ゾイドマンモスの生産や配備状況を考える

ゾイドマンモスのレビューをしていらい、私の頭の中をゾウ型ゾイドがぐるぐると駆け巡っています。
ゾイドマンモスがデスザウラーを撃退した奇跡の一戦の掲載誌を読み解いてみたり、ツインホーンの牙を考えたり。
そんなわけで、今回はゾイドマンモスを更に掘り下げようと思います。



今回のテーマは
「ゾイドマンモスはいかなる配備状況であったのか」
「完成から退役に至るまで、どんな道を歩んだのか」


ゾイドマンモスの戦歴で一番有名なのは、やはりデスザウラーを撃退した伝説の一戦でしょう。


これはZAC2046年……第二次中央大陸戦争中期に行われました。

この頃、既にゾイドマンモスは「第一線を退いたゾイド」でした。(ゾイドバトルストーリー3巻付録のカタログ参照)
ではなぜこの改造ゾイドマンモスは一線で戦っていたのだろう……というと、おそらく「生産ラインは停止し新造機が誕生する事はない。だが前線で生き残っている機体はそのまま運用が続いていた」のでしょう。

D-DAY直後の資料(カタログ冊子)を見ると、この時期にはまだ一線級ゾイドの扱いでした。
第二次中央大陸戦争初期においては生産ラインは生きていた。
両資料を照らし合わせると、第二次中央大陸戦争前期に生産ラインが閉じて一戦を退いた扱いになったのでしょう。

完成から退役に至るまでのグラフを作ると以下のような感じになると思います。



マンモスはゴジュラスの少し前に完成しました。そしてグローバリーIII飛来後に近代化改修される事がなかった。
それゆえゴジュラスが華々しく活躍する裏で、ひっそりと旧式化し戦力不足化していったのであります。
物悲しい戦歴だなあ…。そしてそれゆえに最後の最後に見せた意地が改めて魅力的でもある。


さてマンモスの歴史を見ていて疑問なのは、あんがい長く運用されているなと言う事です。
もっと早くに退役していても良さそう。
第一次中央大陸戦争後期の時点で既に戦力不足になっていました。
いくら寒冷地に強いといっても、第二次中央大陸戦争中期にまで生き残っていたのは凄いことです。

寒冷地に強いといっても、「ここでは無敵!」と言える程ではありません。
バトスト1巻「大氷原の戦い」ではエコーの乗るコングMK-IIに破壊されたであろう残骸が出てきます。

デスザウラーと交戦したのはZAC2046年、D-DAY上陸作戦から5年後。もはやゴジュラスさえ容赦なく破壊されるような時代です。
マンモスの新造が停止し「第一線を退いたゾイド」として扱われたのは当然。
いやというか、この少し前まで生産していたっていうのは凄すぎでは。最近になってようやく生産を止めたっていうのは遅すぎでは。
せめて第一次中央大陸戦争後期には生産停止した方が良かったのではないだろうか。


思うに……、第一次中央大陸戦争でマンモスは旧式化した。
それゆえ使い道がなくなり輸送用等になったが、その分野では後年グスタフに取って代わられた。
前線で使い続けられる機もあったが、ほとんどは新鋭機に一方的にやられた。
そういう状況でした。

マンモスは第一次中央大陸戦争においては「一線級ゾイド」の扱いでした。
旧式化が露呈していたのだが、それでも一線を退いた扱いではない。新造機もまだ作られていた。
それはなぜかというと、大型機にしては比較的生産性が高かったと思います。
ビガザウロと大部分のパーツが共通だからです。

ビガザウロを製造できる工場があれば、少し部品を新造するだけでマンモスも作れるようになる。
これがゴジュラスだと共通パーツもあるが独自パーツの割合がかなり多い。
しかも二足歩行用に調整なども高度にされているだから、共通パーツであっても実質的には別ラインであると思います。

ゾイドマンモス→ビガザウロを製造できる工場なら、少し手を加えれば製造可能
ゴジュラス→ビガザウロを製造できる工場でも、大規模な設備を加えねば製造はできない

という事情を想像をします。


新型機が開発されたなら旧型機は生産ストップ。以後は全て強い新型で。というのは想像しがちですが、実際はいろんな問題があります。
設備がないとそもそも生産できない。
例えば太平洋戦争末期には「零戦」は既に旧式化していて、実質的な後継機である「紫電改」がありました。
でも末期においても生産数で零戦は圧倒的に多くて、紫電改は少ない。
それは量産体制が取れる状態にするのが大変だということをよく示しています。状態が整うまでは旧型機であっても生産し続けなきゃいけないという事情です。

国力の高い共和国は設備投資など一気にやってしまいそうではあります。
がしかし、「地球人来訪→ゾイド近代化→新型機も続々開発される」という中ではさすがに全てに手が回りきらなかったのでしょう。

あとは、「機種転換訓練」という問題もあると思いました。
「今後はマンモスをやめてゴジュラスにする!」としたらマンモス乗りはゴジュラス乗りになると思いますが、なにぶん特性が大きく違うので訓練に大きな時間と手間を要します。
二足と四足では特性が違いすぎる。格闘主体という点では似ていますが…。

また大型ゾイド乗りとなればエリートだろうし、マンモスだからパイロットは格闘戦を好む荒っぽい面子でしょう。
だからゴルドスに乗れとかは言いにくいだろうし…。

最近書いた「ゴジュラス・ジ・オーガとアーバイン」のコラムで、「ゴジュラス特有の迫力や力強さはやっぱりゾイド乗りの誰しもが憧れる存在なんだろうなぁ……」と書きました。
マンモスにも、「こいつにこだわりたい!」と思わせるものがあったのかもしれないなあ。
雄大なゾイドだし。
そんな事情も想像しました。

そんな状況でマンモスの生産はズルズルと続けられた……。
しかし戦いは非情である。マンモスが活躍できる場所はどんどん減っていった…。


私は、第一次中央大陸戦争後期からマンモスの戦力不足は深刻化していたと思います。様々な事情からまだ生産は続くしパイロットも多い。しかし………。
その解決として、「寒冷地への大移動」があったと考えました。

今戦場にある機。そしてこれから生産される機。
これらの全てを、まだしも戦える寒冷地へ送ろうという事です。
寒冷地だと多くのゾイドが性能を低下させる……けどゾイドマンモスは寒冷地に強い。相対的な戦力差は縮まる。
それでもアイアンコングやサーベルタイガーが相手なら厳しい。けどレッドホーンくらいならどうにか…。

一斉に集めたのだから、かなりの数が揃った。
ちなみに、寒冷地への移動はパイロットとしてはとても嫌な任務である…。
寒冷地への一斉大移動は、「お前らそれでもマンモスに乗り続けるのか? それとも機種転換訓練を受けるのか?」というふるい落としの作業を兼ねていたのかも…。


さて寒冷地のゾイドマンモスはかなりの数が集まった。また生産された分が後から補充されたりもした。
もちろん寒冷地でいくらかマシな戦いができるといっても旧式機。そこはやっぱり撃破されることも多い。
そこで、せめてもう少しマシな戦い…願わくばレッドホーンくらいには確実に勝てるような位になれないかという思いで研究にもいそしみ、そうして冷凍ガス砲を装備した件のタイプが生まれたのかも。

このような状況の中で、デスザウラーとの一戦が起ったのだと思いました。

この直後に、新鋭機「ベアファイター」「ディバイソン」の生産数が増えてきます。
両機は寒冷地でも十分に戦える。この両機によって、ついにマンモスは「寒冷地なら」という一芸を失い機種転換されたのであった……。


この頃になると、もはや生産は終了していました。
「既存機での共食い整備」でどうにか戦力を維持していたような状態でしょう。
その共食い整備さえ出来ないような状況になり始めており、更に新鋭機の増産。
こうして、ついに運用を終えたのだと思いました……。


という感じで妄想してみました。

書いている中で、ディバイソンはそういえばマンモスの後継機としてまさに最適だと思いました。

「デスザウラーへの暫定的な対抗機」という部分がクローズアップされがちですが、ゾイドマンモスの後継機という部分から考えても面白いかもしれない。
突撃機という部分で共通する。パワーも同じくらいはありそう。
更にメインコックピットだけじゃなくて背部にもコックピットがある点でも共通している。

ディバイソンは収納式の大型レーダーがありますが、これもマンモスと似ていますね。
マンモスの耳は3Dレーダーです(性能は今ひとつだったようだが)。

機種転換訓練は最短で済みそう。
ディバイソンは就役するや超大量生産されて突撃しまくっています。それはもうデスザウラーに挑んだり、集団でアイアンコングをぶっ飛ばしたり色々。
パワフルを極めた。
これは、マンモスから機種転換したパイロットがようやく存分に戦える強力機を手にしたことで鬱憤を晴らすべく張り切りまくった裏事情があったのかも……。

ただ、大陸間戦争になるやディバイソンはゾイドマンモス並みの戦力不足機となってしまい予備役のような扱いを受けていたので、、、そこんところはやっぱり哀愁があると思います。
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