共和国の暗黒大陸攻略戦略

昨日の記事の続き。
ルイーズ大統領に続いてヘリック大統領(というか旧大戦時の共和国)もちょっと考えます。

さてメカ生体と機獣新世紀で資料が大きく進展したのは地図です。
メカ生体ゾイドの地図だと…、


こんな感じで暗黒大陸の全容がつかめなかった。

機獣新世紀ゾイドの地図だと…。


この通り、全ての大陸の全容がつかめるようになった!


暗黒大陸はニクスとトュルクに分かれている。
グランドカタストロフ前は地続きだったようなので、


こうかな?

トュルクは現在は全土が廃墟……。
ガイロス帝国は……、もしかすると早期にトュルクの復興を放棄し「ニクスに全国民を集める」「この地だけを集中して復興する」としたのかもしれないなぁ。
こうする事で復興を効率化し、短期間で最低限の民の生活と安全を確保できた。その地盤があったので軍拡も早期に出来た……のかも。

さてこの地図で、旧大戦の「大陸間戦争」の主戦場を示すととても興味深い。


共和国軍はエントランス湾から上陸し、暗黒首都ダークネス(後のチェピン)を目指した。
そしてZAC2056年、ついにその目標を達した。
ただ、末期は共和国軍は首都を陥落させ猛攻していた……とはいえ、戦いはせいぜい大陸の一部で行われていたに過ぎなかったんですね。

日中戦争の話をします。
この戦いで日本軍は強く、中華民国の首都南京を攻略・占領した……のですが、首中華民国は都機能を漢口に移転し戦いを継続。漢口も陥落すると更に重慶に移転し戦いを継続。
日本軍は優勢ながら膨大に延びた戦線を維持するのは限界が見え始めてきた……。


南京、漢口、重慶の場所に注目。
首都を移転・後退させながら戦っていたことが分かるでしょう。

グランドカタストロフが無かったら……、暗黒軍は同じように戦いを継続していたのかもしれないなぁ。
新世紀では首都は「ヴァルハラ」に移されていますが、これはあんがい旧大戦末期から首都移転の準備が進んでいたのかもしれない。


さて共和国です。グランドカタストロフが無かった場合を考えます。
いかに共和国といえども、暗黒大陸全土を制覇できていたものかなぁ。
主戦場だった一部だけで攻略に5年を要し膨大な犠牲が出た。

はたしてあのままいけば全土を攻略できていたのだろうか?
「首都を攻略しても戦いは終わらない」のは共和国は深く理解していたはずです。
なぜならデスザウラーに首都を奪われた時、ほかならぬ自分たちがそうしていたからです。

またゼネバス帝国も首都を追われた後も最後まで抵抗した(バレシア基地立てこもり/ニカイドス島立てこもり)。
ゼネバス帝国の場合は首都陥落からすぐに敗北に至ったけど、これは「首都を除けばロクな戦力が残っていなかった」からである。
まとまった面積や施設が残っていればもっともっと抵抗していたでしょう。

これに対してヘリック大統領や共和国はどう考えていたのかなー……というのが今回のテーマです。
これを考えた時、私はヘリック大統領や共和国は「そもそも全土を攻略するつもりはなかった」んじゃないかと思いました。

全土を攻略した場合のメリットとデメリット
 1:ガイロス帝国がなくなる、すなわち脅威が消滅する

 2:全土攻略は共和国の国力を持っても相当な苦労と犠牲が必要
 3:その割に寒く痩せた土地なので得るものが少ない


まとめると、「脅威は排除したい」「でも完全攻略は大変」「攻略しても得るものが少ない」という事ですね。
では一番いいのはどうする事かというと、まさに共和国の戦いがそれだと思いました。

「ガイロス帝国とヘリック共和国は海を挟んで対峙している」
これがとても重要です。

さて海を挟んで対立する国がある。
何もしなければ攻め込まれる可能性がある。この場合の防衛の最適解は何でしょうか。

正解は
「本土防衛には対岸に領土を持ってそこの守りを固めよ」

という考えです。

対岸(すなわち敵の大陸)に自国の領土を作っておけば、敵の監視ができる。
そこの防衛さえしっかりやっておけば、何か事が起こっても早期に情報を掴みその段階で対処できる。最悪そこが陥落しても本土はその間に時間を稼いで次の対処が出来る。
こういう考えです。

分かりやすく言えばD-DAY上陸作戦です。
この時もちろん共和国は暗黒大陸に領土を持たなかった。

それゆえ上陸作戦を察知できずあの失態に繋がった。

領土があれば早期に知れ効果的な対処ができたでしょう。
海をはさんで対峙するよりも、海の向こう側に支配地を持っておけば本土の守りは万全になるのです。


こういう領土だった場合、上陸作戦は決して成功しなかったでしょう。

地球での例も出しましょう。
米国を基準に考えた場合、この「対岸の領土」は日本や韓国が該当します(特に韓国)。
ゆえに米軍は特にこの地域を強い力で守っています。


地図を見れば、日本や韓国が対岸の領土でありいかに戦略的に重要かが分かるでしょう。


共和国は首都ダークネスを含む暗黒大陸の一部を占領しヘリック共和国領土として認めさせる。
その内容で条約を結ぶ。
これにて、
・最低限の犠牲で自国の脅威を排除する(敵の監視ができる)
を達成しようとしたんじゃないかなぁ。

もう一つ言えば、一部とはいえこの地に領土を持っておけば
・暗黒大陸特有のドラゴン型や生体の入手も可能
というメリットもあるかも。

国としてガイロス帝国は残る。
でもその方が良いかもしれない。
むりやり暗黒大陸全土を共和国にしてしまうと……、やはり旧ガイロス帝国の民は反感を常に抱えたままになるでしょう。
それが爆発しやすいと思う。

一方、領土の一部を奪われたとはいえ「大半は残されている」状態であればどうか。
まだしも心のよりどころがあるから爆発はしにくいと思う。
(対立心は残るだろうけど……)

このような上手いやり方を目指していたのがヘリック大統領であり共和国なんじゃないかなあと思いました。
要するに第一次大陸間戦争というのはヘリック共和国が暗黒大陸に「対岸の領土」を作るために行った戦争という考えです。

もっとも、この辺の真相はすべてグランドカタストロフが飲み込んでしまったのですが。
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コメント

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No title

まさかこのブログで、「武漢」の文字を見ることになろうとは…(゜Д゜)!

機獣新世紀ゾイドだと全世界地図が登場したのはいいのですが、主要エリアしか名前が無いのは残念。一応、東方大陸はブロックス時期に舞台になったのに固有名詞が設定されていないのが惜しい。

さて、旧大戦でヘリックは「ゼネバスの救出」を名目にして開戦したわけですから、形式的にはそれが戦争の目標でしょうが、「対岸の領土」を戦略目的にした遠征というのはいい着眼点かも知れませんね。

米国にとって対ソ連の最前線が日韓だとすれば、ソ連にとって対米の最前線はキューバでしょうか。これに準じる形で暗黒大陸の喉元に共和国領があれば確かにアドバンテージがあります。

…ただ、米ソと違って直接開戦済なわけで「ここは共和国領な!」と宣言しても終戦にならないような気がします。香港みたいに租借地として認めるわけでもないし、日露戦争のように革命でそれどころでないから終戦やむなしということもなさそうです。少なくても、ゼネバス救出&ガイロス打倒は最低限しておかないといけないかと。

No title

新世紀の地図は大陸に名前が出てるのと無いのがあるのが不満です。
ニクス大陸「暗黒大陸」とか、すべてに正式名称が決まったら良かったのに。
特に東方大陸が重要な大陸であるにもかかわらず名前が付いていないのが寂しいです。

第一次大陸間戦争の開戦理由は残念ながらゼネバスの救出ではありませんね。
というのも当初においてはゼネバスは死んだと誤認していました。
生存がしれたのは途中になってからで、この時点からその救出が戦争の目的に「加わり」ました。

(もっとも死んだと断定してはいたが確定していたわけではないので、生きていた場合はその救出を行うことは決まっていたとも思います)

ソ連側の対岸の領土はキューバですね。
しかしソ連側になったまではよかったが調子に乗ってやりすぎたので対岸の領土の本来の意図を果たせなくなりました、、。

対岸の領土はかなり器用な動きが求められます。
いかに仮想的とはいえそちらに向けて大々的にミサイルを向けるのはやりすぎです。
表面上は穏やかに有効を装わねば。

だからと言って相手に気を使いすぎて同盟国にレーダー照射するようなどこぞの国は信頼をなくして切り捨てられるのもまた必然であります。
どうなることやら。。。

話が逸れました。
終戦は多分ですがキングゴジュラスの力を示したので、優勢な共和国側が「ここいらで停戦したらどうだい?」と悪くない条約を突きつければ終戦に至る可能性はあると思います。
あと、ガイロス皇帝はギルザウラーで自ら最終決戦を挑み負けたので、その点からも終戦に至りそうな気がします。
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