バリゲーターの対空能力を考える

フォームの方からお題を頂きましたので、考えてみます。
面白いお題なので、ぜひ皆様も思いついたことあれば教えてくださいませ。

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メカ生体直撃世代なのですが、子供の頃どうしても納得のできない描写がありました。
それは『バリゲーターの対空能力』についてです。

海でシンカーに沈められたり渡河作戦中にサイカーチスに沈められたり。バリゲーターは敵航空戦力に部隊ごと敗れる場面が印象的です。
しかしその『空からの攻撃に弱い』描写が、子供の頃どうしても納得できませんでした。

『だって、誘導ミサイルついてるじゃんよぅ…』と。

敵を追尾し撃墜する…誘導ミサイルは『小学生がイメージする最強武器』のひとつだと思います。
バリゲーターにはそれが4発も搭載されている。しかも旋回・仰角俯角も自由自在。

またイグアンやシールドライガーの例を出すまでもなく、バリゲーターのミサイルがその後傑作機ハンマーロックに標準搭載されたという事は、ミサイルの性能自体は敵国が注目する程高いものだったのだと思われます。

それほどの装備を持つバリゲーターが、敵航空戦力に対し為す術なく部隊ごと壊滅させられてしまうというのは、どういう事なのでしょうか。

・不安定な水面では照準を合わせにくい
・ミサイルは対地用で、対岸の敵陣に打ち込んでから渡河、のような使い方をする
・キットがそうなっているだけで、実際のハンマーロックのミサイルは別物

…そんな理由を考えましたが、では『なぜ対空能力の不備が明らかなのに改善しなかったのか』などの疑問が沸きます。

バリゲーター大好き少年だった子供の頃の僕が『なるほど!』と納得できるような解釈がもしできれば、教えて頂ければと思います。

もしお時間ございましたら、考察お願い致します。

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バリゲーターの対空能力の貧弱さ。確かに、これは弱すぎですよね。
4門もミサイル持ってるのに。

学年誌まで見直してみましたが、対空戦闘をバリゲーターが行っているのは、バトストと同じ
●対シンカー(第一次ゾイド開発競争 フロレシオ海海戦)
●対サイカーチス(国境の橋争奪戦)
の二例だけでした。
学年誌のみで展開された対空戦闘というのは、現在のところ発見できていません。

とりあえず、これらの戦いが何故「バリゲーターの一方的敗北」になったかを考えたいと思います。

●対シンカー
戦闘の推移は、
フロレシオスとバリゲーターが海上を航行している。
そこに帝国新鋭のシンカーが空から襲い掛かる。共和国艦隊は惨敗を喫する…。
というもの。

この戦闘においては、ちょっと不思議な事があります。それは「おかしいぞ。帝国軍は飛行ゾイドを持たぬはずだが……」というバリゲーター側の台詞です。
シンカーはこの戦いが初陣でした。そして、シンカーは帝国初の飛行ゾイドだ。
共和国軍は、敵が飛行ゾイドを配備した事を察知して居なかった。それゆえに混乱した。
この事は共和国艦隊の敗北の大きな要因でしょう。
しかし、疑問というのは…、
この海戦におけるバリゲーターを見ると、しっかり対空ミサイルを積んでいます。

帝国に飛行ゾイドが居ないなら何故、ミサイルを積んでいたんだろう。

History of ZOIDSには、ゾイドではない飛行メカとしてこのようなものが登場します。

一人乗りの軽攻撃メカのようで、ゾイドに搭載されているビークルと同程度の性能と推測します。
飛行ゾイドがない時代においては、このようなビークルが戦闘機として使用されていた風に描写されています。

そういえばシンカーが初の帝国飛行ゾイドなのに、それ以前の共和国ゾイド…、例えばフロレシオスには対空機銃が付いています。
「帝国はシンカー以前は飛行ゾイドを持たなかった。しかしビークルを運用し戦闘機として使用していた」
事が推測されます。

残念ながら、このビークルのスペックは不明です。
ただ、ウルトラザウルスの艦載機のスペックが最高速度300km/hとバトスト3にあるので、同程度と推測します。

最高速度300km/h程度の飛行メカを保有する帝国空軍。
であるなら、この対空機銃やバリゲーターのミサイルは、そのレベルを想定した能力だと思います。
従って、この時点では「命中せず一方的に敗れた」というのは仕方の無い事なのかなぁと思います。

ただ、後のミサイルは改良されていると思いたいです。
ミサイルは、換装したとしても外観上の違いはあまり出ないと思います。
なので後期型のバリゲーターやハンマーロックのミサイルは「キットでは全くの同形状」「実物でも外観上の差はあまり無い」が、中身的には別物という風に考えてみました。


●対サイカーチス
戦闘の推移は、
バリゲーターが川を渡っている。
そこにサイカーチスが強襲。バリゲーターは惨敗を喫する…。
というもの。

これも難しいですね、、、。
鈍足のサイカーチスがミサイルを持ったバリゲーターを一方的に沈める…。
ただ、これも状況を考えれば、解釈できなくもないかなぁと思いました。

あの状況のバリゲーターは、「密かに川を渡っていた」のだから、味方同士の通信は不通だったと思います。
またレーダーというものは「照射すれば自らの位置もバレる」ものなので、あの状況においては禁止状態だったと思われます。
あくまでも目視に頼り対岸を目指すバリゲーター。
更に、「密かに」だから騒音が出ないようにローギアの微速前進だったと思います。

そこへ、敵を見事発見したサイカーチスが襲い掛かる。しかもパイロットはエース。
対応できないままバリゲーターは沈んだのであった…。

という風に考えれば、納得できるのかなぁと思いました。


要するに、二例ともバリゲーターにとって実に不本意な状況であったと解釈するものです。
多分、それは間違っていないと思います。

バトスト1巻の戦力比較表によると、シュトルヒに対し「負け」になっていますが、
バトスト3巻の戦力比較表だと、シュトルヒに対し「勝ち」に変化しています。
なので、これはバリゲーター側の装備がアップデートされた裏づけになるのかなあと思います。
(なおサイカーチスに対しては両方とも「勝ち」になっています)

本来は勝てる相手だったが状況が悪かったのが不運だったと結論付けたいと思います。
なんだか、改めてバリゲーターの受難を思ってしまいました。
たまには勝ってくれ、バリゲーター!
でも、まぁレドラー就役後も変わらず運用されているわけだし、苦戦しつつも一線で使用されるほどの能力を有していたのは確かだと思うので、想像したい所です。
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