シールドライガーMK-II

シールドライガーMK-IIは、当時は悪くない色だけど青い方が好きだなー…という感想でした。
この当時はライガー=青という認識が強かったと思う。
しかしこれ現在では白い方がライガーの標準になっている気がしますね。

ライガーゼロは主役を長く務めてしろライガーの印象を強くした。
そしてワイルドライガーは現在進行形で白いライガー。

ムラサメライガーは青というか白というか迷うバランスかな。中間って感じがする。
ただエヴォルト形態も含めるなら白のイメージが強いかなあ。

逆に、ウルフ系はいつの間にか青が多くなっているのがまた面白い所ですね。

さてシールドライガーMK-IIですが、グレートサーベルとの戦いを想像すると、私は
「遠距離砲撃力はシールドMK-IIが上。よって遠距離戦ならシールドMK-II優位」
「接近すれば運動性で上回り、近距離でも使いやすい武器の多いグレートサーベル優位」
と見ています。
ゴジュラスVSアイアンコングみたいなバランスですね。

ただ両者は「ライバルだが」「対抗機という構図ではない」と思います。
これはゴジュラスMK-II、アイアンコングMK-IIを思い浮かべると近い。
ゴジュラスMK-IIは対アイアンコング用に強化改造された仕様。アイアンコングを向いている。
しかしアイアンコングMK-IIは対ウルトラザウルス用に強化改造された仕様。ゴジュラスではなくウルトラを向いているのです。
そういう意味では向かい合っていない。対抗機ではない。
ただ実際に完成すると両機が激突する事はあったし、軍内でのポジションも似たようなところに落ち着いた。
なので結果的にライバルと言われるようになったのですが。


グレートサーベルは上の例で言うとゴジュラスに近い。
これはシールドライガーに対抗して開発されたのは明らかです。
バトスト4巻によると「シールドライガーとベアファイターに対抗して開発された」とある。
気になるのは「ベアファイター」という所かな…。コマンドウルフじゃないんだ……。
たぶんコマンドウルフはサーベルタイガーの時点で倒せた。だが重装甲で生命力も高いクマは仕留めそこなう事も多かった。
ベアファイターは攻撃力高そうだもんなー。一撃の重さで言えば「コマンドウルフ<アロザウラー<ベアファイター」じゃないかな。
ブラックライモスはゴルドスを横転させるくらいの体当たりが出来ますが、ベアファイターはライモスと同レベルのパワーを持つ超中型機だと思う。

たぶんサーベルタイガーは能力面でいえばもちろんベアファイターより上。最高速度も運動性も上なので逃がすこともない。
ただ重装甲と生命力を誇るベアはサーベル程度の軽火器では仕留めにくい。
よって爪や牙での攻撃となるわけだが、こうなるとベアからの手痛い反撃を覚悟せねばならない……。
そこでグレートサーベルに進化したというのは実に分かる話です。

ただし対ベアは悪く言えばオマケみたいなもので、大本命は対シールドライガー用という所だったでしょう。
サーベルタイガーからすれば「同タイプの上位機」なので勝ちにくい。
これを超える事は必須だったのでしょう。

グレートサーベルは「8連ミサイル」を主武器にしている。これもまた対シールドライガーを強く思わせます。
つまりビーム砲ではエネルギーシールドで防がれ効果が半減する。
そこで重量増加を承知で実弾を詰んだのでしょう。


グレートサーベルの開発は多分、「シールドライガー登場後に計画され」「ゲルマンジー上陸作戦直後くらいから本格化した」と推測します。
ただでさえ機動力確保の為に絞った設計にしているサーベル。それを更に、攻撃力と機動力の両方を上げよとは。
しかも、山岳地帯で戦うという特性から行動半径の低下も許容できなかったでしょう。むしろグレートサーベルの開発要求には「密林の中を高速で移動し、長い補給線のどこを攻撃されても直ちに反撃できる機動力」とあります。ノーマルタイプよりも行動半径の増大を要求された可能性もある。
こうなると、もやは改造ではなく完全新型機を開発した方が速いのでは……と思えてくるなぁ……。
しかし帝国技術部は、たぶんコングMK-IIのバックパックの運用実績とその小型化など、最大の努力で完成させたのでしょう。

「ゲルマンジー上陸作戦直後から開発が本格化した」とすれば、登場までに割と時間がかかっています。
上陸作戦はZAC2045年7月。グレートサーベル初陣はZAC2047年6月。二年近い。
ゴジュラスMK-IIは完成までに四年半もかかっているので、これに比べれば短いもんです。
が、コングMK-IIの半年足らずで出撃にこじつけた事と比べると帝国軍の改造タイプとしては異例の長さだったと言えるよなぁ。


シールドライガーMK-IIは、これは何度か書いていますが対アイアンコング用と思います。
山岳地帯の攻略で最大の障害はサーベルタイガー部隊だったでしょう。それについてはシールドライガー、コマンドウルフ、ベアファイターが当たればまず勝てる。
しかし主力じゃないとはいえ無視できない数が配備されているのがアイアンコング。
これはもう装甲が分厚いのでシールドの全火力を当てたところで倒せない。
牙や爪で挑めば勝ち目はあるが、コングの長い腕の反撃も覚悟せねばならない。山岳なのでゴジュラスの応援も要請できないし……。

そこでコングを仕留められる大火力を持ったタイプが要求された。
ただ、期せずしてサーベルが「グレート」に新生した。これと接近戦をすればシールドライガーは危うい。
最高速度はまだこちらが上だったが、火力や運動性は敵の方が上だ。エネルギーシールド対策まで採られてる。
これに対抗して同じ分野で戦うのは効率が悪いのではないか。

そうだ、対コング用に開発したシールドMK-IIだが、これを対グレートサーベル戦に使ってはどうか。
重量増加で動きは鈍ったが、キャノンビーム砲は長射程なので接近前に撃ってやれば良い。
避けられるかもしれないが、一機がキャノンビーム砲で撃ち敵の動きを制限。その間にもう一機が仕留めるという「いかにも共和国らしい戦法」が採りやすいのも利点……。

そんなわけで、「本来は対アイアンコング用だったが、運用してみればグレートサーベルのライバルと相成った」というのがシールドライガーMK-IIだったと思います。


もうちょっと続けます。

最近VSデスザウラーとかVSマッドサンダーを書いています。
そこで思うのは、共和国軍は本当に全力をもって対デスザウラー戦に挑んだんだなぁ…という事です。
キャノン砲を撃ちまくって撤退に追い込んだゴジュラスMK-II、ウルトラザウルス。
力不足を承知で体当たり&17門突撃砲で善戦したディバイソン。
空から狙ったサラマンダー。
旧式機のマンモスだって改造タイプで挑んだ。

もしかして、シールドライガーMK-IIも対デスザウラー戦を見込んで開発された仕様かも……と思いつきました。

デスザウラーを倒すには「正面からガチンコでぶつかる」「ファンを狙うからめ手」の二種類があります。
ディバイソンやマッドサンダーは前者であり、ウルトラとサラマンダーが共同で挑んだ件は後者と言える。

で、ファンを狙うというのは簡単な用で難しい。
・精密に狙う
・それなりの威力
の二種類が必要です。

威力については、いくら弱点といってもまさか小型ビーム砲程度では無理でしょう。
それなりの威力は欲しい。
当時の共和国軍の火力で、確実なところではゴルドスキャノン、ゴジュラスキャノン、ウルトラキャノンくらいでしょうか。キャノン砲なので遠距離では曲射になり精密射撃が厳しい……。
かといって大型で取り回しが悪いので近距離では使いにくい。

これに次ぐ火力はゴジュラス腹部の76mm連射砲や四連速射砲。
これは高い位置にあるファンを撃ち抜くのは絶望的。

しかしファン狙いは実に魅力的である……。
そこでファンを狙える新型火器を開発。
これは「直進する=必中が期せる」ようにビーム砲である。
更に、デスザウラーの背後を取ってファンに叩き込めるようシールドライガーが搭載機に選ばれた。

敵の背後を取るというのはよほどの速度差がないと無理。
ゴジュラスでは不可能。一瞬取れたとしても、デスザウラーが向きを変えれば再び移動しなきゃならなくなる……。

背後を取れるゾイドは他にコマンドウルフ……も居るけど、これはパワー的にキャノンビーム砲搭載は厳しいので却下。
こうして、「デスザウラーの背後を取れる」「キャノンビーム砲を積めるパワー」を両立したシールドライガーが、対デスザウラー用として開発されたのであった……。


ディバイソンと連携すると良さそうな感じもします。
正面からディバイソンが突撃。それに対応しているデスザウラーの背後に回りこんでファン狙い。

共和国軍は、デスザウラー出現を受けて対抗できるゾイドの開発を急いで始めたでしょう。
完璧に倒せるゾイド(後のマッドサンダー)は時間がかかる。なので、早期に応急的な対抗機を登場させたい。
そこで正面から挑むA案:ディバイソン
ファンを狙うB案:シールドライガーMK-II
が誕生したのであった……。

兵器は単一目的の為に開発されるわけじゃなくて、ある程度の汎用性を持たせて作るものです。
シールドライガーMK-IIは対アイアンコング用でありつつ、対デスザウラー用でもあるのかなぁと思いました。
そして実戦では対グレートサーベル戦も多く経験した。

シールドMK-IIまでもが対デスザウラー戦を睨んでいたと思うと、ますますデスザウラーの壁が分厚く感じられますね。
もっともシールドMK-IIの完成はディバイソンより遅く、マッドサンダーよりは早いがそこまでの差はなかった。
なので、対デスザウラー戦での運用が確認できないのは惜しい所でもあります。


今日はシールドライガーの話でした。
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