カブトムシとクワガタムシ

先日から「対空装備」についての考えをまとめた記事を書いていますが、その中でふと思った事を書きます。
ゾイドで飛行ゾイドというと超音速飛行ができるプテラスやレドラーが主役という感じですが、低速の戦闘ヘリとしてサイカーチスやダブルソーダも居ます。

さてサイカーチスとダブルソーダ、この両機の「戦力比較表」を見ていると不思議な事に気付きました。

サイカーチス

上は1巻、下は3巻の判定。

いずれの時代も共和国軍はそこそこ対処できています。
まぁ、サイカーチスは低速だから納得。

サイカーチスやダブルソーダは昆虫・・・の中でも硬い外骨格を持つ甲虫がモチーフです。
なので装甲の強度は極めて高いと思う。
ただちょっと気の毒なのは「飛行が基本」になってる所ですね。
甲虫は背中側は硬い装甲で覆われていますが、腹側はやわらかい。
サイカーチスやダブルソーダは下から撃たれたら脆い感じがする。

低速という事もですが、下から撃たれたら脆いという事も弱点かも。

ま、それはさておき。
不思議なのはダブルソーダです。ダブルソーダの戦力比較表は以下の通り。


圧勝やないか!
陸上ゾイドでダブルソーダに勝てるのはブラックライモスだけ。
対陸上ゾイド戦での成績はプテラスと同じだ。

なんでだ…。ダブルソーダはサイカーチスよりも飛行性が高い。
といってもなぁ…、強すぎでは。そしてサイカーチスが泣いてそう。

第一次中央大陸戦争時、多くの帝国ゾイドがペガサロスに勝ちまたは引き分けでした。
イグアンにいたってはプテラスと引き分けにまで持ち込んでいた。



とすると、ダブルソーダくらいは楽に撃墜できそうなんだけどなあ…。

なんでだ?

これを考えた時に、もしや戦術の変化なのかもしれないなあと思いました。

サイカーチスは対地攻撃を得意とするヘリです。新世紀においては地上ゾイドから最も恐れられるゾイドとされている。
ですが、もともとは「長距離砲で後方から支援砲撃を行うゾイド」でした。
飛行ゾイドとしてはパワーがあるから大型長距離法を搭載して飛べる。しかも安定感も高い。
なので、

これは突撃するマーダを援護するべく支援砲撃をしている図。
こんな風な運用を行うわけですね。
(詳しくはコチラのコラムを参照)

しかし実際に完成したら、こんな風に使われることはむしろ稀で、対地攻撃機として使われる事が多かった。
サイカーチスはサラマンダーを運ぶグスタフを襲撃したりと、当初の想定とは全く違う運用をされた。
これが思わぬ効果を挙げたので、以降そのような運用が定番になった。また共和国軍も「対地ヘリ」という部分を真似してダブルソーダを作ったわけですね。

サイカーチスはそのような経緯を持つので、「対地攻撃は可能だが最適化はされていない」ですね。
もともと長距離の支援砲撃を行う予定だった。頭部の角状のビーム砲は長距離攻撃用です。なので対地攻撃では使いにくかろう。
おそらく両脇の小口径加速ビーム砲が対地攻撃のメイン武器だと思う。

対地ヘリという地上ゾイドにとっては恐怖の相手だが、その武器は対地攻撃に最適化されていない。
なので攻撃に移る際に隙が生まれる。
これにより敵の反撃を許してしまっているのかも。

ダブルソーダは対地ヘリという部分を開発当初より意識しており、それに特化した仕様で完成している…。
頭部には使いやすい4連砲があり、大火力で地上ゾイドを圧倒できそう。また背中の二連ビーム砲も射角が広いので弾幕を張ったりできそう。

サイカーチスやダブルソーダはヘリなので、戦闘機タイプのゾイドと違って「障害物に隠れながら飛ぶ」とか、そういう特殊な飛行が得意です。
敵に隠れながら接近して(あるいは見つかったとしても障害物を盾にしながら接近して)、いよいよ目前まで近づき攻撃。
しかしサイカーチスは搭載している武器の関係で攻撃に移る際に好きが生じる。だからその瞬間にやられる。
ダブルソーダは搭載している武器が対地攻撃に使いやすいので隙がない。それこそイグアンレベルの火力を持つゾイドであっても攻撃される前に仕留めてしまえる…という事なのかも。

サイカーチスを対地攻撃用に最適化させるという改修案はなかったのだろうか。
メカ生体ゾイド時には残念ながらなかったのだろうなぁ…。
やはり貧乏国家、ゼネバス帝国の無念か…。


しかし機獣新世紀の時代には最適化の改修が完了していると思う。
機獣新世紀ゾイドのファンブック2巻の戦力比較表(コチラは単純な勝ち負けじゃなく優位/不利の割合が示してある)によると・・・、



サイカーチスが強いのなんの。コマンドウルフにさえ優位を示す!
火器の超充実したガンスナイパーでようやく五分。
あと、ステルスバイパーにも優位なのが驚きです。

本来は支援砲撃機として開発されたが、いざ完成したら対地攻撃で意外な強さを見せたサイカーチス。
しかしその仕様から運用には困難もあった。
それが新世紀の時代にようやく最適化を完了。こうして強さを見せたのはアツい事です。

・・・贅沢を言ったらコックピットに防弾板も付けてあげれば完璧だったぞ!

なおダブルソーダも強い。

凄いなあ、ヘルディガンナーさえ倒すのか…。

っていうか、この時代は飛行ゾイドがむちゃくちゃ強い。
プテラス、ハンマーヘッド、シンカー、レドラーも見直すと驚きましたた。

共和国飛行ゾイド

飛行ゾイド、むちゃくちゃ強いですね。
プテラスもですが、それにも増してハンマーヘッドがむちゃくちゃ強い。
陸上ゾイドさえ越える驚異的な火力、プテラスには劣るもののそれでも超音速で飛べる飛行性能。これが陸上ゾイドにとっての脅威になったんだろうなぁ。
一方でやはり飛行性能がものをいう対飛行ゾイド戦ではプテラスには及ばない感じになっている。ハンマーヘッドの性能はナカナカ面白いものですね。

帝国側も飛行ゾイドが強い。

レドラーが強いのはまあ当然としても、シンカーもなかなか強いな。
これだけ強くてしかも海空両用なんていう超便利なゾイドだから、そりゃぁ切り札として大量生産されますわ…。
シンカーは対バリゲーター戦で圧倒してるのも印象的です。
両機の対決は旧大戦バトスト1巻ではシンカーの勝ち、3巻ではバリゲーターの勝ちでした。そしてこの時代は再びシンカーの勝ちか…。
翼下のホーミング魚雷の性能向上かな? 時代を考えれば、新世紀の魚雷はメカ生体ウオディックと同じくらいの性能があってもおかしくない。

しかし、両軍ともこの時代なら飛行ゾイドを楽に撃墜できそうなんだけどなぁ・・・。
レドラーはまぁ仕方ないとしてもプテラスくらいならどうとでもなりそうなんだけど。

なんででしょうね。これ、おそらくですが飛行ゾイド側の対策も高レベル化したのだろうなぁ。
電波誘導式のミサイルに対しては高性能のチャフ、熱追尾式のミサイルに対しては新型のフレア といった装備が充実しているのかも。

旧大戦の大陸間戦争時は飛行ゾイドの存在感がいっそう増した時期です。
戦況を変えたのはギル・ベイダーであり、それに対抗したのがオルディオスであり、オルディオスに対抗したのはガン・ギャラドでした。
またオルディオスを補佐したのはバトルクーガー。
まぁ、結局さいごはキングゴジュラスが全部もっていっちゃった感じもしますが・・・・・・・、飛行ゾイドが存在感を大いに増した時期というのは確かですね。

そんな飛行ゾイドが存在感を増した時期なので、自然と飛行ゾイド側の防御も研究・向上していったのかもしれないなぁと思いました。


帝国軍は本国からはやくブラックライモスを呼び寄せるべきだったなぁ。
緒戦において帝国軍はレドラーがあったから空では無敵。それゆえ対空戦闘は費用をあまり重視せず、対処をあまりしなかったのかなあ…。
いやこれがプロイツェンの野望の一環なのか。

そんな事も思いました。
ということで今日は少し寄り道をしました。

対空装備の研究、大陸間戦争時期についてはまた明日以降に。
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