ファミコンゾイドのストーリー・世界観を考える。

さて先日からプレイしているファミコンゾイドですが、なかなか面白くなってきています。
あとけっこう進んできた。



本作の特徴的な点として敵の仕様が挙げられるなーと思いました。
一般的なRPGは[フィールド上でザコ敵を倒して][特定の場所で強敵・ボスに挑む]感じだと思います。
ですが本作には特別なボスというのは存在しません。

ゲームの目的として[敵が占拠する街や要塞に行く→解放する]事をします。
さてその解放ですが、普通のRPGだとその一帯を支配するボス級魔物を倒す事で達成されると思います。
このゲームは違う。
本作のフィールド上にはレッドホーンやアイアンコングが普通に出てきます。
そして攻略すべき場所に居るのもレッドホーンやアイアンコングです。
フィールド上の敵と攻略すべき場所に居る敵が同じなんですね。
ゾイド=量産機 という事からだと思いますが、なんていうかゾイドらしくて良いなと思います。



そのかわり量で攻めてきます。
占拠された街はエリア内の敵を全滅させないと解放できないのですが、ミッチリと敵が居ます。
こんな小さい街にアイアンコング何機配備とんねん…みたいな位。
戦闘がちょっと単調でかわり映えがしないなー…という気もするんですが、でもやっぱりゾイドらしくて良い感じだと思いました。

まぁー、ちっと位「改造ゾイド」とかをボス的に出しても良かったんじゃないの? とは思いますが。
ブロンズコングとかイエティコングとか出したら「お!」となるんだけどなぁ。
ファミコンの容量じゃちと厳しいかな。
ちなみに敵が全て量産機というのは2も同じです。

ところでプレイは徳間書店から出た攻略本およびネット上の攻略サイトを見ながらしているんですが、多分現在は2/3くらいまで進めています。
おおまかに[共和国領土奪還][帝国本土攻略][ウルトラザウルス建造][帝国首都攻略]の四章に分かれているんですが、現在はウルトラザウルスがそろそろ完成しそうという所。

ところでウルトラザウルス建造に際して中央大陸北にある島に行く必要があるんですが、ここのマップが異常に分かりにくいので当時は挫折したチビッコが大量に居ると予想する…。



こんな何もない海を延々と渡っていくのです。
地上はわずかながらも目印(山とか木とか)があるから良いんですが、海は何もねえ……………。
そして島は小さい。
下手したらマジで永遠に迷います。
しかもウオディックが大挙して押し寄せてくる。島が見つからないイライラの中でウオディックとの連戦に次ぐ連戦。戦闘がだんだんだるくなってくる本作最大のダレ地点だと思います。

更に言うと島ではパスワードを教えてくれる友軍が一切居なかった。
ゲームは一日一時間 を守っていたらクリアできないと思う…。


とりあえず現在の予定として…、ひとまずクリアまで頑張る。そのあとレトロフリークとキャプチャーボードを調達してプレイ動画を撮りながら再度プレイしてUPできたらなあと思っています。


さてさて、そんな中央大陸の戦いですが、プレイ中に世界観についてちょっと考えました。
本作の世界観・ストーリーというのは超簡単に解説すると

①帝国軍の猛攻で共和国は滅亡寸前になった。残されたのは「共和国首都」「さいごの砦」の二つだけである。
②反撃の切り札、ウルトラザウルスがついに完成した。だが帝国に奪われ5つのパーツに分解されてしまった。

キミはゴジュラスになって戦う。指令は三つだ。
まず帝国軍の猛攻で陥落した共和国各地を巡り失地を回復せよ。なお各地にはゴジュラスを強化(MK-II化)する為のパーツが隠されている。失地奪還と共にゴジュラスを強化せよ。
次に奪われたウルトラザウルスを取り戻して戦力を充実させよ。
最後は帝国領に攻め込みゼネバスを倒すのだ。


という感じです。
残念ながらZAC年表はありません。ただウルトラザウルス完成直後という事から第一次中央大陸戦争が舞台であると考えるのが妥当と思います。
しかしこれはゾイドバトルストーリーと照らし合わせると大きく矛盾します。
共和国はここまで追い込まれた事はないんですよね。
それとゲームはマップ上にいる敵がナカナカ凄い。

・イグアン
・モルガ
・シンカー
・レッドホーン
・アイアンコング
・サーベルタイガー


これは良いのですが、これ以外にも
・ブラックライモス
・シーパンツァー
・ウオディック
・ディメトロドン

が居るんですね。
おおお時代が分からん。こやつら、第二次中央大陸戦争の機体ではないのか。


私はファミコンゾイドの世界観はifの世界だと思いました。
そのifとは「戦況が帝国軍に極めて幸運に進んだ世界観軸」であるという事です。

具体的に言うと、下記の辺りで分岐した世界だと思いました。
コチラのコラムを参照。「帝国軍が勝つ可能性を考える」ですね。
こちらのコラムではレッドホーン鹵獲事件さえなければ帝国は150機VS200機の戦いに勝利していた可能性が高い。そうなればそのまま帝国が勝っていたかも…と考えていました。

そうファミコンゾイドの世界観軸はレッドホーンが鹵獲されなかった世界ではないか。
レッドホーンが鹵獲されなかったのでアイアンコングは優位を保ち会戦に勝利した。
その後の世界。

更に、コチラのコラムも参照。「開発史を考える」ですね。
こちらのコラムでは、「第一次中央大陸戦争末期に帝国軍はディメトロドンやウオディックを完成寸前にまで開発していた」「シーパンツァーとブラックライモスも開発が始まっている」と考えていました。

アイアンコング150機で会戦に勝利した帝国軍。
もはや共和国軍には切り札ゴジュラスが激減しマトモな戦力が残っていない。ビガザウロやマンモスは相手にならないしゴルドスは偵察用だ。
そうこうしている内に新鋭歩兵イグアンも誕生してゴドスを圧倒した。帝国軍は小型機でも優位を得た。
ダメ押しでサーベルタイガーも完成して帝国の優位は決定的になる。

そんな状況だから開発も余裕で行えた。
こうして、本来はもっと未来に完成するはずだったブラックライモス、シーパンツァー、ウオディック、ディメトロドンは早期に完成して戦線に投入された。
これらのゾイドが帝国軍優位の状況を更に確定させたのは言うまでもない…。
※ただしディメトロドンやウオディックはこの世界観軸ではウルトラザウルスが不在だから多少違った能力で完成しているかもしれない。そういえば本作のディメトロドンは積極的に交戦する。電子戦能力はそこそこで戦闘能力が高い仕様なのかも。


本作の共和国軍はゴジュラス、マンモス、バリゲーター等の旧型で戦っています。たぶん新型機を開発する余裕もなかったんだろうなあ…。
何とかそれでもウルトラザウルスを頑張って開発しようとしたんだけど、完成したと単に奪われてしまう最悪の状況…になった。

※ただし本作には街に普通にウルトラザウルスが居たりする。「俺は試作機だから」とかの理由をつけて戦線に加わってくれないのだけど………。
あと「我が軍では秘密裏に最強ゾイドを作っているらしい…」とか言ってくるウルトラザウルスも居る。多分、君の事やで…。
コイツも戦線に加わらないので試作機なのかな…。
思うのだけど帝国に奪われたウルトラザウルスのパーツを回収するより、多数ある試作機をいじって完成状態にした方が良くないか?
ここから考えるに、奪われたウルトラを取り戻すミッションは戦力補充というより機密漏洩を防ぐ意図が強いのかもしれない。



ただ唯一、味方機としてシールドライガーは登場します。これが唯一の新鋭機ですね。コマンドウルフは登場しませんがシールドライガーは登場します。
シールドライガーが登場している…。この世界観軸では共和国軍は早期に「無傷に近いサーベルタイガーを鹵獲する」を達成したのだと思う。
この事からシールドライガーの開発だけは早期に行えた。この世界観軸で起こった唯一の共和国軍の幸運と言えよう…。

いやしかし、シールドライガーは「速い」という事を除けば特別な能力は持っていません。Eシールドも装備していません。
という事はシールドライガーは早期に出現した・・・・のだが我々がよく知るシールドライガーよりは性能が劣るのかも。
なぜなら戦況は一刻の猶予も許さないので悠長に開発する時間なんてなかった。
「サーベルタイガーを超える」事が必達だったシールドライガーだが、この世界観軸ではサーベルタイガーと同等くらい…まさしくコピーして外観だけ変えたゾイドなのかも。

コマンドウルフは共和国独自の設計だから…、間に合わなかったのだろうなぁ。
ちなみにシールドライガーも作中に一機しか登場しません。
他のゾイドは町にいっぱい居て「量産兵器である」感じが強くあるのですが。
という事は何とか完成する事は完成した…のだが出来立てホヤホヤの最新鋭機なのだろうと思います。

本作の主人公はゴジュラスなんですが、なんかシールドライガーの方が主人公っぽいなぁ…。
ゴジュラスは主人公機ですが、町にもいっぱいゴジュラスが居る。
グライフィックは全く同じなので見た目で判別する事はできない。


色も形も全く同じゴジュラスが二機居ますが、片方は主人公機でもう片方はフロアの住人です。

戦闘ゾイド=量産兵器。戦況を変えるのは量産兵器であるというミリタリーな雰囲気を出しているとも言えますが、主人公機にまで徹底するのかぁ。
凄いなぁ。


あと、作中に「暗黒大陸からおしよせる軍団を見たんだ」みたいな証言をする友軍が居たりします。
という事は、本作の帝国軍は猛攻して共和国を追い込む→ただし国力のある共和国は粘りに粘った→そこで暗黒大陸に協力をあおいだ のかもしれないなぁ。
我々のよく知る世界観軸だと「暗黒大陸=帝国軍が逃げ込む場所」ですが、戦況からするとこうなっていてもおかしくはない。
強力な味方を得た事で共和国軍を更に猛攻したのだろう。


しかし、こうやって考えていると-ゾイド中央大陸の戦い-の世界観はナカナカ魅力的だと思えてきました。
年表にすると以下のような感じ?
※ゾイドは本作に登場する機体のみを書いた。

ZAC2030
ゴジュラス無敵時代。帝国軍はレッドホーンで耐える。

ZAC2031
第一次ゾイド開発競争。バリゲーター、サラマンダー、モルガ、シンカー登場。

ZAC2032
アイアンコング完成。150機で共和国領土に侵攻して成功する。共和国軍はゴジュラスの大半を失う。帝国軍による共和国本土攻略作戦が始まる。

ZAC2034
第ニ次ゾイド開発競争。スネークス、プテラス、イグアン登場。イグアンが主力歩兵として大活躍する。帝国軍の勢いは増す。

ZAC2036
サーベルタイガー登場。帝国軍ますます優位に。

ZAC2037?
ウルトラザウルスの開発が進むも戦況から余裕がなく難航する。
サーベルタイガー鹵獲される。共和国軍でコピー機の開発が始まる。


ZAC2038?
帝国軍の猛攻が続くが国力のある共和国軍は耐え続ける。
決定力を欲した帝国軍は暗黒大陸(ガイロス帝国)に協力を依頼する。見返りは戦勝後の中央大陸共同統治。
依頼を了承したガイロス帝国は戦力を派遣する。帝国軍の勢いは増す。


ZAC2039?
ブラックライモス、シーパンツァー、ウオディック、ディメトロドン完成。
シーパンツァー、ウオディックで制海権は完全に帝国のものに。安全な海の航路が確立した事で暗黒大陸からの戦力派遣は増える。
もはや共和国の国力をもってしても防ぎきれない。各地で陥落が続く。

ウルトラザウルスがようやく完成するも奪われる。(やはりエコーだろうか?)
シールドライガーが完成するが史実よりは低い性能だった。

共和国に残っていたゾイドはいずれも傷ついてボロボロだった。
もはや誰しもが諦めムード。
しかしそんな中、一機のゴジュラスが闘志を蘇らせた。
仲間を集めて反撃を開始するのだ。
-ゲーム開始-


てな感じかな?


ゴジュラスが各地でパーツを集めてMK-IIになる所も面白いですね。
我々が知る世界観軸では共和国の9つの研究所でコンペが行われた。9バリエーションですね。その中で最優秀だったオギータ研究所の機体がMK-IIになった。
しかし本作の世界観軸ではメタメタになった共和国ではコンペをする余裕もなかったのかも。
各研究所で独自の強化研究はされていた。だが共和国軍にはもうそれらを統合・MK-IIとしてブラッシュアップするだけの力が残っていなかったのかも。
そんな状況なのでゲーム中のゴジュラスはそれらを回収して自力で強化を果たす。

MK-II化に必要なパーツは
・コンピューター(高速バトルコンピューターの事?)
・装甲パーツ
・四連速射砲
・キャノン砲
の四つです。
「装甲パーツ」があるのは面白いですね。9バリエーションの中の重防御タイプ「バンカー」を思わせます。
装甲っていうのは我々の知るMK-IIにはない装備ですね。本作のMK-IIは我々が知るMK-IIとは少し違っているのかもしれない。
そう、パッケージのゴジュラスはちょっと違う感じのものなのだ。
逆に本作のゴジュラスMK-IIにはミサイルポッドやエネルギータンクは付けないようである。



コンピューターは何だろう…。
本作はゴジュラスがやられると他の仲間が生きていてもゲームオーバーになります。
逆に他の仲間がやられてもゴジュラスさえ生きていればゲーム続行が可能。
つまりゴジュラスが隊長機であり指令機なのだろう。という事でそういう能力を強化するものなのだと思う。
ウルトラザウルス開発が遅延していたので急遽としてゴジュラス用にそのようなパーツが作られていたのかなー。

そんなわけで世界観への踏み込みも行いつつなんだか楽しんでいます。
とりあえずエンディングまであと少し。
予想以上にはまっています。
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