プテラスのバリエーション

線画~
本日はプテラスの改造バリエです。
箱裏には二種類の改造バリエが載っています。
では早速。

一つ目。


夜間爆撃仕様
サラマンダーの量産が間に合わないため、急遽プテラスの爆撃仕様が計画された。
夜間用レーダー、レーザー測距器などが追加された。


プテラスは軽爆撃機としても運用できる能力を持っていますが、本使用は特に「夜間」爆撃用に最適化されている模様。
サラマンダーは当時「ブラックエンジェルズ」と呼ばれる夜間爆撃部隊を編成していました。
おそらく本仕様はブラックエンジェルズの装備機として運用されたと思われる。


ブラックエンジェルズ。帝国軍としては何とも恐ろしい部隊だった事でしょう。
しかし、サラマンダーやプテラスをもってすれば帝国空軍…この時期はシンカー…など容易く蹴散らせよう。
なのに夜間爆撃をしているのは興味深いです。
思うに、帝国軍の地上からの対空砲火が苛烈を極めたのだろうなぁ。

日本海軍のエース、岩本徹三中尉はこのような言葉を語っている。
「どんな場合でも、実戦で墜されるのは不注意による。まず第一は見張りだ。真剣に見張りをやって最初にこちらから敵を発見する。そして、その敵がかかってきたら、機銃弾の軸線を外す。そうすれば墜されることはまずない。地上砲火による場合。これは、どうにもならん。避けようがないからな。その場合は潔くあきらめるさ!」

帝国軍のゾイドは標準仕様でさえ対空装備の充実が凄い。
更に改造バリエとして「対空用」が多い。
これら対空を極めて重視した帝国軍の力をもってしても共和国空軍を防ぐ事はできなかった…わけですが、一定の成果はあり攻撃を夜間に移行させる位の効力は出してたのかも。

二つ目。


複座型仕様
パイロット養成用にコックピットを大型のタンデムシートに改造、後期型はバルカンを対地用の口径の大きいものにし、バーニアを追加した。
尾翼は2枚にし低空性能を高め、対地攻撃用に使用された。


複座型とは妄想が膨らむバリエーションです。
パイロット養成…練習機との事ですが、解説を読むと一線での運用も行われたらしい。どっちゃねん。
まぁ、偵察や爆撃などは一人で行うことは難しく、複座以上が望ましい。
おそらく、練習機としても運用されたし、場合によっては一戦での運用も行われたという事でしょう。
メインは練習機かな。プテラスやサラマンダーのパイロットを多く育てた事でしょう。


本仕様について、「プテラスの一人前パイロットを育てる為の練習機」という観点から以下を考えてみます。
プテラスに練習機タイプがあるのは興味深い事です。
というのも余剰となったであろうグライドラーやペガサロスを練習機に回した方が資材の有効活用の点から良いと思える為です。

戦闘機械獣のすべてによると、ペガサロスは元々は制空戦闘機であった。だがより高性能のプテラスが登場してからは対地攻撃機や軽爆撃機として運用されていたらしい。
制空戦闘機:プテラス
攻撃機・爆撃機:ペガサロス
という構成です。
しかしプテラスは対地攻撃も爆撃もペガサロス以上に出来る。
そんなわけで量産が進んだ後はペガサロスから攻撃機や爆撃機としての任務も引き継ぎペガサロスは一線を退いていったのであった…。

だとすれば、その後のペガサロスは練習機として”再利用”されたと考えるのが妥当です。なのにプテラス自身でもって練習機さえまかなっているのは実に興味深い事です。
これを考えた時に、ペガサロスとペガサロスでは「飛行ゾイド」という部分では共通する。しかし飛行時の特性が違いすぎて訓練になりにくいのかなと思いました。

多分…、ペガサロスは高速性でもって一撃離脱戦法を得意とする風に見える。逆に運動性はそれほど高くないと思う。
対してプテラスは、翼の形状から運動性が極めて高い。格闘戦を得意とするように見える。
(ただし、もちろん高速性もあるから一撃離脱戦法も可能ではあろう。プテラスは万能だ)

プテラスの特性を引き出すにはプテラスでの練習が必須。
というわけで、わざわざ最新鋭機であり一線に一機でも多く送りたいプテラスだがぐっと堪えて練習機仕様を作ったという事なのかもしれないなあと思いました。
「ぐっとこらえてプテラスの練習機仕様を作った」この事が多くのプテラスの特性を最大限に引き出す名パイロットを生み共和国空軍の力をぐっと押し上げたのかもしれないなあと思いました。

ただ、じゃあペガサロスは全くもって再利用されていないのかと言えばそんな事もないと思います。
一口に練習機といっても「初等練習機」「中間練習機」「高等練習機」という風ににも色々な種類があります。
イメージ的にはグライドラーを初頭練習機(こやつは民間にも払い下げられた機もあったらしい)
ペガサロスを中間練習機、
プテラス練習機仕様を高等練習機と捉えれば良いのかなと思いました。

とりあえず言えるのは、共和国空軍はまったくもって贅沢だなという事です。

シュトルヒは…、厳しかっただろうなあ。
敗戦直前に就役した「遅すぎた名機」
登場時期から考えて、プテラスと違い訓練機仕様を作る余裕はなかっただろう…。作ったとしても極小数でしかない筈。
訓練期間も極端に短い。
飛行特性の全く違うシンカー…ないしシミュレーター等での訓練を余儀なくされた帝国空軍が、超超充実した訓練を経た共和国空軍を迎え撃った姿は悲壮の極みです。
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コメント

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ダンデム型についてはサラマンダーの機種転換のためであると思われます。
対地兵装の充実も、サラマンダーを意識したものであると考えられます。

No title

元々偵察用としての改造機だったが任務以の時は複座式を活用した訓練機として運用していた…ってとこだったんでしょうか?

ペガサロスやグライドラーと違いプテラスは垂直離着陸のできる万能機でありやはり垂直離着陸を訓練するにはプテラスしかなかった…のかもしれなかったですね

故に偵察以外の時は訓練機として運用してたって感じだったのかも

No title

「地上砲火による場合。これは、どうにもならん。避けようがないからな。その場合は潔くあきらめるさ!」
 ……実は「ガンダム」小説版にてこれに通じるセリフがあります。アムロ・レイの先輩軍人ラルフ中尉の残した言葉。
「連射している奴は、その銃口を見ていりゃあ死にはしない。見ていられる間は、死んじゃあいないのだから。
 が、怖いのは無駄弾を撃たないやつだ。気を付けるのは、こっちのほうだ。
 あン? なんだと? そんな奴をどうやって見分けるか、だと? 実戦に出ればわかることだ。そして、分かった時はお陀仏になっているときだ。
 だから、敵を目撃した時にまずやる事は、敵がドジな奴でありますように、ってお祈りすることだ。それが唯一の識別方法だ」
 [螟ェ蟄�]結局どうしようもねえってことじゃねえか!
[/螟ェ蟄�]
 うーん。やっぱり岩本中尉ぐらいになってくると戦争の本質も見えるんでしょうね。結局は「死ぬまで生きろ」しか言えないのでしょう。業が深い。

 ところでプテラスの重爆仕様というと新世紀の人間にとっては「プテラス・ボマー」を連想します。それにブラックエンジェルという言葉はアニメ版に登場したレドラー「ブラックエンジェル」を思わせる。
 ああ、そういえばプテラスにはガトリング砲装備の迎撃タイプもいた……
 旧時代の改造パターンを見ていると、そこはかとなく新時代への影響も連想できて、不思議な思いにとらわれます。

いいんだよ細けぇことは!

・・・すみません、「ブラックエンジェルズ」と見てつい・・・松田なら小型ゾイドぐらい生身で破壊しそうだ
プテラスですか、1番目か2番目ぐらいに買ってもらったゾイドなので思い出深いです。どこかかわいらしさがありながら頼れる航空戦力というギャップが良いですね。
岩本中尉の言葉は初耳でしたが、WWⅡ当時の空戦の様子が窺い知れますね。現代では「レーダー見ながら先にミサイル撃ったほうが勝ち」というミサイル万能論を地で行くつまらん空戦になってますから。エースコンバットみたいな白熱のドッグファイトはそうそう無いみたいです。

・・・ところで、オリジナルゾイド募集の件はどうなっているのでしょうか?線画作業が全て終わってからでもかまいませんし、既存の線画をコラージュしたものでもかまいませんので、ご都合がよろしければ・・・。

No title

プテラスですがバトストやアニメ設定を見ていると面白いのが出てきました。
HMMによると野生体はゴドスと同系統の種族らしく部品共用もあることながら機体剛性も陸戦機並みだそうです。
またアニメに出てきたバルカン装備のシルバープテラスですが一応は対空型らしいですが少し私の考えは違います。
昔戦闘機のゲームをやってるときに親戚の空自のパイロットに聞いたのですが「実際は空戦中にバルカンを長時間連射はできない」「ガンサイトに敵機が重なるのは一瞬だから瞬間投射力の高いバルカンを装備している」だそうです。
ここから考えるとノーマル仕様が一番制空戦が強いと考えました<高い機体剛性で急降下や急減速に対応可能・旧バトスト版ですがバルカンパックと機種バルカン、背部のミサイルとバランスの良い武装。
逆に新世紀とアニメに登場したシルバーとボマーですが、西方大陸戦争初期に投入できなかったサラマンダ―の能力を限定的に付与したと思います。
ボマー<高度からのミサイルによる爆撃
シルバー<バルカンでの低空域での掃射。
シュトルヒを見て思ったのは徹底した軽量化です。
またビーム砲装備で威力は高い半面、稼働時間の低下につながると思います。
シュトルヒはサラマンダ―やプテラスの高高度での爆撃を陸軍が防空壕で凌いだのちに高度を下げて近接航空支援に高度を下げてきたときに撃墜するのが役割ではないかと思いました<低高度なら上昇で使うエネルギーも節約できるし、急降下や急減速は墜落の可能性から制限ができる。
長くなりすぎてしまいました(笑)

プテラス

プテラスに夜間攻撃仕様があったことには驚きです
この様な機体が開発されていることを考えると帝国軍の
対空改造型小型ゾイドのバリエーションには一定の効果はあったんでしょうね
また練習機仕様は、複座のコックピットの形状が独特です。
丁度今PIXIVに小説を投稿してきたので、この機体の話題は中々タイムリーでした、三式さんのアドバイス、感想を期待しております。

No title

>No Nameさん
単一というより色んな意味があるんでしょうね。

>w15さん
離着陸時の事故が起こったら大変ですからね。
やはりプテラスで練習したいですね。
・・・・・そういえばグライドラーは推力離着陸が可能でした。
ですが、グライドラーはグライドラーで操縦感覚が違うだろうなあとも思いました。

訓練に偵察に引っ張りだこ。複座仕様プテラスはなかなか大変ですね。

>ハデスさん
まあ、地上からの砲火はほんとに見切って避けることなんかできないですからね。
空戦をするものとしては許せない存在でもあったでしょうね。なんていうか、戦闘機で機関砲を撃ちあう相手通しでも愛機を信じて自分の限界を引き出すところで共感しあうような所はあっただろうし…。

箱裏バリエは幾つもの要素が新世紀に引き継がれています。
当時それに気付かなかったのは勿体なかった…。

>名も無い者さん
見えている相手から撃たれるか。自分が撃ちこむか。
そこに誇りがあった所も伺えますね。

線画の方はいい加減進めます、、すみません。

>4番目の投稿さん
戦闘機の20mm砲とかだと10秒くらいで撃ちつくしたりしますね。
機体剛性が高く急降下に耐えられるなら一撃離脱戦法でもって戦うと被害を減らしつつ効果的に敵を減らせそうです。
シュトルヒはなす術がないですね、、。低空で格闘戦をすれば勝ち目はあるものの相手がそうしない限りにおいては…。
ですがレドラーだとそうはいかないかも。レドラーの剛性は更に高いと思います。運動性も速度も上回るレドラーはプテラスがどうあがいても後に張り付きそう・・・。

>ロイさん
共和国軍はノーマルタイプに慢心せず常に強力化を図っていますね。偉いもんですねぇ。
小説の方は後ほど読ませていただきますね、換装など読了後でお願い致します。
しばしお待ちを、、、。
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