100人の弟君 解答編

ということで2018エイプリルフール「100人の弟君」の解答編です。
そうそう近年はエイプリルフールといえばクイズにしてる感じです。
2017「説明書」 クイズ編 解答編
2016「仮称」 クイズ編 解答編

読み返すとどうもマニアックに重厚に攻めすぎている感じがしました。
なので今年は比較的あっさり攻めようと思って作りました。
で、結局今年もマニアックすぎる感じになってしまいました。申し訳ない…。

それにしてもゼネバス皇帝・・・・というかメカ生体ゾイドのキャラデザインは統一されていないなー。
どないなっとんねん!
時代なのかなぁ。

でもまぁ…、別人になったりする事も解釈できなくはないのかな。
初期のトカゲ人間は、異星人とのコンタクトした地球人が「8万光年の彼方に住んでいる奴らが同じ容姿なわけがない!!」と思い込んでしまった結果なのかも。

そんな前提で見ているから細かい違い・・・例えば肌が少しカサついてるとか傷がついてるとか・・・・・・そんな何でもない事があったとすれば、これみよがしに誇張して絵師に伝える→それを聞いた絵師の方も異星人だから容姿が大きく異なっているに違いないと思い込んでいるから「肌がカサついている? 大きな傷があってうろこ模様になってる!? もしかしてゾイド星人ってトカゲ人間じゃねーの!?」となってしまったとか。

「誇張」っていうと、黒船のペリー提督の絵なんかは、日本側が描いたものは色んなパターンがありますね。

ってか、同じ人・・・? 
まるで鬼のようなものとかあるし。まあ、当時の混乱状況を考えると、さもありなん。
当時は何だかヤバい奴がきたー!って感じだっただろうし。
これらの絵の中には本人を見ず「伝聞」だけでイメージで描かれたものもあるそうです。

ゾイドでも絵の違いはそんなことなのかも・・・・・・・。
でもそれだけじゃ説明できない程の違いがある気もしますが。
突如として神話の世界の神々みたいな容姿になったりするし。
いくら断片的な情報から想像で描いたとしても、ここまで変わるものだろうか…。

んー……、でもまぁ皇帝とか大統領とかになると、やっぱり暗殺とかにも気をつけなくちゃいけない。だから真の姿は公開されず、意図的に別人の姿が公表されたりしていたのかも…。
それにしても凄まじいバリエーションだなあとは思いますが。


さて、それでは以下に一つ一つ詳しく見ていきましょう。

初期資料版

これは正解です。初期の頃…、85年初頭頃まではこのビジュアルが使われていました。
トカゲ人間ですね。

85年春以降に地球人と同じ容姿になり、トカゲ人間は封印された…。
85年春といえば、いよいよ学年誌でバトストが本格的に展開されるようになってきた時期です。
(小三は84年の夏ごろからゾイドを掲載していたが初期は「ゾイド紹介」「ゾイドワールド紹介」みたいなノリが多くバトストとは言い切れなかった。だが85年春頃から徐々にバトストの風味が増していった)

初期のゾイドは「SF」を強調しています。対してバトストはSF要素はあるがそれ以上に「ミリタリー」を強調していますね。
トカゲ人間はSF色の極めて強かった時代を示しているのかもしれない。
バトストが始まってから、ゾイド星人の容姿は地球人型になった。これはミリタリーな描写をするには地球人型容姿の方が都合が良かったのかもしれない。







この辺の資料も正解です。
しかしトカゲ人間時代はキャラデザインが徹底して共用されていたんだな。
まぁ、当然と言えば当然ですね。
後の時代の自由すぎる具合がむしろ異常なのである………。
統一できなかった理由について、出題編の記事中で「FAXさえ普及していなかった時代なので」と推測したけど合っているのかなぁ…。


History of ZOIDS版


地球人型になった最初の絵。これも正解です。
なんかゼネバス皇帝、スターリンみたいだなぁ…。

あと、



ヘリック大統領の絵も正解です。ヘリックはうさんくさい顔してるなぁ。
ところで、この本のヘリックはとんでもねぇ。
国境線付近の試験場にて、ゼネバスが地球人から提供されたミサイルの試射をして大喜びしてるんです。
その姿を確認したヘリックは、こちらも負けじと地球人から提供されたビーム砲を発射。
ゼネバスの隣にある、ミサイルを試射してる最中のゾイドを破壊して挑発しちゃうんですね。

その後、ゼネバスはミサイルに浮かれていた自分が恥ずかしくなってしまう。また「お前のミサイルより俺のビーム砲が強力だ」と自慢されたように感じられて悔しくてたまらなくなる。
それが彼に復讐の念を抱かせいよいよ帝国軍は苛烈になっていくのだった……みたいな展開になります。
挑発をしかけた当のヘリックは私は平和を望んでいるのにゼネバスよなぜ分からないんだ みたいに嘆いちゃったりするんですが、あのさぁ…と思ってしまう。


戦闘機械獣のすべて版


地球人になった次の絵。これも正解です。
もちろんヘリック大統領も正解です。


しかし二冊目の本でこんなに変わるとはなぁ…。

思うに、「デザインの統一が難しかった時代」という事もあるんだろうけど、ここまで変わった事からは別の事情も読める。
History of ZOIDSは一般の書店で販売された本ではなく、通販専門で販売された本です。
そのため流通数は極めて少ない。現在プレミアになっている最大の理由ですね。

History of ZOIDSはけっこうハードな画風です。小林源文先生ですし。
この本はホビージャパンで特に広告がうたれました。学年誌にも載っているけど高学年のものばかりです。
「通販」というのも敷居が高いですね。
要するにゾイドのターゲットを考えれば「少し年齢が高め」の層に向けて作った本と言える。
ですがメカ生体ゾイドは本来のターゲットは小学生です。

戦闘機械獣のすべては、一般流通で書店で販売された発のゾイド本です。
出版も小学館です。(History of ZOIDSはトミーからの出版です)
なので、これを機に「低年齢の層がより親しみやすいデザイン・画風に変えよう」としたのかもしれない。

…まぁ、小林源文先生の絵はミリタリーファンにはたまらないけど小学生の低学年が親しみやすいかといわれるとなぁ…というのはありますよねぇ。


・・・・・ところでヘリック大統領の絵ですが、以前に色を塗った事があったりする。

我ながら何しとんねん・・・。


ゾイドバトルストーリー三巻版


ジオラマ中に出てくるおそらく唯一のものです。これも正解です。
出題編の本文でも書きましたが、多分いちばん有名なゼネバスのデザインじゃないかな?

ところでゼネバス皇帝のデザインを見ていると、お顔は別人に変化し続けています。
しかし「マントをつけてる」ところはHistory of ZOIDS版を除いて共通していますね。
バトルコミック版でもマントをつけています。

FAXも普及してない時代。電話での打ち合わせが多くなろう。これを想像すると…、
「ゼネバスは苛烈な性格だから目つきも険しくてシワも多くて・・・・」と言った所でデザインはあんまり伝わりません。
ですが「マントつけてる」と言ったらその要素は正しく伝わる……という事なのかも。


ゾイドバトルコミック版


メカ生体時代の有名なコミックですね。これも正解です。
皇帝という感じはあんまりしないけど、部下からの信頼厚く時に自らも戦う武人という感じは強い。
良いデザインだと思います。
私は全ゼネバス皇帝デザインの中ではこれがいちばん好きかなあ。


読みきり漫画1 第一次中央大陸戦争クライマックス漫画版


そりゃあコミック化されないですな…といった感じの読みきり漫画版。これも正解です。
残念ながら正解です。
イヤー、凄い。漫画としてはそれなりに面白いんですけどね。

本作は、帝国軍の侵攻で共和国はメタメタだ。
だが共和国軍には切り札ウルトラザウルスが残されている。
完成直後でテストも終わっていない状態だが………。
ついに帝国軍がこの基地にも迫ってきた!
この事態に、訓練生のリュウ・バトランは格納庫に走り、独断でウルトラザウルスを動かすのであった……というストーリーです。

このゼネバスはウルトラザウルスが出現するや想定外の事態にビビりまくる。
そして即座に人質を使った卑怯な手に打って出る「策士」・・・・というよりは「小物」感たっぷりな感じをみせていた。
しかも人質を示した後に「どうだ戦いは作戦なくして勝てないのだフハハ」みたいに自画自賛し語りだすもんだから反撃されちゃう。
典型的なだめなヤツやないか。

ちなみにウルトラザウルスですが、さすがに単機なので帝国軍大部隊を倒すことは出来ぬ。
だがしかしダムを撃ち抜きその水流で帝国軍を流してしまうという展開でした。この辺は良いですね。
スーパーゾイドが超強いので一機で大勝利、じゃなくて強いんだけど限りはあって、でもそのうえで勝つというのが良い。
なおウルトラは超重量なので水流に耐えれたか、あるいは水陸両用なので大丈夫だったと思われる。

あと、残念ながらヘリック大統領は登場しませんでした。


読みきり漫画2 ファミコンゾイド攻略漫画版




ファミコン攻略漫画です。これも正解です。
この漫画はゲームブックになっており、選択肢によって「13ページに行く」「15ページに行く」のようになっています。
読めばファミコンゾイドの攻略手順がわかるようになっているんですね。
昔はこういう漫画がたくさんあったよなあ。


ヘリック大統領のデザインがゾイドバトルコミック版のゼネバス皇帝に近いのは面白い。
なんでや。


読みきり漫画3 ファミコンゾイド攻略漫画版その2


コチラはハードな世界観のファミコンゾイド漫画です。そして…コチラがフェイクでした!
分かりましたかな?
正解された方、おめでとうございます!

この漫画にはゼネバス皇帝は残念ながら登場しません。
この画像ですが、先ほどの「第一次中央大陸戦争クライマックス漫画版」のコマを利用して作っています。


第一次中央大陸戦争クライマックス漫画で基地の防御線が突破されたシーンです。

上にキャラを載せて・・・、

ここから紙の色合いや質感を調整しています。

表情が場面と合っていなかったので、出題編の本文には「性格は冷静沈着さが出ましたが、知略家という感じで武人という感じではなかった」なんていう一文を加えたりもしました。

あと、元のセリフは「あぶない アイアンコングとサーベルタイガーをしん入したぞ。」なんですが「いまだっ アイアンコングとサーベルタイガーをしん入させろ。」に変えています。
・・・・あら、見直したら「アイアンコングとサーベルタイガーしん入させろ」になってるな…。
ミスった。

ところでこのお爺ちゃんですが、誰やねん とお思いでしょう。
これは戦闘機械獣のすべてに掲載された「ヘリック1世」の絵です。

戦闘機械獣のすべてにはヘリック大統領、ゼネバス皇帝、ヘリック1世の三人が載っています。そこから拝借しました。
こう見ると、ヘリック大統領はヘリックI世の遺伝子を色濃く継いでいますね。


すすめ!ゴジュラス版


ファミコン漫画その3です。これも正解です。
これについては出題編の本文で書いた通り。
台詞を一部改定されて、作品名も「ゴジュラス王者伝説」に変更した上でゾイドバトルコミックに収録されました。
作画も迫力があるし、とても良い作品です。
ヘリック大統領とゼネバス皇帝の絵を除けば・・・・・・・・・・。

それにしてもゼネバスのかぶり物は何だろう。
87年と言えばドラクエが大ヒットして西洋ファンタジーの世界観が浸透していた時代と思います。その影響を受けている感じもする。

ファミコンゾイド-中央大陸の戦い- ドット絵


ファミコンゾイド2-ゼネバスの逆襲- ドット絵



これらも正解です。
ヘリックも正解です。


2の顔グラフィックはよくできていますね。顔色が悪いことを除けば…。
リメイク希望!!


Zi HISTORY FILE THE ZOIDS BIBLE版


これも正解です。
おそらくですが現在公開されているゼネバス皇帝デザインの中では最新版じゃないだろうか。ということはこれが現在の公式見解デザイン?
ただしこれは「若かりし頃」の絵なので、バトスト時代のゼネバスが同じ姿だったかは不明です。


ということで以上、解答編でした。
いかがでしたでしょう。
・・・来年はヘリック編?

それにしても時代を感じますねえ。
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コメント

非公開コメント

No title

残念ながら外れました(読み切り漫画3と予想)。

正解された方にウルトラキャノンで祝砲を撃ちまーす(^^)

No title

まさかバトスト3巻の彼が、一番有名なゼネバス像だったなんて・・・!!(@Д@;)
確かに普通の司令官ならこんな派手でオシャレな格好の軍服なんて着られませんねw
このまま荒木飛呂彦先生に全身像を描いてもらいたい(苦笑)。
(もちろん背景にゴゴゴゴゴとかドドドドドドとか擬音をつける)
今の8部JOJOのボスに出てきても違和感がまったくないw
この当時の感覚を考えると、このデザイン&配色で作ったフィギュア製作の方の、
時代を飛び越えたセンスの素晴らしさよ・・・。




正解でした。

今回はゼネバス皇帝だけにフェイクを絞ったこととメジャーな資料が多かったので、考えやすかったです。
他の方のコメントにあったように髪の色が違うだったら「そんなん、わかるかっ!」とツッコミを入れますが(笑)。

(コメントの訂正)

>残念ながら外れました(読み切り漫画3と予想)。

おっと、間違えてる(汗
予想は「漫画1」で、正解が「漫画3」なので「外れました」です・・・

No title

バトスト3のフィギュアはデスザウラーからの脱出シーン等でもあんな格好だったような…
コラに使われた絵、上半身だけだとセーラームーンのコスプレした人みたいだ…月光刑事の新メンバーかと
北斗のトキに見えなくもない

No title

今回は当たったので嬉しいです。
個人的には他の幾つかのシーンには見覚えがあった事や、正解のシーンに感覚的に違和感があったからですが、
それでも正解を当てられたのは嬉しい事です。

それにしても、やはりヘリック大統領もゼネバス皇帝もメディアや作品ごとでこうもデザインがバラけているのには、
興味深いですし、面白いです。


No title

関係ない話ですが…。
「スパイの報告によれば」って
こんなトカゲ人間のスパイはものすごく目立つのでは?

No title

>ネームレス Mk-II 量産型さん
残念でした。
でも、来年もぜひ挑戦してくださいませ~

>Jスターさん
このゼネバス皇帝フィギュア、なにかの既存フィギュアの改造だと思うんですが、元は何でしょうねぇ?
それが分かれば再現できちゃったりして。

>YHさん
マイナー漫画もありますが、比較的メジャーどころで固めたので例年よりは難度が低めだったかもしれませんね。
あくまで低いではなく例年に比べてマシという程度でしたが。
お見事です。

>No Nameさん
あぁ、そういえば心バトストでも出てきていましたね!
忘れてました。
完全版として後日ブログで紹介したいです。

>ラウルさん
おめでとうございます!
デザインの差、もう笑っちゃうしかないですよね。
面白いです。
当時の大らかな雰囲気が伝わります。
そして今もファンやってる私的にはどうにかして「解釈」してみたいです。

>サンボルさん
当時はゾイド星人は皆トカゲ人間なのでばれない感じですね。
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