーロラインテークファンにしろ、よくよく考えれば、あのウルトラキャノン砲を超超至近距離からファンに直撃くらって、それでも一応動けたというのは凄すぎると思います。
(サラマンダーの高高度からのミサイルで撃たれた事もあるけど、あれは帝国の罠だったわけで実際に致命傷になったかは非常に怪しい)
両者とも、「弱点は弱点だが簡単に打ち抜けるものではなく大型ゾイド相応の強度がある上での弱点」だと思っています。

とりあえず現時点でのマッドサンダーのハイパーローリングチャージャーは弱点? に関しては個人的にこんな風に思っています。


あと補足というか。


マッドサンダーじゃ無くデスウイングに関してですが。
デスウイングは新ゾイドバトルストーリーによると、暗黒軍による改造デスザウラーで「予想以上の成績を挙げた事からギルベイダーの開発が決定された」とされている、実は重要なゾイドです。
まぁ、確かにレイノスの邪魔で失敗したとはいえマッドサンダーを追い詰めてるしなあ。

…妄想。
レイノスがデゥウイングを撃墜できたのは、翼に強度がなかったからだと思います。レイノスの攻撃でデスウイングの翼はバキバキに砕けています。
あくまでマッドサンダーを迎撃する用途で「浮けばいい」という感じで強引に羽付けたのがデスウイングであると思う。
で、しかしながらその戦術は有効であった。それこそマッドサンダーを倒せる程に。
なので、本格的に強度を持たせ空中戦も可能な仕様で完成したデスウイングの延長線上にある機体がギル・ベイダーである…のかなあ。

しかし、疑問なのはデスウイングの登場時期である。
共和国が首都を奪還した直後くらい。共和国が帝国領に向け進撃を開始した頃に登場しているのがデスウイングなわけで、ゼネバス帝国による改造機である印象が強い。
同様に、新バトストにはビッグハンドという改造機も紹介されていますが、あれもまた学年誌では共和国首都での戦いに投入されている帝国の改造デスザウラーだったりする。

んー、この辺をふまえると、もしかすると割と早い段階からゼネバス帝国はガイロス暗黒軍への協力を要請していたのかもしれないなあ…なんていう説を思いつきました。
まぁ、「負けたー!助けて!!」だと、さすがに暗黒軍が帝国を飲み込んだとしても言い訳できない所はあるからなあ。
「裏切られた密約」といっても、あの状態でガイロスがゼネバス帝国を助けるメリットはあんまり無いからなあ…。
国同士のやり取りはシビアなのだ…。その辺はゼネバスも分かってるはずだと思う。

だからもしかして、共和国がマッドサンダーを投入した前後くらいのタイミングから、既に暗黒軍と接触していたのかもしれんなぁなんて思いつきました。

「今までデスザウラー先頭にして戦って優勢だったけど、敵がまた強いの作ったみたいだ。このままじゃ苦戦してしまうかも。でも今なら敵が新型機を量産する前に一気に潰せると思う。協力してくれ。もちろん勝った暁には分け前ははずむから!」

とまぁ、この方が、「負けが決定的になって泣きついた」よりはいい気もする。
この状態だと「協力してくれたら勝てると思う」な感じだもの。
そのようにしてガイロスの助力を取り付けた結果、誕生したのがデスウイングなりビッグハンドといった機体だと考えると一応のつじつまはあうのかなーと思いました。
で、
そんな約束だったのに共和国は着実に新型機マッドサンダーを量産するし帝国はどんどん領土を失っていくし。
もういいかげん見限ったのがニカイドス島での一件である、と。

そんな風に当時の情勢を考えてみるとたいへん面白いなーと思いました。
この一件は改めてまとめなおしてコラムに編入したいです。
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