スパイカーゲットにより謎を増やす

キットをゲットしましたーー!


キルサイスのご先祖様、スパイカーです。
1984年製の初版です。


中身は、キットはヘリックメモリアル2で再販されたものと一切変わらない……と思う。

ヘリメモで金型に改定が加えられたものとして把握しているのはガリウスです。


脚に注目。左がヘリメモ版。
転倒防止のためなのか、脚外側にピンが足されてるんですね。
(ただしメカ生体ゾイドのガリウス最後期生産ver.は確認していないので、この改定が80年代に行われていた可能性はわずかながらある。分かる方居ます……?)

ガリウスを除く機種は全く同じで見分けが付かないと思う。

ただし説明書は全機とも変わっています。当事もののデータがなかったのか、全て作り直されています。
もちろんスパイカーも。


当事ものは写真ですが、ヘリメモ版はイラスト。



これは全て当事もの。
初期(1983年)の小型ゾイドは表紙がイラストでした。
ですが1984年からは写真になった。そういう違いがあります。
ヘリメモではその事情を把握できていなかったのか、全てイラストになっています。

1983年ゾイドのイラストも、なぜだかイラストが変更されています。


これはたびたびブログでも書いていましたね。
概して昔の方が良い絵だと思うんですが、なぜ変えたんだろうなぁ……。

…余談のオマケ。


メカボニカもイラストです。


ところで、入手したスパイカーについて「1984年製の初版」と書きました。
何故それが分かったかというと、付属のカタログがこれだったからです。


1984年2月版のカタログです。
このカタログは異様に短命です。
2か月後の1984年4月にはゴジュラスが表紙の……、


こちらが新登場しました。

ゾイドマンモスが表紙のカタログは、


他にこれがあります。
トミーとしてはゾイドマンモスのアピールはもう十分と判断したのでしょう。
それよりもゾイド界をひっぱる期待の新エース・ゴジュラスを猛プッシュしたい。
そこで2ヶ月という超短期スパンでカタログを切り替えたのでしょう。

ゴジュラス表紙のカタログをよく見ると試作品です。細かなディティールが異なっています。
試作品を使ってカタログを作ったというところからも、ゴジュラスをいち早くアピールしたかったんだろうなぁ……ということが伝わります。

スパイカーの発売は1984年4月。
1984年4月版のゴジュラス表紙カタログが登場した月ですが、おそらく印刷が間に合わなかったのでしょう。
1984年2月版のカタログが封入されています。

ですが、カタログの事情から察するに、二次ロットからはゴジュラス表紙のカタログが封入された筈です。
そういうところから、今回入手したのは初版と確信しました。


1984年2月版のカタログは、寿命が2ヶ月だけとぶっちぎりで短い。
なので非常に貴重です。

ですが…………、ちょっと謎が発生しました。


これは既に入手済みだった1984年2月版カタログと、今回入手した同カタログを並べた写真です。
このカタログは持っていたけど折れがあったのでキレイなのが欲しかった。
正直、今回スパイカーを買ったのはスパイカーよりもカタログが目的でした。

さてキレイな個体が入ってやったぜ!! てな具合でメデタシメデタシとなれば良かったんですが、よく見てください。
色合いがちょっと違います。


スキャンして並べても明らかに違う。

印刷すると、その時の印刷機具合によって色合いは多少変化します。
ゾイドバトルリサーチも、同じデータを印刷しているのにわずかに色味が異なることがありました。
1984年2月版カタログ……、わずか2ヶ月と超短命のカタログなのに……、印刷は複数回行われていた……?
2月と3月に刷ったのかなぁ。

推測すると……、ゴジュラスの発売日はスパイカーと同じ1984年4月です。
ということは、ゴジュラスにはスパイカーと同じ事情で「初版には1984年2月版カタログが封入された」と推測できます。

ゴジュラスはやはりゾイド界をひっぱる期待の新エース。ゾイド商戦にとって決戦ゾイドなので初回生産数も多めだったと思います。
同月発売のゾイドは他にフロレシオスも居ます。
フロレシオスはガリウスやエレファンタスと同じクラスのゾイドで価格も同じです。ですが、圧倒的にボリューミーなんですよね。
このクラスの共和国ゾイドの中では人気が高かったと思います。

1984年4月は……、まだ学年誌やコロコロでの掲載は始まっていない時期。
ですが、新型ゾイドによってにわかに生産数が増えてきていた状況じゃないかな。
そんな中で2月版カタログが不足した。
4月版カタログへの切り替えは間に合いそうにない……。そこで急遽として少しだけ増刷した。
それが今回入手した色違いカタログではないかと推測しました。

色違い版は……、保存しておこうかどうか悩むなぁ……。
正直、今回入手した俺のないキレイなver.を入手できたら既存の折れありver.は不要かなと考えていたんです。
色違いverも残すとすれば……、やはり折れは気になります。
つまり、この超絶個体数の少ないカタログの色違いver.の折れのない個体を探す必要が生じてしまうわけで。
資料を入手したはずが要入手資料を増やした結果になったわけで。
なんかもう、パンドラの箱を開けた気分……。

こういう印刷の微妙な色違いまで集めていると本当に無限になってくるので……、どこかで切りはつけないといけないと強く思う。
しかし気づいてしまったからなぁ。

ただ印刷って、同じ日に印刷したものでも微妙に色が違うことってあったりする。
特に80年代の機材だし。
そういう事情を考えるとなー。「2回刷った」という事情が怪しく思えてきたりもする。
うーむ……という気もするんですよねぇ。
まぁ、今回のは気付いた記念に置いておこうかな。
ものすごく自分の首を絞めた気がするんですが。


と、話が余談だらけになってきたんですが、スパイカーをゲットしました。


嬉しい!
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コメント

非公開コメント

すごい。こんな美品がまだ存在するんですねぇ。

No title

相変わらず、目の付け所がシャープすぎる記事ですねぇ(笑

1984年2月版カタログの背景に火山が爆発してますが、80年代の恐竜図鑑の定番っぽくて面白いです。恐竜時代=火山爆発という謎のパターンを生み出したのは誰でしょうか…

あと、箱裏のスパイカーの改造例に、羽根があるタイプがありますね。やっぱり、羽根があるとキルサイスの先祖っぽさが余計にあります。

「1984年4月は……、まだ学年誌やコロコロでの掲載は始まっていない時期。」
コロコロ1984年3月号はゾイドの記事はあります。参考に。

No title

>No Nameさん
驚きの美品です。
でもヤフオクとか見てると実は三組町備品ゾイドって無限にあるんじゃないの?という気持ちにもなってきます(笑

>ネームレス Mk-II 量産型さん
わかります。80年代以前の恐竜図鑑だと、景気よく火山が噴火して、トンでもない種類と数の恐竜がいっせいに食事をしていて。そんな古きよきイメージが迫力の絵で表現されていました。

火山はじっさい謎ですね。なんでしょうねぇ。。。。

スパイカーの羽付き改造はたくさんあります。
当事から羽をつけたかったんじゃないかなぁ。

>No Nameさん
おおおお、貴重な情報ありがとうございます。
学年誌よりも先に載ってたんですね。
チェックしたいです。
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