ゴジュラスかくごしろ

お便りを頂いたのでその感じの話題で!

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格闘戦についての疑問ですが、ゴジュラスやデスザウラーなどの鈍重な大型ゾイドが格闘戦を仕掛けられる頻度は多かったのでしょうか? 
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とのことで、ありがとうございます!
質問の意図をちょっと図りかねているのですが、以下のように解釈しました。

…………
いまや200km/hどころか300km/hを超えるような高速ゾイドが居る。そんな中で最高速度が100km/hにも満たない鈍足機は戦闘に参加する事さえできないのではないか?
大パワーを活かした自慢の格闘力を活かせる機会なんてそもそもないのではないか。
…………

という事でよろしかったでしょうか。(違っていた場合はコメ欄でご指摘頂ければ幸いです)
これについて私なりの回答を以下にいたします。

そうですね、起こったと思います。

ライガーは高速性が強みです。またフットワークの良さから地形を問わずに運用できのも強みです。険しい地形の多いゾイド星(惑星Zi)では重宝されるでしょう。
味方部隊が襲われればすぐに救援に駆けつける。侵攻の際もフットワークを生かして最短での目的地到達が可能。
逆に弱みは耐久性の低さでしょう。高速優先の為、どうしても装甲は弱い。その為一発の被弾が致命傷になりかねません。
またパワーでは劣るので一撃あたりの攻撃力は低めです。

ゴジュラスは全く逆で、耐久性の高さが強みです。レッドホーンの巨砲を受けてもなお倒れなおタフさはゴジュラス特有です。
またパワーがあるので一撃あたりの破壊力は特大です。
ただし鈍足ゆえに運用しづらい部分はどうしてもあります。ライガーと違ってそもそも戦闘が起こっても駆けつける事が大変…。

この特性を考えると、ゴジュラスは拠点の防衛あるいは攻略に向いている機体と言えますね。
エレファンダーの戦いを思い浮かべれば分かりやすいんですが、拠点の防衛では耐久力のある機体が最も役に立ちます。敵はそれを排除しない限り攻略を完了できないからですね。
撃たれまくっても耐えて耐えて耐えまくる機体が望ましい。

逆に拠点を攻略する場合にも耐久力が重要です。なぜかというと拠点には多くの火砲があるからです。
そこから撃たれまくる事になります。ライガーの回避力をもってしても十字砲火を全てかわすことは困難です。

拠点の防衛や攻略は撃たれまくることが当たり前の戦い。被弾しながらも耐えて耐えて戦い続ける事が必須です。
ボクサーが足を固定し殴りあうようなものです。相手の耐久力は高い。でもパンチはノーダメージってわけじゃない。ジワジワ効く。
ならば最終的に勝つのは最後まで耐えた方、耐久力の高い方です。


ゴジュラスは高速機との戦いは苦手な事は否めません。ただし戦争とは敵ゾイドと戦う事ではありません。
「兵器生産工場」「燃料プラント」「指令本部」といった施設を潰す事は敵ゾイド一機を倒すことよりはるかに高い戦略的価値があります。
ゴジュラスは主としてそうした運用がされるでしょう。

ここでは帝国基地攻略の為にゴジュタスが出撃したと考えて簡単なシミュレートをします。

ゴジュラスが出撃した。
タフなコイツなら基地からの砲撃や防衛部隊からの攻撃にも耐えるだろう。
そして撃たれながらも前進を続ける。ついにコチラの射程にとらえた後は大パワーで一気に制圧しよう。
しかしなにぶん遅い。しかもデカいから行動中に容易に発見さてしまう。
発見した敵は当然だが迎撃機を差し向ける。
迎撃機として最適なのは何だ。高速機だ。なにしろ一番にゴジュラス位置まで移動し捕捉できるだろう。

こうして戦いが発生します。
帝国軍は、共和国軍が攻めてくる限り戦いを放棄する事はできません。施設の移動や放棄はできないからです。
攻められた際には持てる戦力の全てを使ってでも敵を排除する必要があります。
望むと望まないに限らず戦わざるを得ないわけですね。


あと、もう一つ別の視点を言うとゾイドという特殊な環境からもひとつ言えますね。
技術が超発展して、仮にライガーが耐久力や大火器までカバーした感じに進化したとしましょう。エナジーライガーの稼働時間を延ばした・更に防御力も十分なレベルにしたような超ゾイドが誕生したと。
(そんな技術があればゴジュラスだって速くなるだろうという点は無視する)
こうなったとしてもゴジュラスは使われ続けると思います。

なぜかというと、地球的な視点で言えばもはやエナジーライガーだけを生産した方が良いでしょう。生産を一機だけに集中した方が効率が良い。
ただゾイド星だと「ゴジュラス野生体が居る」「ライガーゼロ野生体が居る」というように野生体が生息しています。
「もはやゴジュラスはあらゆる能力で超えられた」となったとしても、多くの野生体が生息しているとすれば、完全に生産を打ち切ってしまうのは勿体ない。

「野生体が余ってるなら使わないと勿体ないだろう」
「もはやあらゆる面で能力不足・・・といっても全く使えないわけじゃない。小型ゾイドよりは強いしパワーだってあるから数が揃うなら戦力としてまだまだ活用できる」
となるんじゃないかなと思います。
そんなわけで生産され続ける。もちろん最大限の強化改良はされる(MK-II化など)。

生産されたからには使い道が研究されて最適な運用がされる。
生産・運用が続けば色々な相手と交戦する機会も増える。
という感じで戦い続けているのだと思います。

そんなわけで回答になっていれば幸いです。


・・・そうそう、上の文章を書いていて思ったんですが、ゾイドって言うのはやっぱりロマンだなーと改めて思いました。
何かというと、旧式機でも強みを活かして戦い続けるところです。そうなるべき世界ができていることです。

「たけき者も遂には滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ」というか…、世の中には強者が居ます。ですが強者は永続ではありません。
兵器ではかつて戦艦が最強でした。しかしそれは空母や潜水艦の発達で一気に没落しました。
技術の発展に伴いどんどん新しいものが生まれて、その結果としてかつてあれだけ強かった者は忘れ去られていきます。

戦艦のように一時代を築いたものだけでなく、兵器開発史を見れば日の目を見なかった設計思想が大量にあります。
たとえばデカい戦車に多くの砲塔を付けて無敵重戦車にしようという「多砲塔戦車」という考え。潜水艦に水上艦並みの砲撃力を付加した「砲撃潜水艦」の思想(フランスのスルクフ潜水艦が有名)。
珍兵器も沢山あります。実際に作られたものから計画のみのものまで。
陸上戦艦ラーテ、飛行空母アクロン、パンジャンドラム、氷山空母、50万t戦艦などなど。

戦艦やこれらの設計思想、珍兵器の類っていうのは現在の目で見れば無用でしかないわけですが、しかしながらこれらが圧倒的に感じさせるものは「ロマン」という要素に他なりません。
デカくて豪快なものが多いというのもあるんですが、とにかく昔の思想や設計は笑っちまうようなスケールのものが多いです。
これらがハデにドンパチしてたら凄かっただろうなぁ…。と思いを馳せずにはおれません。

ゾイドの世界というのは、うまくリアル感を出しつつもそうした要素・・・今では失われてしまったロマンを思い起こしハデに暴れさせる・・・からいっそう魅力的なんだろうなあと思いました。
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