バトルホーン

レッドホーンのバリエーションを書きました。
同機の改造機の中でも極めてマイナーに属する・・・一方でかなり魅力的な仕様です。



登場するのは86年に発刊された学年氏の特別増刊号「小学生 夏の本」という雑誌。
この本はすごくマイナーなんですが、ゾイド情報が結構濃い雑誌です。


残念ながらこの本は国会図書館ではまだデジタル化されていません。
マイナーな本はどうしてもデジタル化を後回しにされちゃうんですね…。

現物の本も、東京本館と関西館には所蔵なし。
唯一、上野にある「国際こども図書館」にのみ所蔵されています。
観覧時はここに行き、受付で申し込めば現物を持ってきてくれます。れっつ上野。

夏の本のほかにも、小学六年生にも一度登場した事があります。
ただ両雑誌とも機体紹介のみで、具体的なバトストはありませんでした。
残念だ。


名称は、夏の本だと「レッドホーンアタッカー」
小六だと「バトルホーン」になっています。
んー、どっちだ。
背中のユニットの名前が「アタッカーユニット」で、これを装備した状態が「バトルホーン」てな所だろうか。

レッドホーンの改造機ってばロングレッグサリーみたいなトンデモが多い気がするのだよねぇ…。
ブルスタインも角や尻尾が無くなってたし(本機は小三に掲載されたときは「レッドホーンをウシ型に改造」という事で行われた。なのでそうなっているのだ)。
バーナスはかっこいいと思いますが、火炎放射器装備の特殊機だからなあ・・・。

そこへきてバトルホーン。
超巨大な砲塔を背負ってまさに戦う気にみなぎっていて素敵。
色も迷彩も、いかにもミリタリーな雰囲気を出している。

改造は比較的容易だと思います。
二連加速ビーム砲、三連電磁突撃砲、偵察ビークルを外して、かわりに大き目の戦車の砲塔を付ければ完成。
戦車の砲塔ですが、イギリス戦車のチーフテンMK5のものが使われているようです。
チーフテンは120mm砲を持った戦車なので、バトルホーンの砲も120mmと解釈して良いのかなーと思います。


色は迷彩も良いのですが、ノーマル機のままでも素敵かな。

本仕様はおそらくですがゴルドスに対抗している気がする。
同機は105mmキャノン砲を持ち後方支援で恐るべき力を見せた…。そこで帝国軍は同様の機体を欲してレッドホーンを改造した。
ゴルドス以上を達成するべく口径は120mmに。
この時代においてはゾイド星最大最強の砲が完成してレッドホーンに詰まれた。
砲塔内部には弾薬スペースも十分にあり撃ち続けることができる。
投光機などの装備もあり抜かりない仕様である・・・・・・・・。

だったのだが、帝国軍はもともと大口径キャノン砲の開発の経験が少ない。
それなのにゴルドスに対抗して欲を張って前例の無い120mm砲を作ったのだから、失敗作となってしまった。
具体的には砲身強度が弱く連続発射に耐えられないものになってしまったのだ…。
それゆえ本仕様が量産される事はなかった。
大口径キャノン砲の失敗によって、帝国軍は長距離砲としてはミサイルの開発に注力するようになり後に傑作「アイアンコング」が誕生する…。
みたいな妄想をしました。

バトルホーンの120mm砲ですが、おそらく帝国軍のキャノン砲としては最大口径を誇る。
これ以上に大きな砲はビーム砲などでありキャノン砲ではない。
サーベルタイガー・ザ・スナイパーの砲も口径は小さいし。
あんがい、本仕様は帝国開発史を読み解く上で重要な機体かもしれませんね。

細かいところですが、あごの下の濃硫酸砲が無いのが好きです。
これを外しているということは接近戦を想定せず長距離の砲撃に特化していると言えると思います。
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コメント

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No title

チーフテンですが、タミヤの1/35模型の砲塔じゃないでしょうか?
とすると、1/72に換算するとおよそ247mm砲ですね。自衛隊の203mm自走りゅう弾砲より大きい!

砲身の問題があったかもしれないし(長砲身砲はどの国でも開発に手こずる)、口径を考えると、給弾方法が問題になるともいます。なにせ、ほぼ昔の装甲巡洋艦の主砲の口径です。異様に巨大な砲塔も気になります。

砲塔内のシステムまでチーフテンって考える必要はないと思うのですが(そうだとするとかなり大変なシステムだ)、砲弾をクレーンで吊って、弾を込めって、ってあたりが大変そうです。自動装填装置があったとしても、完成の域には達していなかったと思います。故障や事故も多かったことでしょう。
かなり複雑で大掛かりな装置を詰め込んだことは、砲塔の大きさから推察できます。それを考えると、これ以降これほどの大きさの砲塔はないわけですから、技術革新によって装置の小型化に成功したのでしょう。

濃硫酸砲の未装備については、さすが観察が細かいですね。おっしゃる通り、近接戦を想定していないのでしょう。

No title

うわっ!懐かしい。夏の本買いましたよ、当時。キャンプとかの漫画が掲載されていた気がします。こんなに濃いゾイド情報が載っていたんですね。おそらくボロボロに読んだ挙句、進級する頃に捨ててしまったかな。今を思うと少しもったいないです。

No title

この長距離砲を持ってしてもゴジュラスを打ち倒すまでに至らなかった…
むしろ格闘戦においてはデットウェイトになってしまった
また砲の威力はゴジュラスにも痛撃を与えるものではあったがその他のゾイドに対しては過剰すぎる威力でもあった
支援砲撃において一定の成果はあったものの後にアイアンコングの長距離ミサイルの開発に成功し本機の使用は見送りとなった…


とかでもなくただ単にあるパイロットのカスタマイズかもしれませんね…

No title

レッドホーンに長距離砲はどっしりしていて似合ってますね。
タミヤMMシリーズのチーフテンMk‐Ⅴは昔(たしか小6)買って作った記憶があります。模型店に並んでた戦車で、戦車のスペックとか歴史とかまったくわからず「戦車としてカッコイイ・強そう」という基準で選んだと思います。
説明書の解説によれば当時としても戦車砲の中では最強を誇ったそうです(戦車としてはどうだったか)。ただゾイドに載せるにはいささかあの砲塔ではレッドホーンには広くて大きすぎたかもしればせんね。
野戦砲や自走砲の武装を移植するならちょうどのよかったかも。

やはり実用性に難があったのでしょう

一番上のコメントに追伸ですが、やはりあの巨大過ぎる砲塔が気になるのですね。
もしかして、あの砲塔の給弾方法は、半自動ないし人力、なんてこともあるかもしれません。なにせ、マッチョな金属人間ゾイド星人のことですか……。
中に大勢金属トカゲ人間が乗っていて、「オリャ~!!」と大型砲弾をバケツリレーして装填している、なんてことも、初期のゾイド星ではあながちありえない風景ではないかもしれません。

ですが、勿論、半ば「気合でどうにかしろ」的なそんな方法で戦うのは非効率で非現実的ですから、結局大量配備はされなかった、等々。

あとは、長砲身砲の開発の難しさとして、命中精度の確保があると思います。チーフテンの戦車砲に似て非なるこの巨砲は、ゴルドスの精密射撃に対抗すべく開発されたのに、全然的に当たらず、採用されなかった、等々。
もし仮にこれが本当に地球のチーフテンの戦車砲をそのまま拡大コピーしたものだったとしても、サイズが変わると負荷などいろいろ変わってきますから、うまく行かなかったのだと思います。

No title

1200mウルトラキャノンの様に、発射連続に耐えきれないか…
じゃあ、入門百科グラフィック、戦闘機械獣のすべてに
出て来る突撃強行型レッドホーン、通称アサルトホーンの研究とはまた別の物なのかな?
両者とも、砲撃戦特化になっているから、関係性あるかな?と思ったんですけど、別物の様ですね。
そう言えば、88mパルサーカノンは光学兵器、アタッカーユニットは実弾攻撃だな!やっぱり違う!
アサルトホーンは3期くらい?作られた様ですが、バトルホーンはどれくらい量産されたのかな?

レッドホーンはノーマル装備でもゴルドスに十分対抗できるのに、バトルホーンを作ったのは、
長距離射撃ではゴルドスにも、互角に戦う力があったって事?かな?
個人的には、ゴジュラスタンクと一緒に出ている性かゴジュラスタンクに対抗して
作ったようにも見えますが、気の性なんですね!

レッドホーンの未商品化改造レッドホーンの中では、ブルスタインが頭に強く残ってるな。
ゴジュラスと格闘戦した時、どうなるか?一度見て見たい物です。

No title

>す さん
ご名答、タミヤの1/35ですね。
縮尺をスケールに合わせて調整するかは微妙な問題でもありますね。
個人的にはゴルドスのキャノン砲がゾイド星最大最強であったという当時の事情から考えるに120mmくらいが適度かなーとも思います。
いや帝国だから一気に250mm近いものをtくれてしまうのかなあ。

砲塔内には砲手は確実に居るとして、他にビークルも格納されているかもしれませんね。
児童装填装置はさすがにこの大きさなのであると信じたいところですが、どの程度かは不明ですね。
半自動装填くらいかな・・?
砲塔内はあんがいたくさんの人員が配置されていててんやわんやだったのかも・・・。

>nocchiさん
この本を知った時は、まさかこんな本にこんな濃い情報が載っているとは・・・と驚きました。
これだから資料収集は奥が深いです。
現在は学年誌よりも遥かに見つけるのが困難な特A級のレア本です。

>W15さん
この砲ではゴジュラスを仕留められなかったでしょうねー。
長距離砲撃に向いていると思いますが、ピンポイントでゴジュラスを狙うのは苦手そうにも見えます。
格闘戦では確実にデッドウェイトでしょうね。
バランスも悪く、あくまで遠距離戦のみを想定しているように見えます。

>A-10に乗りたい人さん
重ゾイドらしい仕様ですね。
チーフテンは120mmという巨砲からオトコノコが憧れちゃうロマン戦車なんですよね。
当時はまだ105mm砲とかの時代で、就役当初のチーフテンの砲は間違いなく最強でした。

戦車は多くあれど、その中からチーフテンが選ばれた理由は何なんでしょうね。
スタッフもカッコイイ!強そう!と思ったのかも。

>ゴジュラスファンさん
戦闘機械獣のすべての仕様は射角が正面に固定されており仰角がとれないように見えるので、コンセプトとしては全く異なる仕様と思われます。
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