アニメ四話補足

アニメ四話の感想の続きです。
そういえば見返していて、序盤のギャグパート・・・アラシが腹へってどうにもならなくなるシーンはなにげに重要だなと思いました。
まぁギャグっぽく描かれてはいるんですが、幾つか見逃せないポイントがあったと思います。

・食料が尽きて死にそうになった
本作においてゾイドを相棒にして旅に出るというアラシは主人公側だから「正しき者」と思いがちです。
彼に反対する、あるいはバカにする村の人は「分からずや」と思えてしまいます。
しかしこのような状態になったというのは、村の人の言い分ももっともだったという事が示されています。

アラシは旅が順調だった時も食糧確保よりライガーとノリノリで旅を楽しむ事を第一にしていたので、これはもうあまりにも経験が少ない。それゆえ現実を見ず理想のみで突っ走る愚かな面も大いに持っているという事だと思います。
実際にデスメタルの気のいい連中に出会わなければやばかったでしょう。
第四話にして終わっていた可能性が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

まあ主人公が最初から完璧だったらそれこそ物語としてなりたたない。
最初だから向こう見ずな愚か者でまるでかまわない。
ここからどう成長するか。
そして成長した時に村の人をどう思うか。そんな見解も示されていくと良いなと思いました。


・ウサギを食料と見ていた
これも重要だと思いました。
空腹時にウサギを食料として捕獲しようとしていました。
これはギャグパートの一環かもしれませんが、ただそれ以前の描写でも肉喰ってる描写があるわけですね。
エンディングでは釣りもしているし。
極めて意地悪な言い方をしますが、彼にとってゾイドは相棒だから酷いことをするのは許せない。でもゾイドじゃない動物や魚は食料として肉にしているわけですね。
生命という意味では差はないはずなのに。

食うなと言うわけじゃない。生きるために食うのは当たり前の話です。
生物は生きるために植物や動物の命を喰らう必要が絶対にあります。業(ごう)というものです。だから食べる時は感謝を込めて頂きますと言うわけですね。
話を戻します。
食べるのは当然です。でもじゃぁ「ゾイドは相棒だ、大切にしろ。傷つけるのは許せねえ!」「ウサギや魚は肉だ。美味しく食うぜ!」というならその差は一体何? という問いにもいずれ見解を持つ必要が出ると思います。


デスメタル側の正義とは何か、という記事で「人の視点で見た正義がある」と考えました。
・ゾイドは脅威である。人はそれによって生活圏を大きく制限され不便な暮らしを強いられている。
・ゾイドさえ居なければ人はより繁栄するだろう。
・だから排除してしまえ。あるいは利用価値はあるから調教して「従順な下僕」にしてやれ。
これは人の視点から見ればそうなる。

無論ゾイドにとってはたまったもんじゃないでしょう。
そこに今作のテーマがあります。
兵器か、相棒か。

でも「動物や魚は食肉として確保する」「でもゾイドは相棒になれるからいじめちゃだめ。一体化しなきゃ」とするなら、それはそれで人の視点で見たゆがんだ正義であります。
ゾイドにとって優しいという違いはありますが。
結局どっちもエゴであるとは思います。


まあ、人なんて矛盾に満ちたものだしそれでいいとも思います。
矛盾を完全に取り除くなんて無理な話です。全てにおいて「矛盾してるぞお前」と潔癖に指摘していたらそれこそ何もできない。
矛盾を抱えたまま、でも世界やそこに住む者達が少しでも良くなるようにしていければ十分な価値があると思います。

さて今後どうなっていくか。
正直そこまで踏み込んだテーマなのかというとそうじゃないかもしれませんが、やっぱり主人公サイドからの主張のみでなく、デスメタル側の主張や正義も示されるといいなあと思います。
四話ではそうなっていくのかな…という予感があったので、この先にも期待したいです。
土曜の朝がホントに楽しみになっています。
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