火炎放射器

こちらの記事のコメ欄で「火炎放射器はどんな効果があるのか」という議論が起こりました!
今回は、これについてちょっと考えてみたいです。

地球での軍用火炎放射器は、銃や砲に比べて殺傷力が低いので主力装備にはなっていません。
ただし、洞窟内に放てば酸素を消費しつくし酸欠で敵を窒息しさせる事ができるのでそのように使われていた。
ゲリラが潜む地帯…、森林などを燃やしておけば敵の行動を大きく制限できるので、そのようにも使われる。

火炎放射器を戦車に搭載したものもあり、これはすごい心理効果も発揮しそうである。

火炎を戦車が放つのだもの・・・。

ただし、根本的に攻撃力においては銃や砲に比べて大きく劣るので、使用される事は稀です。
まぁ、確かにこの火炎戦車で敵戦車を焼き続ければ…、浴びた方は内部温度が上昇し乗員が耐えられなくなるでしょう。
しかし、そもそも長時間にわたり焼き続けるくらいなら「普通の弾で撃てよ」という話である…。
普通の弾で撃った方が攻撃力が高いし、遠くからも撃てるし…。
火炎放射器は砲に比べ射程も短い。そりゃそうだ、っていう話ですが。
つまり、火炎戦車VS普通の戦車を想定しよう。そこで火炎戦車が勝つには…、敵の砲撃をかわしながら(あるいは耐えて)至近距離まで接近し、そして敵操縦兵が蒸し焼きになるくらいの長時間にわたり火炎を撃ち続ける必要が…。
対戦車戦においては何のメリットがありますねん… みたいな装備ですね。

さてそんな火炎放射器ですが、ゾイドでは主力とは言えないもののコンスタントに採用されています。
そして、驚くべき事に対ゾイド用として使用され効果を挙げている!
ゾイド戦役において火炎放射器とはいったいどんな装備なんだろう…という事で考えて見ます。


火炎放射器を持つゾイドは…、サラマンダー、ツインホーン、ロードスキッパー、アロザウラー、サラマンダーF2、ガン・ギャラド。
あと、キングバロンが「火炎ビーム砲」なる謎の装備を持っていますが、これは判断が難しいのでとりあえず除外。
あとは……、改造ゾイドのファイアーフロッグくらいか。
…新世紀には新型として火炎放射器を装備したゾイドは居なかったような気がする…。

初期の頃のゾイドなら、火炎放射器を付けていても納得というか。サラマンダーVSサイカーチス戦で使ったら効果抜群だろうし。
(かなり想像したくない)
また、陸戦機であるツインホーン、ロードスキッパー、アロザウラーに関しては地球の火炎放射器と同じようにジャングルに潜む敵をあぶりだしたり洞窟内を酸欠に追い込んだり…といった用途で使用しているとすれば納得です。
ただ、サラマンダーF2やガン・ギャラドまでもが火炎放射器を装備しているとは、これいかに。
F2やガン・ギャラドは純粋に対ゾイド用任務に使われる機体だ。もはやこの時代のゾイドに火炎放射は通じるのだろうか。しかし、描写を見ると確かに効いているように見える。あのオルディオスが火炎放射で大きくダメージを受けている…。


火炎放射の効果というのは深く考えた事がなくて、今までずっとけん制用だろうなあという認識でした。
単純に生物だから火が嫌いなんじゃない? 位の。
ですが、コメントで、「ビーム砲や機関砲が飛び交う中で、それより威力で劣る火にだけ恐れをなすものだろうか」というもっともな意見も頂きました。
そりゃぁ、そうだ…。
これに踏み込んで考察してみたいです。

火炎放射器は、地球基準の威力で考えると、まぁあまり役に立たないでしょう。
ですが、サラマンダーF2やガン・ギャラドまでもが装備し、しかもガン・ギャラドのものにいたってはオルディオスに有効打を与えている事から何か次元の違う威力を持ったものなのかなと思います。

単純に、それしか答えがないと思います。
よく、怪獣などでは「○万度の炎を吐く」のような設定があり、その類かなと思います。我々の常識で考える炎ではなく、より高い威力を持った炎を吐いているような。
ただ、それにしても「どうやってその高温を作り出しているのか」を考えたいと思います。
これを考えた時に、ゾイド星の大気に何か解決策がないかなと思いました。

ゾイド星は荷電粒子やタキオン粒子が漂っている特性があるのは周知の通り。
思いついたところとしては、「炎を吐きそれでダメージを与える」のではなく、「大気中の何かの粒子に反応する特殊な炎を吐く→大気中の粒子が爆発するなどして一帯を巻き込む」ような感じと想像しました。
気化したガソリンが充満した部屋でライターを付けることをイメージしたら分かりやすいと思います。

[F2やガン・ギャラドが吐く炎は、大気中の特殊な粒子に反応する特殊な炎である」「ゾイド星の大気にはそれに反応し大爆発するような粒子がある」
という風な解釈です。


あるいは、やはりそのような”超”火炎放射ではなく、あくまで地球のものと同じような威力の火炎放射器という可能性でも考察を進めてみました。
火炎放射器というのは、しょせんは機関砲やビーム砲に劣る威力ですが、あんがい下記するような使い方なら有効かも…。
それは、あらかじめ可燃性の物質を相手にたっぷりと浴びせかけ、そしてから火炎放射を見舞うという二段使用です。

これならば、いちど火が移れば可燃物質が尽きるまで自身の表面で火が燃え続けることになるので被害は甚大になります。
それこそパイロットやメカを蒸し焼く事もできるかも…。


ゾイド星的に言うと前者の大気中に~~説が良いような気がしますが、戦場での様々な戦術を思えば後者でも良いかも という事で最終的な結論は今回は見送ります。
ですが、火炎放射器も考えを進めると面白い!という事は確かですね。
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コメント

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No title

ガンギャラドについてるのはシュールですが、サラマンダーなど初期ゾイドは泥臭い任務も想像できてそれがまた良い感じがします。
記事に書かれている通り、懲罰席には異常な効果を示しますし、、、(苦笑)

24ゾイドに対しても有効な感じもしますが、そもそも暗黒軍編後期で彼らが割り込む余地はあったんだろうか。。。

No title

F2については暗黒大陸産ゾイドは寒い環境に適応しているらしい→ということは高温に弱いのでは?→火炎放射器使えばギルベイダーに対抗できるのでは、と考えて搭載したとか

ガンギャラドは・・・見栄えよくするため?(笑)

まぁ一瞬しか見えないビーム等よりもゆっくり迫ってくる火炎の方が見えやすい分恐怖心を煽れるから搭載してるのかもしれませんね。

No title

現在の火炎放射器って燃料と炎を同時に浴びせるようです。
なのでゴオオオオオ!というよりはビジャジャ!という音になるそうです。
また、液体ないし固体の燃料である場合、比熱及び熱容量が高くなると考えられますので、装甲を貫けなくとも熱エネルギーによって内部機構を溶解させパイロットを蒸し焼きにできるものと考えます。

比熱・・・高いほど熱しにくく冷めにくい。つまり熱が持続しやすい。

熱容量・・・同じ温度でもどれくらいの熱エネルギーを持つか。90℃のサウナでは火傷しないが60℃の湯では火傷しうる。

咄嗟の反撃用?

F2やガンギャラドの火炎放射器は咄嗟の反撃用にあるんじゃないかと思います。
火炎放射器ならビーム砲や実弾砲に比べて広範囲に攻撃できるので咄嗟の反撃には有効でしょうし、口腔内にあるので狙いもつけやすいはずです。
火炎放射器で怯ませたあとは体制を立て直して反撃すればいいと思います。

No title

初期はともかくガンギャラドは怪獣的な、光って放射状に広がるけど「燃焼」とは別の現象を使った兵器だと思います。
ゾイドの技術レベル的に熱や爆発はその原理を榴弾等の分野が突き詰めているはずですから、現実と同じく、燃焼して大気と反応するに任せた仕組みではそれら以上の規模の反応は起こせないと思います。

SF補正の何らかの技術で、短射程ながら高密度プラズマをエネルギーの散乱なく噴きつけられる兵器とかどうでしょう。プラズマを気体の一様態とゆるく定義すれば火炎放射器(謙譲表現)と呼べるのかも

サラマンダーとガンギャラドに関して限定ですが、元々の野生体自体が火炎を吐く生物である、というのはどうでしょう。
ゾイドの本能に操縦を部分的に任せても有効に機能する数少ない飛道具、という意味あいで。通常の弾丸ではゾイド自身が自らの武器とはうまく認識してくれず、よく機能しないこともあるかもしれません。
とにかく面白い話題ですね!

No title

ツインホーン、ロードスキッパー、アロザウラーの火炎放射器が既存のタイプというのはシックリきますね。
対歩兵、対アタックゾイドに火炎放射器は抜群の威力を発揮しそうです。

ガンギャラドは、ゾイド星特有の粒子に反応する考察は面白いですね。
運動性の高いオルディオスにはちょっとした範囲攻撃が有効だったとか。

No title

対ゾイド使用の火炎放射器なら、高圧ガスを吹き付けた物理攻撃に近いのかもしれません。摩擦熱やらでガスが燃焼していると考えれば、熱と高圧噴射されたガスのダメージで相手を吹き飛ばしつつ、あわよくばパイロットは蒸し焼き・・・とか。

燃料を同時に浴びせる、とのお話もありましたので、液体燃料の高圧噴射による物理ダメージを与えつつ熱攻撃をしているのであれば、十分過ぎるほど痛い気がします。

No title

装備してる両方とも飛行ゾイドってのも気になりますね。
当時の地上ゾイドには装備せず飛行ゾイドなら有効な装備である理由…なんだろう。

No title

地球における火炎放射戦車の主な役割は陣地やトーチカに篭る歩兵をいぶり出すことです。
また、対戦車においても車内温度を上げることで弾薬や燃料の誘爆を引き起こせる可能性もあったりします。
まぁ、火炎放射の射程は長くないので普通は先に反撃されて撃破されますが(笑)

と言うわけで、陸戦ゾイドが火炎放射器を装備してるのは分かるのですが
飛行ゾイドが装備してるのは何故なのか・・・
飛行システム(オルディオスとかガン・ギャラドもマグネッサーシステムでしたっけ?)に
何らかの悪影響を及ぼすというのはどうでしょう?
航空機のエンジンだと燃焼して酸素の少ない空気を吸入するとエンジン停止しそうなので
マグネッサーシステムでもそういうのがあるのかなぁ?と。

No title

ゾイドジェネシスのバイオゾイドですがあれも火炎兵器がメインでしたね。
考えてみると結構適した使い方している感じです。
侵略目的なので対人兵器としてはもちろん、町や村を焼き払ったり恐怖感を与えたりするのに効果が高いでしょうし、
対通常ゾイドを考えても例の装甲のおかげで本記事の火炎戦車VS普通の戦車みたいなやり方が成り立つんですよね。(絶望感を煽ることが目的の戦法?)
恐ろしい奴らです。

火炎放射の他に火炎弾も吐いてましたけどあれは火のついた可燃物質の塊を射出することで火炎放射よりも射程距離を稼ぐ方法ということで良いのでしょうか。

No title

改めて考えると兵器としての火炎放射も中々興味深いですね。
特に可燃物質をかけた上での火炎放射はかなり有効そうです。
ジョジョの奇妙な冒険シリーズに登場する有名な「第3部、完!」のセリフを言った敵役がウォーターガンの要領で放ったガソリンを電気系統のスパークで引火させる事で主人公を焼き殺そうとしたシーンを思い出すとかなり効きそう・・・。

また、牽制面だとガンダムのMSIGLOOに登場したヒルドルブは焼夷榴弾(ナパーム弾)を撃って敵のザクを怯ませた所にトドメの一撃を撃ち込んだシーンを思い出します。
同エピソードの小説版だとザクはナパームの火炎が纏わりつく位ではやられないと言う描写もありましたが、本命はパイロットが炎にビビる事なので、改めて見返すと戦闘面での炎が纏わりつく事の有効性を感じます。

飛行ゾイドであるサラマンダーF2やガン・ギャラドが火炎放射器を積んでいる事に関してですが、個人的に飛行中に使用すると風圧で自滅しそうな気がするので使い所は限られてそうだと思います。
少なくともガン・ギャラドは地上で火炎放射器を使っているように見えますし・・・。

実際は気化爆弾

火炎放射器と言ってもゾイドにも通用する威力があるのですから
一種の気化爆弾的なものに指向性をもたせたものではないのか?と
思いました

No title

沢山のレスありがとうございます!
おおお火炎放射器面白い!!

>No Nameさん
初期ゾイドは泥臭い感じがいいですよね。
ガン・ギャラドはスタイリッシュなので不似合いな感じもしますが。

24ゾイドは暗黒大陸編でも生産されているようですね。
多分、複雑な地形が多い中でそれなりに活躍していたと思います。

>No Nameさん
なるほど! ゾイドの種別の耐性を考えると面白いですね。
うむむ、ゾイドは深い!!
あと、ゆっくりじっくり迫る火が恐いというのもありそうですね。
この方面からも考えてみたいです。

>No Nameさん
火炎放射器、おそろしいですね・・・・・。
なかなか有効そうに思えてきます。
しかし、高圧濃硫酸砲といい、ゾイドの兵器は割と”えげつない”ものが多いですねえ。

>YHさん
とっさの反撃もありそうですね。
あと、小型機に群がられた際に一気に攻撃できるのも強そうです。
対大型機だけでなく、対小型機戦をも想定すると更に火炎放射器の意義が見えてきそうな気がしました。

>NoNameさん
その方面の考察もありですねー。
仰るとおり、大気との反応では他装備との整合性が取れなくなるかも…と思いました。
火炎放射器の気候はもっと考えてみたいです。

>マーネイスさん
ドラゴンや火龍なので野生体の時点で火を吐ける可能性も高いですね!
それならば、わざわざ省く事もない/ゾイドが本能的に使いやすい という所で説得力があると思いました。

>メカカブト虫さん
ツインホーンなんかは特に、地球の火炎戦車みたいな運用を想像するとシックリきますね。
ジャングルでコイツが居たら恐いだろうなぁ…。

>No Nameさん
ガス!それもありそうですね。
とにかく「火炎放射器」という単語にと囚われすぎて考察していたなーと思いました。
更に柔軟な考えで考察してみたいです。
ともかく、対ゾイド戦で有効な威力を持つ事は期待できそうですね。

>RIO=Kさん
マグネッサーシステムに反応 というのは面白い方向の考察ですね。
オルディオスやガンギャラドは設定がありません・・・が、やはりゾイドである以上はマグネッサーシステムで造られていると思います。
火炎で周辺の大気の中から「マグネッサーシステムの効力を発揮するのに必要な成分」を効果的に燃焼させている…のかもしれませんね。

>No Nameさん
バイオゾイド! そういえば大量の火で倒してましたね…。
ビーム砲も実弾砲も無理なのに火は通じるという。やはり点の突破になる砲と長時間をかけてあぶる火だと単純な比較ができない部分があるんでしょうね。
それも考察に加えると面白いですね。

>ラウルさん
そういえば飛行中に使ったところは見た事がないかも・・・。
ガンギャラドは二度使ったシーンがありますが、どちらも地上でした。
逆に空戦時はバイトファングを使っていました。
空中では(勿論速度などにもよるでしょうが)使いにくいかもしれませんねぇ。

パイロットへの心理的な影響は、特にレイノスやサラマンダーのキャノピー式のゾイドは高そうですよね。

>ロイさん
実は「火炎放射器」という名前が付いているだけで別の装備という可能性はありますね。
色んな可能性を探ってみたいです!
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