旋回式の砲のこと

「旋回式の砲」についてふと思った事があったので下記します。

ゾイドはリアルだと思うけど砲が旋回できない事だけはどうかなーと思っていました。
多くのゾイドの砲は「正面に固定」して付いています。
仰角がとれるものは多いですが、砲の旋回はできないものが多いです。

戦艦や戦車の主砲は旋回する。なのにゾイドはなぜ? という事は子供の頃からの疑問でした。
砲が旋回すればこそ戦艦は敵艦を正確に狙える。正面にしか撃てないウルトラザウルスは敵を正確に狙えるのだろうか。

さて大人になってこれに対して小回りの問題があるのかなと思うようになりました。
ウルトラザウルスは36cm砲を持っているので、同じく36cm砲を搭載した戦艦金剛と比較してみよう。
金剛の艦自体を旋回させるのに必要な直径は下の通りです。
(戦闘速度を出している想定)



船体よりもかなり長い直径が必要です。これだけの距離を要してようやく一回転できる。

艦の運動性は旋回性と追従性が重要です。
旋回性は先に述べた通り、どれだけの直径で旋回できるかです。

追従性とは舵をきってから実際に艦がその動きをするまでにかかるタイムラグの事です。
艦は舵を切った瞬間に動くわけじゃなく、少ししてから動き始めるのです。

金剛の追従性は手持ち資料に記述がないので不明です…が、一般的に巨艦になるほど悪くなります。
大和だと100秒近くかかったそうです。舵を切って100秒たってようやく動くのですね。

アニメ的な描写に親しんでいると、「敵が魚雷を投下した→やばい、舵を切ってかわすんだ」的なシーンを思い浮かべるでしょう。
しかし実際はそんなのでは全く間に合わないので、敵が攻撃進路に入った時点で舵を切ってようやくギリギリ間に合うという感じなのであります。
爆弾にしても同じで投下されてから舵を切ったのでは全く間に合わない。敵が攻撃進路に入った時点で投下位置を予想しかわす必要があります。

金剛は大和より小さい。なので追従性はいくらかマシでしょうが、あくまでマシという程度で瞬時に動くものではありません。
船とはそういうものです。
例えるなら5秒ほど操作遅延の発生するゲームパッドを使って格闘ゲームをするようなものでしょうか。
操舵は大変です。
そんな中で大和は沖縄特攻に際して数百の敵機を相手に多くの爆弾や魚雷を回避したのだから凄いなあと思います。

話を戻します。
さて戦艦は艦自体が一回転しようとすると時間もかかるし長い距離も必要です。
一方、ウルトラザウルスどうだろう。旋回性と追従性に関して言えば素晴らしい性能じゃないだろうか。
多分、その場で旋回できる。尻尾や脚を上手く使って旋回半径0mでの旋回ができる。
また追従性もタイムラグはわずかだと思う。
生物なので動こうと思った瞬間に動けるだろうし、いかにウルトラザウルスが巨大といっても戦艦に比べれば小さい。
運動性は最高だと思う。
このように高い運動性能があるので、あえて主砲を旋回式にせず前方のみの固定式にしたのかもしれないなあと思いました。

同じ大きさの母体に旋回式の砲あるいは固定式の砲を積むのなら、後者の方が明らかに大きな強力砲を積む事ができます。
旋回式の砲は機構が大掛かりになる=重くなるので仕方がありません。
多くのゾイドは母体が持つ高い運動性に期待して「旋回は母体ごと」という考えをしているのかもしれないなあと思いました。
母体が素早い旋回をするのだから、砲は正面固定式で強力な砲がいいやという考えです。

…と、ここまでは今まで考えていた事です。
そしてここからが、今回ふと気付いた部分です。

基本的にゾイドの砲の考えは上記した通りで正解だと思います。
戦艦や戦車に比べて運動性が高い。だから自身ごと旋回すれば良い(その分大きくて強力な砲を積もう)という考えに基づいていると思います。
しかし一方で旋回式の砲を持つゾイドも存在します。
代表的な所ではレッドホーンとマッドサンダーです。

これらの機種を見て、なるほどと気付きました。
前方固定式の巨砲を持つゾイド…ウルトラザウルスは陸上での任務は後方支援です。
バトストだと至近距離で戦うシーンもあるので勘違いしてしまいがちですが、基本的にウルトラは後方からキャノン砲や旗艦能力で味方を支援する事に真価がある。
「後方」がキーワードです。つまり前に向けて撃っていれば良い。

こうです。

対してレッドホーンやマッドサンダーはその重装甲と角の威力を活かして真っ先に敵陣に突撃する。

こうです。

そして
「突撃後は敵陣の中に留まり、後続の味方部隊が到着するまでその場で耐える」
ような運用も多かったと思います。
両機とも旗艦機能を持ちます。
これは「現場にいち早く突入する機だから、その場の情報を迅速に後続部隊に伝えればその後の戦闘が有利に進む」という意味で重要だったと思う。

敵陣に留まり後続の味方部隊が到着するまで情報を送信し続け耐える。これは大変な事です。
四方八方から猛攻撃を喰らうでしょう。
「だからこそ全周囲に撃てる砲が必要だった」
のではないだろうか。

このようにして戦いながら味方部隊が到着するまでに出来るだけ多くの敵を排除し自身を守る。

レッドホーンの砲はゴルドス以下には十分な威力を発揮します。小型ゾイドなら一撃でスクラップにできましょう。
防御力も、ゴジュラスが出てこない限りにおいては十分でしょう。
マッドサンダーは言うまでもなく。


私は、基本的にゾイドの砲は前方固定式であると思いました。それはゾイド自身の運動性の高さゆえです。
しかし一部の「先陣を切って敵陣に突っ込む」ような「四方八方から撃たれる」事を想定した機に関しては全周囲に向けて撃つ旋回式の砲が用意されているのだと思いました。

この考えにおいて言うとディバイソンやガンブラスターにも触れなければならないでしょう。
どちらも先陣を切って敵に突っ込むイメージです。
ガンブラスターはともかく、ディバイソンはまさに先陣です。

これらの機は前方固定式の砲です。
いやしかし、ディバイソンは対デスザウラー用として苦しい中で開発されたという事情があります。
とにかくデスザウラーだけを倒せれば良いというそれのみを最優先した結果があれなのだと思います。

ガンブラスターも未知の暗黒軍を倒すべく少しでも強力な砲を搭載する・しかも逼迫する戦況は十分な開発期間を許さないという中であのような偏った仕様になったと思います。

他のゾイドを見ると、ブラックライモスは旋回式の砲を持つべきだったかなと思います。
小型レッドホーンとも称される。運用は先陣を切って敵に突っ込む事。
ただブラックライモスは所詮は中型。搭載できる砲の大きさには限界がある。旋回式の砲にすれば更に小型になってしまう。
それでは十分な攻撃力に達しない。
その苦しい事情から前方固定にしたのかもしれない。

レッドホーンの後継機的なゾイドと言えばエレファンダーも忘れてはならないと思います。
こちらは旋回式の砲を持っていて、同じ運用ができる能力を持ちます。
本機の旋回式の砲は、迫りくる共和国大部隊を迎撃したニクシーでの時間稼ぎにおいても大活躍したでしょう。
敵陣への突撃ではなく防衛で使われたのは皮肉でしたが。


あとはジェノザウラーのパルスレーザーライフルでしょうか。
本機は想定する重要な敵の一つがシールドライガーだった事が先回砲の装備理由の一つと思います。
シールドライガーがこちらの突撃をかわした場合でも旋回式の砲で狙えば良い。あるいは旋回式の砲を存分に撃ち敵の行動を制限しその上で突撃・破壊する。そんな使い方です。

また、先陣を切って敵部隊に突撃する任務もある程度は想定していると思います。
ただしレッドホーンやマッドサンダーが重防御で敵の攻撃を跳ね返しながら接近し突撃後はその場に留まり味方部隊の到着まで耐えるのに対し、別の戦法であると思う。
圧倒的な速度(本機はマーダのようなホバーさえ可能だ)で敵陣に潜入し、自在に動くパルスレーザーライフルを全周囲に乱射、スピーディーに出来るだけ多くの敵を葬った後に速やかに離脱する戦法をすると思います。

超スピードでこのような軌道を描きつつ敵部隊内を駆け抜ける。
こうすればある程度の敵を排除できるし敵を大混乱させる事が出来るでしょう。

レッドホーンやマッドサンダーの防御力にものをいわせ「ジックリ迫りドッシリ耐える」戦法ではなく、全てスピーディーに行うのです。
一撃離脱戦法的な運用です。

これと同様の事はシールドライガーやセイバータイガーでも可能だと思いますが、両機の砲は小さいので効果としてはジェノザウラーに比すれば薄いと思います。
ジェノザウラーは正面の敵を爪や牙で破壊しつつ・周囲の敵はパルスレーザーライフルで破壊できる。
シールドやセイバーは背中の砲の威力で劣るので主に爪や牙で正面の敵のみを排除し離脱する事になるだろう。
こうして見るとジェノザウラーの傑作ぶりが改めて思われます。

そんなわけで、今回は前方固定砲と旋回砲を考えてみました。
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コメント

非公開コメント

No title

なるほど・・・いわれてたしかにウルトラと違いマッドサンダーは突撃使用ゆえ旋回できる砲塔がほしいところですね
逆にウルトラは射撃に関しては後方支援としては強力なキャノン砲を
固定砲台として問題なさそうですね
しかしそうなるとディバイソンは突撃ゾイドにもかかわらず射撃武器が固定だったゆえ暗黒大陸での活躍の場をうしなってsまったのかもしれませんねぇ・・・
ゴジュラスはどうなんだろう
ウルトラより旋回は速そうですしバスターキャノンも申し分ない
とはいえマッドやレッドホーンの砲台と比べると明らかに旋回性は劣るし・・・

No title

他にはゾイドは生きているので、いくらレーダーがあると言っても真横や後ろに撃つのは命中率が下がるんじゃないでしょうか?

たとえば私たち人間でも、何らかの方法で距離や位置を把握したとしても真横にある的を体をそちらへ向けずに撃ち抜けるかと言ったら難しいかと思います。

No title

第2次世界大戦の英国の戦闘機にディファイアントという代物があります。
端的に言えば戦闘機に旋回銃座を乗せています。
いわゆる英国面丸出しとか言われる戦闘機ですが、初期において多大な戦果を挙げています。
今も昔も変わらない空戦の常識、背後を取り合ってのドッグファイトにめっぽう強かったのです。
正確に言えば、ドッグファイトで有利といわれる背後上方のポジションに対して攻撃を仕掛けることができたのです。
有利なポジションから攻撃を仕掛けようとした敵機の隙をついて撃破することで戦果を挙げました。
(機体正面に対して攻撃可能な武装が一つもないとかオチはいろいろありますが今回はスルーします)

ゾイドにおける旋回砲の意義は、上記のような後方ないし側面から飛び掛かってくる敵への対処という点に見出せるのではないかと思います。
本来ならば生物の弱点である方向を「兵器」としてカバーする。
そんな意図が透けて見える気がします。

ちなみにシールドライガーを筆頭とした尻尾の武装も同様の意図を秘めた装備だろうと思われます。
低速機であるレッドホーンやマッドサンダーとちがい、高速機は基本的に側面からの攻撃を受ける想定はされていないはずです。
速度が出るので、攻撃の兆候が見えた敵を躱すなり、速度を上げて後方に置き去りにするなり、あえて速度を落として正面にとらえるなり、戦闘のシチュエーションを調整できるからです。
高速機のメリットはこの戦闘のシチュエーションを選択できることであり、高速機の速度差は戦闘のシチュエーションの主導権がどちらにあるかの指標でもあります。
多くの場合は正面に捉えて戦ったのでしょうが、後ろに置き去りにして逃げる場合もあったと思います。
まさしく弱点である後ろをさらして逃げるライガーが、後方からの攻撃を牽制する武装としての尻尾の武装。
高速機で旋回砲を備える機体が多くないのは尻尾の武装で十分だったという気がしています。

No title

固定式の砲の場合、小中型や高速ゾイドは固定式の砲でもある程度は狙いを付けられそうですが、ウルトラクラスの4足超大型ゾイドでは、余程の遠距離からでないと、動く標的を捕捉することは困難でしょうね。対空射撃などもってのほかでしょう。ただウルトラには全方位射撃という技がありますが、あの固定式のキャノン砲でどうやって左右・後方の方角まで砲撃したのかが疑問です。
ガンブラスターもウルトラと同様に遠距離砲撃がメインだと思います。黄金砲も固定式ですしろくな格闘装備も無いので。バトルストーリーではギルに対空射撃していましたが、仰角も取れず旋回も出来ない砲でどうやって照準したのかが気になります。

No title

またゲーム知識で申し訳ないのですが。
World of tanksというゲームがあります。コロコロアニキでも小林源文先生がコミックを描かれていたり特集されたりで、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。

そのゲームではWW1~戦後程度の戦車が登場するのですが。
固定砲塔の戦車って、扱いが難しいのですよね。いや、正確には「前に出すことができない」というのが適当でしょうか。

戦車だと、砲塔がない場合は履帯をその場で動かして旋回せねばなりません。
ゾイドも生き物が元になっていますから……。形状的には脚があったりして、その場での旋回ができないことはないと思います。
しかし、それは砲塔の無い戦車と同様で、角度調整は難しいのではないかなと考えます。
もっとも、現代以上のレーダーやセンサーを駆使すればできる限りそのリスクは埋められると思うのですが。それでも脚部による旋回では、なかなかに難しい所がありますし、やはり砲塔を持つ武装には及ばないのでしょうね。

また、ゾイドは動きが激しいです。キットを見た限りの武装方法では、揺れなどによる照準のずれは激しいのではないかと思ってしまいます。
それはキットの話で、実際には違って、対応するような装置や機能がある……ということも考えられますが。
いや、十中八九あるのでしょう。
そうでないと、歩行や装甲をしている際の射撃は牽制目的の方が大きくなってしまいますから。

個人的にはですが。
ゾイドの射撃には、殆どの場合ゾイド自身が狙っている訳ではなく、人間とコンピューターが狙っていると思うのです。
元々、そうした投擲するものを持つような生物がモチーフでない限り。
ですから、それ以外では、武装がどこに備わっているかは関係ないのかな? などと思ったりしています。

しかし、こうして考えると。固定式の砲が決してく少なくないゾイドの設計思想というのが気になりますね。
もしかしたら、格闘こそ戦場の華……みたいな思想もあったりするのでしょうか。
色々と考えてしまいますね。

No title

相変わらず面白いコラムを書かれますね。
そして、コメントされる方々の見識も深くて脱帽です。

私も、生物的な側面から「ゾイドは正面で戦う」という観点から、基本的にゾイドには前面固定砲が最適だと思ってます(+逃げる時の牽制に後方武器)。特に現代の戦闘機の航空機関砲が固定されているように、高速ゾイドであればなおさら固定砲が有利かと思います。ウルフやサイクスの固定砲はその典型例かと。

ただ、旋回砲塔について言えば「対空機関砲的な旋回砲塔」が無いのが個人的な疑問です。大火力の大口径砲は三式さんや他の方のコメントで説明がつくと思うのですが、大型ゾイドに接近する中小型ゾイドを牽制するならファランクスCIWS的な「高速旋回・機関砲塔」はそれなりに有用ど思うのですが、それがなぜ採用されないのかは理由が思いつきません。ジェノのパルスレーザーライフルも敵高速ゾイドに追従できるほどの高速旋回する感じはしないのですけど、いかがでしょう。

>やま様
>ゾイドの射撃には、殆どの場合ゾイド自身が狙っている訳ではなく、人間とコンピューターが狙っていると思う
私見ですが、私はゾイドの動きを計算する=ゾイド自身とも連動するFCSだと思ってます。というのは、あくまで馬に乗って人が戦う騎兵などと異なり、ゾイド自体が戦う(格闘戦ですが)ので、不可分に統合されたシステムだと思います。

駆逐戦車や突撃砲は本来待ち伏せを得意とするわけですが、WW2以降でも74式戦車やStrv.103などはハルダウンを利用しての待ち伏せに適した車体制御機能を有しています。待ち伏せをするならトラなどの猛獣型ゾイド自身の動き(生物的特性)とリンクさせるのが自然かなと解釈しています。

No title

いくつかの可能性がありますが、ターレット(回転基部)の技術の問題も考えられます
一つ目として「重量」で回転するための機構と、それに対応する構造で重くなります
二つ目として回転する上で摩擦や機械のかみ合わせなどの振動やずれです。
3つ目として反動制御です
特に2つ目と3つ目は基本的にゾイドは高速なものもあって影響が大きいでしょう
100K~300Kで動き回るゾイドに追随させるために丈夫かつ追随できる砲塔は量産するにしても厄介でしょう
そういう点ではガンスナパーのビームマシンガンやゴジュラスの肩と手の間に装着している銃砲は手で制御しつつ射角を大きくとれて汎用性が高いと思いました

No title

>Mk-2 量産型さま
>ただ、旋回砲塔について言えば「対空機関砲的な旋回砲塔」が無いのが個人的な疑問です。
>大火力の大口径砲は三式さんや他の方のコメントで説明がつくと思うのですが、大型ゾイドに接近する中小型ゾイドを牽制するならファランクスCIWS的な「高速旋回・機関砲塔」はそれなりに有用ど思うのですが、それがなぜ採用されないのかは理由が思いつきません。

「対空機関砲的な旋回砲塔」は対空砲でしか実現できません。
単純に考えて、戦車を対空機関砲で撃破できるでしょうか。
圧倒的に威力不足です。
地上における装甲目標と空を飛ぶ敵とでは、圧倒的に地上の装甲目標のほうが固く、タフです。
何せ空飛ぶ敵というのは、翼に穴が開いただけで引き返さなければならないような軟な代物なわけです。

ゾイドに求められる地上の装甲目標を目標にした旋回砲塔のハードルは、威力の面でかなり高いものが要求されます。
たとえば帝国軍においては、コマンドウルフやシールドライガーの装甲を貫通して大ダメージを与えることができなければなりません。
これが文字通りの豆鉄砲であると、せっかく搭載した旋回砲塔は無用の長物と成り果て、牽制の役割を果たせません。
さて、ここで参考にすべきはシールドに対抗してグレードアップされたグレートサーベルの重装備っぷり。
少なくともシールドライガーに対抗するための火力はグレートサーベルと同じとは言いませんが、あの重装備に準ずる攻撃力でなければ効果は薄いでしょう。
中・大型ゾイドに対抗できる旋回砲がどれだけの大きさとなり、どれだけの反動が生み出される砲であるのか。
その結論はレッドホーンなりマッドサンダー、あるいはシャドーフォックスを見れば一目瞭然ではないでしょうか。

そういう意味では、ゾイドの旋回砲塔の集大成はシャドーフォックスであるということもできると思います。
なぜシャドーフォックスのバルカン砲は以後の機体に継承されなかったのか、すごく気になるところではあります。

No title

マジレスすると、旋回式砲塔を持たないゾイドがいるのはデザイン及びにキットの都合なんでしょうね。
人型ロボットの場合は上半身をぐるりと回したり、腕を動かしたりして射角を変えられますが、動物型のゾイドはそうもいかないでしょう。私も以前動物型ロボットのデザインをしたのですが、砲塔の干渉に頭を悩ませました。もしウルトラザウルスが旋回砲をもっていたら、まず間違いなく首に直撃すると思います。
まあそれはさておき、面白い考察でした。良いものを読ませていただきありがとうございます。

旋回式の方が戦場での利便性は高く感じますが、固定式も威力の面で捨て難い印象です
ウルトラやガンブラスターは複数の同型機を定位置に置く陣形をとり敵部隊に十字砲火を浴びせたり、ディバイソンは横一例に並んだ隊列で全機一斉に砲撃、突撃、離脱など、ゾイド個々の固定砲身による射角の狭さは部隊としての連携や様々な戦術によってフォローしていたのかもしれません

No title

考察記事を読んでしまうと、あれやこれや妄想が刺激されて眠れなくなってしまうとき多数!

ゾイドは生物ですから、機械の乗り物よりずっとしなやかで機敏でしょうね。
ベースの生物の特性と合致していた場合はなおさらです。

突撃ゾイドの旗艦機能については深く考えたことがありませんでした。この記事を読んで気づきました。
指揮=後方いう固定概念があったようです。
マッドは共和国の新しい最強型だからウルトラ同様に指令室がついている、程度の認識。
そういえばレッドホーンもビーグルがありますし、ディバイソンだって背中にレーダー手がいましたね。
みな備えているわけですから、これはもうゾイド戦における突撃ゾイドには必要な能力と言えますね。

レッドホーンは背中のビーグルに一番階級が高い車長が乗り、そして尾部の懲罰席も意味があるわけですな。
ディバイソンは対デスに加えて、水牛の群れよろしく隙間なく並んで従来より密集した突撃をする為に正面に集中しているのかなあとも思いました。
共和国らしい数の暴力です。たぶん必要な数を揃えるのは帝国には無理でしょう。

高速ゾイドの戦い方も考察すると面白そうですよね。
シールドMK-Ⅱとグレートサーベル以降の共和国と帝国の考え方の違いも考察のし甲斐があると思います。
シールド(MK-Ⅰ)とサーベルの頃にはたぶん違いがなかったはずです(当時の共和国の運用は帝国のコピーなので)。
共和国のnewタイプ部隊を経て、閃光師団につながるんじゃないかなと思うのですが。
両国のCASの違いもわりと端的ですよね。
結果を見ると、歴史的には共和国型が主流になったのかなとも取れるのですが……。

No title

ライトニングサイクスは、旋回砲塔にする予定だったのが、機体が早すぎる為、命中率が下がってしまうことが判明し、前方に固定することになったと箱裏の開設に書いていました。
旧大戦末期に投入されたデスキャットも超重力弾砲が旋回不能でしたが、同じような理由かもしれません

No title

ゾイドFORではロックオンした相手を攻撃する際には自機がターンしますし、
アニメでも無印でブレードライガーがブレードアタックで敵を切り裂いた後ターンして別の敵に衝撃砲などで攻撃しているので、
ゾイドの小回りの良さやだからこその固定砲の有用性はあり得そうですね。
ガンダムだと手足を振って姿勢を制御するAMBACと言うモノがありますが、
洋上のウルトラザウルスなら尻尾とかをぶん回せばある程度の急速ターンも出来そうに思えます。(船体には思いっ切り負荷が掛かりそうですが・・・。)

ただ、機獣新世紀のウルトラザウルス ザ・キャリアは単騎運用だからなのか3連装の旋回も可能そうな大型砲塔を積んでいるので、運用する状況次第ではウルトラザウルスにも旋回式砲塔を積む必要性は出てくるように思います。

また、敵陣に突撃する用途があるゾイドであれば旋回式砲塔の有用性があるのも納得ですし、
高速ゾイドの一撃離脱戦法と言う点においてはジェノザウラーのパルスレーザー砲は威力が高い上に旋回式で小回りが効くので扱い易い火器であると思います。
ゾイドFORもそうですが、ゾイドの元祖3DアクションゲームであるゾイドVSでもパルスレーザー砲は旋回砲塔のお陰で使い勝手はかなり良かったですし。
ただ、中にはライトニングサイクスの様に「機体が速すぎて固定砲塔にしないと命中率が悪い」なんて場合もあったりしますが・・・。
(/0ではそれを利用した対ライトニングサイクス用の作戦をジェミーが考案した事がありましたが、対戦相手のジャックとタスカー姉妹は3機のサイクスによる巧みな連携戦法であっさりこの作戦を破ってますが・・・。)

その一方で、サーベル(セイバー)タイガーやシールドライガーの火器に関しては、機体の機動力との兼ね合いから主に対小型ゾイド(重装甲SP級)を想定していたのではないかと思います。

サーベルタイガーにせよシールドライガーにせよ、それぞれ開発当時はまだ大型高速ゾイドの技術は両軍とも未成熟だった訳だから高威力でも重量のある砲の搭載は折角の高速性能を殺しかねないので開発の現場はかなり悩んだと思いますし、
小型ゾイドを一撃で破壊出来る程度の火力の装備なら重量の面で問題なく搭載可能な範囲にあったであろうと思います。
(特にサーベルタイガーが就役した当時の共和国のゾイドは装甲の薄い機体も多かったですし、マンモスやビガザウロくらいならサーベルタイガーの火器も結構効いたと思います。)

最終的にノーマル仕様のサーベルタイガーとシールドライガーはその高速性能を活かした格闘戦や、小火器でも手数と機動力で補う方向性で仕様を纏め、
後のグレートサーベルでは機動力の向上と合わせて小口径砲や中型くらいのミサイルポッドの増設で補助ユニットと合わせて追加装備をコンパクトに纏めつつ火力を向上させる方向に舵を切り、
共和国はゴジュラス用バスターキャノンの搭載でシールドライガーと大型砲のマッチングを検証した上で、固定式でも大火力のビーム砲を搭載する事で多少機動力を犠牲にしてでも火力の向上を優先する方向に舵を切ったと思います。

また、機獣新世紀における両軍の高機動ゾイドにおける機体開発のコンセプトを見ると、
共和国は高速接近戦重視のブレードライガーの火力と機動力の同時強化を目指したブレードライガーAB(ただし稼働時間はノーマルよりも低下している可能性大)や、
プレーンな素体に対して接近戦・高速戦・砲撃戦にそれぞれ特化すると言う尖ったコンセプトのCASを揃えたライガーゼロと言った特化した性能を重視した機体がいれば、
シャドーフォックスの様に主な火器を取り回しが良く貫通力の優れた火器を搭載した機体や、
狙撃寄りの運用を視野に入れつつ高い格闘性能を持つケーニッヒウルフと言った汎用的な機体(ケーニッヒは不安定な面があると言う意味で尖ってますが・・・。)もいます。

対する帝国は、対ブレードライガーが主軸であったジェノブレイカーやそのコンセプトを受け継いでいると言えるシュトゥルムフューラーの様に高機動と接近戦を重視した尖ったコンセプトの機体もありますが、
ベースとなった機体は、ジェノザウラーにせよバーサークフューラーにせよ、
ノーマル仕様は接近戦と射撃戦でバランスが取れた万能選手の汎用機として作っていますし、ライガーゼロのCASであるイクスもステルス機である点を除けば基本的なコンセプトは格闘も射撃もこなせる万能機であり、
基本的にはバランス型の機体を重視している傾向があります。

こうして考えると、共和国は旋回砲塔を採用したシャドーフォックスやブレードと連動して広い射角を確保できるブレードライガーは別としても、
基本は尖ったコンセプトで固定(または旋回範囲が狭い)砲を主体とする機体をメインとし、
帝国は旋回式の砲塔や広い射角を確保できるフレキシブルアームなどを採用した機体など、汎用性を重視した機体がメインであると思います。
(中には速すぎて固定砲塔にせざるを得なかったライトニングサイクスもいますが、HMMの様に旋回式としての機能も持ち合わせていると言う解釈もあるので、基本はやっぱり取り回しの良い汎用的で砲そのものが広い射界を持つモノを重視しているのかも・・・。)

No title

>w15さん
ゾイド自身の旋回性能ってどれくらいなんでしょうね。
地球の戦車の砲塔は一周するのに10~20秒くらいです。
ゾイドの砲はもう少し速く動けるかな…? 
戦車は「砲塔」ですがゾイドの旋回砲は砲のみなので軽くて動きが良さそうだし、未来のテクノロジーなのでその分を加味すれば速いと思います。
その速度にゾイド自身は追従できるかどうかがキモですね。

この問題を突き詰めた戦術も研究したい所ですね。

>No Nameさん
後方や側面は当然ですが命中率が下がります。
が、それを補う為にメインパイロットの他の要員が居ます。
レッドホーンもマッドサンダーも頭部以外の場所のパイロットが操作し良好な命中率を獲るものと思います。

>makiさん
愛すべき珍戦闘機ですねー。
たしか宮崎駿の雑草ノートに出てきたかな。それで知りました。
開発のコンセプトは理解するのですが、砲手とパイロットが別々なので連携が難しいのがちとネックだなーと思います。

後方に向けた旋回機銃は爆撃機なんかにも多く採用されていますね。
基本的に攻めるよりも守る事に重点があると思います。
ゾイドの旋回砲も守りにおいて絶大な効果を発揮するでしょうね。

シールドライガーの尾部の砲はもちろん全周囲に向けて撃つ砲だと思いますが、あの位置に置いた意味はカウンターウェイトとしての要素も大きいと思います。
猫は旋回時に尻尾でバラスを撮って高速で回ります。シールドライガーが高速でターンできるなら尾部が長い事と先端に重量物があって効率よく回れることが大きいんじゃないかなーと思います。

>No Nameさん
前包囲攻撃はちょっと謎ですよね。威力も…。

ガンブラスターはビーム砲なので曲射ができない。すなわち実用上の射程は10kmには届かないと思います。
(これはビーム砲の威力が届く距離という意味ではなく惑星の局面に守られ狙えない距離という意味です。高所から狙えば長距離射撃も可能だと思います)
ガブラスター、各ビジュアルを見るとダークホーンとよく戦っています。中には牙で持ってダークホーンに噛み付いているものも…。
なのでけっこう最前線に立つ・射程の短い砲で撃ちまくりながら突撃する事も多いのかなーと思います。

対空砲撃は謎ですね。
アルトブラスターなら可能ですがノーマルタイプは…。
風太君みたいに立ち上がっていたのだろうか…。

>やまさん
砲塔が回ることの意義は大きいですね。
ゾイドの脚は便利だと思います。細かな調整はかなり利く感じ。
戦車でいえば、ちょうど74式戦車が油気圧サスペンションを使って車体の角度を細かく調整できるような事が瞬時に用意に行えると思います。
体を「ひねる」事である程度の射角調整も可能と思います。
それでもまあ、やっぱり旋回式の砲塔は欲しいですよね。

火砲は私も人が操作を行うと思っています。
というのも野生体が行う部分というのは野生体的な部分…すなわち歩くとか走るとか牙で引っかくとかそういう部分であって、火器はそもそも野生体として使うことがないので上手く使えないと思います。
ただしゾイド自身の視認と連動して自動的に照準をつける装置などは開発・搭載されているかも…とも思います。
この装置は「ゾイド自身が行う照準」というより「ゾイドの生体部分を利用した人造装置」という考えです。

>NoName Mk-2 量産型さん
航空機はその特性から正面固定の方が狙いやすくて良いのですが、地上となると旋回砲が欲しいのかなーと思います。
正面きって1対1で戦う・それに勝ちさえすれば良い場合は正面固定でも良いのですが、戦場は乱戦で多く場所に居る敵を倒す必要があります。

ジェノの旋回砲はそれでもって直撃弾を与えずとも動きを牽制し行動を制限せしめれば十分な効果かなと思います。
この砲の旋回速度はどの程度でしょうね。
なんとなくディバイソン程度になら次々に命中させられそうなイメージがあります。

>神楽歌さん
なるほど、確かにゾイドが速過ぎる・しかも揺れるゆえに重量のかさむ砲塔が難しかったという可能性はありますね。
興味深い意見です。

腕に持つ砲は昔は「動物が銃を持つのはなあ・・・」的に見ていたのですが、今にして思うととても良い配置だと思いました。

>名も無い者さん
ウルトラに旋回砲を付けるとすれば全周囲ではなく「右をカバーする砲・左をカバーする砲」といった感じになると思います。
初期状態の戦艦大和が側面に副砲を積んでいるじゃないですか。あんな感じです。

>横転臼砲さん
共和国軍は数をそろえますからねー。
なので扇状にズラリ並べて一斉砲撃していたかもしれませんね。

>メカカブトさん
基本的に指揮官は後方ですが、指揮には前線の様子を知る事が必須。
ビガザウロもウルトラもビークルを飛ばしたりして入念な情報収集を行いますね。
レッドホーンやマッドサンダーは、最前線の情報を得るという意味でいうとビークルの超超拡大発展版と言えるかも…。

そういえばカノンフォートも二人乗り。
こちらは砲手という意味合いが強いのですが…、でも複数乗りだから同様の運用ができるかもしれませんね。
共和国軍は本機にミニマッドサンダー的な運用を想定していたのかも。
大型ゾイドの居ない戦場(数の上ではこちらの方が多い)ではカノンフォートを投入したい…というような。
残念ながら完成時期が遅れたので戦場の主役が大型化して対応できなかったのが悲惨でしたが。

高速機の運用も考えたいですね。
仰るとおり、グレートサーベルとシールドMK-IIはかなり思想が違うと思います。
両機とも良い結果を出しているので、その後の設計に影響を与えていると思います。
というか、アイスブレーザーやキングバロンの時点でもかなり影響が見て取れる気がしますね。

新世紀はなにしろ数が多いので入念に考えたいです。
ライトニングサイクスはグレートサーベル的な動きの良さとシールドMK-II的な砲撃力があったりして、色々な情報を考えると難しい!
そして面白いですね。

>ロイさん
デスキャットは構造からして正面以外は無理そうな気もします。
でも出来れば全周囲に撃ちたいのは本音でしょうね。彗星衝突がなければそうしたものが完成していたかもしれませんね。

>ラウルさん
そういえばウルトラザウルスキャリアは戦艦みたいな三連装砲を積んでいますね。あれは旋回可能だと思います。
用途に応じて追加で装備する事もあるのでしょうね。
あの砲等、ウオディックやブラキオス相手にはチト過剰な気もしますが…。
しかしあの仕様ってデストロイヤーに劣らず機体に負荷をかけちゃいそうな気がする…。

そういえば旧大戦のフロレシオ海海戦ではウルトラはむしろ砲撃力を減らしていましたね。
その代わりに艦載機を多く搭載していましたが。
あの使用ができたのはウルトラが多くあった時代だからで、新世紀時には一機しかいないから過剰な改造をして飛行機運用能力も砲撃力も共にアップさせる必要があったのかも。


ジェノザウラーのパルスレーザーライフルは本当に優秀ですよね。
十分な威力があって旋回する。
実質的には荷電粒子砲ではなく本装備が主砲と言えると思います。

サーベルやシールドは仰るとおりで対小型機が主だったと思います。
シールドは微妙に高威力の砲を備えていますが(背中の砲は見た目以上に強い)、あれは帝国機の装甲を加味しての威力なのと、現在ゾイドは大型化の一途を辿っているので将来的に出現するであろう中型ゾイド二対応しなければならないと言う考えでしょうね。
これを起点としてざまざま名方向に発展してやがて共和国らしさ、帝国らしさに分かれていった事を考えると実に面白いですね。
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