プロイツェンの生涯を考えるvol.1

今回から何回かに分けて新世紀バトストで絶大な影響を与えた「プロイツェン」の事を妄想したいと思います。
ゼネバス皇帝の息子でありながらガイロス帝国の摂政となり、実質的な国のトップとなった”漢”。その波乱の生涯や如何に。

ちなみにアニメのプーさんではなくバトストの閣下です!


さて生涯の前に。プロイツェンって何歳なんでしょうね。
資料はあったかな……。
ルイーズ大統領は[第一次大陸間戦争開始時点(ZAC2051)で16歳]という資料があるので、そこから計算すると西方大陸開戦時点(ZAC2099)で64歳と計算できます。

プロイツェンは何歳だろう。



絵からは何とも判別しかねるなぁ……。
(そもそも生粋のZi人である場合は外観から年齢を判断するのはかなり困難なのだが……)

バトスト4巻ラスト(ZAC2048年年末)では、父ゼネバスが「自分には誰もいない……」と嘆くシーンがあります。
なので、プロイツェンの誕生はそれ以降かなぁと思います(※)

この時既に娘ルイーズ(エレナ)が居る筈なんですが、ゼネバスは「自分の跡取りが居ない」という意味で嘆いていたのだと解釈します。


バトスト4巻の記述を引用……。
-----
「マイケル少佐が行方不明だ。戦死したかもしれん」
 ゼネバスは両手で顔を覆った。
「あれほどの軍人が……、帝国を背負って立つべき科学者が……」

<中略>

「兄、ヘリックには妻もいる、子も産まれた。だが私には、誰もいない。たったひとりの甥をこの手に抱くことさえできない。マイケル、私には、君が本当の弟のように思えてならなかったのだ」
-----

意地の悪い見方をすると「あれほどの軍人が……、帝国を背負って立つべき科学者が……」という言葉からはゼネバス皇帝が「国の為にどれほどの力を発揮できるか」という事に大きな価値を見出しているような気もする。
ゆえに、この嘆きは「自分の跡取りが居ない」という意味での嘆きだと解釈しました。


話を戻します。
この時に喪失感を強く感じたので、それを埋めるべく子を望んだ……。こうして誕生したのがプロイツェンである、と考えます。
嘆いたのがZAC2048年年末なので、プロイツェンはZAC2050年誕生とでもしましょうか。
マッドサンダーの猛攻で国が滅ぶ中で何やってるんですか……という気もしますが。
ただし一方で、国が滅ぶ危機だからこそ次世代をいっそう強く望んだのかもしれない……。
またこのような時期だったからこそ、その誕生が帝国内や共和国側にあまり伝わらず、歴史の表舞台に出なかったのでしょう。

旧大戦時は歴史の表舞台に出なかった。
これは幸運だったかもしれない。
というのも、父がゼネバスだと知れていればガイロス帝国の摂政にはなれなかったでしょう。
彼は出自を隠し、あくまで「名門プロイツェン家の出身である」として自らをアピールしたと思われる。

プロイツェンって、ちょっと不思議なのは呼ばれ方ですね。
「ヘリック・ムーロア」や「ゼネバス・ムーロア」や「ルドルフ・ツェッペリン」はいずれもファーストネームで呼ばれている。
息子の「ヴォルフ・ムーロア」もそう。
でも「ギュンター・プロイツェン(ギュンター・ムーロア)」だけはギュンターと呼ばれていない。
ラストネームで呼ばれている。これは彼が「名門プロイツェン家の出身である」を如何に上手く利用したかを物語っていると思います。

むろんプロイツェンにして見れば父の無念を晴らすべく堂々と「ギュンター・ムーロアである」と言いたかっただろうけど、そこは「今は屈辱に耐えてゼネバス帝国再建の道筋を付けるべきである」としたんだろうなぁ、と思いました。


話を年齢に戻します。
上に書いたように生年をZAC2050年とすると、西方大陸戦争開戦時点で49歳かぁ……。
摂政になる年齢としては若干若い気もしますが、まぁゼネバスやヘリックが10代で国のトップになった事実を思えばどうという事はないかな。

息子ヴォルフの年齢も不明ですが、とりあえず20歳程度と考えるか……。
とするとプロイツェン29歳の時に誕生した子なるわけで、割と良い計算かな?
(もっともZi人の年齢を考えれば子を為す適齢なんてあってないようなものではあるが……)

さて開戦時に49歳説を採用するなら、生まれた年の12月はマッドサンダー師団に帝国首都が包囲される。
翌年春にはニカイドス島の戦いが起こり帝国は滅亡。
これより父ゼネバスはガイロス帝国に囚われ帝国軍を動かす為の人質になってしまう……。
そしてグランドカタストロフ時点時点で6歳……。小学校1年生くらい。

年表



ゼネバスが人質になった時、たぶんプロイツェンは引き離されたと思う。
なぜなら「息子だから一緒に収容しよう」となっていたら、その記録は残っていたであろう。
出自が広く知れ、後にガイロス帝国の政治や軍にかかわる道は閉ざされていたと思われる。

父ゼネバスとは定期的に面談する程度だったかな……。
しかし、あそこまで父の無念を感じ取り狂気的にゼネバス帝国再興に打ち込んでいたプロイツェンだから、もう少し関係は密であったとも思えます。
(そうでなければあれほどの執念は生まれないと思う)

さて長くなってきたので、一旦ここで区切ります。

ここまでの説では、多分疑問も多く出てくるんではないかと思います。
”ギュンター・ムーロア”が、どのようにしてプロイツェン家にかかわりプロイツェンの名を名乗るようになったか。
「プロイツェン家は代々摂政を輩出していた家」ともありますが、このプロイツェン家とは何? という所なんかも織り交ぜつつ、次回は出来るだけ近日中に!

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コメント

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No title

プロイツェンは個人的に40台だと思います。
特に根拠もなく作中何度も40年って数字が出てきたからなんですけどね。


でも少なくともゼネバスとは直接会ったことはないらしいですよ。
葬儀以外で顔すら見たことのこと。

彼の執念と誓いは葬列で一度も顔を見ることなく逝った父の無念を想う所からきています。
F4にそんな記述がありました。

まあ、彼は根が優しくて賢過ぎたんだと思います。


プロイツェンの誓い

ファンブックの描写からするとプロイツェン家はガイロス帝国の名門貴族で、その名家のお嬢様と亡命してきた(実質人質ですが)皇帝ゼネバスとの間に生まれた子供が、ギュンター・プロイツェンのようです。
亡命後の生まれなので、三式さんの年表より2歳ぐらい年下になると思います。
また周囲の人達はこの事を隠したので、ゼネバスは子供が出来たことを知らなかったでしょう。母から話を聞いていたプロイツェンは知っていましたが、二人が直接会うことはなかったみたいです。
一度も会った事がないからこそ、偉大な父ゼネバスのイメージや理想は実情を超えより大きくなっていったのではないか。想像するしかなかった無念や苦痛もまた、深く、重くなっていったのではないかと思います。

ファンブックの4巻に、ゼネバスの葬儀で葬列を見送る幼き日のプロイツェンはゼネバス帝国の再興を誓った、と言うことが書かれてますが、誰に誓ったのでしょうか?
父ゼネバスには会ったことがありません。
ですから、誓った相手は母親なのでしょう。
5歳ぐらいの子供がお母さんを喜ばすため、褒めてもらうために考えた結果だと思います。(母はゼネバスの葬儀の前に亡くなっているので、母の愛に飢えていたのでしょうね)

後年、反乱後の演説でプロイツェンは“ギュンター・ムーロア”ではなく、“ギュンター・プロイツェン・ムーロア”と名乗りました。やはり母への誓い、想いが忘れられないからでしょう。そうでなければ正体を明かした後も敵国の名門貴族の名を名乗るはずがないですからね。

No title

>ちなみにアニメのプーさんではなくバトストの閣下です!
プー様と閣下で扱いが全然違うな〜(大笑
でも、CV.大塚芳忠は素晴らしい。ワイルドZEROのナレーションに意味があるといいのですが…

旧バトストの「自分には誰もいない……」は迂闊な発言でしたね。これのおかげで、起点となるはずのエレナから色々と微妙になってしまいますよね。

プロイツェン編の次回で扱われるのかも知れませんが、ギュンターの母親であるプロイツェン家の娘が、D-DAYで帰還した時にゼネバスの監視役としてついてきた人物だとすると、中央大陸で秘密出産していてもおかしくないですね。単純な禁断の愛というより、両者の間に子どもができれば両国の同盟強化になると考えていたのかもしれませんが、マッドサンダー侵攻期の混乱状態なら出生の事実すら市民や共和国諜報部に知られないままでも不思議ではありません。

ニカイドス島の戦いのあと、プロイツェン家の娘(母親)がゼネバスから引き離されたのも不本意だったのでしょう。ネオゼネバス勃興の賽は既に投げられていたのか…

と、こ、ろ、で。
SAGAやVSシリーズに「ゼネバス帝国の皇族の血を引く男」としてガルドが出てきますが、彼にもいつか切り込んだ番外編記事を書いて欲しいです…という独り言を呟いておきます(笑。

No title

どこの記述だったか、ゼネバスが息を引き取ったときに幼いプロイツェンがいて、エレナもそこに立ち会っていたという件があったような?

そのあたりから年齢逆算できそうですね。

ゼネバスが能力を重視していたとなると、すでに産まれてた赤ん坊も育つまでは後継者としては認めないので、後継者候補の子供たちが実は複数いたとかありそうに思えてきますね。

そうなると、自然と母方の姓を名乗っていたとかもあり得そうです

No title

>NoNameさん
わかります、40代がなんかしっくりきますね。

ゼネバスとの表記についてはファンブックを見直してきました。
ありがとうございます。

>No Nameさん
プロイツェン家とゼネバスの間に生まれた子、という表記は多く出てきますね。
しかし色んな疑問があり(vol.2参照)、このように考えました。
色々と考えていきたいですね。

>ネームレス Mk-II 量産型さん
アニメとバトストでどうしてあそこまで違っちゃったんでしょうね。
漫画版のプロイツェンはバトストよりな感じがします。
売り切られずに続いていたらこれもまた考える一助になっただろうになー。

「プロイツェン家の子」と考えると、どうしてもメカ生体時代の事から深めに掘り出して考える必要がありますね。
色んなパターンが考えられますが、私は新記事のような流れを推測しました。

SAGAの彼はなー…。
色んな改造ゾイドや国なんかも出てくるんですよね。
その辺をどこまでからめるかは迷いますが、いずれ総合して考えてみたいですね。

>No Nameさん
んー・・・、確認した資料の中ではゼネバスが死亡した際の直接の描写は見た事がありません。

後継者は無条件で息子をというわけではなく、何人かから選ぶ方針だった可能性はありますね。
上に出てくるガルドもその中の一人なのかも。
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