ゾイド伝説

今になってプレイしなおすと全てのゲームで再発見があるかも!! と思ってゾイド伝説をプレイしなおしました。
以下、プレイして思った事や簡易レビューなどをざざっと書きます。



本作は1990年6月(キングバロンが発売された頃)に発売されました。
私は当時このソフトの存在を知りませんでした。というか、そもそもゲームボーイを持っていなかったのでプレイできる筈はありませんでした。
プレイしたのはメカ生体ゾイドが終了した後のことです。

さてゾイド伝説。最近ゲームボーイクソゲー番付にも横綱として掲載された本作。さてその真価はいかに!?


ピコーン……と実機でプレイ。
本作はノーミスでいけば25分くらいでクリアできます。サクッとプレイできるのは良いですね。
難度が高いのでクリアできない人は延々かかりますが…。

私はもう自慢にも何にもなりゃせんけどやりこんでいるのですぐにクリアできます。
そして発見はあまりなかった………というのは冗談で、そこそこ楽しめました。
同時にいやいやひでえゲームだなこれはと改めて思いました。いや好きなゲームなんです。でもクソゲーっていうのは否定できないかなあ。
以下、できるだけの愛をもってクソゲーを語ります。

私の当時の思い出を言うと、1991年春にゾイドが終わって大ショック。その後、ゲームボーイを手に入れそれに熱中するようになりました。
私の興味の遍歴は「プラレール・トミカ→ゾイド→ゲームボーイ」の順です。

で、最初の頃に買ったソフトが「ネメシス」「ヴァトルギウス」というシューティングでした。


ネメシスはグラディウスの移植版で傑作の誉れも高い一本です。この作品が出たとき「GBでもこんなキレイな画面が作れるんだ」と業界全体が驚いたらしい。バランスも良いし音楽も良いしまさに傑作です。続編のII(コチラはGB完全オリジナル)は更に完成度が高くてGBシューティング最高傑作の誉れも高い。

ヴァトルギウスはシューティングとしては今ひとつな出来ですが、音楽がとても魅力的で惹き込まれていました。

あと友達が「ソーラーストライカー」を持っていた。

これはシンプルながら…というかシンプルだからこそ入門用にもってこいのシューティングでとても面白かった。ソーラーストライカーは効果音の中毒性が高くてクセになります(プレイした方が居れば賛同していただける自信がある)。

そんなわけでゲームボーイ&シューティング少年でした。

ゾイド伝説を見つけたのは1991年だったかなぁ…。当時ゲームボーイの中古売り場で裸のソフトを発見。
「お、ゾイドやん。ゲームボーイで出てたんや」と思って手に取るとお値段驚きの380円。
…当時カメレオンクラブというショップで主に買っていたんですが、そこの値段付けは「1980円のソフト=確実に面白い」「980円のソフト=そこそこの面白さはある」「780円=ちょっとダメかも。でもイケるのも混じってる」「380円=最低価格。ハズレ間違いなし」っていう感じでした。

ゾイドゲーかぁ…欲しいかも。でも380円……。しかもジャンル分からんし……と悩む。
でも結局安さに釣られて購入したのが始まりでした。安いしハズレでもいいかという思いと、ゾイド懐かしいなという想いがあっての購入だったことを覚えています。


さてプレイするとシューティングやん!!! オッケーこれは遊べる!!! と歓喜。
本作はプレイヤーキャラとして[シールドライガーMK-II][ゴジュラスMK-II][マッドサンダー]が与えられます。そして帝国軍と戦う。好きだったあの機体に乗って戦う。ストーリーも敵をぶっ潰すという単純明快さでノリノリでプレイしていました。

※本作は所属する国を選べる。帝国でプレイすると[グレートサーベル][コングMK-II][デスザウラー]を支給されて共和国と戦う。ただ私はガチガチの共和国派だったので帝国を選ぶ事はほとんどなかった。


ステージ開始時に自機のスペックが示されたりするんですが、当時はゾイドへの懐かしさがこみ上げてきて「うぉおお」と思っていたなあ。
こういう演出が入るのはゾイドっぽくて良いですね。

しかしプレイすると徐々に気付く。
ゾイド…弱いな………。そうこのゲームは自機が異様に弱い。
有名な話だと思いますが、本作の自機ゾイドは草に触れたらダメージを受けます。シールドライガーの初期体力は2なので二回草に触れるとアウト。
どんだけ弱いねん。しかも当り判定が巨大なのでガバガバ当たる。

自機はすごくデカい。


[ネメシス]と比べると自機の巨大さがよく分かると思います。
この巨大な自機は見た目と同じだけ当り判定があります。そら障害物にも当たりますわ…。

敵ゾイドはシュトルヒとツインホーンがほとんどを占めます。
ツインホーンは高性能ホーミング弾を撃ってくるので凄く強い。
出現と同時に破壊しないといけない強敵ですが、撃てる位置に移動しようと焦ると障害物(草)に当たってダメージを受ける。
慎重に動いてると弾を撃たれて当たる。そんなジレンマで難度が高い。
当時はかなり苦戦しつつプレイしていました。

ツインホーンっていうとバトストでは雑魚ですが、そんな敵の攻撃でやられちゃうシールド、ゴジュラス、マッドサンダー…。
特にマッドサンダーに関しては「なんで草とツインホーンにやられるんや!!!!」と大きく憤慨していました。
あとデカいですね、ツインホーン。

マッドサンダーに匹敵するやんかいさ。ゾイドマンモスくらいありそう。これもちょっと違和感かも。

この頃は3面までしか行けなかった。3面は地形障害が酷いのでそこが越せなかったのをよく覚えています。


酷いですな。

けっきょくクリアしたのは3,4年後だったかな。中学生くらいになってようやくクリアした記憶がある。その後色んなシューティングをプレイしてようやく越せる腕になったのであった。
でも当時はあんまりクソゲーだとは思っていなかったかな。それはもう3,4年かけてクリアした=その間プレイし続けた事からも分かると思いますが。

「なんでや!」と不条理に思う箇所は確かに多かった…、それをクソゲーというのかもしれないけど、でも楽しみ半分・クリアするとムキになってたのがもう半分でプレイを続けていたのでした。

なんだかんだで続けるとスルメの様に味が出てくるゲームなんですね。
操作性は至って良好だからそういう面ではストレスがない。ボタンを押したら気持ちよく弾を発射するし十字キーへの追従性も良い。こういう基本部分はちゃんと出来ています。

本作はライフ制のゲームで最大で6体力になる。言い換えれば5回は当たっても良いから、ステージの難しい箇所はいっそ1ダメージと引き換えに突っ走った方が良かったり。下手なりにそういう戦術を見いだすと何とかクリアできた。そんなバランスでした。作者側がそこまで考えているかは不明ですが(多分考えてない)。

ステージを進めると、あまり種類は多くないしドット絵も上手いとはいい難いけど、一応それでも新しいゾイドが登場するから嬉しいし。

あと、残り体力1で狭い障害物をかいくぐるのが理不尽だけどそれゆえに緊張感が半端なくもあった。この緊張感を味わってようやくクリアした時の安心感は何とも言えないものでした。

このゲームはラスボスがギル・ベイダーなんですが、それが正統派な攻撃で攻めてくる・なおかつ理不尽なほど強いのも良かった。

今の時代にやっていたら投げ出していたかもしれませんが、当時は数少ない手持ちのカセットで遊ぶしかないから選択の幅が狭かった。
何とかして手持ちカセットのゲーム内容に面白さを見いだすしかなくて、それで頑張ってプレイして、その結果スルメの様に噛み続けて遊んでいたのでした。

これは今の時代では出来ない事だよなあ。いまだと選択肢の幅が広いからツマランと思えばすぐに次にいけばいいし、たくさんの情報も手に入るから。
でも昔の選択肢が少なかった時代は、それはそれで良かったなーと思ったりもします。
おかげでゾイド伝説への思い入れができたのは確かです。どんなゲームでもかみ続ければそれなりの思い入れと面白さが出てきますね。
まあ、客観的に言ってクソゲーなのは確かだと思いますが。

●ここがいいぞ・ゾイド伝説●
・国を選べる
 これはとても良かった。ファミコン版は共和国側固定でしたが、ゾイド伝説は帝国/共和国を選べます。

・代表的なゾイドに乗れる
 シールド、ゴジュラス、マッドサンダーという憧れゾイドを操れるのは嬉しい。
 帝国だとグレートサーベル、コング、デスザウラー。

・音楽がけっこう哀愁があって良い
 私はOP、stage1~3、コンティニュー、EDの曲が割と好きです。
 全体的に哀愁のある感じで、イケイケなメロディじゃないのはゾイドに似合っていて良いなと思います。

●ここがダメだぞ・ゾイド伝説●
・地形障害多すぎ。
 草、岩、山、つららなどなど画面中が障害物だらけ!本作の難しさは地形を避ける難しさです。
 かなり理不尽さを感じるでしょう。ゲームバランス的にも、そんなもんでやられるゾイドにも。

・敵の動きがやる気ない
 直線飛行するだけのシュトルヒ。ビチビチ跳ねてるだけのウオディック。なぜか分裂するサイカーチスなど敵の動きはやる気が感じられない。
 自機の存在などお構いなしに動いている感じがするので戦ってる感じが薄い。
 理不尽な地形障害+やる気のない動きの敵=高難度 というゲームなのでこれは大問題。

・敵ゾイドが古い+選定理由が謎。
 シュトルヒ、ツインホーンが敵の中核。古くないか?
 その後もサイカーチス、シーパンツァーなどが登場。本作が発売された頃には既に出荷が停止し店頭在庫のみとなっていた重装甲SPゾイドたちをあえて出した理由とは。
 帝国側でプレイすると、なんとツインホーンに相当する機体はグランチュラになっている。こんな最弱クラスの攻撃でコングやデスザウラーがやられちゃうのはさすがに…。
 そこそこ新型の敵としてはレドラーやウオディックやジーク・ドーベルが登場しますが…、ウオディックもちょっと謎だなぁ。
 陸上でビチビチ動いているんですが、そりゃ魚だもん動きにくいよなあ。なぜ出した。いや出すなとは言わないけど、素直にブラキオスやブラックライモスを出した方が良かったのでは…。

 あと本作は「ようやく帝国軍(デスザウラー)を倒した→だが戦いは終わっていない。新たなる敵・暗黒軍と戦うのだ」という展開になります。
 ベタだけどこういうのは良いですね。
 しかし…、まだ帝国軍と戦っているはずのステージでジーク・ドーベルが雑魚敵として登場してきたりします。あかんやん!
 しかもジーク・ドーベルはVS暗黒軍のステージでは登場しなくなりやがる…。
 暗黒軍基地を守っているのはシュトルヒやツインホーンやシーパンツァーを中心とした部隊……。
 選定理由と配属場所がちょっとなぁ~と思います。

・砲台強すぎ。
 後半面には地上または天井に砲台が設置されています。これがホーミング弾を撃ちまくる本作最強の敵です。
 敵ゾイドより明らかに攻撃性が高くて強い…。これはどうなのよ。

・ドット絵があまりよろしくない。
 ゾイドにしろ背景にしろドット絵はあまり上手くありません。
 なんだろう…背景はRPGのマップを描く感覚で構成されてる気がする。
 ゾイドのドット絵は判別できないものもあって、キャラゲーだからもう少し頑張って欲しいなあと思いました。
 まあ16×16ドットでゾイドを書くのが大変なのは分かるんですが。
 (そこでまた疑問なのは、なんでわざわざ6本足で描きにくいサイカーチスや細長くて正方形のキャンバスに収めにくいウオディックを選んだかである。シルエットが正方形に近いゾイドを出せばまだしも再現できただろうに)

 あと、敵は二パターンでアニメをしています。シュトルヒはパタパタ飛んでる。シュトルヒはトコトコ歩いてる。ウオディックはビチビチしてる。
 でも自機は一切動きません。脚を完全固定させたままスライドで動きます。シュールです。
 うーん、自機と敵なら凝るべきは自機なのでは…。
 あと、敵のアニメにも一部謎なところがあって、ジーク・ドーベルは足を一切動かさずに「口パク」だけをしている。なんでそこだけ動かしますかね…。

・ボス戦時の不利。
 ボス戦時には何かと制限がかかります。まずポーズが不可能になります。謎です。かゆくなっても我慢して集中するべし。
 次に本作ではSW(スーパーウェポン?)という必殺武器があります。これはアイテム取得回数分だけ使用できる攻撃なんですが、なぜかボス戦時には使えなくなります。
 ステージ中に耐えて耐えてSWを残してさあボス戦で使いまくるぜ! という戦術は通じない…。

・曲数少ない
 本作はステージが8つあるデスがステージ曲は3つしかありません。ボス戦時の曲も全ボスで同じ。
 曲は悪くないんですが寂しい。もうちょっと聞きたいです。

んー、悪い部分はキリが無いのでとりあえずこの辺で。

ストーリーは

STORY
ここゾイド星では、ヘリック共和国とゼネバス帝国の2大強国が「ゾイド」と呼ばれる金属生命体を戦闘用に改造し、ゾイド星中央大尉陸の全域にわたっていつ終わるともない戦いを続けていた。
戦火はすでに、50年の長きに渡り、多数の有能な兵士、国民の命が失われていった。
ついにヘリック大統領とゼネバス皇帝は、時を同じくして同じ内容の命令を下した。
「君の力で、この無益な戦いを終わらせてくれ」
何万人もの兵士が待ち望んだ「最後の戦い」。敵首都への攻撃がついに開始された。
R.S.トーマス


となっているので、世界観としては共和国軍が猛攻していない・マッドサンダー登場後も両軍の戦力は均衡してにらみ合いが続いていたような感じなのかな。それがどういう経緯を辿って行き着いた世界なのかを考えると楽しそうでもありますね。
あと共和国側でプレイすると帝国→暗黒へと敵が変わりますが、帝国側でプレイしていても共和国→暗黒へと敵が変わります。
これは面白いifが想像出来るかもしれませんね。
つまり戦勝した帝国軍だったが、共和国は暗黒大陸に逃げてまさかの同盟を組んだ(あるいは吸収された)という…。
ま、そんなこんなを考えるのもいずれ。

そんなわけでゾイド伝説です。
正直クソゲーなのは否めないと思いますが、なかなか味わい深い部分もあります。
カセットは今でもけっこう見かけるのでそこそこ売れていたと思います。メカ生体ゾイド末期のゲームですが、それでもゾイドブランドはかなりの力を持っていて売れたのでしょう。
あと今なら3DSでダウンロード版にもなっていますね。
さくっと気軽にプレイしてみるのも一興かもしれません。
あまりオススメはしませんがやり続けるとけっこう味が出てくるゲームではあります。
そんなわけでゾイド伝説の話でした。
スポンサーサイト



プロフィール

三式

Author:三式
>HP(本家)はこちら
>掲示板

コメントはお気軽に!
コメントは
 @初めましての方も大歓迎
 @関係ない話題でもOK
 @但し宣伝のみ等はNG
 @名乗って頂けると嬉しい
という感じでお願いします。

リンク
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
新着記事
最新コメント