電子ゲームとゾイド

先日から電子ゲームについて書いていますが、今日はゾイドと電子ゲームの話をします。



電子ゲームはゲームウォッチ、LSIゲーム、LCDゲームなどと呼ばれます。
これは電子ゲームの中で最大ヒットを出したのは任天堂社製のものです。そして任天堂は自社のものを「ゲーム&ウォッチ」と呼んでいました。通称ゲームウォッチ。
これがヒットしまくったので、本来は任天堂製電子ゲームを指す言葉のはずが、いつしか電子ゲーム全体を指してゲームウォッチと呼ばれるようになったというわけ。

またこの手のゲームは大規模集積回路チップ(LSI)によって制御されています。
なので「LSIゲーム」とも呼ばれます。

更にゲームの画面は液晶画面です。液晶画面は「LCD(Liquid Crystal Display)」と呼ばれます。
なので「LCDゲーム」とも呼ばれます。

さて実はゾイドは電子ゲームとは深い関わりがあります。
過去に何度か書いた事がありますが、70年代に誕生しそこから爆発的に売れた電子ゲームは「未来の玩具」としてもてはやされました。
時代が宇宙開発に注目していました。衛星打ち上げ。有人宇宙飛行。月面着陸。宇宙ステーション開発。
そんな時代と「電子の玩具」は素晴らしくマッチしたわけですね。

トミーも電子ゲームの分野には積極的に進出しており、多くのゲームを発売しています。
オリジナルものからディズニーを使った版権ものまで多数。
ただその一方で、トミーには手作りの良さを伝えたいという思いも持っていました。

この時期に、後にゾイドも採用する「マイクロゼンマイ」が誕生しました。
これを使って手作りの玩具ができないか。手作りの良さの魅力を再確認することは出来ないか。それに挑戦しよう。
そんな経緯でゾイドは誕生しました。

「時代にあえて挑戦しよう」
私は、これってゾイドの大きな原点だなと思います。

さてそんなメカ生体ゾイドですが、後にファミコンやゲームボーイで計4本のゲームを発売しました。
ファミコンやゲームボーイというのは電子ゲームの発展型です。高度な処理を行える本格的なゲーム機。
ファミコンやゲームボーイでリリースされたのは
ゾイド-中央大陸の戦い-、ゾイド2-ゼネバスの逆襲-、ゾイド黙示録、ゾイド伝説
です。
そして機獣新世紀ゾイドからは、テレビゲームにはより積極的に関るようになりました。もはやあるのが当然という状況です。

これは何故だろう。
ゾイドは手作りの良さではなかったのか。

ファミコンブームは凄まじいものがありました。一時期など出せば売れる入れ食い状態のファミコンバブルさえ起こりました。
あらゆる企業がファミコンに参入していました。
そんな中でゾイドは最初の志を失ったのか。ブームに便乗した方が特と考えたのか。

私はそれは違うと思います。
「こだわり」と「いこじ」は違うと思う。
前者は「核を大切に持ち続けること」で、後者は「意地を張ること」として書いています。

ファミコンゾイドが出たのは87年9月。
メカ生体ゾイドが始まってから5年目。「メカボニカ」から数えるなら6年目です。
この間、ゴジュラス、アイアンコングをはじめ傑作ゾイドがどんどん誕生しました。
ストーリーや世界観も大きく膨らみ、キットの魅力は大いに伝わりゾイドは確たる存在感を示しました。

ゾイドの最初の志・こだわりの部分は展開する中でより明確なものとして確立された。
その確かなものを持ち続けながら、しかし時流に乗ることも怠らないからこそ、ゾイドは限りない成長を続けたのだと思います。
ここでもし「絶対にファミコンはやらん!!」としてしまうなら悪い意味の意地っ張りです。
私はゾイドがこの分野に進出したのはこういう事だと思います。

世の中目まぐるしく変わります。
様々なものが流行ります。そんな中ででも確かなものを持ち続けて、しかし一方で流行には敏感でもある。
それが良いと思う。
生き残る為には進化が必須です。
いかに素晴らしいものでも、歩みを止めれば時代遅れになってしまう。だって世の中は常に変わっているのだから。
「現状維持では後退するばかりである」とはウォルト・ディズニーの名言。

私はゾイドが時代に挑戦したこと。そして確かな実力で存在感を示した事。このこだわりは本当に素晴らしいと思う。
そして一方で時代の流れにも敏感で、意地を張らず電子ゲームやテレビゲームと後に融合した。この柔軟性がもっと素晴らしいと思います。

テレビアニメも同じ事が言えるかもしれませんね。
当初はテレビアニメ化をせず、玩具そのものの魅力で持って勝負したゾイド。
メカ生体ゾイドは大成功し玩具本来の魅力を存分に伝えました。

しかし新世紀以降はアニメ化を積極的に行いそれに大きく頼った販促をしています。
それは安易なアニメ化に頼る風になったのではない。
メカ生体ゾイドと言う初代シリーズが大成功したこと。
その自信を持ちながら更なる飛躍をするべく新しい一歩を踏み出したと言えるのでしょう。

あと「時代に挑戦しよう」という要素はアニメにも盛り込まれていますね。
初代ゾイドはトゥーンレンダリングによる3DCGを本格的に取り入れた最初のアニメです。
製作には試行錯誤も多かったという。そりゃあそうだ。本格的に取り入れた最初なんだから。
そんな試行錯誤な中でも安易な妥協をせず、ゾイドの動きには現実の動物のように徹底的にこだわった。
そして見事に大成功したのであります。

この話はもうちょっと続きます。
また明日以降に!
スポンサーサイト



プロフィール

三式

Author:三式
>HP(本家)はこちら
>掲示板

コメントはお気軽に!
コメントは
 @初めましての方も大歓迎
 @関係ない話題でもOK
 @但し宣伝のみ等はNG
 @名乗って頂けると嬉しい
という感じでお願いします。

リンク
カレンダー
07 | 2018/08 | 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
新着記事
最新コメント