三匹の虎はどの程度の強さなのか

ブラストルタイガーのレビューを書いていて思ったんですが、そういえば三匹の虎ってどのくらい強いんでしょうね。
「伝説の虎」という位だからスゲー強いんだろうと漠然と思っていたんですが、具体的にどないやねん! という事を今回は考えたいと思います。

私の中でどっちだろうなぁと思っているのはエナジーライガーとどっちが強いんだという事です。
何となく見た目のイメージで言うとエナジーの方が強そうなんですが(ヤツは負ける姿が想像できん)、それでも三虎は「伝説の虎」という位だからなぁ。
しかも開発された時代が後だし。


ただ伝説の虎ってスペック的にはあんまり強そうでもないんですよね。
いわゆる「ライガー系」では極めて重要であろう最高速度はワイツタイガー:340km/h、レイズタイガー:280km/h、ブラストルタイガー:300km/hとあんまり振るわない。
いやまぁ、速いんだけどもライトニングサイクス:325km/h、ライガーゼロイェーガー:330km/h、ライガーゼロフェニックス:340km/hあたりと比べるとそこまで抜きん出てるわけでもない。
あとライガーゼロファルコンは560km/h、エナジーライガーは660km/hだから別次元に速い。
更にライガー系じゃないけど高速戦闘可能なゾイドで言うとジェノブレイカー:345km/h、バーサークフューラー:340km/h、シュトゥルムフューラー:450.0km/hがある。
こいつ等と交戦して、正確に攻撃をヒットさせられるんだろうか?
まぁファルコンは「合体」というある意味反則な技を使っているし、エナジーは稼働時間が極端に短いという致命的な弱点もあるんですが。

攻撃面で言えば伝説の虎は極めて強いと思う。ライガー系で対抗できるのはエナジーくらいかなぁ。
高速機は防御力に難のある傾向がある。一撃でスクラップに出来るでしょう。
でもジェノ、フューラーなら攻撃力でも負けてない感じがする。更にこやつらは防御力も高いので、何発かなら耐えそうでもある。特にジェノブレ。
うーん、恐竜型って優秀だよなぁ…。


新世紀バトストで、レイとヴォルフの和解を予感させる描写がされた一件はZAC2109年春です。
そして三匹の虎の時代ですが、この時代に登場したブロックス「サビンガ」の解説には「ワイツタイガーは3体の「伝説の古代トラ」の1体であり、ZAC2230年現在、その力に対抗できるゾイドはいないと言われている」との一文があります。
ということでZAC2230年頃が舞台ですね。
約120年後なのかぁ………。

ところでワイツタイガー&レイズタイガーの開発は共和国寄り企業ZOITEC、ブラストルタイガーは帝国寄りの企業Zi-ARMSの開発ですが、キットにはそれぞれヘリック共和国とゼネバス帝国の国章が付属しています。
この時代になっても両国は存在するのですね。
これは「その後どうなったの?」という終わり方をしたZAC2109年春以降を想像する貴重な手がかりだなぁ。

話を戻します。バトストよりも120年後です。
普通に考えて、これだけ未来の事であれば技術が進化して遥かに強い機体になっている筈ではある。
ただ、、、キットに付属するDVDによると、三匹の虎の中で格闘戦が抜きん出て強いのはレイズタイガー。そしてレイズタイガーの強さをあおるナレーションとして「アイアンコングやゴジュラスを格闘戦でねじ伏せる」とある。
んー………、まぁ確かに強い。
でも、そこまで圧倒的じゃない感じもするよなあ。
ゴジュラスならエナジーライガーで勝てると思う。「ゴジュラスギガを格闘戦でねじ伏せる」なら凄いと思いますが。


ところでキットに付属するDVDを見ると、アイアンコングが超超多数登場している。
新世紀ゾイドで地平線を埋め尽くす帝国軍大部隊の描写があったでしょう。あれがほとんどアイアンコングになった位の規模で運用されていた。
この時代にもアイアンコングは生き残っている模様。生き残っているというか、むしろ数が飛躍的に増えた。
またナレーションからしてゴジュラスも生き残っているのかな。

ストーリー中で「メガデスザウラー」が登場した位なので、デスザウラーも健在のようだ。
おぉ、なんだかんだでけっこう生き残っているみたいですね。
もしかして、オーガノイドシステムを応用したゾイド復活技術・個体数回復技術が高レベルで実現されているのだろうか。

さてメガデスザウラーですが、情報は極めて少ない……のですが、その開発目的は荷電粒子砲の強化にあるようだ。
ブラストルタイガーに付属するファンブックEX冊子にそんな情報があります。
なぜ荷電粒子砲を強化しようとしたかと言えば……、



マッドサンダー、ゴジュラスギガが理由のようだ。
という事は、この時代にもマッドサンダー、ゴジュラスギガは健在と考える事ができる(両機が不在なら強化する必要はない。強化するまでもなく無敵の兵器だから)。

おおお、ちょっと嬉しいな。この時代にもマッドサンダーは健在か。
新世紀バトストで、もしかして絶滅したのでは……と思っていただけにこれは嬉しい発見だ。
ギガも健在なんですね。この時代は初期に頻発した故障や整備不良も修正されているだろうなー。
マッドサンダーも旧大戦時のような性能を回復していたのかな。
両機が対デスザウラー用に運用され睨みをきかせていた。デスザウラーはこれを撃ち破れなくなっていた。そんな時代が想像できる。

さて……、話を三匹の虎に戻します。
ゴジュラスギガもデスザウラーも健在。でもナレーションでは「レイズタイガーは三匹の虎の中で格闘戦が抜きん出て高い。アイアンコングやゴジュラスを格闘戦でねじ伏せる程だ」と言われている事から、ギガやデスには勝てないのだろう…。
あと防御力に関してはどの機もそれほど目立ったものがない。なので撃たれ弱さは従来の高速機相応だと思う。なので旋回砲を多く持つレッドホーンやマッドサンダーとの交戦も危険がはらみそう。
※レイズタイガーは敵のビーム砲を吸収する集光パネルを持っているが、実弾を撃たれれば意味がない

三虎で格闘戦最強を謳われるレイズタイガーがコング・ゴジュラスをねじ伏せるとアピールされている程度。
他の二機はそれに劣る…という事はコング・ゴジュラスくらい?
最高速度は最速のワイツタイガーでも340km/hに過ぎない。
ということで、私の考えではライガー系で最強はやっぱりエナジーというイメージかなぁ。


では三匹の虎に利点はないのか。伝説とは一体なんだったのか。
これについても考えたいと思います。
三虎の利点はコアのエネルギー値が極めて高い事です。
「通常の方法では制御できない」とさえされています。
開発時、最も苦労したのはこの部分だったようだ。

ワイツタイガーはそれゆえ通常時は「サビンガ」「ワイツウルフ」の二体に分離して運用している。
レイズタイガーは「全身に放熱チューブを装備し、ここから余剰エネルギーを循環放出することで古代ゾイド核のパワー制御に成功した」とされています。
……制御しているけど、随分と勿体ない事をしているなぁ。常にエネルギーを捨ててるんだから。
ブラストルタイガーは、やはりヒートシンクから熱エネルギーを逃がさないと内部から溶ける仕様だった。

思うに、長期戦をしたら強いだろうなと思う。
ネコ科動物は凄まじいダッシュ力を持ちますが持続力がない。短距離ランナーですね。エネジーライガーが特にそれなんですが。
しかし三虎は最高速度に近い値を維持したままマラソンが出来るんじゃないかな。長距離ランナー型。それに耐えるコアがあるという感じ。

エナジーライガーがアイアンコング部隊に包囲されたら、最初にニ、三機は楽に倒せる。けど四、五機目くらいはスタミナ切れでヤバ目。その後は力尽きる感じ…だと思う。
けどレイズタイガーだと包囲した全機を倒すまでスタミナが持続する感じを想像します。
これこそが伝説の力!


…あと、三虎は設計がマズいんじゃないかなぁ……というイメージも持ちました。
ワイツとブラストルは制御に難がある。レイズは制御できてるけど余剰エネルギーを常に捨ててるもったいない仕様。
その理由ですが、思うにあのサイズにしたからじゃないだろうか。
「従来のライガークラス」の常識に囚われすぎたのだと思いました。
機体サイズは従来のライガークラスと同程度です。なので有り余るコアエネルギーに対して消費量が少ない。よってコアのエネルギーが暴走しそうな位にたまってしまうんじゃないかなあ。

動物は日々エネルギーを使いますが、その最大消費項目は「基礎代謝量」です。何もせずに息してるだけで消費するエネルギーですね。
成人男性は一日で1500キロカロリーほどを基礎代謝として消費する。生きてるだけで圧倒的なエネルギーを消費するのです。
さて、もしも100キロカロリーしか消費しなかったらどうなるか。それはもうエネルギーがあまり過ぎて暴走します。
正しく生活するには適切な消費が無ければいけない。
三虎は、機体の設計が従来のライガークラスの常識に囚われすぎた。「伝説のコア…でもタイガーだから過去のタイガー型の例からしてこんなもんだろ」という設計にしてしまった。だから基礎代謝が少なすぎて暴走する仕様になってしまったんじゃないか。

だったらもっとデカくすればよい。
巨大サイズの仕上げにすれば自然と消費量は多くなるからコアの余剰エネルギーも無くなる。
要はコアのエネルギー値に応じたサイズ・設計にすべきだったという事を感じました。

もうふた周りくらい大柄なサイズで伝説の虎が完成していたら。
そしたらコアに応じた消費量が常に自然に実現するから暴走の危険性が少ない。
更に言うと、大柄になるというのはより多くの武器を積める事でもある。装甲も積める。攻・防は大きく向上するだろう。

という風にも感じました。
伝説の虎とは、まだコアの扱いに慣れていない中で「ひとまず完成させた最初の段階」と言えるかも。
ストーリーはメガデスザウラーを倒したところで終わり。その後は不明です。
ですがもしも生き残っていたら、「新しい(よりコアに適したサイズの)外装を付け新生した伝説の三虎」が出ていたかも。
三匹の虎とは、そうして強化を繰り返しながら次第に最強になるゾイドなのかなーと思いました。
我々のよく知るキットの状態はまだ過渡期である、と。

そんな風に考えてみました。
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