Prehistorical Monster Machines "ZOIDS"

昔といえばゆるーい時代。良くも悪くもそんな空気でした。

さて、メカ生体にしろ機獣新世紀にしろ、全盛期のゾイドというのは追加生産が順次行われていたとの事です。
実にいい時代です。その中で、今回はメカ生体ゾイドの最初期に注目します。

「ガリウス」「グライドラー」「エレファンタス」は最初に発売されたゾイドで、まだまだ世界観なども固まっていない時期に発売されたものであります。
なので、「箱」にも生産時期によってわずかながら差があります。
この事情については、Planet Zoidsさんの「機械獣 Monster-machines」→「グライドラー」に詳しいです。

最初期(83年)の箱は型番が載っておらず、次版(84年)は小さく載り、最終版(85年)では大きく載っているとの事。ふむふむ。
Planet Zoidsさんの方でも触れられていますが、時代と共に変わるパッケージはゾイド展開の研究としてとても興味深いです。

ところで、歴代の箱を見て、私はタグ部分にも注目したいなーと思いました。


上はCGで箱を再現したものです。
途中から「アクションキット〈パワーユニット搭載〉」の文字が描かれていて、動く玩具である事が強調されていますね。

最初期のゾイドはトミーの営業マンが全国の玩具屋を巡って「実物を売り場で動かす展示」を行いヒットにつなげたとの事です(この事はデザインの現場1984.10月号に詳しい)。
という事は、「初期の頃は店頭に動くキットが示されていたのでアクションキットと書く必要も薄かったが、次第に展示が減ってきたのでアクションキットと書く必要が出た」という事かもしれないなぁ。
(初期の頃は「新シリーズ始動」という事で営業マンも特に動くだろうし玩具点としても特に力を入れる時期だと思います)

さて、「アクションキット〈パワーユニット搭載〉」の文字が書かれる前は「The pre-historical monster-machines.」と書かれています。
Prehistorical monsterを直訳すると「先史時代の怪物」
そこにmachinesと入っているので、「古生物型の機械」くらいの意味なのかな・・・?
まぁ、ZOIDSという事でしょうね。

ゾイドは古生物・現代の動物・幻獣等がごった煮な感じで混在しています。ですが、やっぱり軸としては古生物だったんだろうなーと思いました。
ただ、謎なのは極初期のゾイドが「ガリウス」「グライドラー」「エレファンタス」という所ですね。
ガリウス(恐竜:古生物)、グライドラー(鳥:現代の動物)、エレファンタス(象:現代の動物)
おいおい数の上では古生物の方が少ないじゃないかというツッコミが。
まぁ、それでも初期のゾイドは古生物こそが目立つという構図があったので、このラインナップでもPrehistorical「先史時代の」としても違和感がなかったのでしょうねぇ。

「The pre-historical monster-machines.」の表記は、確認した限りでは小型ゾイドにのみ使用されたもののようで、ビガザウロやマンモスの箱には記載されていません。
ガリウス、グライドラー、エレファンタスの他では、グランチュラ、アクアドン、ゴルゴドス、ハイドッカーに「The pre-historical monster-machines.」の文字が使用されているver.を確認しています。
ペガサロスは確認できず…。ただしペガサロスも1983年発売なのでおそらく「ある」と思います。
スパイカーとフロレシオスは1984年発売のゾイドなので「ない」と思われます。

The pre-historical monster-machines.の表記。
使用されたゾイドはおそらく「ガリウス、グライドラー、エレファンタス、グランチュラ、アクアドン、ゴルゴドス、ハイドッカー、ペガサロス」の7種類。
そのうち、古生物はガリウス、ゴルゴドス、ハイドッカーの3種類。
少ないなぁ。半分以下ではないか。
でもやっぱり、先にも書いたように初期のゾイドは古生物こそが目立つという構図があったので、このラインナップでも違和感がなかったのでありましょう。
1983年のゾイドは、大型ゾイド・ビガザウロが味方を率い、戦闘では古代象型のマンモスが先頭に立つ感じでした。
なので全体的にゾイド=古生物というイメージがあったと。

ゆるい時代ならではかなと思います。
何となくですが、昔は理屈よりも感覚的な部分を優先していたような、今は理詰めで精査するような部分が強い気がします。
どちらが良いという話ではないんですが、時代ごとの傾向の差が出ているなと思います。


さてゾイドが今でも古生物というイメージかというと各人次第かなと思います。
新世紀以降はやはりライガーに代表されるグループがクローズアップされるようになったので。
もちろんジェノ系やゴジュラスギガ、セイスモサウルスのような恐竜型もいますが、昔ほどの絶対的存在感はないかなぁとは思います。

最初期のゾイドといったら古生物な時代から、
次第にアイアンコングやサーベルタイガーといった現代の動物が増え(※)、
しかし戦況を大きく変えるのはやはりウルトラザウルスやデスザウラーといった恐竜型であり、
だが暗黒大陸での戦いになると恐竜型も限界を迎えたのか哺乳類や幻獣が増え、
それでも最終的に戦いを制したのは恐竜キングゴジュラスであった。
そして時代は流れて新世紀。
ついにライガー系が大きく存在感を増して恐竜型に並ぶ印象を得た。

※:サーベルタイガーは厳密には古生物スミロドンがモチーフであろうが当時は「現代のトラ型」という扱いが強かったのでこのように扱っています。


私の中ではやっぱりゾイドと言ったら恐竜とiうイメージが今でも強いかなぁ。
もちろんライガーも大好きなんですが、ゾイドはでっかいと強いというイメージも強くて、そしてでっかいゾイドは恐竜型が多い。
そんな事もあって恐竜型は格別の位置にあります。

なんだかんだで、恐竜型ゾイドは今後も特別な地位には置かれ続けると思います。
ただし、その扱いは時代に応じて変化を続けていくでしょう。
最近では「恐竜型ゾイドVS現代の動物型ゾイド」という構図の作品も増えてきています。
恐竜型ゾイドが今後どのような変化を続けるのかに注目したい所です。
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