ウルトラ輸送潜水艦

本日の改造ゾイド

マイナーながら戦史上とても重要だと思うウルトラザウルスの改造機です。

ウルトラザウルス輸送潜水艦仕様


背中の飛行甲板部が潜水艦的な装備になっています。この中に多くの物資を搭載する事ができる。
小二に登場。記事内では単にウルトラザウルスと呼ばれていました。
ガン・ギャラドと水中戦用改造デスザウラーに破壊された。



さて何ゆえ本機が戦史上で有名と思うかですが、これにはキングゴジュラス建造がからみます。
キングゴジュラスは海底基地で建造が進められた事は有名だと思います。
なんでわざわざ海底基地にしたかというと秘匿の為でしょう。

さて本機が目指していたのはその基地でした。
という事はおそらく、
・本機がキングゴジュラス建造に必要な物資を輸送→キングゴジュラスの建造が進む

という流れが推測できます。



本機なくしてキングゴジュラスは完成しなかった…という意味でとても重要な一機だと思います。

上の記事の様に撃破されていますが、実はこの時は既にキングゴジュラスは完成後であった。
際どいタイミング…。
もしもコアないし重要な部品を運ぶ最中に撃破されていたとすれば…、共和国にとって好ましくない戦況になっていたでしょう。
(重巡インディアナポリスを思い出しました)

「完成したにも関らず本機はなぜ再び基地に向かっていたのか」という疑問が出ると思います。
それは更に続くエピソードから読み解けます。

沈没するウルトラザウルスは、小型脱出艇を発進させる。
それは海底基地に向かっていった。



ごらんの様にデスデプスに追撃されながら、それでも海底基地を目指して逃げています。
なぜだ。
常識的に考えると敵に場所を知られるのはマズい。脱出艇は海上か別の場所に向かうべきだったのでは。
(実際、次号では場所を知った暗黒軍が海底基地に破壊部隊を仕向けている)

ただし、既にキングゴジュラスが完成している事を思えば…、
キングゴジュラスは完成済み。「あとはパイロットが乗れば動かせる」のような状態とすれば、おそらく脱出艇に乗っていた者はキングゴジュラスのパイロットであると推測できる。
つまりヘリック大統領その人であると。



まとめると…、

①キングゴジュラスの開発が決定する
②実機の建造は秘匿の為に海底基地で行われる事になる
③海底基地へ物資を運ぶ輸送艦が必要となる。ウルトラザウルス輸送潜水艦仕様が用意される。
④ウルトラ輸送艦が物資を運びキングゴジュラスが建造される・機体が完成する
⑤最後にパイロット(ヘリック大統領)の輸送が行われる


だが⑤…すなわち最終ミッションの最中にウルトラザウルスは撃破される。
ヘリックは脱出艇でからくも逃げ延び海底基地へ。


という流れを推測します。

次号では暗黒軍破壊部隊が同基地を襲撃しますが、守備隊が時間を稼いだ隙にキングゴジュラスが起動し事なきを得ています。
ここからキングゴジュラスの進撃が始まる…。

この辺の話はぜひとも新ゾイドバトルストーリー②-完結編-を作って扱って欲しかったものですね。
手に汗握る最終決戦に相応しいアツい展開だと思います。

ウルトラザウルス輸送潜水艦仕様は、同号で登場したオルディオスマリーン(海底基地守備隊)と共に小ニでは最後に登場した改造ゾイドです。
その意味でもとても印象深いゾイドです。

ところで私は書いている内にもう一つの想像もしました。

メカ生体ゾイド当時としてはキングゴジュラスは強力だが制御可能な通常ゾイドという感じでしたが、リバセン時には操縦者を異常に好戦的・破壊的にさせるような特殊ゾイドでした。
今回の記事を改めて見直して、キングゴジュラスはほとんど完成していた・だが「ウルトラザウルスにはキングゴジュラスを制御する為の最後の部品が積まれていた」と解釈しても面白いかなと思いました。
すなわちその部品がなかったゆえにあのような描写になった…ような。

キングゴジュラスは最終ゾイドだけにやっぱり妄想が尽きぬ。

さて、あともう一個を補助的に話題です。
この時期は、もはやゴジュラスは完全なザコでウルトラもデカい的、マッドサンダーもかなり没落していました。
いやしかし、

ゴジュラスはキングゴジュラスという同タイプゾイドが登場した
ウルトラザウルスはキングゴジュラス開発に大きく貢献した
マッドサンダーは小三で暗黒軍エネルギー基地(ダム)を破壊している。次号で共和国軍が首都に迫っているので意義は大きかった。

という風に全て救いがあったようにも思えます。
ちなみに海底基地の守備隊にはゴジュラスの姿もあった。
ウルトラザウルスは破壊された。
マッドサンダーもダム破壊の直後にガン・ギャラドに破壊された。
全て最後の意地を見せた後にキングゴジュラスに後を託して散っているのもまた物悲しくて良いなあと思います。
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コメント

非公開コメント

No title

きっとゴジュラスは画面外でデッドボーダーやコングを駆逐してるんですよ<ガン○ムのジムのように倒されている奴だけが映ってるだけ

ウルトラですが武装も其のままであることから、航路の障害になる敵や機密保持のために自分から攻撃していく仕様だと思いました
あと、後半部分ですがキングゴジュラスについてです
パイロットとゾイドをつなぐインターフェースと言えばオーガノイドシステムを思い出しました(バトスト仕様)
キングゴジュラスにも積まれていたのではないでしょうか?
現代ではゾイドが凶暴化しましたが、旧版ではゾイドだけでなくパイロットも凶暴化させる仕様で最後の部品が抑制装置であり、カタストロフィで技術が失われてしまい、新世紀で古代遺跡発掘につなかったのではと思いました
震災後、共和国もパイロットを保護する必要ががあったためにパイロットの安全化技術研究が進み、現代では応用されてパイロットの凶暴化はストレスという形に抑えられたのではと思います。
リバセンでキングゴジュラスの残骸からOSを発見して帝国も開発に乗り出したという流れです

No title

物悲しいですね……。

ところで、改造デスザウラー「デス・デプス」は肝腎の荷電粒子砲をカプセル(?)で封印しちゃっているんですね。。。
まあ、どうせビーム砲は水中では使えないからいいのか。

No title

メカ生体はバトストまでしか知らないのですが、守備隊には第一線を退いた海戦ゾイドもいたのでしょうか(といってもこの時代共和国側はバリゲーターくらいでしょうが)。
おそらく海底基地防衛戦は水中ゾイドとしても最後の見せ場だと思います。
古い機体が新型機を身を挺して守り、次の反撃に移るという王道パターンですが、そんな「華」を持たせることができたのかなぁと気になるところではあります。

古代虎

話題がブログと違ってて申し訳ございません。
初めての方へのゾイド解説 ~ゾイドとは~を見てたんですけど、古代虎の部分が見当たらないですね。機獣新世紀と同じ扱いになってるんですかね?

古代虎

↑の続きです。
その記事を見て気になったのですが、メカ生体ゾイドの終わりが1991年3月で終わりになってました。
これは1990年11月にデスキャットが販売された時期ではなくて、その後にも続いたバトルストーリーの分も入ってるのですか?Wikipediaや他のサイトを見てるとデスキャットが販売された年をメカ生体ゾイドの終わりとしていたので気になったの質問させて頂きました。

返信いただけたら幸いです。

No title

うーむ…
ここのシーンでヘリック本人を基地に輸送って可能性アリですね
キングゴジュラスが完成していたとしてもパイロットであるヘリックを安全に輸送するにはウルトラを使うでしょうし
(バリゲーターにはちと荷が重い)


しかし量産型ゴジュラスはガンギャラドにまるで歯が立たず
ウルトラはジークドーベルに不覚をとるわ
マッドサンダーはギルベイダーに勝てないわ…
最強時代を築いてきたゾイド達が負けるのは悲しいものです

新世紀でゴジュラスがキャノン背負って出てこなかったのも量産型ゴジュラスの惨敗の苦い記憶があったからかもっすね…

何故デスザウラーを?

ウルトラもこの時期には完全にやられ役でしたが、水中での重要な運用があったのですね。海戦でさえギルベイダーに惨敗した無念さが少しは晴れた気がします。
ところで暗黒軍は何故デスザウラーを水中戦仕様にしたのでしょうか?アクアコングが成果を出している以上、わざわざ改造する必要はないとも思うのですが。荷電粒子砲は水中では使えないでしょうし、手先の器用さもコングに劣るはずですし。

リクエスト

新しい企画のリクエストでお題にあわせてオリジナルゾイドを考える企画をお願いします。


えび型ゾイド
人間と同じくらいの大きさのゾイド

といったお題から考える。

No title

デス・デプスって中々しぶくて格好良い名前ですよね。

共和国の歴代最強ゾイドは、主人公補正を失うと客演ウルトラ兄弟のようになってしまう。
主人公側(?)の宿命ですね。

キンゴジュ周辺のお話は私を含め、みんな興味があると思います。
把握している人はごくわずかではないでしょうか。

No title

ま、あからさまな依怙贔屓さえ無ければ過去の最強ゾイドがやられ役に転じるのは悪い事ではないかもしれません。
実際自分は子供の時にこの惨状を見て諸行無常、資産と時間があれば人間に対策されないものなんて無い(少なくとも人間には作れない)、だから常に努力して過去を超えていくことは必須なんだ!、、、という世界観を持ちました。
一時輝く時はどんな者にも来る可能性はありますが、特権階級が出来るのは良くないですね。

ゴジュラス、ウルトラ、マッドのいずれも何かしらの弱点があり、そこを突かれるようになったら応急処置的な対応しか出来ないのかもしれません。
単機では難しいが、部隊でならいくらか犠牲は出るけどもその弱点を突ける。
そう考えると相手の行動を制限してるわけで、何だかんだ意味のあるゾイド達だなぁと思います。
(描写では単機にやられまくってるような気もしますが、その狭い画面に全ての部隊が映るはずが無い!無いさ!)

No title

>神楽歌さん
ゴジュラスもまあある程度は活躍していたでしょうね。
しかしこの時代の資料でコングにやられたりデスザウラーに蹴散らされるシーンは多く見つかるのにその逆がないのは悲しい…。

ウルトラはその任務上、ある程度の自衛や交戦力は当然にして求められたでしょうね。
コンテナ部分に三連対空砲があるのも印象的です。もっともこの時代の敵に対する備えとしては不十分でしょうが・・・。

キンゴジュとオーガノイドは以前に「ナノマシン」の題から何度かに分けて投稿しましたが積まれていた可能性はありますね。
採取ゾイドの妄想はつきませんね。

>す さん
デスデプスのカプセルはかなり脆いようで、次号で海戦用オルディオス「オルディオスマリーン」と交戦した際には深海に引きずり込まれて圧壊しています。
本体は無事でカプセルのみが破損しそのせいで敗北していました。かなりお粗末な造りですね。

おそらくデスデプスは水中航行して敵の基地に侵入、その後はカプセルを外して陸戦機として運用するのだと思います。
基地内は当然陸上の様に戦えるので。
要するに本機はあくまで陸戦用の機体でありカプセルはただの水中移動時に付ける応急用ユニットだと思います。

>A-10に乗りたい人さん
基地守備隊にはオルディオスマリーン、コマンドウルフ、ゴジュラスが確認できる中ではいましたね。
一線級の機体で固めた強固なガードでした。
しかしそれでもガン・ギャラドをとめる事ができませんでした。

ウルトラとゴジュラスは旧型ながら頑張っていますね。最後に意地を見せたのはアツいことでした。

>古代虎さん
推測されている通り、古代虎は機獣新世紀シリーズと扱っています。
公式の見解でもあそこまでが機獣新世紀ゾイドの筈です。世界観的には100年後なので違和感はありますが、、。

メカ生体のバトストは小学三年生の1991年3月号に最後に掲載された(小一と小二は2月号まで)ので、3月までを展開としています。
「年度」で言えば「90年度までがメカ生体ゾイドが展開した時期」
年で言えば91年3月いっぱいまでが展開した時期ですね。

>w15さん
ワニを使うといつもの口を大きくあけたポーズで一瞬で沈むシーンしか思い浮かびませんな・・・・・。
ウルトラは適任だと思います。といっても大きいから見つかりやすいしこの時期には防御も十分でないので不安もあったでしょうねぇ。
あんがいアタックゾイドか24ゾイドのネプチューンを使えば小さいので隠密に出来そうだと思いました。
ただ、あれにヘリックを乗せる事は誰も提案できなかったのかも・・・・・・。

中央大陸戦争時代のゾイドはのきなみ没落していましたね。
マッドはまだギルに勝てないのは相手が凄すぎたという言いわけが立つのですが、他はちょっと。特にジーク・ドーベルがウルトラを瞬殺しちゃうのはなぁ…。

>YHさん
上での推測の様に水中戦がメインではなく「移動」させる事が目的の改造機だと思いました。
あとは、アクアコングの活躍は初期に限られているので中期以降は対策がとられて優位性を失っていたのかもしれませんね。

>いぼんこさん
提案をありがとうございます。
検討いたします。

>メカカブトさん
デスザウラーの改造機はどれもカッコいい名前ですよね。
(ただしデストゲラーだけはどうかと思う。デスニードルとかにすれば良いのに…)

キンゴジュ周辺の話は多くの方にぜひとも国会図書館に行って欲しいですねー。
旅費を除けば無料なので他にもいろんな本があるのでぜひともオススメしたい限りです。

>NoNameさん
私のイメージで例えると、
ウルトラザウルス:前弩級戦艦
デスザウラー:弩級戦艦
マッドサンダー:超弩級戦艦
ギル・ベイダー:航空母艦
と例えると技術進化的にも戦術の変化としても分かりやすいかなと思っています。
どうしても古いのがやられてゆくのは仕方がないしいつまでも無敵では逆にどうなのかとなってしまいますね。
しかしやられる中にも意地はあってほしい…という意味でこの時期のバトストの各エピソードはまさに理想的だと思います。

No title

>三式さん
>おそらくデスデプスは水中航行して敵の基地に侵入、その後はカプセルを外して陸戦機として運用する

とすると、帰還は想定されていない決死の特攻機なんでしょうか……。そうだとすると、ちょっと悲しい。
基地の破壊(爆発)に巻き込まれてもデスザウラーなら大丈夫なのかもしれませんが、それにしても、通常型デスザウラーには、海底基地から陸上へ戻る能力はあるのかなあ。

それとも、よいしょっとカプセルをヘルメットのように外し、基地を破壊したあとまた被って帰るつもりなのかな?

と思ったりしました。

No title

この後にガン・ギャラドを中心とする部隊が輸送潜水艦に搭載されて海底基地に乗り込んでいました。
すなわちデスデプスは先発隊として工場の守備隊を排除し後続部隊が突入できる状態を作る任務があると思われます。
任務達成後は後続部隊と共に輸送潜水艦で戻る計画と思われます。
プロフィール

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