ゴジュラス・ジ・オーガとアーバイン

はやる気持ちを抑えつつ今日の記事。


少し前にコマンドウルフのアーバイン仕様をゲットしたブログ記事を書いていましたが、そこのコメ欄で「バトストのアーバインはコマンドウルフをあっさり捨ててオーガに乗り換えた。愛着はあったのか?」みたいな内容を頂きました。
本日はそれについて想像したいと思います。



まぁ確かにバトストでのアーバイン仕様ウルフの出番は少なかったですね。
流れを言うと西方大陸戦争第二次前面開戦時に登場。
アイアンコングPKが共和国基地を襲撃、ゴジュラス・ジ・オーガが危機に陥った。
コマンドウルフはオーガを救うべく身を盾にしてPKの攻撃をモロに受けた。
命を捨ててまでオーガをかばった行為にオーガはついに目覚めたのであった。
またオーガはコマンドウルフのパイロット…アーバインを認め自らコックピットへ誘ったのであった。


という感じでしたね。
ただZi-24コマンドウルフアーバイン仕様はあくまでアニメ仕様キットです。本来は別シリーズの機体だけどチラッとだけでも見せ場があった。それは大サービスだったとも言えますが。
それでもコマンドウルフから早々に乗り換えた事は釈然としない思いを抱かれた方もいるかもしれませんね。
当初のまだコマンドウルフを愛機としていた時期からオーガを熱心に眺めていたし。

あのシーンより以前・・・・つまり開戦から第二次全面対決直前まではどんな活躍をしていたんだろうなぁ…。

私はリアルタイム時はパイロットの絆とかよりもゾイドの兵器的運用が好きだと思っていたクチなんですが、今になってみるとゾイド=生物という感じがより強調された新世紀の描写もとても良いと思うようになりました。
余談になるんですが、以前に書いた「航続距離を考える」というコラムは私の中で大きな転換点となりました。
最後の方にレイノスの航続距離について書いています。
「航続距離がそこまで長くないレイノスだがクルーガーの思いに応えるべく奇跡の距離を飛んだ」
これを考える事が出来て私の中のゾイド観が深まったなという気がしています。そしてこの考えを得られたのは新世紀の描写に触れたからだったと思う。

私は元々はメカ生体ゾイドのあくまで純粋な兵器的運用を行う描写が普通だと思ってたのでした。
それはそれで魅力的だし今でもそういう描写に凄く燃える。実際に軍隊であれば絆云々なんてどうでもよくて頭数で機械的に戦力を計算するものだと思うしそうあるべきだとも思う。
でもその中にやっぱり時おり絆というか信頼というか、そんな描写も織り込んであるとゾイドらしいなあとも今は思っています。

さて絆というかゾイドの感情というか。そんな要素と言えば「今まで誰も操縦できなかったオーガだがアーバインには心を開いた」という本エピソードはひときわ印象的であります。
そこで深く考えたい。
以下は私が妄想したストーリーを書きます。


アーバイン仕様のコマンドウルフですが、私はキャップの色に注目しています。
白いんですよね。私はあのコマンドウルフはキャップの色からして旧大戦NEW TYPEの生き残りと推測しています。



グランドカタストロフで戦力を大幅ダウンさせた共和国軍。
もはや生き残っているゾイドは機種や運用年数を問わずに徴用され続けた。そうしないと軍が維持できなかった。
(通常は兵器には耐用年数があるので一定期間以上を運用された機は外されるのが常である。メカ生体ゾイドでは老齢機が前線任務を退き後方へ移されるエピソードもある)

旧大戦をどうにか生きぬいたコマンドウルフNEW TYPEもその中の一機だった。
その後、ずっと長い間運用が続けられていた…。

私はあのコマンドウルフは決して若くない…というか、かなりの老齢機だと思いました。
そんなコマンドウルフは共和国軍で運用される中、修復不能と思われるほどの破損を負った。(実弾訓練でもしていたのだろうか?)
そして放棄される事になった。

戦力が一機でも多く欲しい共和国軍だが、そうはいっても本機は老齢機だ。
修理代も惜しい状況。検討の末にここでは廃棄の結論になったのである。
そのまま置いていかれるコマンドウルフ。

コマンドウルフは思う。俺はずっと共和国軍と一緒に戦っていた。なぜ捨てるんだ?
俺はまだ生きているんだ。治してくれれば戦えるんだ……。なんで……、なんで捨てていくんだ……。

そして人への不信感をつのらせ、もはや誰も信じない・絶望し死を受け入れようとしていた所に現れたのがアーバインだったのではないかと想像します。
…アーバインはアーバインで過去が色々ありそう。アウトローな生き方をしているし。
けどここでは省略します。
まぁ多分、アーバインはコマンドウルフを自らの境遇と重ね合わせたんじゃないだろうか。そして絶対に助けたいと決意したのだろう。

コマンドウルフを修理するアーバイン。
傭兵なので部品調達も大変だが傭兵ゆえに規格外の部品を使って修理する器用さもあった。
そんなわけで彼独自の修理を施したアーバイン仕様が出来上がった…。

当初は心を閉ざしていたコマンドウルフだが、必死に修理をするアーバインに徐々に心をとかしていった。
修理が完了する頃にはもう一度この男だけは信じてみようという気になって、今一度奮い立った。
そんな状況でアーバインとコマンドウルフの戦いが始まったと思います。
この後、西方大陸戦争が開戦。

本来は修理したといっても規格外品だから劣悪な性能になるはず。そもそも規格外品だから修理が完全でもない。
あと旧大戦から運用されている老齢機でもある。
本来なら「生き延びさせる」ことはできても「再び戦える」ようになどならなかった筈だ。しかしそこはアーバインとの絆でもって奇跡の戦線復帰をしたと思う。
そして数々の戦果を上げるほどの強さをみせた。

ここまでが前提です。
ここからがオーガの場面です。

そんなコマンドウルフとアーバインだったが、いかに絆が強くても叶わない事もある。
やはり生物である以上は永遠に生きることはできない。
老齢機という現実が重くのしかかる。
コマンドウルフは残った命の灯火を全力で燃やし日々を戦っていたが、とっくに限界は超えていたのだった。
そしてアーバインもそれを知っていた。
寿命はすぐそこ。いつ死んでもおかしくない。

最後は静かに過ごさせてやろうかとも思うが、コマンドウルフはそれを拒否して最後まで戦うことを希望した。
「一度死んだ俺にお前が再び命を吹き込んだ。お前は傭兵だから俺がいなくなった後も戦い続けるだろう。俺はもうすぐ命が尽きるのが悔しい。だが命続く限りはお前と共に戦いたい」

さて誰しも死期を悟れば自らが生きた意味や証を求める。また自らの想いを次代に託したいと思うものです。
そんな時にオーガと運命的な出会いを果たす。

オーガもまた孤独なゾイドだった。
オーガは「起動実験の際にいかなるパイロットも受け付けない凶暴さを露呈した」と設定されている。これは自分に無理やりにOSを組み込んだ憎しみがありそうな気がする。

かつてのコマンドウルフは人に捨てられた。オーガは人に無理やり凶暴化させられた。
そして心を閉ざした。
両者ともこの点で共通すると思う。

さて、もはや自分が長くないと悟っているコマンドウルフ。
そんなコマンドウルフはオーガを見た瞬間に彼を理解する。
あいつもまた孤独だ。人に絶望している。

オーガにかつての自分を重ねるコマンドウルフ。
そして決意する。
どのみち長くないこの命、オーガの為にくれてやろう。
俺だって人に絶望した事がある。けど中には捨てたもんじゃないヤツだって居た。俺はそうして立ち直り再び戦う事ができた。
オーガ、お前にもその事を伝えたい。

コマンドウルフの想いは精神リンクを通じてアーバインにも伝わる。
そしてアーバインはコマンドウルフの想いを受け取りオーガを眺めた。

さて第二次前面開戦でアイアンコングPKは共和国基地に忍び込み激しい攻撃をした。
オーガも危機に陥った。
それを見たコマンドウルフは死に場所をここに見つけた。
盾となりオーガを守ろうと決意した。
オーガ、お前を守ってやる。だからあとは俺の相棒…、アーバインの事は頼むぜ。

コマンドウルフの決意を精神リンクを通して知るアーバイン。
一瞬とまどう。
だが、ここでまだコマンドウルフの延命のために躊躇するようじゃ相棒失格だ。
弾幕に飛び込むコマンドウルフ。
こうしてコマンドウルフはアイアンコングPKからの攻撃を受け、自らの命と引き換えにオーガを守ったのであった。

そしてその瞬間、コマンドウルフとオーガもまた繋がって意思を共有していた。
コマンドウルフの想い、その命をとしてまで伝えた想いをオーガは確かに受け取った。
オーガはコマンドウルフにそんな想いを抱かせたパイロット、アーバインを信用してみようと思う。
オーガはコックピットを開きアーバインをいざなった。

アーバインはコマンドウルフを振り返らなかった。
確かにコマンドウルフは死んだ。
だがその想いは確かにオーガに受け継がれたのだから。


という感じで。
まぁ、これは私が勝手にイメージした内容なんですが、いずれにしろ深いドラマがあってコマンドウルフに乗っていて凄い愛着や信頼関係があった。
そしてオーガを守る行為もその信頼ゆえであったと、そんな風に思いたいなぁ。
そんなわけでコマンドウルフアーバイン仕様とオーガの話でした。

・・・オマケ
でもなんだかんだいってアーバインはゴジュラス乗りに憧れていた部分もあるにはあると思います。
当初から。
アニメでもゴジュラスに乗れたときに凄い喜んでたし。
コマンドウルフももちろんいいゾイドなんですが、ゴジュラス特有の迫力と力強さはやっぱりゾイド乗りの誰しもが憧れる存在なんだろうなぁ。

そんな感じです。

ドラマチックな想像もしていきたいですね。
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