全高問題

お便りを頂きましたのでそのお題で。
多分、私だけの考えよりも皆様で色んな意見を出して頂いた方が発展すると思いますのでよろしければご意見賜れれば幸いです!
背の高いゾイドの運用に関してです。

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ただいま、考えていることがありまして。
ZOIDSって、どこまで地形戦をやっているのかなと考えております。
ZOIDSには小型から大型までいますので、地形戦が不可能ということはないでしょう。
しかし、ゴジュラスに代表されるような全高が21mを超えるサイズとなると……。もはや地形戦はできないのではないかなと首をひねってしまいます。

いや、高層ビルの立ち並ぶ市街地や、ZOIDS専用の樹木が生えた森林などなら可能なのかもしれないとも考えます。
しかし、それ以外では?
特に、起伏のある丘などの場合にはゴジュラスサイズまで行くと全高が高すぎてまともな地形戦はできなかったのではないか。
そうなると、もう機体性能だけでゴリ押しする身も蓋もない戦術しか取れないのではないかと考えてしまうのです。

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との事で、ありがとうございます!
んまぁ、確かにゾイドはデカいから発見されやすいっていうのはありますよねー…。



地球の一般的な大きさの戦車と比べるとまぁ、ゾイドのデカいことデカい事…。
(戦車は現在の米軍主力であるM1エイブラムス戦車です。90式戦車もほぼ同じサイズ)


「Mark.1」という雑誌にゴジュラスが偵察を行うエピソードが掲載されています。
「夜間、上空を警戒するシンカーが飛ぶ中、帝国開発研究所に向かうゴジュラス」という感じでした。
その際、シンカーが上空に現れた時には「森に身を隠す」事をしていました。
なので、推測された通り、森林なら身を隠す事もできそうです。
市街も大型のビルならゾイドを隠すには十分かと思います。
バトスト4巻のマッドサンダーが突き崩しているビルの大きさ、そのほかにも市街戦を映した様々な資料から考えるに、ゾイド星にも都心部だと大型のビルがあると考えるのが自然と思います。



問題は仰られるような比較的なだらかな丘などの開けた場所でしょうね…。
全高のあるゾイドは遠くからでも容易に発見されてしまいそう。

これに対する見解として決定的なものは持ち合わせていないんですが、今の所の考えとしては「前傾姿勢」にて移動する事で解決できなくもないかな というものです。
ゴジュラス、ゴドス、イグアンなどはキットとしては直立ですが、前傾にもなれるのかなーと考えています。


こちらは2000年の次世代ワールドホビーフェアで発売されたカレンダーのゴジュラス。アニメ放映時にも映されることがあったかな…。
むちゃくちゃかっこええゴジュラスです。カノントータスも居るし重砲部隊ですね。
こんな風に前傾が可能だと思います。


このシーンのデスザウラーも、ドームの中に身をかがめて潜み、起き上がると同時にドーム天井を突き破ったのかな?

ウルトラザウルスも、ビガザウロと同様に首を下げ状態にも出来るのかなと思っています。
アニメでもグラビティカノンを撃つ際にそのようになっていたし。

なので発見を避けたい際は可能な限り全高を低くして移動。戦闘時には立ち上がって戦うという感じを想像しています。
(…上の戦車との大きさ比較を見るに、かがんだ程度で効果はあるのか? という疑問がないわけではないですが…)

ゴジュラスやゴドスが前傾できるならゴジュラスギガの革新的変形機構はどう解釈するんだと言われそうですが、この点の解釈としては
・ゴジュラスなど旧型は前傾姿勢が「できる」だけ。
 姿勢の変化に要する時間が長く戦闘時に悠長に変形する暇はない。
 また前傾しても最高速度が劇的に上がるような事もない。
・ゴジュラスギガは変形が「瞬時」に行える。
 姿勢を変えてからの追撃や追いついた後に起き上がって格闘戦をする事がシームレスに行える。
 ゆえに有効性が格段に向上しており革新的である。
という感じの解釈です。


あと、もしかすると…、
「機体性能だけでゴリ押しする身も蓋もない戦術しか取れない」との推測はあんがい正解かもしれないとも思いました。
「機体性能だけでゴリ押しする身も蓋もない戦術で構わない」という解釈です。
バトスト1巻にレッドホーンVSゴジュラスの一戦があります。
この際にレッドホーンは砲撃を行った後に突撃をするという戦術を採っています。そしてゴジュラスに破壊されている…。
砲撃を受けながらも、「格闘戦をせざるを得ない距離にまでゴジュラスが接近している」というのは大きく注目すべきです。
レッドホーンの砲撃をマトモに何発も受けながら…、しかも最後の方はかなり接近した位置からも被弾しただろうに、それでも破壊されていないのは脅威でしかありません。
大型ゾイドの大型砲を、しかも至近距離から受けても倒れない。
おそらくですがゾイド星における最強の砲は、やはりゾイドが搭載する砲だと思います。なぜならゾイドのエネルギーを使用して発射できるからです。
さてそんなゾイドの砲撃に耐えられるゴジュラスだから、ごり押しでも構わないという強引なものになったのかも…。

もっとも、後の時代にはコングのミサイルが登場します。これはおそらくミサイルであるからコングから外しても独立運用できる。
このように時代が進み技術が発展するに従い、ゴジュラスの強引な運用は次第に難しくなっていったとも思いますが。


最後、また別の説。
ゴジュラスの全高に関して、「見つかりやすさを承知であえて高くした」ような珍説も一つ。

ゴジュラスはグローバリーIIIの飛来より前に開発されているゾイドです。この頃は緩慢な”アーリータイプ”ですが、大きさは同じでしょう。
この時代のゾイド星中央大陸の戦いと言えば…、まさに前時代的なものでした。
前時代的というのは技術的な未熟でもありますが、戦略と戦術の未熟でもあります。

「History of Zoids」には、「囮部隊を使用した陽動作戦」をゾイド星に伝授するシーンが出てきます。
これにゾイド星人は大いに驚き、陽動作戦を使われた敵はまんまと騙され大敗しています。
中央大陸制覇をかけた全面戦争をしているのに、「この程度の作戦さえなかった」のは何とも。
この辺りは、地球人でいうと「中世の騎士」のような精神を持つゾイド星人ゆえかもしれませんねぇ。

さて中世のような戦いだったとすれば、戦いに誇りや名誉を感じる気風が極めて強かったと思います。
名のある者は愛機に独自の装飾を施したりしていたでしょうね。

合戦において、武士は「名乗ってから戦う」ような事も多かったそうで、これは後々に「誰の手柄だ」というのが分かるように宣言する意味合いがあります。
また、堂々と戦ってこそ武士であると言うか、逆にいうとだまし討ちをするなど武士としてどうなのかという風でもあった。
精神面を尊重する考えは、勝利を目標とするなら甚だ非合理的な選択をさせたりもします。

古来、日本では夜襲は卑怯であると考えられていたそうです。
その為、保元の乱にて源為朝は夜襲を一旦は計画したものの「相応しくないから」と最終的にやめてしまったとの事。

当時のゾイド星人が似たような精神をしていたとすれば、あえて目立つ背の高いゴジュラスを作って、堂々と戦場に赴き戦う事を目的にした事もあり得るのかなーと思ったりしました。
その後、地球人の来訪によって「合理的な」「勝利を目的とし、その事のみを追いかけた戦闘兵器ゾイド」が登場するわけですが、精神面は一瞬で切り替えられるものでもない。
そうした事もあり最後まで肥大化を続けたのかなとも思いました。

色んな背景があってゴジュラスは開発され、そして運用されたと思うと面白いと思いました。
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