新世紀の共和国の事情を考える

先日の「ルイーズ大統領の憂鬱」「共和国の暗黒大陸攻略戦略」の続き。
頂いた意見を読んで更に考えたりしました。

ルイーズ大統領。
私はやはり戦争を回避できなかった点においては批判は避けられぬと思います。
がしかし、先の記事の内容は責めすぎてたとも思いました。

読み返すと戦争を回避できなかったという所から批判するために書いたような文章にも見える。
そこで今回は、いかにルイーズ大統領が(共和国が)帝国に対抗しようとしていたか。これを考えたいと思います。
また同時に、その他の要素も諸々考えていきたいと思います。
大きなテーマなので今回はvol.1として。


さて「共和国の暗黒大陸攻略戦略」では対岸の領土という戦略を書きました。
これは合ってるんじゃないかなーと思っています。


暗黒大陸の一部に領土を持つ。敵の情報を密に得る。
これにより不測の事態の備えができ、本土の防衛に憂いがなくなる。
とても良い戦略です。

では新世紀は。
ルイーズ大統領の憂鬱」記事では、西方大陸戦勝後の大統領演説に批判をしました。

演説は「戦争の元凶たる帝国摂政ギュンター・プロイツェンを討つ」事を訴える内容でした。
これについて、「そうしなくても防衛力をあげればそれが抑止力になるのではないか。そうするべきだったのでは」と書きました。

暗黒大陸での戦い。共和国軍はエントランス湾から上陸し、首都ヴァルハラに向けて進撃していた。


これはプロイツェンが首都ヴァルハラに居たからではありましょう。
しかし、そうはいっても奥地にあるヴァルハラまでホントに進撃したのは凄い…。
戦争をするにしても、旧大戦のように「対岸の領土を得て中央大陸の安全を確保する」という選択はできなかったのだろうか。

これについて今回改めて考えた結果、それは無理だと気付きました。


このように暗黒大陸に対岸の領土を得たとします。
これが維持できれば敵の情報を常につかむ事ができる。

ただし、対岸の領土というのは敵本土の面積から見ればわずか一部に過ぎない。
対岸の領土には致命的な弱点があります。
敵にとってはこの土地は排除したくてたまらない場所であるという事です。

敵は何としても大陸からこちらを追い出したい。
これは当然です。
わずかな面積だから、敵が強引に奪還にくる危険性は高い。
なので、対岸の領土というのは少ない面積でも敵に飲まれる事が無いように「最強の戦力を駐屯させる」事が通例です。

地球での例をいうと…、


先の記事で、アメリカにとっての対岸の領土が日本や韓国であると述べました。
この地はどうなっているか。
世界最強の呼び声高い米軍の「第七艦隊」の司令部は横須賀にあります。

これにより安全を確保しています。
逆に言うと、安全の為に世界最強の艦隊を本国ではなく遠く離れたアジアに置いている。
対岸の領土の大切さ。そしてその防衛の大変さが分かると思います。


さて旧大戦時の対岸の領土を考えた時、その維持はどうするつもりだったのか。


この土地の奪還に全力を注ぐであろうガイロス帝国軍。それを排除し守り続ける目算はあったのか。

というと、これはキングゴジュラスを派遣すれば達成できると思います。
最強キングゴジュラスがこの地を絶対的に防衛する。
これにより対岸の領土は守られ、ひいては共和国の安全は確保される……。




では新世紀ではどうか。
キングゴジュラスは既に無い。出せる最強はマッドサンダーか……。

想定…。


上陸後、共和国軍はこの地域を支配下に置いた。ここを確保し続ければ、共和国の防衛は安泰となろう。
だがガイロス帝国軍がこの地の奪還に全力を尽くすことは言うまでもない。

ではマッドサンダーで防衛が出来るか。


これは多分無理だと思いました。
デスザウラーは押さえ込めるでしょう。だがそれでは不足である。

何故なら、その他の戦力で帝国軍は共和国軍をかなり上回る。
コング、ジェノザウラー、エレファンダー、バーサークフューラー、ライガーゼロなどの猛攻に対抗できるかと言われるとかなり厳しい。
(西方大陸戦争終結時の状況で、ライガーゼロとバーサークフューラーの姿を共和国軍は確認している。しばらくするとこれらが量産される予想をしたはずだ)

旧大戦時は「デスザウラーさえ居なければ共和国軍が圧倒的に優勢」でした。
マッドはその状況で完成した。
だからマッドが出たとたんに戦況がひっくり返った。

マッドが荷電粒子砲を防ぐ。マッドに守られた裏で、量産されたゴジュラスMK-IIやウルトラザウルスがキャノン砲を撃ちまくり帝国部隊を壊滅に追い込む。
こうした戦いができた。

新世紀はどうか。
マッドが荷電粒子砲を防いだ。では次は。
ゴジュラスは数が少ないし、ウルトラに至っては一機しかいない。ガンブラスターは砲力がかなり落ちていたし…、ディバイソンの砲撃力では射程も威力も足りない。

要するに、マッドは頑張るだろう。でも後が続かない。
デスザウラーを防いだところでそれ以外の部隊が負けては意味がない。
防衛にはかなりの不安が残る。
旧大戦時と違って、マッドサンダー自体を量産することも難しかったし……。


対岸の領土を作っても継続維持が難しい。

とすると、やはり大変さを承知で敵首都を攻略しプロイツェンを撃つしかないと決意したのは当然なのかもしれないと思いました。
ルイーズ大統領のあの演説は、できればこれ以上戦いたくはない。戦うにしても旧大戦時のような一部の地域で戦う程度に留めたい。

でも……、それは難しい。

だから、もはや腹をくくって戦うしかない。
そのような決意の表れだったのかも。 と思いました。


あと、先の記事では「共和国軍は暗黒大陸に攻めいる事などせず、中央大陸の防衛に戦力を増強させれば帝国の侵攻意図をくじけたでしょう」と書きました。
これも、よくよく考えると厳しいかもしれないなぁ……と思いました。
確かに戦力を敵より多く持てば、基本的には「勝てない相手にゃケンカを売らない」から戦争は起こされる事はない。


この図のような戦力差にすればおいそれと開戦はしない。
対岸の領土がないのでその点は不安ではあるが、戦力差を大きく付ければその不安も解消できます。

いやしかし、戦力で圧倒的に劣る側が「少ない戦力で勝つための革新的新戦術」を思いついたら、いかに戦力差があってもふっかけてくる可能性はある。それで勝つ可能性だって確かにある。

思えば、D-DAY上陸作戦がまさにそれでした。


最強・ウルトラザウルスが駐屯する海軍基地が襲われたというのは凄いなぁ。
この時点で帝国軍はウルトラを超えるゾイドの開発は行えていませんでした。
でも、劣る戦力ながら「深海から魚雷を撃ち込むウオディック」「敵の通信網を遮断するディメトロドン」という革新的新戦術で鮮やかな勝利を得た……。

史実でも、たとえば1940年当時のハワイ真珠湾基地は巨大な要塞砲や強力戦艦が多数配備されており、まさに鉄壁でした。
特に要塞砲は「艦船で近づくことは自殺行為」とさえ言われていた。
地上砲なので沈む事がない。しかも安定して撃てるから艦船など相手にならないんですね。
いやしかし、日本軍は「空母の集中運用」という革新的新戦術で戦いを挑んだ。そして一方的な勝利を得た。

「戦力差」は確かに抑止力である。それは確か。
でも一方で、「戦力差を覆す新戦術」が現れれば鉄壁ではない。
そしてゾイドはそういう事態が起こりやすいし……。


今回このように考えて、なるほど前回の考えではかなり読みが甘かったなと思いました。
という事で今回はこの期間について深掘りしてみよう計画のvol.1でした。

続きも鋭意書いていきたいです。
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