共和国側対空装備

私が究極にして至高のゾイドと言ってはばからないマッドサンダーですが、「対空能力」に関して不備が指摘される事がけっこうあるなーという印象でもあります。
実際にギル・ベイダーに対抗できていない事から「対空装備が万全!」とは言えないとは思います。



まぁ、後発の機体との相対で比べるのはかなり酷ではあるのですが。
ギル・ベイダーより前の帝国軍・暗黒軍の飛行ゾイドはせいぜいレドラーくらいだものなぁ。(例外としてデスバードみたいな巨人機は少数居たかもしれませんが)
だからマッドサンダーがギル・ベイダーに対抗できていないというのは不備と言うより当然と言った方が正しいでしょう。

ただ、兵器というのは開発史ではなく戦歴によって評価されるという悲しい宿命を持ちます。
たとえば戦艦大和は戦艦同士の砲撃戦なら最強ですが、史実として戦艦同士の砲撃戦は行われず飛行機に振り回されるばかりであった。だから評価もそのようになっています。
ゼロ戦は主力機として終戦まで戦い続けましたが、開発当初はそんなに量産するつもりもなかったけど後継機も代替機もなかったので仕方がなく延命され続けた。(そもそもゼロ戦の構造は量産向きではない)
ですが結果としてそうなったので評価もそのように行われています。

「ゼロ戦は量産があまり考慮されていない設計だ」「大戦末期には能力不足だった」と指摘する事はできますが、そもそもそれは当然で、そんなに大量生産するつもりはなかったし長く使うつもりもなかったが結果としてそうなっただけ…という事があるのです。
ですが、後世の評価はやはり史実が基準となるので、設計者からすると甚だ理不尽でもあるものとなってしまいます。
兵器の評価というのは悲しいかなそのようなものです。

ゾイドでも、こういった事は大いにある気がします。
カノンフォートとか。まさか就役と同時に敵が破格の重戦車を投入するとはなぁ。超不運でした。
いちど土が付くとどうしてもそのような方向で評価されがちになります。

これとは逆に、平凡な性能でも幸運に恵まれ輝かしい戦歴を残したから評価が高くなるケースもあります。
まぁでも、こういうのがあるからこそ面白いとも思います。
視点をどこに置くかによって評価も変わるというのが探求しがいがあるというか、議論をするにしても面白いと思います。

あくまで性能のみで評価をするか。戦史を踏まえて結果を重視するか。どちらも正しい視点の評価だと思います。
評価とは少し違いますが、十分な性能を持ちながら存分に暴れまわれなかった機体があったとして、その機体の架空戦記を脳内で繰り広げたりSSとして文字にしたりするのも面白いです。
まぁ、色々な見方があって、そして色々な楽しみ方があるという事ですね。

話が逸れてきたので修正します。
そんなわけで、マッドサンダーが対空戦でギル・ベイダーに対抗できない事は当然であり仕方のない事であり、そして評価としての対空能力が低いとされるのは仕方が無い事だと思いました。

しかし、そういえばマッドサンダーに限らず共和国軍のゾイドには対空装備がちと貧弱だなあと思いました。
ウルトラザウルスは対空装備が充実しているイメージがあると思いますが、フロレシオ海開戦(バトスト3巻)の描写から考えてレドラーを墜とす事は難しそう。
シンカーなら難なく倒せるのだろうけど、シュトルヒあたりが限界なのかなぁ…と思います。



ディイバイソンの対空能力もどうだろう。腰部に対空砲がありますが、んー、ウルトラ以上の能力があるとは思えないなぁという印象。
というか根本的な問題として、ウルトラもディバイソンも対空砲が「旋回しない」という致命的な問題があるように感じます。
ディバイソンの腰部の対空機銃、これは仰角は申し分なく取れるのだけど旋回ができないので二次元的な角度しか狙えない。三次元的な位置を狙うなら本体ごと旋回する必要があります。

ウルトラの対空砲の主力は、背中の格納庫に付いている三連対空砲でしょう。
その他にも対空砲はありますが、キャノン砲基部にあるニ連装砲は全周囲に旋回できるのは良いんですが、キャノン砲自体の動きの影響を受けてしまうのが辛い(仰角が自由に付かない)。
尾部の対空ビーム砲は尾を振る事によってある程度自由な動きが出来ると思いますが、水上航行中は水面下にあるから使えないのが辛いですね、、、。
さて背中の三連対空砲も、やはり旋回できないのが辛いなぁと思います。んー、形状から推測するに、ある程度は横に振る事もできるのだろうか。
でも、ある程度以上はできなそうです。やはり射角は物足りなさが残る

対空砲は三次元的に飛ぶ航空機を狙う必要があるので、「旋回できる」「仰角を高く付ける事ができる」事が望ましい。
これを達成しているのは敵側レッドホーンの中口径加速ビーム連装対空砲です。



初期からこんな優れた構造を達成しているとはさすが帝国軍! と思います。
また、マッドサンダーのキャノンビーム砲もこの意味では優れた対空能力を持つと言えます。
全周囲に旋回可能で仰角もある程度は付きます。ただ真上を狙えないのは難です。仰角はもうちょっと高く取れるように改良したい所。
ただマッドサンダーはキャノンビーム砲を除いてさしたる対空装備がない。
門数には問題があると思います(レッドホーンはミサイルなども充実している)。

整理します。
共和国ゾイドの対空能力は、
ウルトラザウルス:シンカーやシュトルヒには対抗できるがレドラーには厳しい。
ディバイソン:使い勝手に難があるがシンカーやシュトルヒには対抗できる。やはりレドラーには厳しい。※
マッドサンダー:使い勝手の良いキャノンビーム砲があるが大型砲に一極化している事から敵の数が多い場合は対処しづらい
という感じかなーと思いました。

※ディバイソンはレドラーの接近を阻止できず手痛い攻撃を喰うシーンなんかもあります。

で、これらの意義を読み解きます。
これはやはり帝国軍は飛行ゾイドが貧弱であったというのが最大の理由であろうと思いました。
ウルトラ開発時にはシンカーくらいしか居ないので、それを落とすのに十分な程度の能力でよかった。
ただしウルトラの損失は絶対に避けたいので余裕をもって対処した。その結果がシュトルヒまでなら落とせるという程度。
だが後のレドラーをカバーするには至らなかった…。

レドラーは脅威でありディバイソンでも対抗は難しかった。

で、続くマッドサンダー。
マッドサンダーのキャノンビーム砲は対空砲としてはチト大げさな規模で、明らかにシュトルヒやレドラーを意識したものではないように見えます。
シュトルヒやレドラーを想定するなら、旋回可能・仰角の高く付く小型砲をハリネズミのように積んだ方が良い。
そしてそれは、マッドサンダーの巨体をもってすれば十分に可能でしょう。キャノンビームを撤去する事にはなると思いますが。
ではなぜあえてキャノンビーム砲を採用したかというと、もしかするとデスバード対策だったのかなーと思いました。
同時に、レイノスの開発が最終段階に達しておりレドラーはそちらで対処できる目処が立ったという事もあったのかなと思いました。

つまり空から来るレドラーは完成した新鋭レイノスが阻止する。
帝国空軍の脅威はこれで排除可能。ただしレイノスでも排除できない唯一の存在として改造デスザウラー・デスバードが存在する…。
という感じです。

※この論法で言うとウルトラザウルスもプテラスが護衛を固めてシンカーを排除するから対空能力が不要となってしまいそうですが、それは運用の差です。
ウルトラは海での運用が多い。つまり海上のウルトラを護衛するプテラスというのはウルトラ自身が搭載した艦載機という事です。つまり数が圧倒的に少ない。
いかに弱小シンカーでも数が多ければ対処しきれない。必然的にウルトラ自身にも防御力が求められるというわけです。

そんなわけで共和国軍の対空能力の話でした。
マッドサンダーの対空能力は対大型機用に限定した変わった仕様だと思います。
なので、通説の通り確かに対空能力は低い。
一方で、対ギル・ベイダーの対空戦闘能力としては共和国最高かなとも思いました。
ただし、デスバードを想定したキャノンビーム砲では次元の違う能力を持つギル・ベイダーに対抗する事はできず結局のところ決定力にはなれなかった。

共和国軍の対空装備については以上の様に考えました。
帝国側のものも考えて行きたいです。
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コメント

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No title

ある意味で仕方ないと言えば仕方ないかもしれないですね。
共和国は帝国に比較して航空戦力が充実しているといえますし、無理に対空火器を積むよりも被弾する可能性が減ります。
ギルベイダーも個の戦闘力は最強クラスですが数をそろえにくいのと補充が難しいこともあります。
対空装備は基本的(現実世界で)に身を守るのが目的で空の敵を攻撃するのが目的でないです。
戦艦大和の冗談じみた機銃群もあくまで敵を近づけさせないためのものですし。
ワイルドウィーゼルもありますから対空側が基本は不利といえます(守る側である以上は相手に主導権を取られている)。
メガレオンも身を隠しつつ狙撃ですし。

No title

私も帝国ゾイドに強力な空戦ゾイドが数多く配備されていなかったから、対策を強く懸念する理由が薄かったというのが大きいかなと考えます。

帝国派の私から言えば、逆にそれが口惜しい点なのですけれど。
そのせいで、帝国は制空権を握れないので、付け入る隙が常にできてしまうので。

それはともあれ。
マッドサンダーには対空兵装は不要と判断されたのかも知れませんね。
兵器においては、すべてにおいて万能というのは、コストの面からも誰でもない味方側に嫌われますし。
対デスザウラー用の決戦ゾイドとしての造り出されたマッドサンダーに、それらを求めるのは無理筋かな、と。
対空ならば、むしろ他のゾイドにやらせてマッドサンダーにはデスザウラーの方向だけ向いていて欲しい……。
求められた姿はそれなのではないでしょうか。

ですから、後年に対デスザウラー以外で評価されて量産された方がおまけみたいなもので。
「コンセプトのおまけで付いてきた性能」が他にも転用できた……という所なのではないでしょうか。
コンセプトが貫かれたものは美しい。加えて役に立ちますから。
それは、各ゾイドに万能性を求めず、役割分担を求めて見える、共和国ならではの姿なのではないでしょうか。
貫かれたコンセプトが故に、後程役に立つ場面がよく見えたというか。

そんなところかなと、私も思った次第です。

制空権

共和国が制空権を奪われること自体ほとんど無かったからだと思います。

No title

言われてみると共和国ゾイドは対空兵器に乏しいですね…
ガンブラスターあたりも対空放火には困らなさそうだけれどもガンブラスター自体が旋回性能に乏しそうですし高速ゾイドに関しては…

シールドライガーのビームキャノンあたりならマッドサンダーと同じキャノンとはいえ両者には桁違いのエネルギーの差があるし…ゴジュラスも対空兵器に乏しいですね

とはいえ確かにプテラスでレドラーに対抗するのは厳しいが格闘戦しか出来ないレドラーなら痛撃こそ食らうかもしれないがそれほど驚異じゃなかったのかも…

故にギルベイダーが猛威をふるえたのかもですね

No title

考えてみるとギルベイダーが共和国にとって致命的な盲点を衝いていたかがわかりますね。
基本的に共和国の制空権はレイノス・プテラス・サラマンダーで獲得していた。
そして共和国空戦ゾイドは空飛ぶデスザウラー級ゾイドに手も足も出ない。
暗黒軍の着眼点は見事の一言に尽きます。
そしてそのギルベイダーに対する共和国技術陣の渾身の回答は「対ギルベイダー特化型空戦ゾイド」。
その、なんというか共和国はどこまで行っても共和国なんだなって(笑)

ここまで考えてみたときに浮き彫りになるのはそのオルディオスをあっさり完封するガンギャラドの異質さ。
暗黒軍の技術の引き出しに感心するところです。

No title

スピノサパーの4連装インパクトカノンがありましたけど小型機装備ですもんねぇ。
首都防衛戦...(涙)

No title

マッドサンダーのビーム砲は、対空用としては明らかに仰角不足ですね。まあ、デスバードに接近されても、最後は必殺のマグネバスターがあるからいいのかもしれません。

ギル・ベイダーが出てきてからも、防空はベアファイターやアロザウラーが頑張っていた印象がありますね。
指揮管制はどうなっていたんだろう……。

ゾイド星では、ミサイルの性能が今ひとつのようなので、レドラーのような超音速機に対する防空はなかなかたいへんだったでしょう。
それとも、描かれていないだけで、実際にはパトリオット的な中~長距離対空ミサイルも、ゾイド搭載型とは限らず、固定式発射台や牽引式などで存在したのかな?

ところで、防空に関連して前から気になっていたのですが、グラハム大尉のガンブラスターはどうやってギル・ベイダーに向けて黄金砲を浴びせかけたのでしょう? レドラーなんか、滅茶苦茶落としていますが。一瞬、アルトブラスターかな、と思うと、そのあとのやられたの図ではどうも通常型のようでしたし。あそここそアルトブラスターの出番にしてほしかった気もします。

No title

 共和国ゾイドの防空火力の弱さ、拝見しました。
 正直なところデルポイ人の常識では、ギルベイダーなんぞという「空飛ぶ大怪獣」は想像の外だったのかもしれません。サラマンダーを除くとマッドフライもケンタウロスもそしてデスバードも「とりあえず飛べる」だけで明らかに空中戦向きではないですから。というよりサラマンダーも爆撃メインで、ドッグファイトは得意ではない印象を受けます。少なくとも、のちのストームソーダーほどには。

 ただ今回、それとは別に「専用の対空火器がなくても、実は案外どうとでもなる」説を提唱します。
 アニメやPS二部作、そしてHMMを見ていて思ったのは、ゾイドの可動範囲は多分トミーキット版よりもずっと柔らかいということ。コマンドウルフの主砲は案外上下にも仰角が取れるし、ひざを曲げることもできる。ゴジュラスは派手な前傾姿勢を取ることができ、ゴドスはヤクザキックが可能、アイアンコングは人差し指だけを立てたりできるし、レッドホーンの対空砲は伏せて正面にも撃てる、といった具合に。
 そこで例えばディバイソンですが、あれも結構姿勢制御は柔軟に行うことができ、後ろ足だけを曲げて胴体を上に向けることができたのだと思います。つまり十七門突撃砲を斜め上に向けることはできた。多少横に行っても、右前膝を投げたりするだけで射角は結構器用に取れる。
 マッドサンダーも、可動範囲は狭いが、後ろ足を曲げて前足を伸ばせば一応ある程度上に砲を向けることはできた。
 ゾイドは生き物で、しかも戦車と違って長い脚部を持っています。地球のメカでは考えられないレベルで柔軟かつ機敏だったのでしょう。もっとも、実際に地対地砲で空の機体を打ち落とすのは困難で、その意味では対空砲より使い勝手が悪かったのは確かでしょうが。
 共和国ゾイドが強力な対空砲を持たなかったのは、わざわざ作らなくても別に地対地砲でなんとかなるという判断もあったように思います。ギルベイダーという、一級の空戦能力とド級の防御力を備えた「空飛ぶ大怪獣」が現れるまでは。

(関係ないですが、あれだけレーダーが発展しているのに全然弾が当たらなかったり「電子専用ゾイド」なんてものがいたり格闘戦が戦法たりうる惑星Ziを見ていると、地面からの磁場や空中の磁気嵐がかなり強烈に作用しているのでしょうね。まして空飛ぶ期待を地上から撃ち落とすのは、そりゃあ大変そうだ…)

 それとマッドに関していえば、マグネーサーも上の砲塔も防空用ではなく要塞攻略用・対デスザウラー用であると思います。
 脚部もフォルムもかなり寸胴だし、動かない要塞や鈍重なデスザウラーに突っ込むこと以外は想定していなかったのでは?

No title

 ディバイソンやウルトラの対空兵装の配置を考えると、以外と理にかなっているかも?と思いました。

 デストロイヤー師団の例を見るとディバイソンでシンカー迎撃してるシーンが有るので、正面ならある程度突撃砲で迎撃できるようです。

 次にシンカーなどに襲われた地上ゾイドがどのように回避するか?

 恐らく全速力で逃げます。できれば障害物の多い森に逃げたいでしょうからとにかく全力で逃げます。そうなると、追撃側の飛行ゾイドは追尾します。そしてそれなりに全力で地上ゾイドは逃げているわけでで、自然と後方から接近することになると思うんです。

 側面に回るのが一番安全ですが、攻撃して撃破できないとなると速度差の関係から追い越してしまいます。また側面を狙って旋回を続ける事になります。攻撃できる時間的制約が存在すると考えると後方から速度を合わせて接近という方法が多くなると考えます。 そうなると、撃墜はできなくとも攻撃機会を失わせる程度の弾幕が晴れる武装として、ディバイソンなどの配置は悪くないと思えるのです。

ウルトラの場合特に正面はリニアキャノンで撃たれ、側面に三連対空砲ですからね、あとは尻尾の対空ミサイルと、それなりに充実しているように思います。

マッドサンダーの対空兵装に関しては、対空というよりもマッドサンダー自体が一点突破を目指した結果、攻撃できる範囲が狭いので、広い射角の砲を積んだのではないかと思います。

デスバード以外の攻撃は装甲で耐えてしまいそうなので、そもそも対空兵装がいらない印象があります

護衛があれば自衛はほどほどで十分

ゾイド単体でなく、部隊として考えた場合、ゾイドの機種が多様化するに従い分業化が進んだ、と考えてよいのではないでしょうか。

初期のレッドホーンの頃、十分な対空兵装を装備できるゾイドがこれしかなった。なので、本来突撃砲(または戦車)であるレッドホーンに自走対空砲としての能力も付与しなければならなかった。(その結果、レッドホーンは突撃も防空もこなす万能機となったが、対ゴジュラス戦に特化した設計ではなかったので、その面での能力は中途半端なものに留まった。)
その後、自走砲(火力支援機、対空砲、突撃砲、ないし戦車)として運用されるマルダー、カノントータス、スネークス、ブラックライモス、ブラキオスなどが開発されたため、主力機に火力支援や防空任務を兼任させる必要性が低下した。
そのため、デスザウラーやマッドサンダーなどの超大型機ですら、その機体規模からすれば非力なレベルの対空兵装しか施されなかった。護衛機が護衛するのでその必要がなかったのである。レッドホーンの失敗を踏まえ、万能主義を捨てて、主力機としての一芸(格闘性能とか、突撃力とか)に特化した結果、それらは非常に強力な主力機となった。

今日の主力戦車で、強力な対空砲や対空ミサイルを搭載しているものはありません。積んでいるとしても、せいぜい対空機関銃です。
中途半端な万能主義より、一芸に秀でた方がよいのは、主力機でも支援機でも同じです。

さらに後年になると、分業化だけでなく、機材の転用が広範囲に発生したと思われます。前線戦闘用としては陳腐化しても、それに大砲載っけるプラットフォームとしては十分利用価値のあるゾイドがたくさん余っていたはずだからです。

初期の機材(骨ゾイドやゼネバスメモリアルなど)は発展性に乏しく、余剰化したからといって後方支援に回してもあまり有効な兵器になりえなかった。何と言ってもパワー不足、大量の電力を必要とする強力なビーム砲や高性能レーダーを運用することはできない。実弾砲を載っけるにしても、積載量が少ない。従って、まだ重装甲級が新鋭機として最前線で戦っているような時代には、後方支援機も重装甲級の機体を新規開発しなければならなかったのである。
しかし、重装甲級、とりわけハイパワーユニット級が余剰化する頃にもなると、それらには機体規模・出力から見て余裕があり、改修のための十分な発展性があったため、前線任務から後方の別用途へ転用しても新規開発機に劣らぬ性能を発揮できるようになった。その結果、後方支援のためにわざわざ新規開発をする必要性が薄れた。

というように考えると、初期シリーズに支援任務や特殊任務のためのマニアックな機体(製品)が多く、末期にかけてそうした機体(製品)が減り、派手な前線戦闘用ゾイドばかり販売されるようになったことにも説明がつきそうです。
コマンドウルフを出力強化・構造強化して時速300km級の高速機にブラッシュアップするのは困難ですが、大型砲を搭載して自走砲化することはより簡単で効果的だったでしょう。だから、「スーパーカノントータス」や「スーパースネークす」は作られず、「スーパーコマンドウルフ」としてハウンドソルジャーやキングライガーが作られたのです。高速機ばかりになって製品ラインナップとしては少々つまらないものになりましたが、軍略としては理に適っていると思います。

この説の弱いところは、実際にそうした重装甲級やハイパワーユニット級の転用改造機がバトスト等であまり確認されないことですね。。。実際にはたくさんあったはずだと思うのですが。

No title

平凡な性能でも幸運に恵まれ輝かしい戦歴を残したから評価が高くなったゾイドについて議論したく思いました。

No title

>No Nameさん
たしかに対空戦をする時点で相手に主導権がありますね。
共和国軍は基本的にそれをさせない状態を保っているので・・・凄いなあ。

メガレオンもですが、ステルスバイパーも隠れつつの対空でしたね。

>やまさん
対デスザウラー用決戦ゾイドというのが主ですからね。
旗艦装備なども持ちますが、あれらの機能もあくまでデスザウラーを倒せるうえで余裕があったから装備したという事かもしれませんね。

後に別の任務に転用され効果を発揮したのは…、米軍がアイオワ級戦艦を対地用として運用し艦砲射撃撃ってるシーンを思い出します。
本来の目的ではないがやはり絶大な効果を発揮する戦艦・・・そしてマッドサンダー。
こういうのは大好きです。

>No Nameさん
レドラーはかなりの脅威でした。
対抗できるレイノスはマッドサンダーより1年ほど後の完成です。

>W15さん
ガンブラスターも対空用としては厳しいでしょうね、、、。
といいつつ新バトストを見る限りかなり善戦していますが。
ちょっとどうなってるか謎です。

レドラーの脅威はおそらく爆装ができてしまう所ですね。
爆撃機運用さえできるのはかなり脅威…。

>No Nameさん
資源や国力で劣る暗黒軍が勝つための切り札・・・!
ギル・ベイダーはまさに暗黒軍の悲願だったのでしょうね。

デスザウラーに対して反荷電粒子シールドで守りつつ直接穴をあけに行くマッドサンダーといい、基本的にゾイド星人の戦術思想って直結しすぎているというか安直気味というか・・・そして最高です!

>No Nameさん
4連インパクトカノンは可動としてかなり優秀ですね。
でも口径が大きいので、対空用(対レドラー用?)としてはもう少し小口径にして、そのかわりに門数を増やすなどしておけばより脅威だったと思います。

>す さん
マグネバスターは飛距離はどの程度あるんでしょうね。
対ギル用としてはベアファイターはかなり頑張っていましたね。様々なシーンで写っています。
カノンフォートとか新鋭機なんだからもっとがんばれよ・・・と思ってしまったり。

対空用ミサイルは、大型のものは割と高性能な印象です・・・が、小型ミサイルは今ひとつ戦果を挙げたことがないようなイメージですね。
誘導性の問題なのか威力の問題なのかは不明ですが、、。

グラハム機ですが、実は学年誌ではアルトブラスターで対空射撃を行っていました。
新バトストでノーマルタイプに差し替えられています…。

>ハデスさん
ギル・ベイダーも基本的には爆撃機ですが、それでも従来のマッドフライやデスバードに比べればはるかに運動性が高いでしょうね。

実物がキット以上に動けるのはその通りだと思います。
モチーフの動きを再現する程度の可動は持っていると思います。
ただしディバイソンの17門突撃砲で対空射撃をやってしまうと弾数はどれだけあるんだ・・・何秒撃てるんだというような問題はある気がします。
その気になれば向けられる・撃てるにしても、専用の方は欲しいのかなーと思います。

マッドサンダーのキャノンビーム砲は、一応は対空砲であるとバトスト4には書かれていますね。
といっても対デスザウラー用としての使用も想定されていると思います。
前部の二連大口径衝撃砲ともども、マグネーザーを押し込む際にだめ押しで撃ちまくればかなりの効果がありそうです。

>石藏さん
新世紀バトストを見ると、タートルシップの甲板からの射撃でかなりのシンカーを落としていますよね。
大砲で小型機を撃つのか・・・と思ってしまった一方で、あのシーンは共和国軍がそもそも攻撃を想定し備えていたようなので、使用した砲弾にも秘密がありそうな気がします。

逃げながら戦うとすれば後方の機銃は頼もしいですね。
爆撃機に後方を向いた機銃が多いのと同じで、ディバイソンもそれを想定している可能性はありますね。
シールドライガーの尾部砲なんかも理に適っていると思います。
配置を更に精査して考えたくなりました!

マッドはたしかに重防御なので対空装備がなくとも耐えられる印象はありますが、唯一だけハイパーローリングチャージャーだけは守りたいですね。

>す さん
確かに! 部隊が揃うと個として万能よりも部隊として万能なほうが良いですもんね。
各機の能力が魅力的で集合したら最強になる・・・いいですね。

旧型の改修機は細々とは登場しているんですが、、、なかなか大々的には登場していませんね。
箱裏バリエーションとしては多く登場しているですが。
(廃止されたのが本当に勿体ない)
箱裏バリエの中には試作と思えるものもある程度量産されたと思えるものもあり・・・その辺から妄想していきたいとこですね。

>kageさん
地味なゾイドにもスポットを当てて語り合いたいものですね。
ブラキオスなどが該当すると思います。
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三式

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