箱裏バリエーションの奥深さを体感せよ

本日はHiユニット級のブラキオスを。

ブラキオスには二つのバリエーションがあります。


補給部隊仕様
コックピットを頭部に移し通信用アンテナを増設、背中には作業用のクレーンと大型のコンテナを搭載している。戦場において部隊への物資補給が主な任務。


最大の特徴はコックピットだと思います。なんと帝国機ながらもキャノピー式をしているのですね。
「戦闘機械獣のすべて」には、キャノピー式のマーダというのが文字として登場します。
また、帝国でも技術レベルが低かった時代はキャノピー式であったと考えるのが自然だと思います。
ですが、明確にビジュアルとしてキャノピー式の帝国機が描かれているのはブラキオスの箱裏バリエーションが唯一だと思います。とても貴重。

おそらく非戦闘用だからこのような仕様になったのだと思います。
だとすれば、後方には帝国機だがキャノピー式というゾイドもけっこういたりしたのかな?
そうした妄想も広がりんぐです。


キャノピーの色が青いのも特徴的。
帝国技術を会得した後に改造された「サラマンダーF2」は青いキャノピーをしています。何か関連があるのだろうか…。
(ただ共和国にも24ゾイドという青いクリアパーツを持った機は居ますが)


…ノーマルカラーだとこんな風になるのかな?
ところで、こやつの頭部なんですがキャノピーの下にあるパーツは「目」と解釈するべきなのか、ただのモールドと判断すべきなのか。
ちと迷います。箱裏の線画からは明確に読み取れませんでした。
この線画ではモールドと考えていますが、形がデスザウラーの目に似ている事もあり、目と言う解釈でも面白いかもしれないなあ。


さて、もう一つのバリエーション。

重装仕様
背部に4連装地対空ミサイル、胴体両側には連装ビーム砲、尾部には対空砲を装備した重装タイプ。地上での戦闘力を重視したため腹部のビーム砲も大型化してある。


こちらは重装仕様ですが、メインは対空用でしょうね。背中のパーツが特徴的です。
でっけえミサイルなので、共和国空軍にとってはかなりの脅威になった事でしょう。
両脇の連装ビーム砲も、高く仰角が付きそうなので対空用として強そう。
胸部の砲も強そうです。ただ、これの搭載のおかげで稼働時間は減ってそう。


色は箱裏では迷彩柄で描かれていますが、基本色で再現しました。

さてさて、ブラキオスのバリエーションは特筆事項があります。
同モチーフ機としてザットンがありますが、そちらの改造バリエーションと比べれば分かりやすいです。
せっかくなので箱裏をスキャンしたver.で見比べてみましょう。


この通り。どちらの仕様も共通しているのですね。これは興味深いなあ。
両機は同一モチーフである事に加えて、改造機の運用やカラーも統一されています。
共に補給部隊仕様と対空仕様。

ただ、対空仕様はザットン:機関砲、ブラキオス:ミサイルと、統一された中でも時代に応じた進化をしています。
こういうのが凄く好きです。
更に、ディメトロドンの箱裏バリエーションの対空仕様は、

ブラキオス対空仕様と同系のミサイルを持っていますね。
メカ生体ゾイドの箱裏バリエーションの凄いところは、単一のゾイドの仕様を求めるだけでなく、全体で見て共通性や進化が良く分かるところなのであります。
面で見た時の統一に注意が払われている。この事に何とも言えない心地良さを感じます。

現在は帝国機を中心にバリエーションを書いている所ですが、共和国側にも共通したものがあったりします。
その辺りも、再現を進める中で語っていけたらと思います。


しかし、箱裏バリエーションが箱裏に掲載されたのは1987年まで。
1988年以降のゾイドの箱裏にはバリエーションは載らなくなったのであります。
先日も少し触れましたが。

もともとバリエーションが載っていた位置には「ノーマルタイプの三面図」が載るようになった。
ゾイド・ストーリーが人気になるにつれ、初期の「改造してナンボ」の考えから徐々に「キットそのままで楽しむ」方向へシフトしていったことが読める。
また、単純にゾイドを図面化して改造バリエーションを作るなんて作業的に凄く大変だったと思うしなあ。
でも、とても寂しい事でした。
なので、長い長い期間を経て新世紀ゾイドの末期…ゴルヘックスやゴジュラスギガなんかでバリエーションが載るようになったのは嬉しかったなぁ。あまり続かなかったのがアレでしたが…。

今回の例からも明らかなように、機の聞いた改造バリエーションは世界観を超超広げます。
なので今後において積極的に展開して欲しいなあと思うばかりです。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

No title

当時ブラキオスは操縦席も頭部にないし目のクリアパーツが他にないため、他のゾイドとは違いソーラージェネレーター兼の一つ目デザインなのかなとなんとなく思っていました。
FCゾイドのブラキオスのドットを見ると格子状の部分の色が赤くなっているので本来ブラキオスの格子の奥に赤く光る目があったのかもしれません。色数の制限上赤しか使えなかっただけで他の色だったかもしれませんが。
(FCゾイドは基本的に目にあたる部分、クリアパーツが色分けされていました。おかげでデスザウラーは真っ赤になってたりしてますけども。ちなみにドット自体の出来は写真をトレースしたようになかなか忠実。おかげでデス様の正面がg)

となると、なぜブラキオスにだけザクのモノアイガードのようなものが付いているのかが謎ですが…。デスザウラーも目の上をクリアパーツで覆っていますし一本線の目は何かに弱いとか…? 細め故に逆に衝撃等には強い気がするんですけどね、謎です。

補給部隊仕様のものも位置的におそらく目なのでしょう。そしてそこからダークネシオスの目と繋がっていくのではないかと思います。ダークネシオスももしかしたらデス様同様クリアパーツで覆われていたのかも。いや、そもそもブラキオスも格子の間がクリアパーツで…?

これまでは格子の下全体が目なのかと思っていましたが、一本線の目がブラキオスのデフォルトの目の形なのかもしれませんね。
コストや組み立て難易度、耐久性などで難しかったんでしょうけど、色分け、特にクリアパーツ化がされていればもう少し人気が出たんだろうに思い入れがあるゾイドだけに少し悲しいところです…。

No title

カッコイイですね輸送仕様。

家にブラキオスがないので解りませんが

アロザウラーの頭部を流用して改造できそうかも?

No title

輸送仕様がウルトラザウルスっぽいフェイスなのが面白いですね。キャノピー下のラインはおそらく眼なんだと思います。ノーマル機は水中に入るために、目の上からガードを施していてそれがノーマル仕様のフェイスなんじゃないかなと。

重装仕様は武装が全体的に大きくて強そうですね。稼働時間は確かに減少してしまっているでしょうけれど、ソーラージェネレーターを持っているブラキオスは非戦闘時の余剰エネルギーを貯めておくことも出来るでしょうから、ノーマル機はソーラージェネレーターを稼働時間の長さに充ててるのに対し重装仕様は戦闘時に大出力を一気に放出するための装備としてるとしたら理に適ってるのでは無いかと思います。機動力も落ちてそうですが後方支援機、対空迎撃機ならあまり問題では無いでしょう。

No title

同型ゾイドらしく、ザットンと同系統のバリエーションというのは面白いですね。
補給部隊仕様は特に同仕様のザットンと共通する所がありますし、
何より興味深いのは頭部にコックピットを移設している所ですね。
作業時の視界確保や後方の帝国ゾイドがキャノピー式である可能性、
帝国系でキャノピー繋がりという事で意外と暗黒軍が関係している可能性もあるかも・・・。
(その一方で、元々ブラキオスのコックピットハッチはクリアパーツなので、ノーマルの時点でブラキオスはキャノピー式であると言う可能性もあるかも・・・。)
キャノピーの下のパーツはブラキオスをベースにしたダークネシオスが似たような目を持っているので、目の可能性はありそうです。

重装仕様の方は他の帝国系ゾイドのバリエーションとの関連性もさることながら、武装のレイアウト、特に胴体両側の連装砲はウルトラザウルスの影響も受けてそうですね。
ブラキオスはソーラージェネレーターを装備しているので武装へのエネルギー供給は問題ないと思いますが、
この重武装とビーム兵器の強化を考えると、ノーマルの様な長期的な無補給での運用は無理そうですね。
また、重装仕様はコックピットはノーマルのままのようですが、
ミサイルの噴射炎などは大丈夫なんだろうか・・・?
(水陸両用なので気密性は大丈夫だと思いますが。)

No title

>No Nameさん
ブラキオスの頭部は特徴的ですよね。
格子状の部分の奥が目だとすると、なんだか目を縫い付けているようでちょっと怖いですねぇ…。

ファミコンのドット絵はおそらく方眼紙を使って形を再現していますね。
その辺の事もいずれコラムにしてみたいです。

改造タイプは、やはり目でしょうかね。
共和国ゾイドと違い、キャノピーがあって・それ以外の部分に目がある というのは面白いです。
ネシオスには確かにここから繋がっていそうでもありますね。

>駄文書きさん
アロザウラーのだとチト大きすぎるので流用は難しそうですねー・・・。
形状はどんぴしゃなのですが・・。

>セイさん
両仕様とも面白いですよね。

重装仕様は、たしかにこのような大型ビーム砲はブラキオスでしか装備できないものでしょうね。
やっぱり、命中率は低そうですが。
あと、もしかしたら大型ビーム砲はコア砲なんでは・・・とも思っていたりします。

>ラウルさん
重装仕様はウルトラの影響は確実にあるでしょうね。
もともとウルトラがザットンの影響を受けていると思います。
ビガザウロやハイドッカーからの進化ではなくザットンに近いシルエットなんですよね。
そしてブラキオスがウルトラの影響を受けているというのは凄く興味深い!!

コックピットは絵で見るとわずかに前方に移設されているように見えました。
やはり噴射炎などを可能な限り遠ざけたいというのはあったのでしょうね。
プロフィール

三式

Author:三式
>HP(本家)はこちら

コメントはお気軽に!
コメントは
 @初めましての方も大歓迎
 @関係ない話題でもOK
 @但し宣伝のみ等はNG
 @名乗って頂けると嬉しい
という感じでお願いします。

リンク
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
新着記事
最新コメント