最強合体ゾイドの実力4

ケンタウロスの話の続き。

バトストでの能力は123で書いた通りに推測しました。
今日は捕捉として漫画版を見ましょう。



ケンタウロスは「ゾイドバトルコミック」に登場します。
小三に掲載された、単行本になっていないパートです。便宜上「バトルコミック2」と呼びます。

バトコミ2はフランツを主人公にした戦記ですが、展開はバトスト3巻とは大きく異なります。
冒頭の偽ヘリック部隊によって部下のルドルフとシュミットを失うまでは同じ。
フランツはこの戦いで「戦争が続けば若者がどんどん死ぬ。俺が戦争を終わらせねば……」と強く決意します。

ですがここからは違う。
バトスト3巻だと「ヘリック大統領をピンポイントで一気に誘拐する」ことに注力します。
一方バトコミ2だと、ヘリックを誘拐する方針はもちろん立ててる。
けどそこに集中するのではなくて、「各地で共和国部隊を倒しまくる。その中で少しずつ地道にヘリックに辿り着く」という時間をかける方針でした。
どうもゼネバス皇帝がフランツには各地の攻略に動いて欲しいという方針を出していたようで。
こちらの世界観軸だと、フランツの提出したヘリック大統領誘拐作戦は却下されたんでしょうね。


しかし各地を攻略するフランツはけっこうノリノリである。


バトコミ2では誘拐作戦が行われていない=ローザとも会っていないなんです。なので心がすさんだままなのかなぁ…。
ともかく、フランツ率いる部隊(レッドデビル隊)は各地で猛威を振るいます。
それに対して共和国軍が開発したのがケンタウロスでした。


コチラでは「デスザウラーに勝るとも劣らない」との評価をされている。
なおヘリック大統領ではなく「デューク少佐」が搭乗して戦いました。

さてケンタウロスですが強い!
初登場時は不意打ちでキャノン砲を見舞い、なんとデスザウラーの腕を吹き飛ばす!



なんでこの巨体で発見されずに接近できたんだ…というのはちょっと謎ですが……。
それにしてもキャノン砲で腕を吹き飛ばしたのは凄いなぁ。
やっぱりケンタウロスだからパワー値がウルトラザウルスより向上しているのでしょう。
ただ、デスザウラーの腕は「破壊されて粉々に」ではなくて「付け根からボロッと外れた」という感じですね。
「ジョイントを上手く破壊しただけ」であって、デスザウラーの腕そのものを貫通する力ではないのでしょう。
でも、それでも大したもんです。


その後は巨体でのしかかる。
やっぱり巨体と大パワーは凄いんだな。ウルトラザウルスにのしかかられてギブアップ寸前だったデスザウラーだから、飛躍的に重量の増したケンタウロスはやはり辛かろう。
接近して密着する……デスザウラーが軽快な動きを発揮できないような状態にすれば勝機は十分あるという事ですね。
まぁ、毎度こんな理想的な接近が出来るわけではないと思いますが。

ということで初交戦時はケンタウロス圧倒的優勢。デスザウラーは逃げ出す事が精一杯であった……。


ケンタウロスは各地に登場し、次々に帝国拠点を陥落させる。


……攻略した帝国拠点の位置が広範囲にある。
これはケンタウロスの飛行能力が大いに活かされた結果でしょうね。やはり限定的とはいえ飛べるのは凄い。移動力が桁違いになる。
現場近くまで迅速に移動し、補給を済ませ、そして敵拠点を攻略。サイドの補給をして次の拠点に飛ぶという運用だったと思われる。
※バトコミ2でもケンタウロスはワンオフ。一機で短期間でこの拠点を攻略したのだ。

その頃、フランツは技術部にデスザウラーの改造を依頼していた。


これは「デスドッグ」の仕様ですね。パワー勝負を早々に諦めてスピードで対抗しようとしている。これはとても興味深い。
しかしこの要望は通らなかった。
猛威を振るうケンタウロスに業を煮やしたゼネバス皇帝は、フランツにノーマル仕様のデスザウラーでの出撃を命じたのだ。


戦況が戦況なので仕方なかったのかなぁ。フランツかわいそす。
しかし、これにてデスザウラーと二度目の交戦が実現した。

フランツは出撃。再度ケンタウロスと対峙する。
この時点でフランツはノーマルのデスザウラーでは勝ち目が低いと予想していた模様。
なので、戦いは事前に二機のデスザウラーを地中に待機させておく。
そして自らのデスザウラーが囮となりケンタウロスを引きつける。
フランツ機にケンタウロスがおびき寄せられたスキに地中から二機が飛び出しケンタウロスを捕獲、動きを止める。
そして荷電粒子砲を放つという戦術を用意していた。

この辺はフランツのプロ意識が見えますね。1対1で誇り高い勝利を…なんてのはどうでもいい。要は障害を排除できれば勝ちなんだという考えはプロ軍人。


奇襲は見事に成功。

二機のデスザウラーにおさえられたケンタウロスはさすがに動けない…が、つかまれてるのは下半身であって上半身は動く。
そこでヤリを振り回してデスザウラーを破壊(!!!)


このヤリ凄すぎでは…。

しかし時間稼ぎにはなった。
この間にチャージを終えたフランツ機が荷電粒子砲を放つ。
直撃ではなく翼を破壊しただけ。
しかしどういう事か。ケンタウロスはあわてて撤退してしまった。


「そうか翼がケンタウロスの弱点なんだな」


残念ながらこれが最終対決となりました。
以降は交戦せず。
フランツが共和国軍最新鋭機「マッドサンダー」を強奪。それでもってケンタウロスと戦う話はありましたが、デスザウラーと交戦する事は二度となかった……。
ちなみに対マッドサンダーだと槍がシールドではねかえされ全く効果がない。
驚いてる間にマグネーザーで正面からぶち破られて完敗という結果でした。


以上が漫画版の描写でした。

漫画版だと強いなー。
Round1はケンタウロスの圧倒的優勢。
まずキャノン砲の威力ですが、やはり「ウルトラザウルスが撃つより上」としていいんじゃないかな。
ジョイントを破壊し腕を落伍させたのは大したもんです。

超パワーと巨体でのしかかるのもやっぱり強いんでしょうね。
デスザウラーが撤退するのがやっとという状況だったのは凄い。
緒戦は「不意打ちが成功してそのまま押し切った」という感じです。

警戒するデスザウラーが相手だとここまで上手くは推移しまい。
ただそれでもやっぱり強いんですね。
「翼を使っていい位置をとり、隙を見て突撃。そのまま巨体で押しつぶす」
こんな超巨大機ならではの戦法が有効でしょうか。


Round2はフランツがそもそも1対1では不利と見ていたのは興味深い。
ただ本当に「勝てない」と見ていたのか、それとも「できるだけ損害を出さずに完勝したい」としてこの作戦を採ったのかは考えるべきであります。
フランツはそもそも「1対1で勝つ事の誇り」みたいなのはあんまりないようである。
ホントにプロの軍人というか、目的達成の為の合理的な方針を立てている感じがする。
なので「勝てるだろうがノーダメージでは無理。修理する事になれば一時的に戦力が無力化されてしまう」と考え、大げさだが三機がかりの勝負を仕掛けたのかもしれない。

しかしヤリで手痛い反撃を受けて二機を損失している…。
ヤリは凄い威力だ……。フランツもまさかここまでの威力とは見ていなかっただろうなぁ。
全パワーをヤリにこめていたんだろうか。スーパーヘビーガードを完全に突破してるんだけど……。

思うに、普段はここまでの力は出せないと思う。
格闘戦で使うなら動きながら使うような感じ。だから足や翼にエネルギー配分をしなきゃいけない。
対してデスザウラーにガッチリ掴まれた状態、この状況でケンタウロスはもがいて脱出する事をあきらめ、代わりに全エネルギーをヤリと腕に集中した。だからこのような超エネルギーになったのではないかと。

このような威力は通常ありえない。特殊な状況だったからこそ発揮できたものである。
それでも、この威力は衝撃です。


翼破壊であわてて撤退したのは何故でしょうね。
というと、これは以前に推測したとおり翼が運動性を支える重要装備だからでしょう。
翼がなければ巨体のケンタウロスは超緩慢な動きしかできない。もはやパワーがあっても無駄。機敏に動くデスザウラーに破壊されるしかないのでしょう。


という事で漫画版の活躍を加味して考えたケンタウロスの性能を捕捉すると

・キャノン砲の威力はやはり上がっている。当たり所が良ければデスザウラーの各部品を落伍させることもできる。
 ただし……、当然だがキャノン砲のピンポイント射撃は難しいので幸運がなければこれのみで破壊するのは難しいだろう。

・超パワーと巨体を活かしたのりかかりは有効。そのまま押し切れば勝てそう。
 ただし……、フランツは脱出に成功していることもまた事実。

・ヤリは格闘戦で絶大な武器になる。ゴジュラスの腕よりもこちらを使用すべきである。
 命中があまり見込めない弓矢状態で撃つよりも、このように格闘武器として使った方が明らかに良さそう。
 上で推測したように常にスーパーヘビーガードを突破できる威力ではないと思う。それでも有効なダメージを与える程度ではあろう。

・翼はアキレス腱である。破壊または損傷を追うとそれ以降の戦闘が困難になってしまう。

という感じでしょうか。
強いですね。いやいや強い。
しかし翼が弱点なところは危うい。実に危うい。

マズいのは翼はデカいうえに強度がそれほどない事ですね。
要するにデスザウラーだと潰すのに苦労するかもしれない。
でもレドラーなんかだとあんがい簡単に破壊できそうという事です。ビーム砲を増設したタイプで撃ちまくればよろしい。

残念な事にケンタウロスは対空火器はあまり多くない。ノーマルのウルトラ以下です。
ウルトラの時点でレドラーを落とせないので、ケンタウロスも無理でしょう。

「対空火器の豊富なゾイドを護衛に付ける」というのは採れません。なぜかというとケンタウロスの利点は翼を持ち移動力が極めて高い事。
この時代に高い防空力を持ったゾイドと言えばゴルヘックスでしょうか。鋭い探知力と豊富な対空火器を持ちます。
しかし翼でひょいひょい移動するケンタウロスに随伴することはかなわない。
では飛行ゾイドを護衛に付けてはどうか。
これも無理。プテラスを護衛に付けた所でレドラーに勝てるわけはない。

「確かに強いゾイドだが翼という弱点を知られたら終わり」というアンバランスな存在でもあるのでしょう。

やはり制式ゾイドというかノーマル状態というか。そういうゾイドはバランスがよく極端な弱点は少ない。
弱点があっても……、例えばデスザウラーの背中は大きな弱点だが実際に撃ちぬくのは相当の困難があったりと、運用に支障をきたすレベルのものは少ない。

対して改造ゾイドは超超特化した能力を持ちますが、それに見合う大きな弱点もあり、量産は決してできない仕様なのでしょう。
「デスウイング」という飛行型デスザウラーは奇策でマッドサンダーに勝利寸前になりました。

しかし翼の強度が低くレイノスに軽く破壊される始末。

マッドサンダーだっていちど経験を積めば次からはキャノンビーム砲で簡単に撃墜できただろう…。
このように大きなアンバランスさ、弱点がある事が多い。
逆にいえば改造ゾイドとは「奇策で攻める。大きな弱点を持つが気付かれる前に押し切る」という戦術なのでしょう。


という事で全4回にわたってケンタウロスを考えてきました。
やっぱり魅力的なゾイドだと思います。
改造ゾイドとノーマルゾイド。どちらも魅力的ですね。
ゾイドワールド最高!
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