現地改修&輸送

ウルトラザウルスの改造機を二種類描きました。

ひとつめ
レーダー小改造機


これはバトスト2巻の扉ページに登場している機です。あと2巻付属長巨大ポスター裏面ではデスザウラーに格闘戦で敗北している姿も確認できる。3巻最終ページでも出ている。
けっこう色々な所で登場している改造機ですね。


この写真はハワイで撮られたものだそうです。
ゾイドは基本的に「室内にセットを作って撮影」ですが、稀に野外撮影のカットもありますね。

本機はハワイで首のレーダー部品が紛失・そこであり合わせの材料でレーダーをでっち上げたというエピソードがあるそうです。
現地でこれをやってしまうセンスは素晴らしいなあ。
前線の部隊でも、レーダーが破損したが予備部品もないし後方まで修理に戻らせる事もできないような状況はままあったと思う。
その際にはやはりありあわせの部品から代替品が作られるでしょう。


あと背中の格納庫に付いている三連装対空砲がミサイルに換装されていますね。
これもまた弾が尽きたので交換したのかな。
改造度合としては小改造ですが、現場ではこうしたプチ改造されたゾイドが膨大な数いて活躍したのでしょう。
それがありありと想像出来る意味において本機は素晴らしい一機だと思います。


ふたつめ
ビッグマザー

こちらは大掛かりな改造機ですね。
なんだかもう凄まじい見た目です。


本機はマッドサンダーを海上輸送する為の仕様です。
腹部にマッドサンダーをドッキングさせ、そして海を渡る。
第二次中央大陸戦争のクライマックス、ニカイドス島の戦いの上陸作戦で大活躍しました。


ドッキング状態。
うーん、凄い仕様だな…。

当時はマッドサンダーもウルトラザウルスも恐ろしい数が量産されていた。
ビッグマザーは実に200機以上も量産されています。改造ゾイドとしては異例の生産数です。
このウルトラが一斉にニカイドス島を目指して突っ込んできたのだから、島を守る帝国軍はまさに恐怖だったでしょう。

ニカイドス島への上陸に際して、敵からの砲撃…特にデスザウラーの荷電粒子砲がある事を思えば輸送艦にマッドサンダーをズラリ積んで運ぶわけにはいかなかったのだろう。
鈍足の輸送艦では敵の攻撃が避けられない。防御力のない輸送艦では攻撃を受ければ沈む事は確実。沈めば多くのゾイドを一斉に失う…。
そこでウルトラザウルスにドッキングさせる奇抜な仕様が提案されたと思う。

輸送艦に比べれば高速で小さいから狙いにくい。防御力は荷電粒子砲以外にはそれなりに耐えるだろう。万一沈んでも失うのは一機のみ。
被害を分散させる事が出来るのは作戦成功にとって重要な要素。
共和国軍は本機でもって上陸・マッドサンダーを切り離して水際を制圧。安全を確保した後に後続の輸送艦を呼び寄せたと思う。
(ニカイドス島攻略部隊には多くのゴジュラスやディバイソンも居たので、これらは輸送艦で運ばれたと推測される。なお第一次中央大陸戦争のウルトラザウルス上陸作戦ではもゴジュラスなどは輸送艦で運ばれている)

当時の感想としては、ウルトラザウルス大丈夫かいなというものでした。
おなかスカスカやん…と。
実際、後々になって学年誌を手に入れた時、その思いは強くなりました。
学年誌にはバトストには載っていない角度が掲載されていた。


スカスカ…。
コアはどこにあるんだろうか。腹部じゃなくどこかしらの場所に移されているのだろうか。
分離して互いに戦えるそうですが、んー…、辛そうだ。
特に防御力が全く期待できない。
まぁ、分離後はマッドサンダーが突っ込む。ウルトラはキャノン砲で支援するという感じだろうから特に問題なかったのかな。

ところで上陸直以後のビッグマザーを見ると、要注目な事がある。



マッドサンダー側に注目。
マグネーザーがないのだ。しかしながら分離直後のシーンでは立派に生えている。
という事はすなわちマッドサンダー側にも何らかの措置がされている可能性がある。

考えられるのは後方に引っ込むようになっているか…、あるいはマグネバスター射出状態(チェーン付き)でどこかに付けているか。
分離直後に立派に生えているので[瞬時に通常状態に戻せる]メカニズムも考える必要があります。
このマッドサンダーが改造型なのかノーマル状態からそのようになっているのかも判断に迷う所です。
なかなか謎が多い。

ビッグマザーはマッドサンダーを腹部にドッキングさせて輸送するという仕様から、かなり大型になりました。
並べるとこんな感じ。


いやはや凄まじい仕様です。

ところで、これにてようやくメカ生体時代のウルトラザウルス改造機は全て描けました(多分)。
近く、一覧にしてみたいです。
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コメント

非公開コメント

No title

レーダー小改造機、好きです。
ジオラマも「こんなところに居て大丈夫かいな??」と思ってしまいますが、そこが逆に神々しくてたまりません。
子供の頃うちにあった唯一のバトストが2巻で、この写真はかなり凝視してました。
微妙な角度が付いたおかげで顔の印象も違うものです。
とにかく最高です。

ビッグマザーは、、、上から見ると凄まじいですね。
まるでミニ四駆の超肉抜きマシンを見ているよう。
それ以外にもマッドを下に付けて本当に運ぶ役割を果たしているのか気になるところ。
マッドが窒息しそうです。。。

No title

まあなんというか、戦いは数だぜ兄貴!ですね……

しかしメカ生体時代には腐るほどあったウルトラザウルスも、新世紀時代にはたったの1しか残っていない。
一番打撃を受けたのは間違いなく海軍でしょうねえ。
攻撃にウルトラザウルス。
防御にウルトラザウルス。
警戒にウルトラザウルス。
輸送にウルトラザウルス。
メカ生体時代の共和国海軍は、まさにウルトラザウルス万能主義に陥ってます。
それが1機になり、しかも大統領専用機として陸に持って行かれる。
新世紀時代の共和国海軍の惨状は想像を絶するものがあります。

新世紀時代の共和国海軍再建は高価といわれるハンマーヘッドで果たされますが、ウルトラザウルスを数百と運用していた共和国海軍からすれば安い買い物だったのでしょうかね。
ハンマーヘッドに万能性を求めたのも、ウルトラザウルス万能主義の延長だと思うと納得できるようなできないような。

No title

ビックマザーは格納庫の中にコアがあるのではないかと考えました
まさかマッドサンダ―作りすぎて資材が足りなくて体の体積が少ないビックマザーを作ったわけないでしょうね(汗)
この容積なら結構体軽そうですし、ウルトラキャノンはずして飛空挺型にすればゴジュラス2~3機を搭載してパラシュート降下できそうなきもします

No title

ハワイで撮影とは豪華ですねぇ
この前のTV番組でも宣伝に億単位つかったってハナシだからこの時は絶好調だったのがうかがえますな

ビックマザーは正面からしかみたことなかったのですが・・・めっちゃスカスカですねw
三式さんのおっしゃるとおりノーマルウルトラより撃たれ弱いかもですね・・・
もっとも格闘戦はマッドサンダーが担当しビックマザーは後方支援でしょうからそこまで問題じゃなかったかもですけど

マグネーザーはビックマザーから分離したマッドサンダーが咆哮と同時にマグネーザー搭載していることから現地でマッドサンダー本体につけているとはちと考えにくいっすね・・・
マグネーザーはマッドサンダーの強大な生命エネルギーのおかげで多少曲がっても元通りに修復する形状記憶合金的な描写があったので実はこの状態のマッドサンダーのマグネーザーは根元が残っておりビックマザーから分離された後エネルギーを全開にしてマグネーザーを生やす・・・のかもしれませんねw

しかしいつぞやのマッド艦隊がギルベイダーにやられちゃう話でビックマザーで輸送って発想はなかったんだろうか・・・
謎です

いつも楽しく読ませていただいています。
ふと思ったのですが、ビッグマザーは後のウルトラザウルス飛行挺になったんじゃないでしょうか?

No title

マッドサンダーってウルトラより重いはずなのに運べるんかな・・・しかもこんなスカスカな体にされて・・・

No title

これがビッグマザーですか
全体像はバトストに無かったのでこれは貴重な資料になりそうです
いつか第1次大陸間戦争のゾイド小説を書きたいと思っていたので
このビッグマザーのゾイドコアは、胸部にあるのではないでしょうか?
つまり胸のミサイルポッドはダミーということになりますけど
個人的にビッグマザーからウルトラザウルスに改修し直すのは
大変そうだなと思いました
シーマッドで暗黒大陸上陸することになったのは、ウルトラザウルスの予備がなかったからとかいう寒い事情もありそうです

No title

地球の上陸用舟艇にせよ揚陸艦にせよ、重装甲・重防御の艦艇は一般的ではありませんから、ビッグマザーが防御力に劣っていたとしても、この種の兵器の性質としては別段奇異なことではないと思います。
艦砲やミサイル(ロケット砲かも)は、上陸時の火力支援に用いるものと思います。地球の揚陸艦にも多連装ロケット発射システムを装備しているようなのはありますから。

のちギルの攻撃で全滅したマッド艦隊ですが、きっとあの頃にはもうこれほどのウルトラは残っていなかったんでしょうね……。
200隻のビッグマザーについては、ニカイドス島で全滅したのではないでしょうか。

一方の小改造の方は、打って変わってごくマイナーな変更ですが、こういうのがなんかリアリティーがあっておもしろいんですよね。
たまたま作られた改造バリエーションのようですが、よくできています。

No title

連投すみません。

ビッグマザーは、合体時は恐らくマッドサンダーからのエネルギー供給も受けているのではないでしょうか。
単体でのコアの大きさやエネルギーは低下しているかもしれません。

No title

ハワイロケに現地改修と言うのは色々と凄くて素敵ですね。

ビッグマザーはバトストで見た時にも驚きましたが、やはり色々な意味で凄いですね。
ガンダムで言えばGアーマーみたいな感じでウルトラでマッドを運ぶ事に特化した感じの機体ですが、
運動性的にも防御力的にも不安がありそうで、それでも普通の輸送艦よりも遥かに安全にマッドの揚陸を行えると踏んだからこその機体なのだろうか・・・?

あと、バトストで見た際には「マッドをパージした後は船体をコンパクトに畳んで機体の剛性を高めるのかな?」と思いましたが、
こうして全体像を見るとマッドを分離させた後もビッグマザー自体はがらんどうっぽいですね。

マグネーザーはよーく見ると確かにないですね。
バトストではマッドがビッグマザーから分離した直後に攻撃態勢に写っているシーンがあったので、
個人的にはマグネーザーは機体の中に収納している可能性に一票です。

No title

>NoNameさん
ウルトラが居る場所は中央山脈の頂上でしょうかねぇー。
なぜここに?というのはありますが良い写真ですよね。

ビッグマザーはマッドが居ればともかく分離状態で上から見ると悲惨ですね。
そいえば仰られるように輸送中のマッドはちと大変ですね。
暴れなきゃいいのですが。

>makiさん
本来は戦艦ウルトラザウルスと駆逐艦バリゲーターの中間程度の巡洋艦クラスがいた方が良いと思います。
しかしメカ生体時代には戦艦を巡洋艦が不要になるくらいい量産できていたのですね…。
凄まじい時代です。

一機になったときは焦ったでしょうねぇ。。。
OSを帝国軍的な使い方で運用していれば数を増やせた可能性もあると思う尾ですが、どうなったのだろう。

>神楽歌さん
まぁ、腹部じゃない以上は格納庫くらいしか考えられないですよねー。
ゴジュラスだと230tあるから二機で460t。
飛行はちょっと厳しいカナーと思いました。
大型ゾイドはタートルシップで輸送するのが良さそうと思います。

>w15さん
金をかけるところは一気にかける。バブル期のせいでもあるんでしょうけど、惜しみなく資金を投入する決断も凄いトップだったんだなと思います。

ビッグマザーはキャノン砲さえ撃てれば何とかなりそうですね。
後にデッド・ボーダーなどに教われて悲惨な事になりましたが、それはかなりのそう停滞だったと思います。

マグネーザーの復元はデスクロスの一戦を見る限り「多少いびつに」治るんですよねー・・・。
デスクロスに曲げられた際は内側に湾曲するように治っていました。それゆえデスクロスの首をしめつける結果になったのです。
復元力がどの程度かは考えていきたいですね。
それにしても分離した直後のマッドサンダーの咆哮シーンはカッコよすぎます。

マッドサンダー艦隊はそういえば不思議ですね。
もしやあの小さな黄色いフロートを付けただけでビッグマザー以上の速度や運動性が発揮できるとでも言うのだろうか…。
あるいはウルトラは両大陸を往復する輸送船の護衛などで余裕がなかったのかもしれませんね。
それでも数隻程度は護衛に付けろよと思わなくもないのですが。

>navyさん
それは素晴らしい解釈ですね! たしかにこのボディならキングライガー三機でもギリギリ搭載できそう…。

>A-10に乗りたい人さん
浮力はギリギリでしょうねぇー。
ニカイドス島と中央大陸は近いのでギリギリ行けたって感じかも。
もう少し遠ければ途中でウルトラがヘバってもろとも沈んじゃう可能性も…。

>ロイさん
胸部はウオディックやブラキオスがいる事を思えば魚雷・ミサイル発射菅のままで残したい気もしますね。
改修はもはやボディは完全なとっかえになるからかなり大掛かりですね。
シーマッド艦隊には学年誌ではウルトラザウルスも混じっていました。
なので機数ではない可能性が考えられると思います。

>す さん
たしかに揚陸艦とすれば防御力がないのも不思議ではないですね。
ウルトラの頑丈さを知っているのでチト寂しい思いはしてしまいますが…。

ビッグマザーはある程度は残っていたんじゃないかなと思います。
というのも暗黒軍は後年において「マッドサンダーをプレゼントする」というグラハムの作戦にひっかかっています。
すなわちこの時点までで鹵獲したマッドサンダーはなかったと思われます。
という事はニカイドス島からマッドサンダーは完全は介されたものを除いては全て撤収したと思います。
なので輸送する役のビッグマザーもある程度は生き残ったと思います。

航行時にマッド側からエネルギーを受けている可能性もありますね。
まぁでもマッドは上陸後に大役があるのでエネルギー供給は最低限に留まったと思います。
ウルトラザウルスが意地を見せた感じだと嬉しいなーと思います。

>ラウルさん
ビッグマザーはまさにニカイドス上陸作戦という単一作戦の為だけに最適化された仕様ですね。
当時の共和国軍だからできた豪華絢爛な仕様と言えるでしょうね。

マグネーザーは私も内部に収納していて分離時に伸ばすのが一番説得力の高いのかなと思っています。
その場合は後方の設備(ニ連加速衝撃砲や司令塔)がどの程度の影響を受けるかも考えたいですね。
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