移・動・要・塞

グスタフは、標準タイプでは武器を装備していないので、戦闘ゾイドとの戦力比較はできない。
十台いても、百台いても戦闘ゾイドに勝つ事はできないだろう。
しかし、厚い装甲で守られ高い防御能力を持つので、戦場で生き残る確率は戦闘ゾイドより高い。
後部のトレーラーに武器を装備すれば、強力な戦闘ゾイドに生まれ変わるだろう。

-バトルストーリー1巻、戦力比較表より-

さて、「後部のトレーラーに武器を装備すれば、強力な戦闘ゾイドに生まれ変わるだろう」との事ですが、現在までに実現してはいない。
やはりグスタフは野生体の気質の問題から戦闘ゾイドとしての運用が難しいのだろう。

ただし、共和国軍は割と積極的に戦闘ゾイド化のための転用を試みています。
今回は、幾つかある戦闘用グスタフの中でも最も本格的に改造されたものです。



フォート・グスタフ
名前が示す通り、まさに移動要塞と呼ぶにふさわしい超武装を誇る。
開発時期はZAC2034。
グスタフが就役したのも同年。共和国軍は、さっそくグスタフを戦闘用に改造する試みをしたようだ。


それにしても凄い仕様。
全身武器の固まりです。
本仕様は学年誌のみの登場で、なおかつ側面からの写真がなかったので分からない部分は自己解釈をしつつ描きました。
ただおおまかには再現できていると思います。

共和国軍は、こいつの他にも戦闘用グスタフを試作している。


上のは箱裏の「移動トーチカ」と呼ばれる仕様。
移動トーチカもなかなかの重武装ぶりですが、フォート・グスタフはまさに積載量ギリギリにまで武器を満載していて凄い。
ミサイルはあるし大型砲はあるし列車砲みたいなのまであるし・・・。

総合火力でいえばウルトラザウルスにも匹敵するんじゃないかな。
ゴジュラスMK-IIやアイアンコングよりも上だと思う…。

しかし結果として活躍していない事から考えるに、やはり成功とは言い難かったのだろう。
ここまでのものを作っておいて戦闘用にできなかったというのは惜しい。
ただし、本機の経験が後のゾイドの武装などに活かされている可能性は高い。
開発はZAC2034なので、この時期といえばゴジュラスMK-IIが開発されていた最中です。
(オギータ版の完成がZAC2033年で、そこから制式版MK-IIにするべくブラッシュアップをしていた時期)
キャノン砲をはじめ諸々の装備に影響を与えた可能性も。

そんな感じで凄まじい仕様のグスタフでした。
共和国軍が思い描く理想的な完成を得ていれば、戦況を変えていたほどの機体だろうなあ・・・。
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コメント

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No title

これで実用化できないのなら、砲撃時に来る砲声でコンバットシステムがフリーズないし混乱してしまうと考えられますね
これを一つのゾイドとして完結させたのがウルトラだと思いました

No title

グスタフは好きなゾイドでありながらあまりカッコいいという視点では見たことが無かったのですがコイツはカッコいいですね。
ゴルヘックスの時も思いましたが頭から背中に掛けて盛り上がってる機体は武装が無理なく連なるのがいいです。
戦闘技能だけ見れば、ノロマだけど高い防御力と高い砲撃力でカノントータスの発展形のようにも思えるのですが実用化されなかったのならよほど性格が実戦む気じゃなかったのかな…。

No title

ひっくり返されると起き上がれないとかじゃないっすかねぇ…
防御力は装甲の分厚さゆえ敵の砲弾からは生存できてもレッドホーンあたりに角で引っかけられると横転して無力化されちゃったのかも…
トレーラーに武器を積んだタイプだとある程度戦火は挙げられたものの移動に苦労したのかも…
いずれにせよ持ち前の頑丈さと持久力は運搬以外適切ではないと判断されたのかも…
自分からバンバン撃ってでるゾイドでもなさそうですし

 戦いに向いていなさそうなカメ型のカノントータスが活躍しているので、フォート・グスタフも有用な戦力になりそうなものですが……。モチーフとなった生物の性質から性能を導き出すことができるゾイドが多い反面、どこまでモチーフの性質に忠実なのかは曖昧なところですね。
 作戦内容に応じた武装を牽引できるのは強みではありますが、これをグスタフの力としていいのか……。火力のほとんどが牽引している武装トレーラーによるものであればゾイドである必要性がなさそうですし、なかなか複雑です。

No title

グスタフ、オーガノイドシステムで狂暴化させたらどうなんでしょうね・・・・

コックピットについて

見た瞬間、お前は自走臼砲か!とつっこんでしまいました。

ところで本題から少し外れますが、グスタフのコックピットは装甲式に変更されたことはないんでしょうか?
以前、共和国のキャノピーは弱点かのコラムでウルトラザウルスやゴジュラスは高い位置にあるので、狙うのは非常に困難とのことでした。
また、ゴルドスやカノントータスは低い位置にあるが、後方支援なのでまあ大丈夫とのことで納得できるんですが、グスタフはあんな低い位置にコックピットがあるうえに前線に出て機体の回収をしなければなりません。
だとしたらキャノピー式は非常に危険だと思うんですが。勿論、敵を片付けてから回収するんでしょうけど、上手くいくとは限りませんし。

No title

なんか起伏があるとそれだけで狙いがしんどそうな感じします。。
モルガみたいに小さければ起伏に合わせて動けそうですけどこのサイズだと運用は結構気を遣うんじゃないですかね。
手足が無いから張りつかれたらどうしようもないし。

こいつはカッコイイ

カッコイイんだけど前線でも後方でも戦意喪失で
まともな働きは期待できないんだろうな~
「グスタフ」は列車砲の名前「ギュスターヴ」と通じる
から尚のこと勿体無い。

そういえばHMMアイアンコングの設定ではもともと
コング野生体も戦闘には向いてなかったそうですね。
なんとか戦う気にさせるためにゾイドコアに「夢を見させる」
ことで闘争心を引き出したとか。
帝国としては対ゴジュラスの汎用主力ゾイドの完成が
かかっていたので打てる手は全て打ったのでしょう。
共和国も野生体に乏しい状況だったらグスタフをその気に
させるため手を尽くしたかも知れませんね。
で、帝国でもグスタフが輸送ゾイドとして採用されたけど
先進技術の帝国軍でも戦闘ゾイド化を諦めるというのは
よっぽど「敵を殺す」行為に抵抗があるのでしょう。
もしくは開発段階でコンバットシステムに何らかの「プロテクト」が?

一方で、ある意味最前線より危険な輸送任務をこなしたり、
負傷した味方を救出に最前線に駆けつけたり非常に
勇敢なゾイドでもある点はとても魅力的ですね。

( ´△`)アァ-でも要塞グスタフは実に惜しい。

No title

これはまた凄まじい重武装ですねー・・・。
個人的にはグスタフのコックピットだけでなく、各砲座にも砲撃手が乗り込んで操作を行ってそうに思えます。
あと、平地ならともかく起伏の多い入り組んだ地形だと運用しづらそうに思います。

ふと思ったのですが、ウルトラやゴジュラスMK-2が登場する前の共和国軍の長距離砲戦ゾイドは考えてみればゴルドスやこのグスタフと同時期にロールアウトしたカノントータスくらいしかいなかったので、
共和国としてはアイアンコングの登場と相まって、より強力かつロングレンジでの砲戦が可能な長距離砲戦用ゾイドは是が非でも欲しかったと考えられます。
その為、様々な砲戦タイプのゾイドの開発を進める中で、グスタフもその積載能力を活かした砲戦ゾイドとして戦闘用に改造するプランが進められたと思います。

また、個人的にもう一つ思いついたのですが、
グスタフが戦闘用として表舞台に立っていないのはもちろんグスタフ自身の気性もあると思いますが、
それだけではなく、兵站を支える輸送部隊での運用も少なからず関わっていると思います。
グスタフを戦闘用ゾイドとして運用すると言う事は、
それだけ戦闘部隊と輸送部隊で生産されたグスタフを取り合う事になるだろうし、
資源などが充実している共和国はともかく、
帝国としてはこう言った高い輸送能力を持つゾイドを戦闘部隊と輸送部隊で取り合うことはできる限り避けたかったと思います。
加えて、幸いにも帝国軍は既にレッドホーンやアイアンコング、マルダーなどで砲戦ゾイドの需要は満たせています。

対して共和国軍は、やろうと思えば輸送部隊用に加えて戦闘用に転化する分だけのグスタフを揃えるのも容易だと思いますが、
そこまでしてグスタフを戦闘用に転化するよりも、ゴルドスやカノントータスを筆頭に、ウルトラザウルスやゴジュラスMK-2 を実戦投入した方が運用面での幅も広がりますし、効率が良かったと思います。
(特にゴジュラスMK-2は新規製造だけでなく既存の機体の改装でも済むので、数を揃え易いと思います。)

個人的にはこのような事情もまた、戦闘用グスタフが日の目を見なかった要素の1つであると思います。
(その一方で、部隊によっては応急的に武装化したグスタフを運用するケースも割とあったかもしれないと思います。)

No title

>神楽歌さん
やはりグスタフの気性ゆえでしょうね。
兵器的なコンセプトとしてはウルトラと共通するので、軍の設計・運用思想が見えてくるので面白いですね。

>しめじさん
カッコいいですよねー。戦闘仕様のグスタフに燃えないわけがない!
少しでも実践向きな性格をしていればたちまち大活躍したと思いますが、それが出来ないほどに臆病だったのでしょうねぇ・・・。

>w15さん
横転すると確かに起き上がれないでしょうね。
とはいえ、これだけの大きさなので横転させられる敵は大型じゃないと無理な気もします。
ただ機動力がなきに等しいので、大型ゾイドに見つかったらそれこそ確実にアウトなのかもしれませんねぇ。
大型ゾイドなら…、コングやレッドホーンなら防御力で耐えて近づきそうだし、サーベルタイガーなら攻撃を避けて近づいてきそう。

>Namenlosさん
カノントータスもたしかに臆病なイメージのあるモチーフですねえ。
まあカメは肉食なのである程度は戦闘的なところもあるのかな・・?

地球的な発想で言えば本機は最強とも言える超兵器ですが、ゾイド星では全く活躍出来ていない所が何とも面白いです。

>No Nameさん
ムンベイ仕様をも超える超超暴れグスタフができそうですねー。
こわいこわい・・・。

>YHさん
位置が極端に低く・なおかつ前方に出ています。ですので極めて狙いにくいですね。
散布界を想像して頂ければ、いかにグスタフのコックピット位置が狙いにくいかが分かると思います。
といっても本来は装甲化などすべきだとは思いますが、、。

>NoNameさん
戦車なども大きすぎると「道を壊しながら進む」事になるので、その辺の事情を加味しつつ重量が決まるみたいですね。
このグスタフも超巨大なので運用できる地帯が制限されていそうでもありますねえ。

>ラウルさん
この時期のゴジュラスMK-IIは「コンセプトや方向性は決まったが完成には程遠い」ような状態ですね。
オギータ版は実用段階ではない・・・。
なので代案の研究にも熱心だったことが伺えますね。

グスタフの生産性は不明ですが、帝国軍だとおっしゃるような事情があったかもしれませんね!
説は読んでいてナルホドでした。
グスタフの生産を優先しすぎると、それこそ一応は大型ゾイドなわけだし帝国軍が疲弊しちゃいそうですね。
帝国軍は割と攻撃を重視する感じもするので、グスタフよりもほかの大型ゾイドの生産を優先していそうな気もしました。
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