作品解説 キングゴジュラス野生体捕獲作戦

HP更新しました。
先日、ブログで掲載しましたSSをHPに編入しました。

キングゴジュラス野生体捕獲作戦
こちら

という事で本作について、改めてあれこれ。
途中の解説でも書きましたが、自分としてはかなり異質なテーマで書いています。

私がメカ生体ゾイドに入った頃、世界観は激しいバトルと人間ドラマでした。
その頃というのは、ゾイド=生物であるという認識は極めて薄くありました。
バトスト3巻の「兵士の命はどんなゾイドよりも重いのだ」というヘリックの言葉はけっこう象徴的なものがあると思います。
そこに絆などというものは希薄で、「純然とした兵器である」という扱いでありました。
あと、これはバトストなどには未収録なんですが、同時期に小三で掲載されていた「ゾイドバトルコミック フランツ編」に興味深いシーンがあります。
ここで整備兵を交えつつ「量産タイプのゾイドなどみんな一緒だ」っていう台詞があったりして。
この当時は、かなりこんなもんであります。

今、様々な資料を集めてみて、メカ生体ゾイドは極初期の頃は生物であるというアピールが比較的強く、しかしバトストが本格的に始まった頃から兵器的な描写が増えていると感じます。
ただ暗黒編以降はクルーガーの各愛機に見られるように生物であるという面が再度強調されるようになっていますが。
そして機獣新世紀以降は、生物であるというアピールが格段に上昇しているのは周知のとおり。

あくまで兵器的な扱いであるゾイド。
それが激しい「戦争」という緊迫した世界観を盛り上げたという面はあるし、その世代である自分としてはそういった運用が好きな所も大きいです。
戦争において悠長に絆やなんや言うのは可能なのか?甘っちょろくないのか?そういう風に思う部分もあるにはあります。

・・・ちょっと余談ですが、思うに、機獣新世紀ゾイドの頃にあった派閥や対立というのは、この辺の「扱い」というか「捉え方」というか…、「ゾイドの定義」が原因だった面もあるとは思います。
まぁ、それはいずれ詳しく・・・。

ただそんな風に兵器的な運用・描写を好む(その上でほんの少し押しつけがましくない程度で生物的な面があればいいと思っているような)私が、あえてゾイド=生物であるという面を全面的に押し出して書いてみたいと思って着工した作品であります。
「生物として」というより、むしろもう神格化している面すらありますね。

何でこんな風な事をしたかというと、まぁやっぱり自分の中の世界というのは大事なんですが、しかし現状で満足するのではなくもっと膨らませたい。
膨らませる為には他のものに触れるのも良いだろうという事であります。
普段では触れない異質なものをあえて取り入れてみる事で何か新しい発見があるかもしれないし、もしかすると自分の考えが変わる事があるかもしれない。
そういう事には常に挑戦したいと思っています。

で、まあ書いてみて自分の中で今後取り入れたい部分は色々と出てきた。そんな作品にはなってくれました。
どうも抽象的なあとがきですみません。


具体的な部分のモチーフなど。

キングゴジュラスについて。
今作ではゴジュラスの特殊個体としています。
戦争による生態系の壊滅的破壊。そしてそれゆえに生まれた生命。
最強ゾイド、ワンオフ機。であるならばそれなりのものを背負わせたかった。
意思を持ち疎通させる事が出来ますが、風の谷のナウシカの王蟲の描写を参考にしています。

あと、メカ生体世代的にはやっぱりゴジュラスというのが別格なゾイドなわけで、ゆえにゴジュラスの特殊個体=特殊個体ではあるが同じ種である としました。

リバセンの描写にあるようなグローバリーIIIのテクノロジーを使って作られた強い機体ではなく、あくまで「野生体として強い」というものとして捉えて描いています。
これは、この時期の技術・・・例えばキメラであったり合体であったり・・・そういった忌むべきテクノロジーの対極として、「昔ながらの心を通わせるゾイドたるキングゴジュラス」がある。
アンチテーゼな存在として捉えているからであります。

キングゴジュラスは無敵ではない。
至近距離からビームスマッシャーを受ければ装甲はさすがに耐えられない。暗黒大陸本土では、さすがに強力な暗黒軍相手に苦戦します。
それでも彼は満身創痍になりながら戦う。その信念の為に。
という感じ。
この辺はリバセンの捉え方とは全く異なるものですが、本作としてはこう捉えたという感じです。

最後の部分には、「キングゴジュラスは簡易な改造だけで最強ゾイドになった」とあります。
この辺は、「じゃあもし期間に余裕があり2~3年かけて徹底的に作り込んだキングゴジュラスを作っていただどうなってたんだ」というような事も想像して頂けると嬉しいです。
キングゴジュラスは強い。
でもその強さはまだあれで到達点ではなく底が見えない。
そんな所も表現できていれば良いのですが。


キメラについては、今作では忌むべき存在として描いています。
ただオルディオスやバトルクーガーも忌まわしいとして排除すべきかというとそうは思わない。
彼らの存在は彼らの存在で肯定されるべき側面もきっとあると思っています。
なので、また考えがまとまってきたら本作のようなテイストでキメラ系の事も描いてみたいと思っています。

なんだかまとまりのないあとがきですが、んー。
すみません。
後ほど、この文章も読みやすいように書き直して「あとがき」としてHPに編入したいと思います。
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