拠点防衛におけるデスザウラーの価値を語る①

デスザウラーといえばニカイドス島の戦いでデッド・ボーダーに象徴的な負けをしています。



この一戦は我々の脳裏に強く焼きついている事件だと思います。

ですが、実のところデッド・ボーダーは実力をいえばデスザウラーより格下であるらしい。
末期の戦い、「暗黒首都攻略戦」にて面白い表があります。


両軍のゾイドの強さが示してある。
デッド・ボーダーは1でデスザウラーは3。
こんなにも開きがあるのか…。

というかデスザウラー、強いではないか。ギル・ベイダーにも並ぶ評価だとは。
この時代の最強格であるところのギル、オルディオス、ガンギャラドが最高の星3つなのは分かる。
また、首都攻略という作戦の特性から、マグネーザーを持つマッドサンダーは凄い価値があったと思う(首都は分厚い城壁で守られていた)。だから最高レベルの3を得たのも分かる。
対しデスザウラーは、んー。最高レベルの評価3を得た要因は何だろう。

これを考えた時に、ヒントは「首都攻略戦」という部分にあるのかなと思いました。
暗黒軍はそこから動かず(動けず)防衛に徹する。共和国軍はそこに攻め込み制圧を目指す。

さて、デスザウラーは防衛でどのように働いたのだろう…。


デスザウラーは、たぶん荷電粒子砲を撃てば接近する敵部隊を一気に殲滅する事ができる。

(この図を見ていると、PSゾイドのデス様最強の範囲攻撃を思い出す)

ギルのビームスマッシャーは威力では荷電粒子砲を超えるものの、狙える範囲は荷電粒子砲に大きく劣る。

複数の敵を相手にする…、対部隊用としてはデスザウラーに劣ると思う。

共和国軍は、
A:密集して進めば荷電粒子砲の餌食になる。
密集すれば、各機が協力して強固な軍団になる。
だが密集している事から荷電粒子砲を受けて一気にやられてしまう。

B:分散して進めば荷電粒子砲は避けられる。だが他の暗黒ゾイドの餌食になる。
分散すればデスザウラーは狙いを付けにくくなる。
この時代のデスザウラーは、荷電粒子砲は3発程度しか撃てない。
しかも撃つまでに時間がかかる。
分散した少数の敵を狙うのは効率が悪い。
どれか一つの小隊に向けて撃っても、共和国軍としては減る戦力が少ない。
逆に、撃つのにかかる時間が長い事から、一つの小隊を壊滅させている代わりに残りの全部隊が突入を完了してしまうだろう。

だが、分散してしまえば各隊の戦力は弱くなる。その場合はデスザウラー以外の機が殲滅に向かえば良い。

このように、デスザウラーは拠点防衛として敵部隊を迎え撃つ任務に最適なのかなと思いました。
「牽制」が、これほどるゾイドはいないと思います。

なおAパターンの場合は、共和国部隊が先頭にマッドサンダーを配置すれば防げるような気もします。
ですが、この時代には既に「マッドサンダーの数<デスザウラーの数」であると思います。
マッドサンダーの数は激減し…というより絶滅寸前である事が新バトストなどから読めます。
マッドサンダーは荷電粒子砲に耐えますが、複数のデスザウラーが同時に同じマッドサンダーを狙えば絶える事はできないと思います。
という事でA案は採用不可能。
でもB案にしても全滅は必至……。


首都攻略戦で、共和国軍が採用したのはAでもBでもなく、オルディオスを使っての空からの攻撃でした。
オルディオスは城壁の破壊には適しているとはいい難い。ですが、上記したような事情から共和国軍はオルディオスに頼らざるを得なかったのでしょう。
共和国軍は、オルディオスの攻撃を「第一次攻撃」 城壁破壊後に行った全軍突入を「第二次攻撃」と呼んでいます。
なので、おそらくオルディオスは城壁の破壊およびデスザウラーの駆逐を行い、そしてから残る共和国軍はAの隊形で突入したのだと思います。

なお、オルディオスはガンギャラドの迎撃を受ける姿が描写されています。かなりの損失が出たと思います。
ただしオルディオスは「数」で強引に攻めたのだと思います(ガン・ギャラドはまだ就役から日が浅く生産数でオルディオスに遠く及んでいないと思われる)。
オルディオスはこの時の共和国軍の切り札とも言えるゾイドですが、その損失を覚悟してでも、そうせざるを得なかったのが首都攻略戦なのでありましょう。

というわけで、デスザウラーを考えてみました。

正直にリアルタイム時の事を言うと、デスザウラー派マッドサンダーに負けた時点で雑魚化したという認識でした。
まあ、子供はそんなものでしょう。同様にシールドライガーが登場した後のサーベルタイガーなんかもです。
ですが、今はマッドサンダーといえども油断をすればデスザウラーに負ける可能性もある、あくまで「優位」でしかない。シールドライガーも同様。という風に考えるようになり深みが増したと思います。
更に、1対1のゾイド戦だけでなく様々な運用を想定して総合的な強さを考えるようになるといっそう深みが増したと思います。
ゾイドは豪快な1対1での決戦が魅力でもあるので、そのようなものはやっぱり追いかけていきたい。ですが同時にそれ以外の視点もプラスして考えていきたいなあと思いました。


さて、次にデッド・ボーダーも。
以前に「重力砲は射程が短い」と考えたコラムを書きましたが、今回の評価1の低い扱いはそれを裏付けたかなと思います。
防衛戦では大量の敵が波の様に押し寄せてくるのを殲滅する必要があります。
先述したようにデスザウラーはそれが最適。
だが射程が短いデッド・ボーダーは引きつけて撃つしかない。
また、デッド・ボーダーは一気に殲滅させる事はできない。一機ずつに撃ち込み破壊しているようだ。なので、引きつけてから撃ったところで大軍を駆逐しきる事は不可能。
防衛線での勝ちは低いのかなあと思いました。

アイス・ブレーザーは評価2を得ていますが、このゾイドに関しては超高速で敵に接近し攻撃後に離脱する、一撃離脱戦法が可能だと思います。
従ってデスザウラーほどではないが価値が高い。

そんな風な視点から今日は考えてみました。
という事で、今日はここまで。
続きはまた明日以降に。
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