ウオディックとハンマーヘッド

先日の記事のコメ欄で興味深いコメントを頂きました。
ウオディックとハンマーヘッドの差を「わずか」としていた点についてのものです。
先に紹介。
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ウオディックとハンマーヘッドの戦力差ですがおそらくわずかではなく大きく開きがあると思います。ファンブック3のウオディックの説明文に「水中での戦いにおいてハンマーヘッドすら寄せ付けない」とハンマーヘッドの強さを認めつつウオディックとの格差を強調した記載がありますので
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との事で、ありがとうございます!

おおおそうだったかなと思って公式ファンブック3を見返したらば、確かにそのように記載されていました。
新世紀はまだまだ不勉強なので、補強していかねばならないなあと痛感しました。

ですが良い機会なので両機をいまいちど比較してみようかなと思います。あと、シンカーもついでなので一緒に。



各機の能力を示すものとしてはファンブック4の能力完全分析もありますね。
それをまとめてみます。
※青=ハンマーヘッド、赤=ウオディック、紫=シンカーで示しています。


※必要ないと思う項目は省いています
あと、水中最高速度はハンマーヘッド65ノットウオディック65ノットシンカー60ノットです。

それにしても、新世紀の能力グラフは細かくて凄いですね。
ふむふむなるほど。
運動性はハンマーヘッドとウオディックは互角のようですね。
シンカーは運動性では二機を超える。なんか意外というか、シンカー凄いな。やはり小型だから小回りが利くのだろうか。

ハンマーヘッドとウオディックの優劣を決めているのは射撃力かな。
近接でも中距離でもウオディックの方が上です。といっても大きな差はないのですが。
シンカー<ハンマーヘッド<ウオディック
位か。

改めて見ると、あんだけ武器のカタマリみたいなハンマーヘッドより射撃力で上回るてウオディック凄いな…。
ソニックブラスターがそれだけ使いやすく威力も高いという事でしょうか。
あと、シンカーがそれほど劣っていないのも驚き。コバンザメ魚雷の優秀さがうかがえます。
なんか、スマートに重武装を実現する帝国軍と、ゴテゴテと満載してようやく重武装を達成する不器用な共和国の対比がよく出てるなぁ…。

格闘力にも差がありますが、これだけ射撃武器の多い各機なのでまず発生しないと思います。
能力を見るに、各機とも射撃武器で雌雄を決したい…わざわざ格闘戦は行いたくないと思う値です。
というかハンマーヘッドやシンカーに格闘力あるんだな…。尻尾で叩くとかだろうか?

射撃力はウオディックが上。ただ装甲はわずかながらハンマーヘッドが上ですね。
ウオディックは前面はともかく機体後部に非装甲部が目立つからその為の評価かな。

射撃力で上回るウオディックと防御力で上回るハンマーヘッド。
運動性は同等なので、攻撃の命中率や回避力は同同程度でしょう。
ただ、射撃力で勝るウオディックは攻撃する機会が多くやや優位であるとは思いますが。

…シンカーは、射撃力で劣る事と装甲が紙ペラなのがマズいですね。ここが劣勢の大きなポイントでしょうか。
コチラの攻撃は当たっても致命傷を与えるには至らず・攻撃を受ければ一発アウトという事で。

さて、この表を見てハンマーヘッドとウオディックを見ると、やっぱり水中戦での差はそれほど大きくはない。
慢性的にハンマーヘッドが劣勢ではあるが装甲が上回っている点もあり、総合的にはやや劣る程度なのかなと思いました。
旧大戦時のサーベルタイガーVSシールドライガー位の差かなと思いました。

それではファンブック3巻の「水中での戦いにおいてハンマーヘッドすら寄せ付けない」というのは何なのかと言うと、一つは昔からおなじみの誇張的表現でもあると思います。
もう一つは運用幅を考えると大きく勝る面もあるのかなと思いました。
上の表で見ると、ウオディックは浅瀬でも活動出来る点は優れていますね。
湾内での戦闘では圧勝でしょう。旧大戦のD-DAY上陸作戦を思い出します。
つか、ハンマーヘッドは浅瀬じゃ運用できないのか…。
ハンマーヘッド完成後も浅瀬はバリゲーターに頼らざるを得ない共和国軍…。

ともかく、ウオディックは浅瀬での能力があるので運用できる幅がハンマーヘッドを倍する。
港は戦略的価値が極めて高いので、そこを攻撃できる/できないでは大きな違いがあります。
なので、運用幅まで含めた意味でいうと「水中での戦いにおいてハンマーヘッドすら寄せ付けない」というのもあながち間違ってはいないのかなと思いました。
この文言は単機VS単機の能力差を示すというより戦略的価値でみた表現と言う解釈です。
(もちろんこれは「水中での運用」に限った話で、空まで含めた総合的な運用ならハンマーヘッドの圧勝であろうとも思います)

というわけで魚の事を考えてみました。
新世紀はまだまだ不勉強なので様々なご指摘がありがたいです。
気付けていない魅力や奥深さがまだまだあると思うので、もっともっと体感していきたいです。
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コメント

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No title

ずいぶん見やすい比較図作りましたね。
それぞれの能力差が本当に一発で分かります。


ひと月になったのですが
ウオディックの主武器といえばソニックブラスター。
これは一種の音波砲で回避は至難とされています。
つまり撃てばほぼ当たるということでしょうか。
本考察にてウオディックとハンマーヘッドの
攻撃の命中率や回避力は同同程度とされていますが
これを加味するとかなりウオディックが有利になる気がします。
どうでしょうか。

No title

同じくファンブック3で、ソニックブラスターは水中での回避が非常に難しい、とありますね。帝国には珍しくウオディックは水中に特化した一芸タイプのゾイドで、それゆえ水中でだけはハンマーヘッドをも上回るのでしょうね。
ただ、実際に1対1で戦闘になった場合は空中に逃れれば良い(シンカーがネオタートルシップを攻撃した時のように、おそらく一瞬で飛び出すことが出来る)ので真正面から戦うとなるとハンマーヘッドにも十分勝ち目はあると思います。

ハンマーヘッドは重武装ですが、マニューバミサイルとミサイルコンテナ以外はビーム砲で、対地攻撃や対空戦闘もある程度考えられてるのかなと思います。
ちょっとここは欲張り過ぎて器用貧乏になってしまったのでは無いかなと思いますね・・・・・仮にビーム砲が全て魚雷だったらウオディックにも勝てるんじゃないかと思うのですが。

あと、ハンマーヘッドは浅瀬では行動できないのか、飛べるからそもそも行く機会が無いのか・・・・?

No title

気になったのは、ハンマーヘッドの武装には対潜水艦用の兵器が一つも見られないことです。ミサイルを対潜魚雷や機雷に換装可能なのでしょうか。そういう記述はありますか。

共和国では、音波砲の技術はキングゴジュラスとともに失われたのでしょうね。

仮に換装可能だとしても、出港時に搭載する兵器は決定しなければならないわけですから、それほど即応的・柔軟な運用はできません。
もし対艦ミサイルないし対空ミサイルばかり搭載して出撃してウオディックに遭ったら手も足も出ない状況になりますし、かといって対潜魚雷とミサイルを半分ずつ搭載して出るとペイロードの半分は作戦に必要のない死重になってしまいます。
何か、対艦装備か対陸上基地装備かで右往左往しているうちに空母ごと撃沈されてしまったミッドウェー海戦の様が思い出されます。水上艦隊を攻撃するためにミサイルを積んで出撃しようとしたら「ウオディックがいる」という情報が齎され、そのため対潜魚雷に換装していたら「シンカーが来た」と知らされ、ミサイルに戻そうとしているうちにウオディックに基地を攻撃されてやられてしまった……、なんてこともあったかもしれません。

こうして見ると、ハンマーヘッドの「万能」さは実戦では却って帯に長く襷に短い結果になったのではないか、という気もします。
日本軍の戦闘機にも爆撃機にも偵察機にもなる万能機、なんかを思い浮かべます。

ウオディックについては、スペック表には記載がないものの本編でウルトラに対して魚雷(多分、大型の対艦魚雷)を使用しているので、どこかに搭載できるようです。

No title

「浅瀬」の行動力についてですが・・・ゴジュラスやレッドホーンがウオディックと同じ「B」なんですよね。この評価項目は「浅瀬を歩けるかどうか」であって、飛ぶ・泳ぐゾイドは自動的に「評価無し」なのではないでしょうか。軍港だとそれなりに水深が確保してあると思うので、恐らく浅瀬ではなく水中扱いだと思います。

結局、ウオディックが「水中での戦いにおいてハンマーヘッドすら寄せ付けない」のは【音波砲を撃ち込めば勝てる(※)】ので【深海で待ち伏せることで音波砲の間合いに持ち込む】という潜水艦本来の使い方で優位な機体ということかなと思いますね。

※音波兵器が強力であることは共和国軍がキングゴジュラスで立証済

No title

こちらでは、お久しぶりです。

ウオディックに圧倒的な差をもたらしているのは、やはりソニックブラスターでしょうね。
水中では、音は空中より減衰しにくく、遠くへと伝わるそうです。
また、音波兵器であるため、装甲はあまり効果をなさないでしょう。
音波兵器なので、高速振動によって内部機構を直接破壊するようなものだったのかもしれません。

問題は、ソニックブラスターがどの程度の指向性を持っているかなのですが。
真っ直ぐということはないでしょうし、正面から来た魚雷やミサイルならば迎撃も可能だったのでしょう。

ソニックブラスターを発射して、他のどんな兵器よりも速く遠くへとその威力を届け、目の前を阻むものに内部破壊を引き起こしていくウオディックは、それ故に水中では誇張ではない性能差をもたらしたのかもしれません。

ただ、空中では音波はそれほどのものではないので。
水上に出た瞬間、ウオディックに性能差をもたらしていたソニックブラスターは一気にその効力を失ってしまいます。
そうなれば、ウオディックはレーザー砲と対艦ミサイルに頼らざるを得ません。
この時、ウオディックはもう支援をする程度しか力を持たないのではないでしょうか。
そうなった時、逆にハンマーヘッドにとっては得意の距離になります。
ハンマーヘッドに備えられた武装は、水上や空中ではとても有効性の高いものが揃っておりますから。

そんな訳で、ハンマーヘッドとウオディックの性能差は誇張ではなく、特化型と汎用型を比べた結果なのではないでしょうか。
そう考えれば、納得がいく気がするのです。

No title

ファンブック3巻のウオディックの機体解説には「ウオディックのソニックブラスターは一種の音波砲であり、音の伝達速度が速い水中でこれを躱すのは至難である。」と言う旨の記述もあるので、
ソニックブラスターは非常に使い勝手が良く、
こと水中戦においてウオディックがハンマーヘッドを上回る由縁だと思います。
対してハンマーヘッドはミサイルやビーム砲が主体で、
空戦や対地攻撃への対応力には優れるものの、純粋な水中戦用装備の差で水中戦に特化したウオディックに劣ると考えられます。
また、武装の配置を見ると、ハンマーヘッドはビーム砲やショックカノン、パルスレーザーと言ったミサイル以外の武装は全て機体の下面に搭載されています。
各砲はそれぞれ旋回可能ですが、
アニメ無印でグラビティカノンの試射の護衛についたトーマとアーバインのハンマーヘッドが海面スレスレを飛行するシンカーを並走しながら撃墜する際にビーム砲の射線を得る為にわざわざ半身を海上に晒した状態でビームを撃っていたので、
自機よりも上に居る相手への攻撃手段に乏しい印象があり、
ハンマーヘッドは空海両用機としての特性を活かして、空中から水上や水中、地上の目標を攻撃するのに主眼を置いているような印象があります。
もしかしたらハンマーヘッドは水中戦も可能な対潜哨戒機としての運用を目的としたゾイドなのかも・・・。

付け加えると、ファンブック1巻の機体解説によるとプテラスはウェポンラックが少ないので一度に大量の武器を詰めないとあり、
CPのボマーユニットを装備すればある程度解消できると思いますが、
共和国軍としては対シンカー・対ウオディック用に更に強力な次世代対潜哨戒機となるゾイドを欲し、
同時にウルトラザウルスの超希少化とバリゲーターの旧式化に伴う海洋戦力の弱体化を補う新型水中戦用ゾイドも欲していた事から、
2つのコンセプトを両立でき、尚且つシンカー的な運用も可能な機体としてハンマーヘッドが開発されたのだと思います。

最後に個人的にハンマーヘッドは先述した様に機体の下部に火器を複数配置しているので、浅瀬だとそれらの武器が邪魔になる為、浅瀬での運用には向かないと思います。
シンカーの場合は機体下面にブースターが付いているので、やはりこれが浅瀬での運用の足かせになっていると思います。
あと、どちらも空海両用機なので、飛べるからわざわざ浅瀬で運用する必要性が低いのかも・・・。
(一応共和国にはバリゲーターがいるし・・・。)

長文失礼しました。

No title

>EZさん
音波砲が文字通り音波を放つものとすれば、射出方向(前方)を中心としつつも球状全範囲に影響が及ぶと思われます。
すなわち効果の届く範囲に居ればすべからく影響を受ける=狙いを精密に付ける必要がないという事じゃないかなと思います。
といってもこれは弱点にもなります。というのも味方機が範囲内に居れば同士討ちになります。
なので運用できる場所などが限定されるというのもあるのかなーと思います。
(キングゴジュラスのスーパーサウンドブラスターも同様と考えます)

ただ、ある程度は影響を与える範囲を設定する事が可能なのかなとも思っています。
というのもバトストの写真を見ると前方のハンマーヘッドに対してソニックブラスターを当てているものがありますので。
今までの考察をまとめると、

① 音波を普通に撃つと球状範囲に影響が及ぶので、範囲内の全ての物体に効果が及ぶ。
② しかし周囲に味方機が居る場合は同士討ちをしかねず使用できない。
③ ②を回避する為に、ある程度は効果を及ぼす範囲を任意に設定する事が出来る。
  しかし、それをすると結局は狙いを精密に付けざるを得ないので命中率は通常の砲とさほど変わりは無い。

という感じに思いました。
すなわち、1対1であれば圧倒的な命中率を発揮する事が出来るが実戦では使用できない又は狙いを精密につけて撃たざるを得ないという感じの推測です。

>セイさん
「水中では」ウオディックが優位でも飛べることを加味すればハンマーヘッド優位そうですね。
空中に舞い上がり・そしてそこから攻撃をするとなれば、それに要する時間がどれほどかが気になります。
ウオディックはおそらく急速潜行が可能だと思いますが、ハンマーヘッドが舞い上がり攻撃を整えるまでの時間と、ウオディックが深く潜り逃げおおせるのにかかる時間のどちらが長いか…。
これも興味深い議題ですね。

ハンマーヘッドの武装は、たしかに水中よりも空中を意識していますね。
なにしろビーム砲は水中では使えない…。
もちろん換装して魚雷を満載して出撃する事も出来るとは思うので、そのような仕様もあったかもしれませんねー。

>す さん
記述はありませんが可能だとは思います。
メカ生体時代の箱裏バリエの様に、無数のパターンがあり・・・と想像しています。
ハンマーヘッドではないですが、個人的には大戦装備のヘッジホッグを装備したバリゲーターとかあったんじゃないかなー とか、そんな風に思っています。

ハンマーヘッドについては内容を読んでなるほどなーと思いました。確かに器用貧乏が思われる仕様でもありますね。
万能と器用貧乏は紙一重ですが、なかなか難しい所ですね。ハンマーヘッドは戦歴としてはまだ成功した部類であるとは思いますが。

>No Nameさん
そこが難しいところで、バリゲーターは「S」なんです。
なので、やはり浅瀬で自由に動ける能力が重視されているんじゃないかなーと思います。
思うに、ウオディックは座礁しても自らの脚(ヒレ)で歩けるから脱出できる。
しかしハンマーヘッドは座礁したら救援部隊を呼ぶしかないという事なのかなーと推測しました。

音波砲についてはEZさんへの返信を参照くださいませ!

>やまさん
ソニックブラスターについての解釈によって意見が分かれそうですねー。
自分の解釈としてはEZさんへの返信の感じです。
とはいえこれでファイナルアンサーと言うわけでもないので、旧大戦時の事情も加味しつつさらに考えて行きたい所です。

>ラウルさん
装備の配置は確かに偏っていますね。
少なくとも上を向けられないものばかりで、場合によっては苦労しそうです。
その分、下方にはめっぽう強いので、ウオディック用戦術としては基本的に水中で戦う気はそもそもあまりないのかもしれませんねぇ…。
そう思うと、今回の記事よりもまた別の考察ができるかも・・・。

浅瀬でも、武器配置は確かに邪魔になりそうですね。まずひっかかりやすそうだし、武器であるだけに下手にひしゃげたりしたら爆発しかねないし…。

No title

面白い考察です。
ちょっとソニックブラスター強すぎる気がしますが。

ファンブックの説明にて
ウオディックは水中ではソニックブラスターで
敵を攻撃するとされています。
実戦での使用は確実で頻度も低くはなさそうです。

狙いを精密につけて撃たざるを得ないとの考察についてですが
水中戦で主として運用しているので
ある程度とりまわしの効く武器であると考えた方が
自然だと思います。
問題は狙いの部分ではなく
狙いを付けられたら回避できないことだと思います。
ファンブックの説明においても
音の伝達速度の速い水中で躱すのは至難とされています。
つまり砲の速さが問題なのです。

逆に言えば通常の砲ではゾイドの運動性持ってすれば
回避も十分可能だということではないでしょうか?
そんな中、狙いさえつければ必殺の武装、
しかもそれがメインというのは脅威どころではありません。

そんな風に私は思うのですがどうですかね。

No title

ソニックブラスターが役立たずと言っているわけではなく優秀だが万能ではないという感じのイメージを持っていると言う事です。
狙いを精密に付ける事は特殊なものを除いて全ての武器に言える事です。
主力装備である事を否定するものではありませんよ。
むろん音の伝達速度による有利はあるでしょうね。
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