新世紀ガンブラスター

今日は新世紀のガンブラスターについての話題です。

超重砲型ゾイド、ガンブラスター。
旧大戦時には大陸間戦争での共和国軍反撃の切り札として登場し、見事にその目的を達した。
本機が無ければ共和国軍はマトモな反撃ができずにそのまま追い込まれていたかもしれない。



ディバイソンをはるかに超える砲撃力を発揮する。この時期は”黄金砲”の異名もあった。
さてそんなガンブラスターですが、新世紀ではずいぶん弱体化した印象もあります。その辺を考えていければと思います。





まずは新世紀ガンブラスターの設定…、

さらなる激戦が予想される暗黒大陸ニクス決戦のため、共和国軍が復活させた旧大戦の名機「ガンブラスター」。
背部に20門もの長距離ビーム砲を装備した、史上最強の砲撃ゾイドである。
各ビーム砲は威力、効果が違うだけでなく、一斉発射時に砲ごとの周波数を変えることで、いかなる強力なEシールドも撃ち破ることができるのだ。
また、側面左右24本の角から発生する超電磁シールドは、ジェノザウラー級の荷電粒子砲の直撃にも10秒以上絶えるよう設計されている。
この絶大な攻撃力、防御力に加え、強力なレーダーも備えたガンブラスターは、共和国陸戦部隊の要となる機体なのである。


色々と謎な所が多いと思うのですが、一つ一つ考えていきたい。
まず「暗黒大陸ニクス決戦のため、共和国軍が復活させた旧大戦の名機」という表現があります。私はこれが気になりました。
んー……、これってオーガノイドシステムを使って復活させたという意味だろうか?

帝国軍ウオディックの設定が
オーガノイドシステムを限定的に利用することによリ、ゾイド核の分裂を促進できることを知った帝国技術班は、絶滅寸前のゾイドを大量生産することに成功した。その中のひとつウオディックは……
というものだった。これに近いニュアンスを受けます。

ちなみにレイノスは
大異変で絶滅寸前に追い込まれたが、共和国の長年の保護政策によって、ZAC2101年現在、戦闘ゾイドとして戦場に送り出せるほどに個体数は増加している
となっています。

これをふまえてガンブラスターの設定を読むと、保護政策で個体数を回復させたわけではないように思える。
「復活させた」という言葉からは何かしらの技術を使って強制的に増やしたような……、つまりオーガノイドシステムの影を感じる。
オーガノイドシステムは帝国軍の方がより効果的な遣い方をしている印象を持っていたんですが、共和国軍も同様の個体数増加の技術を持っていたのかもしれないなあ。

あるいは「格納庫でモスボールになっていた旧大戦の生き残りをひっぱっりだして再整備した」という意味なのかもしれないと思いました。
新世紀ではどうも砲撃力がガタ落ちしていた印象のガンブラスターですが、老齢機でもはや出力が旧大戦時ほど出せない状態だったのかも…。
この時期の共和国ゾイドといえばマッドサンダーは若すぎて弱体化。ガンブラスターは反対にご老体で弱体化していたのかもしれないなぁ……。
ゾイドは「野生体を改造する」という事情からこの辺の要素は影響が濃そうである。


超電磁シールドはどうだろう?
やはりシールドの耐久性は落ちているのだろうか?
砲撃がダウンしているのでこちらも同様な気がします。直接的な描写がなかったのは悔やまれます。

まぁ、それでもシールドが「ジェノザウラー級の荷電粒子砲に10秒以上耐える」のだから大したものです。
攻・防ともに多少弱っていたといっても依然として強力機ではあったのでしょう。

いやでも、実際に荷電粒子砲を喰らった描写がないのでなんとも判断つきかねる部分もあります。
新世紀マッドサンダーも箱裏設定では「反荷電粒子シールドは、大口径荷電粒子砲の直撃にもビクともしない」とされていましたが、実際には弱体化&向こうがOSで強化されていた事によって突破されてしまった。
ケーニッヒウルフがいなければそのまま消滅していただろう。

箱裏の機体解説は、一部に「旧大戦時のスペックをそのまま流用した」「開発中の想定・期待値」が含まれている気がするなぁ。
実際にガンブラスターにジェノザウラーの荷電粒子砲が当たっていたらどうなっていただろう。

ちなみに旧大戦時にはダーク・ホーンのハイブリットバルカン砲を完璧に防いだ事があります。
しかもその後にフルパワーでキャノンをぶっ放してダーク・ホーン&デッド・ボーダー混成部隊を全滅させていたので、割と余裕で耐えていたと思える。
(ギリギリで耐えたのならエネルギー切れで射撃ができないと思える)

ハイブリットバルカンとジェノ級の荷電粒子砲はどっちが強いのかな…。
どちらも貫通力に優れた高性能砲です。
ハイブリットバルカンはカノンフォートを二機まとめて貫いた。んー、これくらいならジェノの荷電粒子砲でも楽にできそうかな。

もう少しだけジェノとの交戦を書くと、1対1であれば荷電粒子砲もパルスレーザーライフルも使わず、正面(敵の射角)を避けながら接近して蹴るなどしてひっくり返してやれば良いと思います。
実際の部隊運用時にはガンブラスターの周囲には護衛機が居るから使えない戦法になるでしょうが…。


ちょっと話が逸れてきたので戻しましょう。

ガンブラスターの砲撃力は新世紀ではガタ落ちしていた印象。
金色からグレーになって派手さがなくなったガブラスターですが、砲の威力の方も地味になった感じがする。
ガンブラスターファン的にはモヤモヤする強さでした。
まあ、マッドサンダーが控えている状況では「デスザウラーだって貫けるぜ」という設定で登場するわけにはいかなかったのでしょうが…。


上では老齢機説を出しました。
更に別の説も出したいと思います。

それは「あえてだった」のではないかという事です。
ガンブラスターは新世紀版で金型に一部変更が加わり、一部のパイプがなくなりました。
これはキット的な事情をいうと「破損しやすい部位だから」なんですが、バトスト的にも考えたい。





旧大戦仕様のガンブラスターは比類なき砲撃力を持っていました。
しかし射撃可能時間はわずかだったはずです。全エネルギーを一気に放出するから一瞬で枯渇する。
ガンブラスターは「一秒に1000発撃てる」という設定があります。更に「3000連発」の呼び名もあります。
ということは全力射撃の継続時間はわずか3秒という事だと思います。

短すぎんか?と思われると思いますが、例えば零式艦上戦闘機21型の20mm機関砲は60発の弾を持っていました。発射速度は毎分約520発。という事は7秒ほどで撃ちつくします。
現用機になると携行弾数は増えたものの、砲も改良されて毎分6000発なんていう超速射タイプを積んでいたりする。なので、やはり射撃時間は短めです。


ハイパーローリングキャノンの旧大戦仕様はデスザウラーを貫けたのか、貫けなかったのか。
私は至近距離(ヤツの荷電粒子砲の射程)からなら貫けると推測しています。
が、まぁそれについてはここでは議論しません。
とりあえず新世紀時よりは高かったのだろうという程度で良いでしょう。

なぜ威力が高かったかというと、標準的な敵戦力としてデスザウラーを含む部隊だった(この頃のデスザウラーはバリバリの量産機である)ことや、「暗黒化改造」がすすめられていた時期です。
ブラックコングやダーク・ホーンを見た共和国軍は「絶対防御力も格段に向上してるはず」と予想したと思う。
なので可能な限り高威力の砲を搭載して貫く設計になったのだと思います。

対して新世紀時というと、アイアンコングとエレファンダーを貫ければ良いという発想だったと思います。
両機の評価は極めて高い。これを超える防御力の機体はなかなか出現しないだろう…。
ジェノブレイカーのフリーラウンドシールドのような局所的な超防御を持つ機体あるにはあったのですが、基本的にこれらはガブラスターが交戦するような相手ではありません。
高速機の対処はライガーゼロやケーニッヒウルフに任せておけば良い。

高速機というのは主力ではありません。主力はもっと足の遅い機体が多い。ガンブラスターが相手にするのは基本的にはコチラ。
と考えると、ガンブラスターは「十分な威力を維持しつつ」「射撃可能時間を延ばした仕様」にした方が「最良」になると思いました。

最強のガンブラスターは旧大戦のような一点特化というかとにかく高威力で貫く。だが射撃可能時間が短く汎用性で劣る。
最良のガンブラスターは新世紀のような威力は落ちたが十分な威力は維持して長時間の射撃ができる仕様。
つまりそういう事だと思いました。


-補足-
もちろん今後においてデスザウラーが今後復活する可能性もあったわけですが、これは同時期に復活が進められていたマッドサンダーをぶつける。ガンブラスターは基本的には戦わない想定がされていたとも思いました。

「一斉発射時に砲ごとの周波数を変えることで、いかなる強力なEシールドも撃ち破ることができる」との設定もあります。
周波数を変えてシールドをすり抜ける・・・・という原理はよく分からないんですが・・・、この機構は旧大戦時にはなかったと思います。たぶん新世紀版で加わった新機構と思う。
これは帝国機にもEシールドを持つ機体が増えてきたことへの対応でしょう。
この処理をしたことで一斉発射時の威力が落ちたと考えることもできるかもしれません。


私は今回、旧大戦仕様のガブラスターを「最強」と導きました。汎用性は劣るものの目的に応じた場所では比類なき強さを発揮する。ゴジュラスでいえばMK-II限定型やジ・オーガのような仕様です。
対して新世紀のガンブラスターは最良と導きました。汎用性はあるものの威力だけを比べれば低下している。ゴジュラスでいえばMK-II量産型のような仕様です。

「最良」というのは戦場で最も必要な仕様です。
しかし華が無いのも事実。
最良であったゆえに地味な活躍に留まってしまったのは旧大戦時の大活躍を知る身としては少し悲しいなあとも思ってしまいます。

そういうタイプも一部には居た。マッドサンダー復活計画が失敗した場合に備えて用意はされていた。
けっきょく復活が成功したので「最良」の調整がされたのだが……、ごく一部の部隊には旧大戦時と同じタイプも配備されていたのである……みたいな想像もしたいかな。と思いました。


新世紀以降のガンブラスターと言えば、私は/0でリノンを乗せて撃ちまくって欲しかったかなー。
ディバイソンをぶっ壊したエレファンダーへのリベンジ的な回があれば最高だったんだけどなあ。
いやでもリノンだとその後すぐに壊しちゃいそうで複雑でもあるかな…。
リノンの撃ちまくる感じは好きなんですが、操縦はそれほど上手い印象はなくて、壊されんでいいところで壊されている印象もあるのでなぁ…。
んー、でもやっぱり見たかったかな。
ガンブラスターはあの狂気じみた砲を一斉に撃って破壊し尽くすことに魅力があると思うので、そういう描写をまた見てみたい。
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