デスザウラー局地戦仕様

ちょっと日が空きましたが、箱裏バリエ再開。

帝国ゾイドの箱裏バリエーションもいよいよ佳境です。
さて本日は重装甲SP級のラストとなるイグアン……ではなく、大型ゾイドでこやつも残っておりました。
デ ス ザ ウ ラ ー

デスザウラーの箱裏バリエーションは2種類存在します。
いずれも改造です。
デスザウラーの箱裏バリエというのは特別な意味が幾つかあります。

まず、「巨大ゾイドなのに改造バリエが載ってる」事です。
箱裏には、基本的に二種類のバリエーションが載っています。
バリエーションには[改造][塗装パターン]の二種類があります。
さて、[塗装パターン]のみ…言い換えれば改造バリエーションが無いゾイドを以下に一覧。

ゴルドス
ゴジュラスMK-II
ゴジュラスMK-II量産型
ウルトラザウルス
マーダ
アイアンコング※アイアンコングは[改造]も[カラーパターン]も両方ない
アイアンコングMK-II
アイアンコングMK-II量産型

以上です。
箱裏バリエで[改造]が掲載されるのは、大型サイズ以下です。
それを超える超大型ゾイドは[塗装パターンのみ]なのですね。やはり手間の問題でしょう。
しかし、唯一の例外がデスザウラー。
デスザウラーは超巨大ゾイドでありながら[改造]が二種類掲載されているという特別な扱いを受けているのですね。

この事は、当時のトミーがいかにデスザウラーに入れ込んでいたかをよく示しています。
デスザウラーは、これまでゾイドを牽引してきたゴジュラスと同クラスで同タイプです。
ゴジュラスはいまだ大人気アイテムでした。
しかし、ゴジュラスがいまだ大人気のこのタイミングで更新をかけた当時の決断は凄いなあと思います。
ゴジュラス駐屯基地での戦いも、世代交代を強く思わせた…。
ゴジュラスに変わるニュー・フラッグシップとしてありとあらゆる気合が入りまくっていた。その事がよく伝わります。

箱裏バリエにはもう一つ特筆すべき事項があるのですが、それは後ほど…。
じらすのもこれくらいにして、改造バリエーションの紹介などを行います。

デスザウラーの改造バリエーションという事で、一気に二種類とも紹介するのではなく一種類ずつ紹介します。
まずは、今日は一つ目だけ。



局地戦仕様
局地戦用に荷電粒子砲より威力は劣るが連射可能な熱線ビーム砲を装備したタイプ。
巨大なエネルギータンクと放熱板による重量の増加でノーマルタイプより機動性は低下したが、破壊する対象物に応じて出力のコントロールができる熱線ビーム砲は高く評価された。


あえて荷電粒子砲ではなく低威力の連射可能なビーム砲を装備するという仕様は凄い。
子供向けとたかをくくれば、例えば威力を更に超化したスーパー荷電粒子砲装備タイプといったものを作りそうなところですが、そうなっていないのは注目に値する。
荷電粒子砲はおそらくオミットされていると思います。なぜなら荷電粒子インテークファンを覆うように新規パーツが付いている。
付き方がゴジュラスの背中の装備に似ているのは偶然かな。
ただ、ゴジュラスの背中の装備はロケットエンジンであり、デスザウラー極地戦仕様の背中の装備はエネルギータンクであり、構造は全く別と言うべきでしょう。
熱線ビーム砲のエネルギーをここにチャージしているのであります。

荷電粒子砲をオミット。
ある意味デスザウラーの意義を否定したような仕様ですが、このような改造機が載っているところにゾイド世界の奥深さが見えていると思います。
荷電粒子砲は、たしかに発射回数の制限(この時代は3発程度が限界である)から使いにくい所ではある。
有名な改造機であるところの「デスドッグ」も、同様に荷電粒子砲よりは威力が劣るが連射可能な大型ビーム砲を装備する仕様でした。

「なんで最強の武器を外すんだよ!」という疑問を浮かべてしまう仕様ですが、深く考えると答えが分かる。
そんな仕様です。

ところで熱線ビーム砲は荷電粒子砲より威力では劣ります。
ただし連射可能とされていて、これはポイントです。
本仕様は、わざわざ尾部に放熱板を用意してまで冷却に気を払っている。
という事は、連射可能というのは本当に凄い勢いで撃てるという事なのだろうと思います。
その結果として荷電粒子砲を超える熱を発生してしまう…と。


カラーリングは少し冴えない感じですが、仕様を考えれば似合っているかな?
ときに、本機は高評価を得つつも量産はされていないようで、バトストでの登場はありませんでした。
デスザウラーに求められた能力の一つは「共和国首都を電撃攻略できる高い機動力」でした。
解説に機動力が低下したとあるので、デスザウラーならではの素早い運用が行えなくなったのかもしれないなぁ…。

ところで、先に「デスドッグ」の名を出しました。
デスドッグは機動力においてデスザウラー以上を誇るので、本仕様の発展形…というか完成系とも言えるかもしれませんね。
もっとも操縦性は悪そうだし、登場時のストーリーから考えると完成後に設計データなどは破棄してそうに思えるのでやっぱり量産はできそうに無いのですが…。

んー、でも先ほど本仕様は量産されていないと書きましたが、「局地戦仕様」なので、見えないところで一定数が量産されて活躍していたと言うのもありえるなぁ。
その辺を妄想しても楽しいですね。

ちなみに、箱裏の絵だと、少しズングリした感じに描かれています。

これは本体自体が少し縦に圧縮した感じで書かれているからですね、、。
んー、もう少ししゅっと描いて欲しかったかなあ。

という事で、バリエーションその1でした。
デスザウラーの箱裏バリエその2と、箱裏における特筆次項その2は次回に。
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コメント

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No title

最強の武器をあえてオミットすると言う改造は、
個人的にガンダムXディバイダーを連想します。
ベースになったガンダムXはスペースコロニーすら破壊する戦略兵器であるサテライトキャノンを装備していますが、
ガンダムXディバイダーではそのサテライトキャノン周りの装備をオミットして、
代わりに高機動スラスターとエネルギータンク、更にビームソードを2本装備したバックパックを筆頭に、
連射性に優れたビームマシンガン(2連装型のビームライフルとしての機能もある)と複合兵装であるディバイダー(可変式大型シールドに多連装ビーム砲と高機動ブースターを組み合わせた物)を装備する事で、
最大火力は大きく下がったものの、機動力と汎用性に優れた機体として生まれ変わったので、
こう言った改造は合理的であると思います。

サテライトキャノンはガンダムXを象徴する武器ですが、

・敵拠点などの戦略規模の目標に撃ち込むならともかく、対モビルスーツ戦では明らかに過剰な火力

・そもそもサテライトキャノン発射に必要なエネルギーを供給する為の施設が月にあり、中継する人工衛星も過去の大戦で破壊されているので月のマイクロウェーブ送電施設から直接エネルギーを送ってもらう必要がある為、
基本的に月が出ていないとサテライトキャノンは撃てない。

・サテライトキャノンの使い所が限られている以上、通常戦闘ではただのデッドウェイトに過ぎない。

と、最強の火力であると同時にデメリットも大きいと言う弱点があります。

デスザウラーの場合、局地戦仕様やデスドッグは荷電粒子砲の「高威力だが使い所が難しい」と言う難点を、
「荷電粒子砲に威力では劣るが連射性に優れる砲を代わりに装備する」と言う形で解消している事から、
「一撃必殺の大火力よりも時には威力は多少低いが連射性に優れて手数で勝負できる武器の方が優れる場合がある。」
と言う感じがしていいです。
ただ、局地戦仕様デスザウラーの場合は装備のレイアウトや放熱対策の関係で高機動スラスターの類が装備できないと考えられるのが割と痛いと思います。
個人的には荷電粒子砲を使う必要性が薄い任務や戦場向けに多少の量産はされたと思いますが、
デスザウラーはノーマルでも大抵の共和国ゾイドは圧倒できるので、「わざわざ機動力が落ちる局地戦仕様を量産するよりもその分ノーマルタイプを量産すればいいじゃん。」と言う形で、あまり表立って出てくる事はなかったのかも・・・。

あと、機動力に優れて似たような装備を持つデスドッグとの関連性は大いにあり得ると思います。

ちなみに自分の場合は、アクションゲームとかだと一撃必殺の大砲よりも手数が多いライフルやマシンガンの方が何かと扱い易い印象があります。

長文失礼しました。

No title

まあマッドサンダー登場前のほとんどの共和国ゾイドにとって荷電粒子砲はオーバーキル兵器ですからね…。
HP1000の相手に5000ダメージ当てていながらデスの全MPを100とすれば一発撃つのにMP30消費してるイメージです。
いくらデスが素早いと言っても高速ゾイドを格闘戦でとらえるのは容易ではないでしょうし、かと言って荷電粒子砲では発射回数に制限がある+撃つまでラグがあるということを考えると大群を相手にする場面以外局地戦仕様のほうが使い勝手は良さそうです。

No title

やはり荷電粒子砲をオミットしたのが不評だったのでは?
コングmk2のビームキャノン等で代用するか、もしくは後の改良で荷電粒子砲にも出力調整が出来るようになったとか。出力の調整自体なら、荷電粒子の供給量を減らすか荷電粒子砲へのエネルギーチャージの時間を削るなりすれば可能のように思えますが。
あるいは出力の低下したビーム砲ではウルトラやゴジュラスmk2相手には威力や射程の面で問題があったのかも? たとえ本機にインティークファンがなくても、かつてファンをやられたデスザウラーがウルトラ艦隊の砲撃で撃沈されている所を見ると、超重装甲の防弾性にも限度があるようですし、キャノピーは論外でしょう。また接近戦でも超重装甲を貫くディバイソンもいますし。
余談ですが、インティークファンに高圧希硝酸砲を撃ち込まれた場合、デスザウラーがどうなるかが気になります。下手すればコアごと内部機構を溶かされたりして。

No title

荷電粒子砲をオミットした改造デスザウラーというと、デスシャドーを真っ先に思い浮かべます。
デスバードもでしたっけ?

大口径荷電粒子砲はデスザウラーの象徴的な武装ですが、それだけに留まらないからこそ、それらの改造が施せるのでしょうね。

No title

たとえ荷電粒子砲をなくし機動性もやや落ちても防御力もあるし格闘能力もずば抜けているからさほど問題もなくむしろ相手に合わせて効率のよいビーム攻撃を叩き込めるので評価は良かったのでしょう

それでもなぜ表のバトストにでてこんかった(´・ω・`)?と思ったのですが…やはり局地使用のためだったのかと

ノーマルタイプでもシールドライガーですら捉えられる機動力もあるし荷電粒子砲は3発しかうてない弱点こそあるものの対象1体ならまだしも小隊など部隊になぎはらって撃てば致命的ダメージを負わせれたでしょうからね

ただ…かまどとつばめ作戦のように鼻先をちょろちょろ動き回る小型ゾイドを殲滅するために荷電粒子砲を撃つのも…
そういったところから稼働時間も長くかつ相手に合わせてビームの威力を調節できる装備が考案されたのかもですね

No title

いかにもテスト機っぽいカラーですね。
いや、制式カラーかも知れませんが。

私も連射可能なビーム砲は使い勝手がよさそうに思えます。
ですが試験機止まりということは、積極採用するほどではなかったのかも知れません。
また、主戦場に対する局地がどの戦域を指すのかも気になります。
やはり中央山脈でしょうか。
デスドッグにデータが生かされたと思いたいです。

いずれにしろ、この頃の荷電粒子砲はタイマン用じゃなかったんでしょう。
機獣新世紀ではタイマンでもバンバン撃ってますし、近代化改修は荷電粒子砲にも及んでいたのでしょう。
平成デスザウラーに荷電粒子砲のイメージが強くなったのは、近代化により戦法そのものが変化したから、と考えるのも面白いかもしれません。
荷電粒子砲を温存する必要がなくなったので、格闘するまでもないという感じで。

No title

本機の出番がなかったのも、荷電粒子砲を防ぐマッドサンダーや強大な火力を持つデッドボーダーやガンブラスター等のように、近い将来デスザウラー以上の火力と装甲を持つ共和国ゾイドの出現を警戒していたのでは? これらのゾイドに遭遇すれば荷電粒子砲の撃てないデスザウラーは余計に不利になるでしょうし。
デスドック等のように荷電粒子砲を排除した機体も存在しますが、それもごく一部の機体ですし。
荷電粒子砲を完全に排除するよりも、中型火器の増設もしくはコングかグレートサーベルに任せた方が無難かと。

頭部のビーム砲

量産に至らなかったのは元々あった頭部のレーザービーム砲に比べて威力的に大差がなかったからでは?
レーザービーム砲はシールドライガーでも一発で破壊でき連射もできると学年誌に掲載されていました。
これだけの性能なら敢えて改造する必要なしと判断されたと思いますね。
熱線ビーム砲も高評価だったので広範囲を攻撃できるとか金属を溶かせるなどのメリットはあったでしょうが。

No title

デスザウラーの目玉が荷電粒子砲であると知ってから、その発射数の少なさは致命的にも感じていたので、副砲のようなものをつけるべきでは?というのは、共通した感想だったみたいですね。

荷電粒子吸収ファンから吸収したエネルギーを他の武装に回すといった使い方ができないかなぁ~と夢想した事があります。

理想形はアイアンコングMK2のビーム砲を背中に2門装備して、3発分一斉発射! の改造をしたいなぁと思いつつ、材料が調達できずじまい・・・

いつかやりたい最強デスザウラー改造計画!!

No title

>ラウルさん
実際に戦場では荷電粒子砲を使う必須がある敵というのは少なくて、必要にして十分な威力を持つ連射可能な砲の方が求められるというのもあったでしょうね。
ゼロ戦の20mm機関砲は敵機を一撃でバラバラにしたそうですが、命中させるのは難しく(弾が重いので直進性が低く下がりやすい)、搭乗員は真っ直ぐに飛ぶ13mm機銃をうらやましがっていたという話もあります。
地球の実在のものにしろガンダムにしろゾイドにしろ、そういった例はままあるのでしょうね。
こういう部分まで考えると深いですよね。

>しめじさん
凄くわかりやすい例えですね。まさしくその通りだと思います。
小型機に群がられた場合などは本仕様のような装備は大いに役に立つでしょうねえ。

>No Nameさん
まあパイロットによっては不評というか不満を持つ者も多かったでしょうね。
かのトビー・ダンカンもデスザウラーを操る際に荷電粒子砲はあまり多用していない印象です。
そのようなところから探ってみても面白いですね。

濃硫酸砲に関しては、濃硫酸のタンクから無限に注げば危ないと思いますが、実際の砲から考えて量はそれほど多くないので致命傷足り得る事はないと思います。

>やまさん
そういえばデスシャドーは口からイエローフラッシュを出していましたね。
明確に「ない」とは書かれていないんですが、おそらく無さそうですねえ。
それをカバーするかのように銃を持っているし。
デスバードもおそらくないでしょうね。一応はインテークはありますがジェットエンジンを回す為に使っているのかなーと思っています。

デスザウラーの最大の凄さは本体がとんでもなく強力なことで、荷電粒子砲は「だからこそ装備できた装備」なんですよね。
本体のポテンシャルを活かすという意味では荷電粒子砲をオミットする今回のような改造も大いにありなんでしょうねぇ。

>w15さん
使い勝手が良いと同時に共和国小型ゾイド部隊にとってはノーマルタイプ以上の脅威になったでしょうね。
実際に数の上での主力は小型ゾイドなので、それを一気に殲滅できる本タイプは極めて優秀に機能できたと思います。
ただし対小型戦ゆえに華々しい戦いを中心に収録するバトストには収録されなかった・・・とか考えると面白いですね。

>メカカブトさん
ビーム砲の使い勝手は良さそうですが、たしかに中央山脈ではデスザウラーそのものが行動しにくいから運用は難しいですね。
本仕様は機動力が低下したとあるので、なおのこと運用しづらかったかもしれません。
そこから、機動力をも同時に求めたデスドッグが開発され…という感じかもしれませんねぇ。

新世紀時の荷電粒子砲の技術的進化や戦法の思想の変化も考えてみたいですね。

>NoNameさん
周辺を固めるゾイドによって弱点がカバーできてしまったというのは面白い説ですね。
アイアンコングMK-II量産型はデスザウラー就役直前に完成。
グレートサーベルはかなり後ですね。
その辺の開発のタイミングを照らし合わせつつ更に精査させて考えたいですね。

>YHさん
シールドを貫いてるシーンは確かにあるんですよねー。
ただし、腹側から貫いていたので正面から貫けるかどうかは怪しいところでもあります。
この点は資料を精査しつつ新記事にでもしたいかなと思います。

>石蔵さん
コングの大型ビーム砲はデスザウラーにも似合いますよね。
両肩に装備したら大迫力そう・・・!
限界までエネルギーをチャージした状態から理想的な攻撃をすれば、マッドサンダーさえ倒せるかもしれませんね。
でも、材料の調達もさる事ながら、微妙に左右非対称な問題をどうクリアするかも難しい所ですね…。
悩ましい…。
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