ワイルドブラスト

ゾイドワイルドの「ワイルドブラスト」を初めて見た時は、良い意味でも悪い意味でも随分驚いたものです。
良い意味とはギミックの面白さで、これはまた凄い仕掛けを造ったものだなと思いました。
他方、悪い意味とは「こ…これはやりすぎでは?」と思ってしまったこと。
ガブリゲーターとか凄いもんねぇ。



初見ではめちゃくちゃ混乱したものです。
「す、すごいけどこれはいいのか?」
最初は、「奇をてらっただけのものでは」「インパクト勝負をしただけでは?」とも思ったのですが、今ではまさに「ワイルドブラスト-本能開放-」だと考えが改まっています。

ワニの噛み付きをより強調したガブリゲーター。
陸亀のドッシリ感だから巨砲を搭載できたガノンタス。
より強く大きな牙を……、そんな想いを具現化したワイルドライガーやギルラプター。

奇をてらったなんてとんでもない。
各機とも、よりモチーフを際立たせるギミックが追及されている。
それが凄くいいと思います。

ゾイドは「メカ生体」という生物感を強調したタイトルから始まっていますが、今期シリーズも生物感を”豪快”に表現していて、まさに「ゾイドワイルド」だなと思います。


過去のシリーズを見ても……、ウルトラザウルスのキャノン砲は巨体をより際立たせる装備だし、マッドサンダーの角は突撃をより強調している。
ブレードライガーのブレードは高速性とうまく合致した見事な装備と思います。
この辺の装備はワイルドブラストっぽい感じがします。


個人的な感覚ですが、そのゾイドの最大装備がモチーフの生態をより強調するものであればとても良いと思います。

ゴジュラスやサーベルタイガーはシンプルにモチーフを捉えた「基本」って感じがする。
グレートサーベル(機動力をより強化するウイング)やマッドサンダー(回転する角)なんかは、「超兵器感がありつつ、一方で生物感もいっそう強調されている」という感じがします。これが一番好きなバランスです。
人の手で徹底して改造されているけど、あくまでモチーフを尊重した方向というもの。

ゴジュラスMK-IIやガンブラスターなんかは、装備品がモチーフから導けるものじゃない。
バランスとして兵器感をかなり強調してる感じがする。

もちろんゴジュラスMK-IIやガンブラスターみたいな、モチーフというより兵器そのもの……、モチーフより装備品が主になっているゾイドもそれはそれで好き。
こういう方向のゾイドが居ればこそ、シンプルなゾイドがより際立つし、中間タイプのゾイドもより際立つ。
やはり色んな方向のゾイドがある・多様性があると嬉しいです。


ただしこのカテゴリー……、「装備ばかりが目立つ機体が増え、それがゾイドの標準になる」ようになると、シリーズ全体の魅力が下がり人気も落ちてしまうのかなぁ……とも思いました。
メカ生体/機獣新世紀ゾイドの末期のように……。
両シリーズの末期の時期。活躍するゾイドは超装備を付けた超兵器ゾイドが中心だった(キメラは生物らしさとは思わない)。

個々のゾイドで見ればもちろん皆に魅力があるんですが「全体」の印象としてそうなってしまうとマズイ。
生物である意義が薄れてしまうのは否めない。
もはや「とりあえず動物の形してりゃいいだろ」という感じになってしまうと、ゾイドは迷走してしまうのかもしれない。


ゾイドワイルドの二年目からのゾイドはどうなるだろう?
やはり色んなゾイドが欲しいな。
今のままの方向性でももちろん良いけど、ちょっと趣向を変えたのが出ても面白いと思います。
そのゾイドがシリーズ全体の良いアクセントになり深みを出したりするかもしれないし。

ただ一つ「全体の流れ」としては、やはり生物であることを、その意義を最大限に活かすものであってほしいなと思いました。
まぁ、その点はあまり心配していなかったりはするのですが。
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コメント

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No title

ガブリゲーターのワイルドブラスト、ちょっと間違えるとギャグ描写的なオチになりかねないのに、上手く落とし込んだなと思います。

ブレードライガーも非常に良いデザインだと今更ながら思います。原点となったであろうジークドーベルと一緒に褒めてあげたい。逆にムラサメライガーはやり過ぎですが…。

ゴジュラスMK-IIやジェノザウラーは「背中に砲を乗っけた」という意味ではガチガチの外付け武器なんですが、大砲を背負う格好良さはガンタンクやガンキャノンから続く様式美でもあるので、それを踏まえたシルエットにまとめられているかどうかで評価が分かれるような気がします。

ゾイドワイルドについて言えば、本能解放ギミックが内部機構から考慮されているので、安易に外にゴテゴテつけただけのゾイドにはならないだろうと思っています。むしろ、仕組みを考えるネタ切れの方が懸念されます。

初年度でワイルドライガー、ファングタイガー、ハンターウルフを出しているので、次にネコ・イヌ科の動物にする場合はどうするかな?と思います。例えば、ネコ独特の丸座り(足を折り込むとか、スフィンクススタイルとか)をしてくれるゾイドが出てくると面白いですが・・・「ワイルドに行こうぜ」感はないですねぇ(笑

従来のゾイドは機械である前に生物だという前提がありましたので、生物ではあり得ない豪快な変形をするワイルドブラストには驚かされました。
TFゾイドやBLOXという前例もありますが、あくまで通常ゾイドとは別枠の存在として捉えていましたので。(BLOXに至っては非生物ですしね。)
変形という機械ならではの要素であっても、前例達ほど無機質にはなっていない所がポイントでしょうか。

生物らしさで言うと仰る通りワイルドブラストはモチーフ生物の目立つ特徴を強調・拡張したものがほとんどなんですね。
元々ゾイド由来の機構であるためか、武器を外付けしていた従来ゾイドとは生物らしさの活かし方が異なっています。
(そう考えてみるとガノンタスは他とは違い従来ゾイドに近いような?)

ゾイドワイルドは機械らしさと生物らしさの融合を従来ゾイドと違いを出しつつもゾイドらしさのある絶妙なバランスで実現させてくれたと感じます。
二年目以降の更なる進化にも期待大ですね。

No title

Mk2なら、ある程度の武装は悪くないんですけどね。
最強ではなく、アップデートと言う感じで。
何となく、武装ごった煮のMk1が最強!ってされるとそのシリーズに何も感じなくなりますね。。。

昭和は最強ゾイドが野生体のラインを大事にしていたというのは後期まで一貫していたと思います。
オプションではなく、素体の才能を生かす方が強い。
新世紀は早い内から武装に依った売り方をしていた印象があるのですが、デススティンガー含めた最強ゾイド系は素体重視は変わらず。
こちらはライガーザウラー等の準大型に強力な武装を付けすぎてそういう気配りが無意味になった例だと思います。
全般的に、武装の推し方も強すぎてワンパターンだったかな。。。
何か、ほんとに昭和後期の続編ぽいかも(汗

ワイルドはもう遠くから見ているだけなんですがだからと言って評価が低いわけでもなく、別にゴジュラス等が復刻されたわけでもないのに凄く旧ゾイド感があります。
今後は強化型が増えるのはやむなしかもしれませんが、前二作と同じ轍は踏んでほしくないですね。

No title

>ネームレス Mk-II 量産型さん
ワイルドブラストはどれもインパクトを残しつつギャグにならないギリギリのラインを見極めてる感じがしますね。

ジーク・ドーベルはいいコンセプトなんですが仕上げが雑なのがなぁ。
ブレードがもうちょっと薄くて鋭かったらよかったんですけどね。
あと尻尾が焼けないようなブースター配置であれば……。

ゴジュラスMK-IIは外付けの良さがありますね。
ミリタリー感を増していた当時のバトストにまさに合致する魅力!

ゾイドワイルドの仕様は今後が楽しみですね。
ネタ切れは確かに怖いです。が、今までの仕様を見ているとまだまだやってくれそうな期待があります。
あっと驚くアイデアを期待したいですね。

>U4さん
ワイルドブラストは超豪快な変形でありながらも生物らしさを残している。
その矛盾……。「生物ではありえないのに生物である」という異質な混ざり合いが面白おかしいですね。
二年目は更なる飛躍を期待したいなあ。

>場末の葦さん
仰られる事、よくわかります。
ノーマル状態からしてスーパー超兵器ゴテゴテ最強だったらちょっと違うなぁというか…。
シンプルな良さのノーマル。MK-IIはゴテゴテという感じが基本であってほしいです。
例外はたまになら良いのですがそれが標準になってしまうと…。

新世紀がメカ生体末期の続編というのはストーリー的にもそうなので当然ではありますが、もうちょっとここはこうならんかったのかな……みたいな部分はやっぱりありますね、、。
惜しいなぁと思う所は多いです。

ワイルドは今までのシリーズの教訓を是非とも生かして長くやってほしいですねー。
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