共和国ゾイドのキャノピーは弱点なのか

共和国ゾイドの多くはキャノピー式をしています。
これについて「防御上の難があるが良好な視界が得られる利点もある」という事が言えます。
長らくキャノピー式を使用した共和国軍ですが、ディバイソンから徐々に装甲式に変化しカノンフォート……大陸間戦争で登場した新型からは全て装甲式になっています。
これについての通説は、「もともと共和国軍の技術ではキャノピー式しかできなかった。だが後の時代には徐々に装甲式も可能となった。中央大陸戦争に勝利し帝国技術を吸収した後は完全装甲式に移行した」だと思います。


今回はこの説に対して深く切り込みたいと思います。
と言っておいてなんですが、通説は正しいと思います。開発史を見れば明らかです。

ただし今回「深く切り込みたい」というのは「なぜ技術は後々まで発達しなかったのか」という部分です。
必要は発明の母と言います。

中央大陸はもともとヘリック王国という一つの国であった。それが内部分裂して誕生したのがヘリック共和国とゼネバス帝国です。
つまり誕生した時点では劇的な技術差は無かった筈。
共和国軍も帝国軍も、最初期に運用したのはガリウス、グライドラー、エレファンタスというヘリック王国時代に開発されたゾイド。
当然、キャノピー式です。
そこから何故、帝国は装甲式に早期にシフトしたのか。共和国は長らくキャノピーにしたのか。

やはり帝国は早期に装甲式にシフトする必要があり、それゆえにその為の技術を発展させた。一方、共和国はキャノピー式で構わない事情があり長らく据え置かれたと考えたい所です。


必要は発明の母といいます。
日本軍のゼロ戦は究極に燃費が良く空気抵抗も少なく繊細で神業的な設計をしています。
一方、米軍のグラマンF6Fは大雑把な設計も目立ちスマートとは言い難い。
が、それは資源も人も少なく「質でもって対抗するしかなかった日本」の事情と、資源も人も豊富にあり大雑把な設計であっても「そこそこの性能と量で押し切れば良い米国」の事情です。
そのような事情によって開発が進められ長く続くと、その国の技術的な特徴も出てきます。
共和国と帝国の技術的な差も、この例のような事情を考えてこそ深みが出ると思いました。

ではその必要とは何か。
最初にキャノピー式が採用されたのは「そうするしかなかった」からだと思います。
当時(ヘリック王国がガリウスを開発した頃)の技術では、まだモニター越しに良好な視界を得る術が無かった。それゆえキャノピー式になった。

さて、キャノピーは弱点なのだろうか。
もちろん被弾には弱いでしょう。防弾ガラスではあると思いますが、装甲部分ほどの強度はないと思います。
しかし、これは「キャノピーの強度」を問題にした発言ではあるが、「キャノピーが弱点なのか」を論ずるものとしては不十分だと思います。
なぜなら、被弾率の問題が考慮されていないからです。

敵を撃破するにはコックピットの破壊が有効です。
かのマイケル・ホバート技術少佐も「敵ゾイドを倒すのにその機体を完全に破壊する必要はない。敵のパイロットを倒すかコックピットを使用不能にすれば、勝利を得ることが出来る」と言っています。
ただし、これは簡単なようで難しい事です。

キャノピー=コックピットに命中させれば撃破できとして考えます。
ただし、砲は狙った場所に必ずしも着弾させられるかというとそうではありません。
発射後に風や大気状態の影響を受けて弾道がブレます。
下図を見てください。



これは、戦艦が大砲で敵艦を撃っている姿を示します。
赤丸の地点を狙って発射しています。
想定どおりに行けば、赤線の弾道を描いて赤丸地点に命中します。

しかし、そうそう上手くは行かない。

砲弾は飛翔中に大気や風の影響を受けブレます。その結果、おおよそピンクの範囲のどこかに着弾します。
当たるかもしれないし当たらないかもしれない。少なくとも狙ったピンポイントの位置にあたるという事は期待できない。
このように、一点を狙ってもある程度の範囲のどこかに着弾してしまいます。これを散布界と言います。

大口径の砲ほど散布界が広くなります。
歩兵が持てる小口径のスナイパーライフルだと散布界は狭い。ただ、さすがにその程度では防弾ガラスを撃ちぬけないでしょう。
ゾイドの砲はキャノピーをなんなく撃ちぬける。でも、その代わりに大口径である。つまり散布界がある程度広いと思われる。

さて、分かりやすくするために戦車の話をします。
共和国ゾイドを見て「キャノピーなんていう分かりやすい弱点をつけておくのはおかしい」と考えるのは早計です。
戦車は高い防御力を誇りますが、共和国ゾイドと同様に分かりやすい弱点があります。
それはキャタピラです。


キャタピラは何枚もの鉄板を繋いだ構造をしている。鉄板自体は強固です。ですが、構造上どうしても繋ぎ目が切れやすい。
長距離を走行させると、それだけで切れてしまう事もある位に弱い。
もちろん被弾など仕様ものなら一発でアウト。キャタピラが外れた戦車はもはや動く事ができず、その後は的にしかならない。
と考えると、キャタピラを狙えばいいじゃないかという話になります。

むろん当たれば一発でアウトになります。ただ散布界の話を思い出してください。
キャタピラを狙うと下図の様になります。


これでは命中率が下がりすぎる。
当たらなければ意味がない。
必然的に、中央部を狙って撃つ事になります。


こうしなければ高い命中率は見込めないのであります。
また、ここでは散布界から命中率を語っていますが、戦場では制止した敵を撃つわけではない。敵も常に動いているのだから、撃つ時は現在位置ではなく未来位置を予測してその位置に撃つ必要がある。
更に、惑星は自転しているから長距離射撃をする際はその誤差も修正する必要がある。
まぁ、色々と難しいのです。中央を狙って撃つのが妥当になります。

さてゾイドに置き換えよう。
初期の「戦闘用」ゾイドと言えばガリウス。そして共和国が後に投入したのはゴドスやゴジュラス。いずれも高い位置にコックピットがあります。
(「戦闘用」の語は強調して書いています。例えばハイドッカーは輸送や支援用である。そのように各ゾイドには様々な目的がある。その中で純粋に「戦闘用」として開発されているゾイドとして捉えてください)


帝国としては「キャノピーを撃てば一発で倒せる」と理解しつつも、散布界の事情からそうはできない。中央部を狙わざるを得ない事情があったのだと分かります。
共和国側から考えれば、キャノピーは弱いがそうそう当たるものではない=致命的な弱点ではないと言えます。

同様の事は帝国機にも言えまいか。
もちろん言えます。
例えばマーダの頭部は前方に突き出している。


だからここを狙っても散布界の問題からよろしくない。当たらない。
やはり中央を狙わざるを得ない。そう考えると、帝国ゾイドもキャノピー式であっても構わなかったと思えます。
しかし、これは共和国ゾイドのラインナップを見れば分かります。

共和国の「戦闘用」ゾイドは、いずれも背が高い。ゴドスやゴジュラスだけでなく、ビガザウロやマンモスも帝国小型ゾイドに比べればはるかに背が高い。
高いというのは重要です。
なぜなら、「撃つ」事を考えれば、「低い位置から見上げて撃つか」「高い位置から見下ろして撃つか」 どちらが撃ちやすいか、命中率が良いかは明らかです。
見下ろす方が撃ちやすいし当てやすい。

また、共和国軍にはペガサロスという対地攻撃が可能なゾイドもいた。
当時の共和国軍のゾイドは、帝国ゾイドを「高い位置から狙い撃てる」ようなラインナップであった。
すなわち、「自身はコックピット部分に被弾しにくいが、敵のコックピットを狙うのは比較的容易」という極めて有利な立場にあったと言えます。
特にゴジュラスはキャノピー式であっても全く問題ない。マーダに乗ってゴジュラスのコックピットを撃つ事を想像すれば、それがいかに困難かが分かる。

おそらく、それゆえ共和国側はキャノピー式で構わなかった。帝国側はコックピットの安全が急務となり装甲化を急いだという事情があったと推測します。
この必要が両国のゾイドのコックピットの処理を別れさせたと思いました。

帝国軍は早期から「ゴジュラスの高さから撃たれる」事を想定してゾイドを開発せざるを得なかった。だから装甲化が進んだ。
一方、共和国軍は「レッドホーン程度の高さを想定しておけば良い」という事情ゆえキャノピー式が中心となり後々まで引き継がれた。

ただし、共和国軍に衝撃が訪れたのはデスザウラーでしょう。ゴジュラス並の高さを持ち、しかも頭部に砲があるから上から容易に撃たれる。
今まで共和国軍のお家芸だった「上から撃つ」事を、ついに帝国側もやってのけた瞬間です。
それゆえ、以降は共和国ゾイドにもコックピットの防弾が次第に求められるようになった。そして装甲化が進んでいったのであった…。

デスザウラーについても少し。
デスザウラーはキャノピー……と呼んでいいのかどうかは分かりませんが、装甲式ではないコックピットをしています。
これは一見して不思議な事ですが、今回の説から考えるなら「上から撃たれる事がない」ので、過度に重装甲にする必要は無かったという事でしょう。

キャノピーの事情をこのように考えると面白いと思います。


さて、もう少しだけ余談です。
共和国ゾイドは必ずしもキャノピー式にする必須が無く、それゆえ技術の発展が遅れたと推測しました。
ただし、それはゴドスやゴジュラス等の純粋な「戦闘用」ゾイドにおいての話です。
ゴルドスやカノントータスのような機体には、できることなら装甲化を進めてあげて欲しい所。
共和国ゾイドであっても、コックピット位置が低い機もあります。

多分、現場としては「せめてもう少し防弾を…。俺たちはゴジュラスと違って撃たれるんだ」という声があった事でしょう。
しかし軍部の判断は、主力戦闘ゾイドを是とする方針があったんじゃないかなあと思います。
それゆえ全体的に「キャノピーで構わない」という風潮がまかり通り、後年まで装甲化が見送られたのだと思いました。

それでも、やはり防弾を求める声を全く無視する事もできない。
それゆえ共和国の開発メーカーの中には独自に「より強度の高い超超防弾ガラス」の開発に死力を尽くし、後年の24ゾイドのクリアー装甲を開発させたのかなと思いました。
共和国24ゾイドの造形はクリア装甲で覆う異様な姿。
設定として高い防弾性をもつようですが、この透明でありながら脅威の防弾性を持つ装備は共和国軍のキャノピーの事情ゆえと考えると面白いです。
ただ、この防弾性を高めたクリアー装甲でも完全な装甲式に比べれば強度は劣る。
それゆえ後年は装甲式にとって代わられたと推測してみても面白いと思います。

そんなわけで今日はキャノピーの話でした。
ところで、「散布界」の話を出しました。これは上記では実弾砲を想定して書いています。
ゾイド界には実弾砲の他にビーム砲もあります。ビーム砲の散布界にも触れる必要があると思います。
それについては近日中に現時点でのまとめを書きたいと思っています。
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コメント

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No title

現場の声当為なら、案外キャノピー式を好むパイロットも多かったかもしれませんね。
それまでキャノピー式に慣れ親しんだベテランなら、視界が広く直視で敵や目標をとらえることができる大きな窓を好む場合もありましょうし、ゴルドスやカノントータスのような最前線に出ない機体でも、遊撃隊などからの奇襲や、不意の遭遇戦などを考慮すればいち早く自分の目で敵に気づけるキャノピーの方がいいとおもうパイロットもいるかもしれません。

No title

高速、飛行型ゾイドならともかく、鈍重な重装甲ゾイドのキャノピーへの被弾率は高かったと思います。戦車の被弾率も一番高いのは砲塔ですし、ゾイドも前方の高い位置にあるキャノピーを速射性の高い小口径の弾幕で狙い打ちするのはそれほど困難ではないと思います。
背の高いゴジュラスはある程度接近すれば確かに下から狙い打ちされる確率は減ると思いますが、その分足元にまとわりついた敵への視認や牙や爪での格闘戦のためには当然頭を下げる必要がありますし、デスザウラーのキャノピーに噛みついたアロザウラー(砕く前に反撃されて失敗しましたが)のようにゴジュラスのキャノピーに飛び掛かる小型ゾイドもいるでしょうから、劇的に被弾率が下がるということは無いでしょう。特にロールアウト直後のゴジュラスの装甲を撃ち抜ける武器が無かった帝国は、なおさら最も脆くて急所のキャノピーを狙ったはずです。場合によっては本来なら腹のキャノン砲の砲撃で済むところを気性の激しいゴジュラスがパイロットの意思に反して格闘戦に挑むこともあるかもしれません。後年ではサイカーチスのように対地攻撃可能なゾイドも出現しますし。
アイアンコングやサーベルタイガーも率先してキャノピーを狙ったことでしょう。どちらもゴジュラスの牙なら一撃で致命傷を与えうる相手ですが、反面ゴジュラスもキャノピーという急所がありますから、ゴジュラスの格闘戦時の優位はそれほど高くは無かったのかもしれません。ジオーガのキャノピーでさえもセイバータイガーの火器に破壊される程度の強度のようですし。
デスザウラーのキャノピーはアロザウラーの牙にはある程度は耐えられると思いますが、上空からのサラマンダーのミサイルやシールドライガーの牙や爪までは耐えられないと思います。巨大なカメラアイならウルトラやゴジュラスmk2のキャノン砲でも当てやすいでしょう。デスザウラーは胴体はともかく、コックピットの頭部は額のビーム砲や口の荷電粒子砲、巨大なカメラアイ、サンルーフなど、帝国ゾイドの割にはコックピットの非装甲部分が多いのが意外です。キングゴジュラスもあんがいスーパーサウンドブラスターを搭載した口の中の装甲が弱点だったりして。

No title

昔の玩具売り場でビデオ放送されていたゾイドのアニメ
マンモス対マーダーで、マーダーがマンモスのコクピットに
張り付いて破壊しようとしていましたが、コクピットは無傷でした。
このあとマーダーは尻尾のビームで破壊されます。
マーダーがジャンプキックしても大丈夫なぐらい頑丈なんじゃないかな?

キャノピーに使っていた素材は実は希少なもので加工に非常に時間がかかってしまうとか帝国では手に入らないとか加工職人がほとんどいないとか・・まあ色々妄想はできますね。

パイロットの操縦はもちろんですが、生命体であるゾイド自身の本能による回避行動によって破損のリスクは最小限に抑えられたとも思います
射撃にしろ格闘にしろお互いに動きながら相手に攻撃するわけですから、狙った部位への命中率は静止状態とは比較にならないほど低かったはずです
頭部にコックピットは両軍の共通点であり、両軍とも敵機への優先攻撃部位で被弾率や危険度も同等ならば、素材の強度を考えてもそれほど致命的な弱点ではない気がします
ディバイソンやマッドサンダーのように自分の頭を武器にして積極的にぶつけにいく機体ならば話は変わってきますが
それと装甲式の内装はどうだったのでしょうか
おそらくカメラからの映像をモニターで視認する形式だと思われますが、視界面でやや不利な印象があり、小型ゾイドのコックピットはその小ささから作戦時の居住性もやや難な感じがするので、それぞれ一長一短はあったと思います

No title

また面白いコラムですね!

先日の地形戦の記事と合わせて、大型ゾイドが戦闘においてなぜ決定打であり続けるのか、非常に興味深いテーマです。
キャノピーを含めた耐久力は大型ゾイドの戦闘力を考えるうえで外せません。

私は一口にキャノピーと言っても用途や機種によって違いがあると思っているのですが、どうでしょう。
大型と小型では金のかけ方も違うでしょうし、ゾイドの用途によって仕様は変わるのだと思います。

No title

 うーん……
 これは、アニメの話なのですが……

 実は、アニメのゾイドを見ていると、共和国軍の、というかゾイドのキャノピーは、明らかにガラスじゃないんです。
 例えばアーバインのコマンドウルフ。26話で、キャノピーが下りる前は当然背景には青空が移っています。当たり前ですね、キャノピー降りてませんから。
 で、アーバインが乗り込み「ジークは誰にも渡さねえぞ」などとぶつくさ言いながらキャノピーを降ろすのですが、降ろした途中ではキャノピーは完全にオレンジ色で、向こう側(外)が見えないのです。
 そして、完全に降ろしてからオレンジのキャノピーが半透明になり、やっと外が見える……という風になっています。
 つまり、キャノピー単体では実は外が見えない。ガラスのようにもともと半透明というわけではないのです。
 さらに別の話(19話)だとプロイツェンの尖兵がダークホーンの頭上に乗り移り、無理やりシステムダウンさせますが、この時ダークホーンのコクピットでは、最初は外が見えていた(キャノピーが緑の半透明だった)のに、ダウンしたとたんに緑色に染まり、外が一切見えなくなりました。
 他のシーンでも同じで、開いているときや動いていないときのキャノピーはほとんど不透明です。

 それで私はこれを「ガラスではなく、そういう金属ではないか」と考えました。つまり、野生ゾイドの目などには、こうした電磁作用によって透明になる金属材質(私はこれを勝手に「クリアメタル」だとか呼んでいます)があるのではないか、と思ったわけです。
 もちろんそんなもの、地球にはありません。私の妄想で「お前はそう思ったのだな」というだけの話なのですが……
 ただ、惑星Ziは金属が多い惑星で、しかも金属の生命体がいるのだから、地球にない、しかも金属生命体固有の金属もあるのではないか、と思っていたわけです。それにゾイドだって外を見るわけで、それを金属生命体がそこだけガラス質にするかな、と思ったわけです。

 ところで、その場合――共和国軍のキャノピー(クリアメタルキャノピー)は、装甲型に比べてそう防御力が劣るものではない。少なくともある程度の被弾に耐えられ、また直撃しても簡単にひび割れ砕けることは無くへこむ程度で済む。だから共和国軍ではクリアキャノピーが多い。
 ただし、それはやはり装甲タイプに比べると防御力は格段に落ちる。またそもそもクリアメタルはゾイドの目などごく一部にしかなく、破損したときの替えは少ない。だから帝国軍では修理の容易な装甲型が採用された。……と考えていたものです。

 ただ、バトストでは前後百年以上の時間と技術発展史があるわけで、ガリウスのころのキャノピー技術とブレードライガーのころの技術を一度に論じることも出来ません。ゾイドコアボックスにはキャノピーのなかった時代も描かれているので、いくらゾイドとともに歩んで来たゾイド人と言えど、いきなりそれが可能とは思えません。当初はガラスで、いつの間にか置き換わった、と私は考えています。


 もっとも、この根拠はバトストよりも技術が進歩していると思しきアニメ版からなので、それがそのままバトストにも援用できるかとか、皆様に受け入れられるのかというと、そりゃあ否だろうなあとは思います。
 まあゾイド界のコクピットは「懲罰席」に代表されるようにすこぶる人命無視なので、割れやすそうなガラス式というのもそれはそれで「ゾイドらしい」気はしないでもないのですが。

 「そうか、お前はそう思ったのだな」と思っていただければ、幸いです。

キャノピー式のコックピットは総じて頭部にありますね。
さて質問。
いきなり目の前に石が飛んできたらあなたはどうしますか?
避ける?手で守る?しゃがむ?
人それぞれでしょうが何かの反応を示すでしょう。
野生が失われつつある現代人ですらこうなのですから、ゾイドは言わずもがなでしょう。
首を振るなり引っ込めるなり、ゾイドそれぞれの反応が見られるはずです。
ゾイドの素性を生かす共和国ですから、兵器としての弱点とゾイドの弱点を共有することは合理的かもしれません。
逆に装甲式のコックピットを有するゾイドはゾイドの素性を生かしたゾイドというよりは、兵器としての都合を優先したゾイドが多いように思います。
ガンブラスターしかり、ライガーゼロのCASしかり。
装甲コックピットの普及はゾイドが生物から兵器へと利用されていくバロメーターだとすれば、興味深いことではないかと思います。

No title

キャノピーをピンポイントで破壊されるシーンってあまり無いですね。新世紀のバトストで量産ブレードライガーがジェノブレイカーの頭部ソードで思いっきり貫かれてたことがあったぐらいで。(当時あれはちょっと残酷で引いた・・・どう見てもパイロット即死・・・・)

共和国は基本的にゾイド本来の動きとフットワークを重視してる設計で、そこにキャノピーで視界を確保するのが合ってたんじゃないでしょうかね
あと設定と関係なくデザインする側が差別化したかったんでしょうね

No title

キャノピーだとあぶなくね?ってずーっと思ってましたが・・・
いわれてみればたしかにゴジュラスやシールドライガーならとっさに回避できそうですね・・・

ただ・・・やはりふいをつかれて直撃されると防御面で不安がある故徐々に装甲式ニシフトしていった・・・
とはいえゴジュラスギガのキャノピーはやっぱ伝統なのかもっすね

No title

そういえば、機銃新世紀のバトルストーリー、ファンブック4ではプロイツェンの乗るブラッディデスザウラーがシュバルツの駆るアイアンコングのガトリングに狙い撃ちされて、非常に驚愕した覚えがあります。
自爆装置だったとはいえ、デスザウラーとして設計されたものが、そのようなミスを犯すとは、と。

ゾイドのキャノピーが果たして純粋な結晶なのかは分かりかねますが、地球の物質でも透明なものは色があるものに比べて脆い性質がありますから、やはり脆いのでしょうね。

そういえば、共和国ゾイドはゾイド自身の生命力を大いに利用し、帝国は機器によって統制を取るとあったような気がします(同ファンブック1)。
この共和国の定義する生命力というのは、生物としての強靭さのみならず、反射神経などの方面も利用していたのかも知れませんね。
とはいえ、ゾイドは人間とは違う生物。銃器に対しては危機感を抱けるか、怪しい所であります。
基本的に銃器に対する回避とは「砲口を向けられる以前に射線から逃れる」で有りますし、物理的な銃弾ですら音速で飛んできます。
撃たれてからの回避は非常に困難でしょう。
となると、パイロットとのリンクも共和国のゾイドは定刻よりつ用利用していたのかも知れませんね。
そうすることで、銃器に対する危機感を共有できる。
危機感の共有という意味で、共和国のキャノピー式コックピットは有効であったのかなと想像してみました。

No title

三式さんの分析も、皆さんのコメントも、どれも大変おもしろいと思います。

ゴルドスやカノントータスは、後方支援用に設計されたからむしろ装甲コクピットは不要だったのでは?
地球でも、後方支援を担当する自走砲の類は、装甲がそれほどではありません。オープントップはざらですし、多連装ロケット砲なんか、トラックの荷台にロケット砲を積んだだけのようなものが今でも使われています。
(なお、実戦ではカノントータスが先頭に立っていることもあるようですが、あくまで設計段階では後方火力支援機として開発されたのではないかと思います。前線で走り回るにしては、機動性がなさそうですから。)

No title

散布界云々ですが実弾ではなくレーザーやビームといったエネルギー兵器ならどうなのしょうか?(ゾイドではレーザーやビームが多数実用化され装備されている)

後、新世紀では文字通り大砲で狙撃するゾイド(中にはレーダー圏外から荷電粒子砲で狙撃する機体も)が出現していますがその辺についてもどうなのでしょうか?

No title

>NoNameさん
ベテランほどキャノピーを好み、ベテランの声は尊重される。
そんな風潮はあったでしょうね。

デスピオンの操縦席を、オープン式にはかなわないと評した資料もあります。
帝国最高の技術が使われているであろうデスピオンでさえそれなのだから、ベテランはやはりキャノピーを好んだのかもしれませんね。

カノントータス等は確かにキャノピー式が利点になる事もあるでしょうね。
でもゴルドスは自身のレーダーで気付いて欲しいなあ(笑
これらの機体は、基本的に後方支援で敵との遭遇がそもそも想定外。
だからキャノピー式だろうが装甲式だろうが問題なかったのかもしれませんね。

>NoNameさん
ゴジュラスは基本的には小型機相手には爪は使わなかったと思います。
というのも、ゴジュラスを人間の大きさと思えば小型ゾイドは子犬くらいでしょうか。
子犬程度の大きさの獣が複数で襲ってきた場合、どのように対処するでしょうか。常識的に、これは足で蹴って排除するのが最適です。
腕も強力な武器になりますが、かがむと敵に攻撃されるリスクも付きます。
攻撃は攻撃力だけでなく自身の危険を考慮して行う必要があります。
ゴジュラスの場合は、蹴る・踏む・尻尾で殴る。この三つが主力になるかなと思います。

腕が必要なのはレッドホーンのような大型ゾイドに限られると思います。
例外としてモルガは腕で掴んでいるシーンが多くあります。なのでモルガ相手には積極的に腕を使用していたという事はあるでしょうね。
ただ、、モルガの豆鉄砲では「当たってもどうという事はない」のかもしれないと思っています。

後年のジャンプ力に優れた敵はキャノピーに飛び掛る事もできたでしょうね。
ただ砲弾の速さなら無理でも、ゾイドが飛び掛る速度なら顔をひょいとズラせば致命傷は避けられるんじゃないかなーと思います。
飛び掛るのは強力な攻撃ですが、いったんジャンプすれば後は自身では軌道をほとんど調整できない弱点もあります。

コングは…、これも体格差を考えれば頭を殴るより胴体に腕を回して締め上げたくなります。
なのでやっぱりキャノピーはあんがい狙いにくいのかなという現時点の考えのままです。
でも色んな考察があると面白いので、互いに思い描く理由を育てていきたいですね。

>NoNameさん
映像では見た事がないので何とも言えないんですが、戦闘機械獣のすべてでもおそらく同じと思えるシーンが載っていました。
あれは飛び掛ったもののマンモスの鼻で軽くいなされたシーンだと思っていました。
映像が出てくれば貴重な資料になるので是非公開して欲しいなぁ…。

>横転臼砲さん
パイロットの操縦で避ける事もあると思いますが、脊髄反射のようにゾイド自身が動き致命傷を避ける事もあったでしょうね。
ディバイソンやマッドサンダーは特性上被弾が前提の所があるので装甲化が必須。それ以外はキャノピーでも必要にして十分だという感じですね。
モニター式のえいぞうがどのような感じになっているかはまた考えたいテーマです!

>メカカブトさん
「大型ゾイド」は、やはりゾイド界では必須なので意義を深く考えていきたい所ですね。
キャノピーにも複数あると思います。
ベアファイターは超強化キャノピーだか、そんな名前が付いていて他とは違う感じがあります。
大型ゾイドは相応に高価でしょうね。
逆に、飛行ゾイドなんかはポリカーボネートなど強度に劣る素材である可能性もあると思います。

>ハデスさん
なるほど! それも面白い解釈ですね。
透明な金属があっても面白いですね。技術的な裏付けは後で考えるとして、魅力的なテーマだと思います。

ただ、旧大戦の基準だとバトスト3巻にてケンタウロスが「強化ガラスでできたキャノピー」と明言されています。
なのでこの時代においては強化ガラスで確定して良いと思います。大統領専用機とも言えるケンタウロスがこの仕様をしているので、それ以下のゾイドについては全て強化ガラスないし品質で劣ると考えるのがいいのかなーと思っています。
ただ、新世紀においてはその限りでないかもしれませんね。

>No Nameさん
たしかに「ゾイド本来の力を活かした設計」では越えられない壁が出てきたとき、「人工パーツで無理やり強化した設計」へとシフトするのでしょうね・・・。
ライガーゼロに関しては野生体の力を活かしたとあるので、その辺が難しいところでもあります。

逆に、野生体がおそらく持っていたであろう目を撤去してキャノピー式にした方式こそ兵器利用と考える事も出来るかなと思いつきました。
この辺の問題も深く考えたいところですね。

>No Nameさん
キャノピーがピンポイントで という描写はほとんどなかったですね。
それだけにブレードライガーは強烈な印象でした。
また、それを為しえたのは格闘武器だからかもしれません。

デザイナーの都合でいえばキャノピーが共和国っぽくテクノロジーの差を出しやすいからでしょうね。
徐々にそれが廃れていった事も興味深いです。

>w15さん
ゴジュラスギガは伝統のキャノピーでありつつも防御板も追加されていて興味深いですね。
あと、ダークスパイナーの処理もなかなか面白いなーと思っています。

>やまさん
ゾイド自身の本能でもって避ける部分。
人が人ゆえに気付ける銃火器による危険を察知する。
この二つが精神リンクによって統合され最高のチームワークを発揮する…。本来、ゾイドはそんな乗り物なのでしょうね。
「ゾイドは心で動かす」と言うアニメの台詞を思い出しました。

>す さん
たしかに遭遇する事がそもそも想定外ですね。
サイカーチスも元々は後方支援機でした。
現場の運用が無茶すぎるんや・・・・・・・・・ という事情がゾイド星では多々あるのかも・・・。

>nnMnnさん
ビーム砲はまたのちほど記事にしたいと思います。
新世紀の大砲狙撃ゾイドはセイスモですね。
今回の説を前提に語るならば、セイスモは大型砲で精密射撃を行えるからこそ革新的であり戦史を変えた。共和国軍は一切の対処ができなかったのだと言えます。

案外見にくいキャノピー式?

アニメでは場面・状況によってキャノピーが透明になったり不透明になったりしていた、というコメントを読んでふと思ったのですが、所謂キャノピー式が単に操縦者の目による視界に頼っているとすると、あの色付きガラスはむしろ視界を邪魔するのではないでしょうか。

大抵、キャノピーはオレンジやこげ茶色をしています。このような色のサングラスを掛けると、夜間は言うに及ばず、夕方や早朝の薄暗がりでも裸眼よりよく見えなくなります。日中も天候によっては邪魔ですし、晴天でも裸眼より視界が劣るような気がします。

確かに、ゾイドのキャノピーは人間丸々入って余りあるほど大型なので、遮光しないと操縦者は日差しをガンガン浴び続けることになり、大変です。しかし、単に色をつけただけだと、問題がありそうです。

何か、色がついていても視界をまったく邪魔しない特殊な素材が使われているかもしれません(偏光ガラスのような? まあ、偏光ガラスは普通、無着色ですが)。もしかすると、風景のコントラストを上げて肉眼よりもっとよく識別ができるようにする機能とかもあるかもしれません。
あるいは、必要に応じて色の濃度を変えられる機能がついているのかもしれません(製品版は、その中のある状態の色を再現している)。夜間は透明に、飛行ゾイドが高空の強烈な日差しの中を飛ぶときにはうんと濃い色になったりするのかもしれません。

No title

>共和国軍に衝撃が訪れたのはデスザウラーでしょう。ゴジュラス並の高さを持ち、しかも頭部に砲があるから上から容易に撃たれる。
ちょうどディバイソンから装甲式になったのがまさに必要に迫られて・・・という感じですね。あのデスザウラーにガラス張り(ガラスじゃないかもですが)で突撃するなんて嫌過ぎます。

1点気づいたのですが、新旧ともに共和国軍は暗黒大陸上陸と共に本格的に装甲式に移行しています。なにか暗黒大陸には共和国が装甲式に踏み切る理由でもあるのかなと・・・まぁキャノピー式の機体はそのまま続投していますが。

かなり話がズレてしまうのですが。

私はメカ生体の重装甲スペシャルが出た頃から入ったクチなので、帝国のコクピットの統一感がすごく刷り込まれてまして。

昔はよくシーパンツァーにシルバーコクピット取り付けてみたりして遊んでましたが、帝国はそういう風にコクピットとパイロットがセットで頭だけ他ゾイドと交換、みたいなこともやるのかなあとか、よくわからない想像をしていました。

でも、規格化、野性本能抑制の帝国、という設定があるならば、ありえない話でもないのかも。コクピットの交換が常態、とは言わないまでもそれなりに運用上想定されてるくらいなら。

統一規格コクピット開発に伴うハイテク化に合わせて、複雑化した機構の保護のために装甲化したとか。

それにしてもキャノピーだけでこれだけ皆さんご意見が出るのはすごい…!

No title

完全乗り遅れの分際で失礼ながら。

帝国側も完全キャノピーがいます。

暗黒ゾイド。
機種は「ヘルディガンナー・デットボーダー・ギルベイダー」の3機なのですが、こいつらが装甲式ではないのがよく分からなかった。
設定とかありましたっけ?

No title

>す さん
キャノピーの色は難しいところで、完全な色付きだとすると当然見えにくいでしょうね。
無色透明にしろという話で・・・。

ただ、例えばキャノピーに金箔を挿込みすればステルス性が向上します。
また、高空を飛ぶ機は宇宙放射線・紫外線からの防護の為の措置をする事もあるそうです。

このような特殊処理を施したキャノピーは、見る角度によって金に見えたり茶に見えたりオレンジに見えたりするそうです。
ゾイドに当てはめて考えると面白いかもしれませんね!

>BLACKさん
従来機が普通に戦えていることからすると、キャノピー式でも問題はないでしょうね。
歩兵も散会していますし。

単純に、装甲式の方が良いがコスト・技術ともに必要。
暗黒大陸に攻め込む頃には共和国は量問題を解決していた。
という事かなーと思います。
新世紀ゾイドの共和国は、既に技術的には問題をクリアしていたはずです。
が、ブレードライガーやガンスナイパーはコスト面の問題… 当初は復興優先だった共和国の事情…からキャノピー式になったのかなあと思いました。

>マーネイスさん
どの程度の互換性が出るかは考えたいところですよね。
あと、ヘルキャットやハンマーロックに見られる、更に外側を覆うヘルメットの意味も、より深く考える必要があると思っています。

個人的には互換性はあるんじゃないかなあと思っています。
その機能があるからこそ共通コックピットの名で量産されているんじゃないかなと。
・・・そういえば、戦闘機械獣のすべてには「帝国共通コックピットをつけたガイサック」が登場した事もあります。
これもまた考えるべきテーマかも・・・。

>瀬渡さん
初期の暗黒ゾイドですね。
デッド・ボーダーのものは、
「頭部シールドは高性能の全方位レーダーで、直射光に弱い視覚器を保護する役割ももつ」とされています。
なかなか万能なキャノピーですね・・・。
しかしまぁ、ジーク・ドーベルから一気に装甲化している事情から考えるに、暗黒軍としても好き好んでキャノピーにしたのではなく「仕方がなく」そうした事情があったのかなあと思います。
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