小口径砲と大口径砲

昨日からちょっとマニアックな話を続けていますが、今日も砲の話です。

昨日の記事のとおり、基本的に砲は大きいほど大威力である事が言えます。まぁ、そりゃあ当然です。
なので大きな砲を積みたい・・・・となるわけですが、大型砲は当然ながら誰にでも搭載できるものではない。

1:反動が大きいのでそれを吸収できる大型機でないと厳しい。
2:大型砲は砲弾も大きいので携行できる弾数が少なくなる。
という弱点があります。

1はゴジュラスキャノンのような無反動砲を使えば解決できます。

が、無反動砲には「同じ口径の通常砲に比して威力で劣る」ということ以外にも弱点はあります。
戦場で深刻になる問題の一つは「撃つと極めて発見されやすい」ことでしょう。

無反動砲は発射と同時に後方からも何かを噴射するので、巨大なバックブラストが生じます。
これが敵からすれば容易に位置を察知できるものになります。
なので無反動砲は基本的に「撃ってすぐに退避」が基本になっています。

こう考えると、シールドライガーなんかには意外と相性が良いかもしれない…。
ゴジュラスの場合はとにかく頑丈なのでちょっとやそっと撃たれても大丈夫…という強引な発想かもしれない。


…メカ生体時代においてゴルドスがキャノン砲装備タイプが量産されなかった理由の一つかもしれないなぁ…。

ゴルドスは移動力が低いから退避しにくい。また撃たれ弱いから。


2も深刻で、例えば昨日は航空機搭載機銃の7.7mm機銃と20mm機関砲の話をしました。
7.7mm機銃は小さな穴を開ける程度。20mm機関砲は翼をバラバラに吹き飛ばす程。
ただ20mm機関砲の弾は大きい。


同スケールで7.7mm、12.7mm、20mmの砲弾を描くとこんな感じ。

零戦の初期型は20mm機関砲は1門あたりわずか60発しか携行できませんでした。
発射速度は毎分520発なので、連射するとわずか7秒ほどで弾が尽きてしまう…。

7.7mm機銃は1門あたり700発も携行できました。
こちらの発射速度は毎分950発なので、連射しても44秒ほど。
そこそこ射撃を続けられます。


幾ら威力があっても敵が居るのに弾が尽きててで撃てないでは意味が無い。
これを解決するのは大型機で内部に砲弾スペースが豊富に確保できる機です。
ゾイドで言えばウルトラザウルスはまさにこれ。
ウルトラだと大型砲弾を使っても砲弾格納庫が大きいから撃ちまくれる。
一方、中型機にウルトラキャノン砲サイズの大砲を無理やりつけても格納庫が確保できないので数発しか撃てないとなるわけです。
そういえばカノントータスは「携行弾数が少ないのが弱点」となっており、専用の給弾車仕様まで存在します。


ゴジュラスMK-IIも携行弾数が少ないだろうなぁ。

キャノン砲のこの部分が弾倉だと思いますが、何発入るだろう…。
ゴジュラスも専用の給弾仕様が居たかも。また新世紀のウルトラデストロイヤー随伴機(デストロイドゴジュラス)はその仕様の発展型なのかも…。

先日、ゴジュラスMK-II量産型がデスザウラーを「撃退」していたのではという記事を書きました。
キャノン砲を猛射してデスザウラーを追い払った。しかしゴジュラスMK-II量産型だけでは不十分。弾がすぐに尽きる。
そこでゴジュラスMK-II量産型には給弾仕様ゴジュラスやクレーン付きのグスタフが随伴して必死で発射と砲弾補給を繰り返して死に物狂いで撃退していたんのだと思いました。
ウルトラザウルスなら単機で撃ち続けられるが、ゴジュラスMK-IIで同等の連射力を達成しようとするならこれだけの苦労が必要。
そんな風に現場の苦労を想像するのもまた面白いと思います。

……スピノサパーとかレイノスは機体サイズに比して異様に大口径の砲を持っていますが、弾数は足りてるのかな。

レイノスは72mmバルカンを装備。飛行機だから陸戦機のように途中で補給…というのは厳しいだろうし。
レドラーとはそこまで頑丈な機体だったのだろうか?

スピノサパーもなぁ。
115mmマシンガンはマシンガンという位だからものすごい連射力があるでしょう。
しかも連装です。


付き位置は股間部なので対人用に威力を発揮しそう。なので対人用として十分な威力を持つ13mm機銃…とかにした方が良かったんじゃないかなぁ。

あるいはガイロス帝国軍の数で言えばもっとも多いゾイドであるところのモルガ。これの対策だったんだろうか。
モルガは低いし前面装甲は分厚い。
スピノサパーが対モルガ用にこのような配置で大口径砲を設置していたとすれば一定の説得力はある……のだけど、やっぱりそれでもでか過ぎな気はするなー。
キットの砲身サイズも、ゴルドスの105mmキャノン砲があの太さなのに、スピノサパーの115mmマシンガン砲身なんてプテラスの16mm機関砲と同じくらいの太さ。いくらなんでもこれは違和感が・・・。

ゾイドってばたまにお茶目な誤字をしちゃいます。
確かゴジュラスホロテックは最高速度が21.0km/hとなっていた。全高が21.0mなので思わず間違えたんでしょうねぇー。
こういう感じで、実はスピノサパーの武装は115mmマシンガンじゃなくて「11.5mmマシンガン」なので説を出してみたり…。


話が逸れてきましたが、こうした砲の利点・欠点を踏まえて搭載する最良の砲が決定されるんだと思います。
掘り下げて考えると凄く面白い!

のってきたのでビーム砲も近々考えていきたいなぁ。
今ひとつよく分かっていないビーム砲についても色々と仮説を出していければいいなと思います。
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コメント

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No title

ウルトラは固定砲台のイメージですけど、ゴジュラスは結構動いただろうし弾を実際に交換するのも他ゾイドが担当したんですかね。
その場合も結局ゴジュラスが良さそう。。。

そういえば先週金曜のシンゴジラ放送に合わせてゾイド公式が面白いことやってました。
ゴジラ型だろうとなんだろうと格好よければいいんだよ!と言う認識がまた広がればいいなぁ。

No title

最近ガンダムでジオってモビルスーツのスペックが「シロッコの欺瞞」であり、出力も1840Kwどころか2000を軽く超えるとありました

スピノザパーもマシンガンと銘打ってますが当時にゼロのデータが横流しされたこと(これでイクスの開発に拍車がかかる)を考えると前の自分の記事で書いた「機構のみマシンガンで」実質的には普通の大砲であり、情報かく乱が設定集に及んだと思いました(え?)

装弾数ですが、これは大砲付きのロボットの永遠の課題ですよね<どこに乱射するほど積んでるのかって疑問に思うことが色んな作品で多いですし

No title

あーなるほどモルガ用か。
確かに戦力比較とかの解説見るとみんなモルガの前面装甲に苦戦してるようでしたからねぇ。
それにスピが戦う敵もそんなもんでしょうしねぇ。
そう考えるのが今のところ一番でしょうかねぇ。

No title

バスターキャノンはHMMでは矢印の所がマガジンになっていました。マガジンがシングルカラムだと砲弾のサイズから考えるにバスターキャノン1基につき5発+チャンバーに1発の計6発でダブルカラムだとマガジンに10発の計11発。つまり、ゴジュラス1機につき最大で22発くらいしか積んで無いかと。
共和国はバスターキャノンの弾を補給する時にはクレーンが必要でしょうね。
これがアイアンコングならゴリラ型故に予備のミサイルを機体に積んで弾切れになったら自力でリロードが出来ると思うのですが。
想像ですがアイアンコングの場合、肩のミサイルは1マガジン6発だけって事は無く、必要に応じて複数種のミサイルのマガジンを持って行くのではと思います。

No title

追加で射程距離についてですが、無反動砲でもロケットアシスト弾やベースブリード弾を使えば伸ばせるのでバスターキャノンが使う砲弾もそれに準じた物かと。
多分、バスターキャノンを無反動砲と仮定した場合、発射方式はクルップ式かと。自衛隊が使っている無反動砲のカールグスタフがそうです。
因みにクルップ式の場合、装薬のエネルギーの約4割が弾の推進、残り6割が反動相殺に使われるようです。

No title

無反動ゆえ撃つとバレるってのはゴルドスにとってはネックですね、撃たれ弱い?から

逆にゴジュラスだからこそ頑丈だし懐に飛び込まれても格闘で対抗できたし・・・ってことでバスターキャノンを装備するのにふさわしいゾイドだったのかもしれませんねぇ・・・

補給は結構高い位置にキャノン砲があるからクレーン付きのグスタフあたりでも厳しかったかもっすね
ウルトラザウルスデストロイヤーみたいに給弾タイプのゴジュラスが追従してたのかも

No title

スピノサパーの115mmマシンガンが対モルガ用なのは面白いですね。
確かにモルガの前面装甲にはかなり手を焼いているのがファンブック2巻でも見て取れます。
いつもいつも横に回り込んで対処できるとは限らないので、新型のスピノサパーにはそこを求めたのかもしれませんね

No title

スピノサパーのマシンガンは……ま、まあ、時代ですよ。機獣新世紀世代からすると。
リアルタイムで小学生だった私からすると、むしろ十何ミリ程度の小口径では本当にゾイドを撃破できるの? 表面に穴をあけるだけじゃないの? という感じだったはずです。

No title

>場末の葦さん
ゴジュラスは背が高いですからねー。
あの位置まで届くのが単順にゴジュラスくらいしか居ないし、補給仕様もあったような気がしますね。

>デスペラードさん
公表されるスペックは政治的な思惑で容易に上下しますからね。あまりアテにはならないと思います。
だいたいそんなもん、というざっくりした程度で認識するのが良さそうですね。

弾数はアニメを見ていると「どこに?」と思える事は多いですね。
たまに弾切れしてる描写を見ると「お!」と思います。
その辺もバランスよく整合性をつけていければ良いですねぇ。

>No Nameさん
対モルガ用には最適ですが、はたして105mmも必要かというとそれもまた違う気もしています。
いくら分厚くとも小型ゾイドです。せいぜい50mmもあれば十分だと思うのですが、不思議です。

>Ziの料理人さん
1門当たり11発かぁ・・・・。まぁ、そんなもんでしょうね。
それでもアイアンコングの基本装備である所の6連発ミサイルよりは倍近い。しかも2門会って連射可能だから帝国にとっては脅威だったでしょうね。

コングは仰るとおり様々な装備を持っていると思います。
海外版のようなニ連装タイプとかもありそう。
補給もしやすいだろうし、そうやって必死にキャノン砲に対抗したのかもしれませんね。

>ヒューイさん
ゴルドスは発見される=やられる ですからねぇ・・・。
一度ブラックライモスに為す術も無くやられた事もあります。
中型以上の敵には勝てるわけがない。小型でもけっこうヤバい。くらいのバランスですね…。

唯一例外的に強かったのはホワイトゴルドスだなあ…。

>No Nameさん
位置的には対モルガ用として理想的ですね。
ただ、それにしてもデカすぎるのですが。
モルガは数が多いし過剰に強力な砲を配置したのかも知れませんねぇ。

>坂上蜘蛛麻呂さん
メタフィクションな視点で言うと仰るとおりですがそこで終わらせたくないので細かく考えてる感じですね。
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